日本のモータースポーツの歴史には、日産のスポーツカーが深く関わっており、旧車であっても根強い人気を支持しています。日産のスポーツカーは技術の塊で、古くからの車でも、かなりのスペックを誇ります。そんな日産のスポーツカーの歴史を一覧で振り返っていきたいと思います。

日産のスポーツカー一覧!名車から現行車、新型まで歴史を振り返る!

目次

  1. スポーツカーの歴史の前に日産の起源を辿る
  2. 1:日産ファンなら愛してやまない初代スポーツカー
  3. 2:日産ドアクーペの源流スポーツカー
  4. 3:日産のスーパースポーツカーセダンとして人気
  5. 4:伝説の日産スポーツカーの誕生
  6. 5:現代の日産スポーツカーの原型
  7. 6:某漫画で人気沸騰の日産スポーツカー
  8. 7:当時日産スポーツカーになり得た車
  9. 日産スポーツカーの歴史転換となった「901運動」
  10. 8:ドリフト定番車となった日産スポーツカー
  11. 9:シルビアの姉妹車である日産スポーツカー
  12. 10:日産スポーツカーブランドを代表する一台
  13. 11:日産技術の集大成スポーツカー
  14. 12:日産スポーツカーにおける伝説の車
  15. 日産スポーツカー新時代

スポーツカーの歴史の前に日産の起源を辿る

まずは日産自動車という会社についての概要を一覧で説明していきたいと思います。日産自動車株式会社の設立が1933年のこと。「日産」という会社名の由来は、当時日産グループの持株会社であった「日本産業」が由来となっています。元々は「自動車製造株式会社」という社名を1934年に「日産自動車株式会社」に改称しました。

当時の日産自動車の車は「ダットサン」という車が主力でした。このダットサンという名前は今でも日産が展開する新興国向けの低価格ブランドの名前として使われています。ダットサンは日産を代表するスポーツカーとしても名前を馳せており、今でも日産ファンに愛され続ける唯一無二の車です。

戦後はダットサンだけでなく、「ブルーバード」や「セドリック」などが市場で人気を得て、当時のモータリゼーションを急速に発達させることとなります。その後「サニー」の発売で大衆車市場を急成長させ、マイカー時代が到来することとなります。

1966年には日産と「プリンス自動車工業株式会社」とが合併し、これにより今日でも日産を代表するスポーツカーである「スカイライン」と、「グロリア」を傘下に収めることができました。日産はこのスカイラインを中心に様々なスポーツカーを作り上げて行くことになります。

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1:日産ファンなら愛してやまない初代スポーツカー

2代目ダットサン・フェアレディ「S310型」

現代で乗っている人は相当少ないだろうと思いますが、日産のスポーツカーを語る上で、このフェアレディというスポーツカーは欠かせないです。ダットサンスポーツの流れを組むこのスポーツカーは、当時のレースでは猛威を振るい、日産スポーツカーとして位置を確立しました。

タイプは色々あれど、ダットサン・フェアレディはその後、様々なスポーツカーの祖となり今でも日産スポーツカーの源流となっています。今や日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」はこのダットサンから名前が受け継がれています。

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2:日産ドアクーペの源流スポーツカー

初代シルビア「CSP311M型」

今や日産スポーツカーの前衛を張っている日産・シルビアの初代は、1965年に販売されたものが最初でした。日産・シルビアの一覧を見てみると、その歴史は非常に長く、長らくその血は受け継がれているように感じます。最近では日産・シルビアの新型スポーツカーはもう出ていないようですが、またいつか復活するのを日産ファンは待ち望んでいることでしょう。

当時の日産・シルビアは兄貴分のスカイラインや、オープンに展開するフェアレディなどのスポーツカーの存在で、なかなかその人気に火がつくこともなく、初代のタイプで一旦は絶版となってしまいました。しかしその数年後に「NEWシルビア」というタイプで登場。その後は今日まで続く人気となっています。

