iPhoneのバッテリー交換方法・費用を調査!電池の劣化を抑えるには?

iPhoneは一定期間以上使っているとバッテリーの性能が劣化し、トラブルも発生しやすくなるために交換が必要になる場合があります。今回はiPhoneのバッテリーの交換方法やその費用を調べてみました。さらに電池の劣化を抑える方法も紹介します。

目次

  1. バッテリーはiPhoneの心臓部
  2. iPhoneバッテリーってどんなもの?
  3. リチウムイオン電池とは
  4. リチウムイオン電池の長所
  5. リチウムイオン電池の短所
  6. バッテリーの劣化による交換の必要性
  7. AppleによるiPhoneの意図的性能低下が問題に
  8. iPhoneバッテリーについてのAppleの発表
  9. Appleのバッテリー交換キャンペーン
  10. 日本におけるバッテリーの交換対応と現況
  11. iPadのバッテリーも交換が必要か?
  12. iPhoneバッテリー劣化の確認方法
  13. iPhoneバッテリーの交換3パターン
  14. Apple Storeでのバッテリー交換
  15. 街のケータイショップ等でのバッテリー交換
  16. 自分でのiPhoneのバッテリー交換
  17. iPhoneバッテリーの劣化を防ぐ方法
  18. iPhoneのバッテリーまとめ

バッテリーはiPhoneの心臓部

iPhoneにはバッテリーが無いと動かないので、バッテリーはiPhoneの心臓部といえます。繰り返しの充電ができるのでとても便利ですが、継時による劣化でいろいろな問題も生じます。交換の必要性はどう判断するか?交換にはどのような方法があるのか?費用はどれくらいかかるのか?をiPhoneバッテリーの劣化を抑える方法とともに説明します。

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iPhoneバッテリーってどんなもの?

分類上はリチウムイオン電池です

iPhoneに内蔵されているバッテリーは大きな分類では「リチウムイオン電池」になります。iPhoneを使うにあたってはリチウムイオン電池の基本的な性質を十分に理解しましょう。それによりiPhoneの性能を長期にわたり維持することや、バッテリー性能が劣化した場合の対応ができるようになります。

リチウムイオン電池とは

繰り返し充電可能な電池です

リチウムイオン電池は繰り返し充電が可能なバッテリーで、旧来の充電型バッテリーであるニッカド電池やニッケル水素電池に比べ性能面の優位性があり、現在では多くの機器での採用例が増えています。特にiPhoneを含めたガジェットではリチウムイオン電池の一種である「リチウムイオンポリマー電池」が使われています。

リチウムイオン電池とリチウムイオンポリマー電池の違い

iPhoneに使用されているリチウムイオンポリマー電池はリチウムイオン電池の一種になります。正極と負極の間の電解質に液体を使っているリチウムイオン電池に対して、高分子ポリマーに電解液を含ませてゲル状化させたものを使っているのがリチウムイオンポリマー電池になります。ゲル状化により薄型化、形状の自由度が得られるために小型のガジェットに多く使用されています。

iPhoneのバッテリーは交換用には作られていない

リチウムイオンポリマー電池はその性質上小型化ができるため、携帯電話やゲーム機などのガジェットのバッテリーとして多く使われていて、そのほとんどの機器では交換が容易になっています。ところがiPhoneはユーザーがバッテリーを簡単に交換できる前提で作られてはいないので、もし交換が必要になった場合には注意が必要です。

リチウムイオン電池の長所

iPhoneのバッテリーであるリチウムイオン電池は、エネルギー密度や電圧が高い、寿命が長い、高速充電が可能などの長所がありますが、それまでに使用されていたニッカド電池やニッケル水素電池などに比べて大きな長所といえるのが、「メモリー効果がない」ことです。メモリー効果とは使い方(主に充電の仕方)によって、容量が残っていても電圧が通常より低くなる現象です。

リチウムイオン電池の短所

長所の裏返しになりますが、エネルギー密度が高いため扱い方によっては発熱や発火の可能性があります。もう一つは充電のし過ぎ(過充電)や長期間の放置(過放電)によって性能が著しく劣化することがあることです。iPhoneを充電したまま寝てしまうことなどは一般的にも生じやすいことなので、製造上ある程度の対策も取られています。

バッテリーの劣化による交換の必要性

iPhoneのパフォーマンスの劣化

リチウムイオン電池の寿命は約500回の充電サイクルを繰り返すことで80%程度の性能に劣化するといわれています。iPhoneの過充電や過放電によっても性能が劣化するといわれており、性能の劣化したバッテリーは満充電時でも本来の半分以下の電力しか供給できなくなったり、負荷の高いアプリでは突然のシャットダウンが発生したりします。

iPhoneボディの膨張現象

バッテリーが劣化してくるとiPhoneのボディが膨張する現象が発生することがあります。これはバッテリーに問題が起きていることを示しています。初めのうちは少し膨らみを感じる程度ですが、その時点でApple Store等でチェックを受けることをおすすめします。Apple Care+に加入していれば、2年以内のバッテリーの膨張は本体の無償交換処置を受けることができます。

