トレヴとはフランスの競争馬であり、ディアヌ賞、ヴェルメイユ賞、サンクルー大賞、そして凱旋門賞を連覇した。日本で活躍するオルフェーブルやキズナに対し圧勝した。引退後、2017年には初仔を出産しており、かわいいと評判だ。トレヴとはどのような馬だったのだろうか。

トレヴの血統・過去成績まとめ!凱旋門賞連覇の怪物牝馬とは?

目次

  1. 怪物牝馬と呼ばれる
  2. どんな親馬から生まれたの?
  3. 小柄とはいえ競走馬としての素質は十分あり
  4. 凱旋門賞を前に突然の騎手変更
  5. 凱旋門でのライバル馬
  6. 日本の競走馬を圧倒
  7. 連覇を夢見て
  8. 通算成績
  9. 1枚の写真がかわいいと盛り上がる
  10. 最強の遺伝子を残すため
  11. 牡馬を出産したトレヴ!今後の活躍にも期待

怪物牝馬と呼ばれる

トレヴが怪物牝馬と呼ばれる由縁

なぜトレヴは怪物牝馬と呼ばれたのだろうか。それは36年ぶり史上6頭目の凱旋門賞2連覇を達成しただけでなく、史上初めて凱旋門賞3連覇の大偉業に挑戦した歴史的牝馬であったからだ。初めての凱旋門賞では自信満々で日本から挑んだオルフェーヴル、キズナに対し圧倒的な走りを見せた。

連覇のかかる凱旋門賞ではそれまで結果が出てこず勝利数は0であったため、人気は落ち、期待されていない中での優勝。トレヴとはどのような馬だったのか、引退後はどのような生活をしているのか紹介していくこう。

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どんな親馬から生まれたの?

トレヴの血統はどうなのか?

父はモンジューの初年度産駒で無敗でダービーを制したモティヴェーター、母はトリプティクの近親にあたるTreviseというそこまで悪い血統ではない。しかし、小柄な牝馬で近親には活躍馬はいたものの兄弟には活躍馬がそこまでいないことや父親の種牡馬評価が低いこともあり、アルカナセールに出品したが、誰からも見向きもされなかった。

そのためトレヴは牧場主から2万2千ユーロで買い戻しされ、ケスネー牧場の名義で走ることになり、クリスティアーヌ・ヘッド調教師の管理馬となった。

小柄とはいえ競走馬としての素質は十分あり

トレヴの脅威な走り

トレヴはいざ走ってみると小柄とはいえ、パワフルかつバネが効いた走りを見せる。2012年9月にティエリ・ジャルネが騎乗し競走馬デビューを果たし、2013年5月にはディアヌ賞をレコードタイムで優勝。その2ヶ月後には凱旋門賞のみならずフランス競馬を強力バックアップするカタールの王族シェイク・ジョアンが牧場から高額で買い取りとなった。

また、それにともない騎手もフランスの名手ジャルネからデットーリに変更となった。その後のプレップヴェルメイユ賞でも古馬を軽々一蹴し凱旋門賞に臨むこととなった。トレヴは凱旋門賞に登録をしていなかったため、10万ユーロの追加登録料を支払い出走するほど馬主からは期待されていたようだ。

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凱旋門賞を前に突然の騎手変更

2013年10月6日行われる凱旋門賞を前にして、10月2日にトレヴの騎手であった欄フランコ・デットーリがイギリス・ノッティンガム競馬場で落馬。右足踵を骨折し凱旋門賞での騎乗が不可能となった。そのため、前オーナーの時に騎手をつとめていたティエリ・ジャルネに乗り替わりとなった。

凱旋門でのライバル馬

トレヴのライバル日本馬:クラシック三冠馬オルフェーヴル

オルフェーヴルは皐月賞、東京優駿、菊花賞(2011年)、宝塚記念(2012年)、有馬記念(2011年、2013年)を優勝した日本競馬史上7頭目の中央競馬クラシック三冠馬である。また、父・母・および母の父のすべてが内国産場の三冠馬は史上初といわれており血統も申し分ない。

トレヴのライバル日本馬:ディープインパクトという最高の血統を父に持つキズナ

キズナは日本競馬史上6頭目の中央競馬クラシック三冠馬のディープインパクトを父に持つ。父親の血統を受け継いでかデビューから2連勝と順調であったが、主戦を務めていた佐藤哲三騎手が落馬、大怪我を負い次の騎乗は武豊騎手となった。

ここからキズナは敗北の道をたどることとなる。しかし見事復活を遂げダービーで見事勝利。父仔共に同一騎手によるダービー勝利という珍しい記録を達成した。

日本の競走馬を圧倒

トレヴにとって日本馬が脅威?

