インブリードが、競走馬の強い血統をつくってきました。アウトブリードの血筋と比較して、インブリードには強い馬の多い傾向があります。ただ、血量によってはリスクが生じる場合もあり得るのです。「奇跡の配合」がどういったものであるのかも、知っておきましょう!

競馬のインブリードとは?奇跡の配合や近親交配について紹介!

目次

  1. 競走馬の歴史
  2. インブリードとは?
  3. 血統としてインブリードに問題はない?
  4. アウトブリードとインブリードの馬はどちらが強い?
  5. 血量によってインブリードに生じ得るリスク
  6. 研究はされている?インブリードの配合
  7. 奇跡?インブリードで活躍した名馬
  8. 引退後にインブリードの馬は繁殖させにくい?
  9. 極限?理想?インブリードの最高値
  10. 近親交配に賛否両論あり?今後はどうなる?

競走馬の歴史

競走馬の歴史は、すなわちサラブレッドの歴史であると言って良いでしょう。サラブレッドはまさに、競馬のレースで勝つべくして配合されてきました。品種改良の結果として誕生した馬であり、実際に現在の競馬シーンで活躍しています。

サラブレッドの誕生は18世紀にまでさかのぼり、元はイギリスにおいて狩猟の目的で用いられていたアラブ馬へと行き着きます。配合の過程で生まれた当初のサラブレッドは、体格が現在ほど大きくなく筋肉もそれほどありませんでした。そのためそこまで強い馬でもなかったものの、そこからさらに配合が繰り返され今のような迫力のある姿へと変貌していったのです。

強い競走馬を生産しようと現在においてもなお、奇跡の配合が追求され続けています。強い血統の馬同士で、インブリードが続けられているのです。

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インブリードとは?

競走馬に関しては、インブリードという言葉がよく聞かれています。インブリードは近親交配とも呼ばれるものであり、サラブレッドについては活発にインブリードが行われています。

競走馬ですと、インブリードは血統として5代前まで祖先が共通している配合です。インブリードの馬は、表記からも理解することができるようになっています。たとえば馬の名前があってその後に「2x3」の表記があると2代前、3代前の祖先が共通している配合ということです。「4x4x4」であれば4代前で3回、血統が含まれています。

もちろん祖先である馬の良いところを受け継がせるために、その血を入れているわけです。しかしながらその一方、インブリードでは血統の良くない部分も受け継がれることになるため敬遠されるところもないわけではありません。

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血統としてインブリードに問題はない?

競争馬のインブリードでは近親交配が行われるわけですが、近親交配となると血統の問題が出てくるのではないかと気になるところでしょう。もちろん人間ですとまったくあり得ないことですが、競争馬に関してはインブリードが積極的に行われています。

とは言え、血があまりに濃くなってはトラブルへつながりかねません。そこで好ましくない事態を防ぐべく、3代前よりも近い世代の父母は交配されないようにされています。

血量は1代前ですと50%で2代前が25%、3代前は12.5%で4代前は6.25%となっていきます。それを合計することによって、血統の濃さが示されるのです。極度に血の濃い仔馬が生まれると、身体が丈夫にならないことも少なくありません。現状では18.75%を基準として、それを上回る血量となると配合されないようになっています。

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アウトブリードとインブリードの馬はどちらが強い?

競争馬について、血統として5代前までの祖先で複数の続柄に同じ馬がいればインブリードです。同様に5代前までさかのぼり、同じ祖先がいなければインブリードの逆でアウトブリードという呼称があります。ですからインブリードであるかアウトブリードであるかを判断する上では、5代前までさかのぼって血筋を確認しなければなりません。

また、必ずインブリードとアウトブリードの馬でどちらかが絶対的に優れているということでもありません。インブリードとアウトブリードのどちらにもメリットはあり、たとえば馬主となる人が直接生産者へ向けてアウトブリードの馬を要求するといったことは不可能です。

競走馬の交配に際し、インブリードは血統があってこそ価値を持ちます。そこでインブリードを繰り返し、優秀な馬を生み出していくという手法がスタンダードになりました。そのような中で時にアウトブリードの馬が活躍する点も、競馬のおもしろいところであると言うことができるでしょう。

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血量によってインブリードに生じ得るリスク

競馬の世界において、インブリードはより強い馬をフィールドへ送り出す上で不可欠となっています。同じ血統の中で交配が行われているわけですが、その中では「奇跡の血量」というものが求められています。

と言うのも近親交配も血量の度合いが高くなりすぎると、馬の健康状態など心配される点が多くなっていくのです。ですからインブリードの許容範囲についても、血量など気を付けなければならないポイントが多々あります。