さらにiPhoneのバッテリーの膨張が進むと、写真のように液晶画面が浮いてきて、機体の周囲部に影響を及ぼすことにより部品交換では修復不可能になることがあります。症状が悪くなった上にApple Care+の保証期間を過ぎてしまったということも発生します。iPhoneのバッテリーは消耗品であることを認識して、劣化には普段から注意を払うことをおすすめします。

iPhoneにその他の不良が発生する

その他にも、iPhoneのバッテリーが劣化すると、突然の起動不良が起こって使えなくなったり、アプリが使用中に突然シャットダウンするようになったりします。このことは多機能化によってますます複雑化するアプリの負荷が増加することによるものと考えられます。昨年Appleがこの件について対策を取りましたが、それがその後とても大きな問題に発展することになりました。

AppleによるiPhoneの意図的性能低下が問題に

昨年、iOSのアップデートによりiPhoneの動作が意図的に低速化されていたことが問題となり、Appleがそれを認め謝罪しました。世間では「Appleの新規買い替え需要を促進させる操作」と受け取られましたが、Appleは「バッテリーの性能劣化による突然のアプリのシャットダウンを防ぐための対策」としました。しかしながらこれを公表せずに実施していたことが問題となりました。

iPhoneバッテリーについてのAppleの発表

無償交換は80%未満の場合のみ

Appleは当初、Apple Care+でiPhoneのバッテリー交換が無償になるのは「バッテリー性能が本来の80%未満の場合であり、Apple側での検査によって交換の対象外と判断されたものは既定の費用(日本では8800円)での交換になる」という方針でした。そのため、稼働時間が短くなっているiPhoneをApple Storeに持ち込んでも無償交換がなされないケースも生じていました。

Appleのバッテリー交換キャンペーン

iPhoneのバッテリー交換費用を特別価格に

AppleのiPhoneバッテリー劣化に対する動作性能の意図的低下施策は、米国では集団訴訟問題までに発展したため、Appleは信用回復の対策として「iPhone 6以降のすべてのユーザーに対してバッテリー交換費用の特別価格対応を実施する」ことを発表しました。この対策は2018年の12月まで継続されます。

その他の対策

AppleはiPhoneのバッテリー交換費用を減額する以外にも、2018年の初頭にiPhoneのバッテリーの劣化が確認しやすい機能を追加するiOSのアップデートを行うこと、バッテリーの劣化で起こる突然のシャットダウンを回避するための根本的対策を検討実施するという2点についても発表しています。

日本におけるバッテリーの交換対応と現況

日本でも希望者全員に減額

Appleは海外向けの発表に基き、日本でもiPhone 6以降の希望者全員にバッテリー交換の費用を8800円から3200円に減額するという発表を行いました。これにより、今までiPhoneのバッテリー交換を検討すらしなかったユーザーが、そんなに安価になるならこの機会を逃したくないと思うことは想像に難くありません。

iPhoneバッテリーが在庫不足に

日本国内においても、2018年の1月後半の時点で既に交換作業は開始されていますが、当然ながらiPhoneのバッテリー交換の希望者はかなりの数に登っており、早くもバッテリーの在庫が不足している報道もなされています。交換を希望される方は事前にバッテリーの在庫を確認されることをおすすめいたします。

iPadのバッテリーも交換が必要か?

交換の必要はなし

そうなると気になるのがAppleの他機種、特に使用者の多いiPadでは同様の問題が発生するのではないかという疑問が浮かんできます。これについてはAppleはiOSによる動作性能の制御の対象にはしていません。iPadはバッテリーのサイズがiPhoneに比べてかなり大きいことにより充放電の回数も少ないため、性能劣化の可能性が低いことによります。

iPhoneバッテリー劣化の確認方法

Apple Storeで確認してもらう

自分のiPhoneのバッテリーがどれくらい劣化しているかを確認するにはいくつかの方法がありますが、最も基本的な方法がApple Storeで確認してもらうことです。その後のバッテリー交換作業のことも考慮すれば無駄がなく、何より安心感があります。まずはApple Storeで確認してもらうことをおすすめします。