凱旋門賞の前日、ブックメーカーで2番人気だったノヴェリストが熱発のため出走を取り消した。また、枠順抽選会の時点で、キズナの騎乗をする武豊騎手が警戒していたザフューグが回避していたため、オルフェーブルとキズナの日本馬に運が向いたと思われていた。

トレヴ、日本の期待の星オルフェーヴルとキズナを抑える

武豊騎手はゆっくりとしたスタートだが、近くにオルフェーヴル、トレヴの真というベストポジションだったと語る。オルフェーヴルのスミヨン騎手も馬群に押し込められた格好とはなったが影響はなかったと語る。しかしトレヴは桁違いの力を日本馬たちに見せ付ける。

フォルスストレートで外から上がっていくと直線でオルフェーヴル、キズナを圧倒的な瞬発力と持続力で圧勝する。オルフェーヴルも決して悪い走りではなくスミヨン騎手も100%の力を出したがそれをトレヴが上回ったと語っている。凱旋門賞はオルフェーヴルは2着、キズナは4着という結果に終った。

連覇を夢見て

トレヴの不調から奇跡の復活

トレヴは現役を続行しアレッジド以来の凱旋門賞連覇を目指した。しかしその後のトレヴは精彩を欠き優勝はおろかレースに出るたびにどんどん順位を落としていった。そのため2連覇を目指す凱旋門賞では日本馬にも人気でまけるという状況となってしまった。

実際日本馬であるジャスタウェイが3番人気、ハープスターは4番人気で、トレヴは6番人気止まりだった。しかし、トレヴは見事期待を裏切りバラけた内から力強く抜け出し連覇を達成した。日本馬はハープスターの6着が最高で、ジャスタウェイは8着、ゴールドシップは14着に敗れた。

この年のトレヴは4戦1勝とこの凱旋門賞でした勝利をおさめていないということになる。

過去に凱旋門賞を連覇した馬はいるの?

凱旋門賞を優勝したトレヴは引退し繁殖入りするかと思われたが現役を続行した。そう、トレヴは凱旋門賞3連覇という目標を持っていたのだ。1920年に始まった凱旋門賞の連覇は過去5例ある。1921年と1922年はクサールが連覇した。クサールは引退後種牝馬として成功しており、末裔にはシンボリルドルフがいる。

1936年と1937年はコリーダが連覇した。引退後は牧場で繁殖生活に入ったが、第二次世界対戦がはじまったため平穏な生活は長くは続かなかった。1944年の夏、ファレーズの戦いの際に退却したドイツ軍に奪われて消息を絶ったという。1950年と1951年にはタンティエームが連覇し、引退後は種牝馬として成功した。

1955年と1956年に連覇したのは16戦16勝の20世紀の名馬の1頭といわれたリボーだ。その後20年以上のブランクを経て連覇を果たしたのはリボーの曾孫であるアレッジドだった。そして、これらの過去凱旋門賞連覇をした5頭の中で3連覇に挑んだ馬はいなかった。

なぜなら凱旋門賞を優勝すれば種牝馬、繁殖牝馬としての需要が極めて高かったためすぐに引退するものだったからだ。そのため、トレヴも凱旋門賞を連覇したあと一度は引退の報道が流れたが、後に撤回し現役を続行するという選択をした。

フランス馬の牝馬としては1937年のコリーダ以来2頭目の偉業達成となり、凱旋門賞の見事な復活劇からトレヴは順調に勝利を手にしていったが、3連覇をかけて挑んだ凱旋門賞では4着に終わり現役を引退し、繁殖入りとなった。

通算成績

トレヴの競走成績は通算成績13戦9勝、2着1回、3着1回、4着2回と良い成績であった。特に凱旋門賞2連覇とは偉大な記録となる。

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1枚の写真がかわいいと盛り上がる

怪物牝馬と呼ばれ、オルフェーヴルをぶっちぎるというトレヴ。日本のファンからすれば凱旋門賞でオルフェーヴルが勝つだろうという期待を見事に裏切られた相手であるが、1枚の写真がとにかくかわいい。思わずこのかわいいしぐさのトレヴに日本の競馬ファンもほっこりとしたようだ。

最強の遺伝子を残すため

トレヴの初仔は最高の血統

トレヴの引退後は種牝馬となり、ドバウィとの交配のため、英国にあるブクト牧場にいくこととなる。ドバウィが正解最高の種牡馬の1頭であり、馬格に関してはトレヴと良い組み合わせ。

血統についてもお互い相性が抜群と言われている。ドバウィの種付け量は22万5,000ポンド(約3,825万円)にまで高騰し、世界最高額の種付料を誇る種牡馬の1頭となっている。

牡馬を出産したトレヴ!今後の活躍にも期待

初仔はかわいい!そしてバランスの良い遺伝子!

トレヴは2017年2月にドバウィとの間に牡馬の初仔を出産している。ドバウィはドバイミレニアムの後継種牡馬として世界各国に優秀な産駒である。

トレヴの中距離型とドバウィのマイル型というバランスの良い配合でスピード、スタミナともに最強の遺伝子を受け継いだ馬になって欲しいと期待されている。初仔の誕生はSNSでも拡散され怪物牝馬といわれたトレヴがやさしい母親の顔をしていた。

かわいいけれどやっぱり不安

トレヴの初仔誕生で喜ばしく、日本の競馬ファンのあつまる掲示板にはかわいいという書き込みがあった。しかしやはりトレヴとドバウィの子供、まして初仔となれば将来期待されている。それはトレヴが凱旋門賞で圧倒的強さを見せつけ、日本の馬が歯が立たなかった記憶がよみがえる。

それでもレースが楽しみ

そうといってもやはりいつかトレヴの子供がまた日本の馬と走って欲しいという期待もある。無事初仔を出産したトレヴの交配相手もドバウィ以外にも決まっているため、今後トレヴのかわいい子供たちが楽しみだ。


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