奇跡の配合は、そのベストな状態です。インブリードによって血統を維持しつつ、濃すぎず薄すぎずという絶妙な血量を実現させることは簡単ではありません。血量が濃すぎて身体が弱く生まれてしまうなど、リスクを冒して実現されるからこそ奇跡の血量であり、インブリードの馬でも評価は最高レベルとなります。

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研究はされている?インブリードの配合

競馬において馬の血統が重視されていることは、「ブラッド・スポーツ」と呼ばれる所以でもあります。効果的なインブリードの配合を行うためにはどのようにすべきかということで、生産者側での研究も進められてきました。

インブリードの血統理論で言うところの「奇跡の血量」は。名馬が多く出ている血統です。血統として3代前、4代前の祖先として同じ馬がかけ合わされてるケースとなっています。血量としては、18.75%という割合です。

古くはイギリスで20世紀のはじめに馬主、生産者としても名を残した第17代ダービー伯爵が奇跡の血量を実践していました。日本の生産者が積極的に取り入れるようになったきっかけは、コダマという馬です。血統は「ブランドフォードの4×3」であり、1960年に無敗で皐月賞と日本ダービーのどちらにも勝利したのです。

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奇跡?インブリードで活躍した名馬

インブリードで活躍した名馬を挙げれば、枚挙にいとまがありません。今もなお語り継がれている名馬、エルコンドルパサーは3歳だった1998年にジャパンカップとNHKマイルカップで勝利し1999年にはフランスの凱旋門賞で2着に入っています。いまだ凱旋門賞に勝利した日本馬はいませんから、過去最高の成績を残しているということになります。

またクラシックでの三冠を達成したオルフェーヴルは「ノーザンテーストの4×3」であり、まさに奇跡の血量です。2011年と2013年の有馬記念、2012年の宝塚記念などを制しています。ブエナビスタもまた「ニジンスキーの4×3」であり、G1レースで6勝して2010年のJRA賞年度代表馬なども受賞しています。

演歌歌手の北島三郎さんが所有しているキタサンブラックも、「リファールの4×4」というインブリードです。2017年には春と秋の天皇賞をいずれも制し、人気ばかりの馬ではありません。

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引退後にインブリードの馬は繁殖させにくい?

競走馬として活躍するケースが多いインブリードの馬ですが、現役を引退した後について言えば繁殖馬としても必ず活躍することができるということにはなりません。インブリードは近親交配ですから、それまでには現れていなかったものの身体を弱くするような体質の問題が生じる可能性もあるのです。

リスクを回避すべく極度の近親交配は控えるようにされているのですが、その一方でインブリードの馬から成功する馬が出てくるとそれが「流行の血統」にもなる傾向があります。そのため、同一の馬から血を受け継ぐ馬が続々と生産されているのです。

ですがそのように同じ血筋の馬ばかりが増えていくと、後々問題になるでしょう。インブリードの馬がいざ繁殖馬になっても、交配する相手の候補が同じ血統の馬ばかりでなかなか見つからないということになりかねません。

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極限?理想?インブリードの最高値

インブリードにおける理想の血量は4×3とされているのですが現実にはさらに強い3×3、2×3といった配合の馬を育成している生産者もいます。特別なきまりによって、交配を絶対的に禁止しているといったことはありません。

「極限」とされる強いインブリードの馬として知られているものが、「リトルジャスミンの1994」です。血統は「トドロキヒホウの1×2」ですから、父と娘の間で繁殖されたということになります。これがインブリードの「最高値」とされているのですが種付けのミスによるものであり、さすがに意図的に生産されたものではありませんでした。

実際にレースへ出ていたサラブレッドに関しては、1949年に凱旋門賞で勝利したコロネーションという馬がいます。血筋は「トウルビヨンの2×2」であり、両親が異母兄弟でした。

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近親交配に賛否両論あり?今後はどうなる?

競走馬のインブリードに関しては、賛否両論もあります。やはりインブリードが近親交配ということもあり、その良し悪しが科学的に明確に証明されているものではないことも関係しているでしょう。

強い馬を生み出す上では、インブリードにしてもアウトブリードにしても生産者の培ってきたノウハウが重要です。ですから、アウトブリードの馬でも活躍する例が実際にあります。逆にインブリードの理想とされる奇跡の血量で配合しても、あくまで自然交配ですから祖先の優れた遺伝子が受け継がれるかどうかはわかりません。

結果的に、生産者による試行錯誤は続けられていくことになるでしょう。より能力の高い馬を作り出そうという試みの道のりは、血統表からも見て取ることができます。その中で思わぬ馬の名を見つけるなど、ロマンを追い求める競走馬の歴史に思いを馳せることもひとつの楽しみになるのではないでしょうか?

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