アプリで調べる

iPhoneバッテリーの劣化を確認するもう一つの方法はアプリを利用する方法です。いつでもどこでもできるので簡単です。これらの方法でバッテリーが劣化していれば交換するという判断がよいでしょう。無料アプリとしては、「バッテリーケア(Battery Care)」や「バッテリー・ライフ(Battery Life)」などがあります(ともにアプリ内課金はあります)。

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iPhoneバッテリーの交換3パターン

iPhoneのバッテリーを交換するにはいくつかの方法が考えられますが、ここでは最も一般的と思われる3つのパターンについて説明します。それぞれの方法によって納期や費用、安全性などが異なりますので、どの点を重視するかによって取るべき方法を検討しましょう。特にAppleの対応は事前によく確認されることをおすすめします。

Apple Storeでのバッテリー交換

Apple Care+に加入しているか

Apple Care+に加入している場合はAppleの検査にてiPhoneのバッテリーが80%未満の性能に劣化している場合は交換が無償になります。ただし、ほとんどの場合で契約時のオプションについては覚えていない方が多いと思われますので、AppleのHPにてシリアル番号を入力して確認してみましょう。Apple Care+加入の有無が確認できます。

街のケータイショップ等でのバッテリー交換

急いでバッテリー交換をしたい場合

Apple Storeでのバッテリー交換費用は特別価格対応により、想定以上のの希望者が集まっているようです。Apple Store側で用意しているバッテリーが既に不足しているという報道もあります。街中のケータイショップでは15分で交換できる店もあるので、Apple Storeでバッテリーの在庫を確認して検討されるとよいでしょう。

具体的なバッテリー交換価格例

街中のケータイショップでのiPhoneバッテリー交換費用はApple Storeより安かったのですが、現在はAppleの特別施策によって価格面でのメリットはなくなる可能性もあります。何社かのバッテリー交換費用を調べてみました。iPhone 6で5000円~6000円前後、iPhone 7で6000円~7000円前後、Plusは同額~1000円アップくらいが多いようです。

自分でのiPhoneのバッテリー交換

最も安い費用でバッテリー交換をしたい場合

iPhoneのバッテリーを交換する費用の最も安い方法は、自分で交換を行うことです。とても難しいことのようですが、ネット上では多くのiPhoneのバッテリー交換の体験記やその方法を説明した記事がアップされています。それを参考にしながら行えばそれ程難易度は高くないようで、費用も安く済みますが、ここではやはり安全性優先で専門家に頼むことをおすすめします。

iPhoneバッテリーの劣化を防ぐ方法

画面の明るさの設定をオフ

iPhoneのバッテリーを長持ちさせるには、iPhoneの設定を見直して電量消費の無駄を省くことが効果的です。まずは画面の明るさの調整です。iPhoneの「設定」→「画面表示と明るさ」→「明るさの自動調節」をオフにします。画面の明るさはバッテリーの消耗に大きな影響を及ぼすため、これだけでも省電力化になります。

その他の設定変更

その他iPhoneの「設定」から、「アプリのバックグラウンド更新」をオフにする「視覚効果を減らす」をオフにする。さらに「アカウントとパスワード」の「データの取得方法」を「プッシュ(随時自動取得)」か「フェッチ(定時取得)」の使い分けをするなどが省電力に効果がありますので設定を見直すとよいでしょう。

省電力モードを活用する

個々の設定を見直すのが面倒という方は、iPhoneの「省電力モード」が便利です。「設定」→「バッテリー」から「省電力モード」を「オフ」にしましょう。これによってAppのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、視覚効果、メールの自動取得などを一気にオフにすることができます。

iPhoneのバッテリーを長持ちさせる充放電の方法

iPhoneのバッテリーはリチウムイオン電池であることを説明しましたが、このリチウムイオン電池はその特性上、充放電の方法によって大きな影響を受けることがわかっています。まずリチウムイオン電池は充電のし過ぎ(過充電)やフル充電の状態で放置されるとその性能が劣化します。さらに充電後放置すると蓄電量が徐々に現象します(自然放電)。

この放電により蓄電量がなくなってしまった状態が過放電といって、これもiPhoneのリチウムイオン電池の性能を劣化させる大きな原因です。リチウムイオン電池は概ね20%から80%くらいの充電量にある場合が劣化が少ないといわれています。つまり過充電はもちろん、フル充電状態で保存したり、使い切った状態のままの保存なども避けた方が良いです。

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iPhoneのバッテリーまとめ

iPhoneにとって、バッテリーが如何に大事なものであるかがおわかりいただけたと思います。AppleのiPhoneバッテリーの交換対応が発表されており、このタイミングでご自分のiPhoneのバッテリーの状態を確認して、費用も含めた最善の対応を取られることをぜひおすすめします。健康なバッテリーでiPhoneを楽しく使いましょう!

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