3:日産のスーパースポーツカーセダンとして人気

3代目ブルーバード「510型」

日産の歴史あるブルーバードの中でも、最も大きな成功を収めたのがこの「510型」と呼ばれるタイプのスポーツカーです。販売一覧を見て、多様なボディタイプが販売されたものの、スポーツカータイプのものは、レースでも使用されることがあり、走り屋にはとてもファンが多い車でした。

今でこそ、日産を代表する大衆車としての色合いが強いように思われがちなブルーバードですが、当時ではその性能は高評価で、日産スポーツカーと言えば、フェアレディと並び、この車であると言われるほどの人気を誇っていました。当時のブルーバードにはダットサンの名前も冠されていました。

4:伝説の日産スポーツカーの誕生

初代スカイラインGT-R通称ハコスカ「PGC10型」

日産はプリンスと合併後、優秀な人材を手に入れるとともに、「スカイライン」という強力なスポーツカーも手にする。日産スカイラインは当時、小型ファミリーセダンとして量販車市場で売られていたが、その後3代目スカイラインからその様相が変わってくる。このGT-Rはそのスカイラインからの流れを組むタイプであるが、キャッチコピーである「羊の皮を被った狼」を地で行く存在である。

ここで注意して欲しいのが「スカイライン」と「スカイラインGT-R」は全くのスポーツカーであるということ。「スカイライン」というタイプグレードの中に、 「GT-R」があるという感覚でいいでしょう。日産の歴代一覧を見てみると、GT-Rは全く切り離された歴史とみるべきだと思います。

「ひつ氏の皮を被った狼」というキャッチコピー通り、控えめなボディの中には日産最高のエンジンが積まれています。日産のS20型というタイプのエンジンは、ベースにレース車両で用いられたエンジンを使用しているため、とても速く強力な日産の主力エンジンとなる。それから当時の日産のスポーツカーにはほとんどこのエンジンが積まれることとなる。

5:現代の日産スポーツカーの原型

初代プリンス・スカイライン

前述したスカイラインGT-Rのベースとなるスポーツカーを語らないわけにはいきません。このスポーツカーはもともと、日産と合併する前のプリンスが制作・製造していた車です。名前にはプリンスの文字が冠せられており、スカイラインの歴史はここから始まりました。この車無ければGT-Rの登場もありません。

この初代スカイラインを起源に、3代目スカイライン「ハコスカ」4代目スカイライン「ケンメリ」5代目スカイライン「ジャパン」6代目スカイラン「鉄仮面」と続いていきます。ざっと文章で一覧にしてみましたが、3代目以降それぞれ通称が付いているのが面白いですよね。それほど愛された車である証拠です。

6:某漫画で人気沸騰の日産スポーツカー

フェアレディZ「S30型」

1969年当時、スカイラインと共に日産のスポーツカーとして人気を博したのがこのフェアレディZ。ダットサン・フェアレディに代わって販売され、代わりに「Z」の称号を得た車です。楠みちはるさん著「湾岸ミッドナイト」の主人公がこの車に乗っていることから、今でもレストアなどで人気の高い車です。

漫画内でも悪魔のZと称され、その実力を発揮していますが、事実その中身は悪魔の一言に尽きます。前述したGT-Rに積まれたエンジンであるS20型を搭載されたタイプも存在しているのですが、何よりすごいのが「L28型」と呼ばれるタイプのエンジンです。

日本では規制の対象であったため、輸出用としてこの「L28型」エンジン搭載のZは販売されていました。しかし、その後数年経ち、今ではS30タイプのフェアレディZをチューンする際には、このL28タイプのエンジンが広く推されるようになっていた。今でも走り屋やチューナーの間ではマニアが多い日産スポーツカーの一台です。

7:当時日産スポーツカーになり得た車

三代目サニー「B210型」

ブルーバードの小型タイプの車として市場に投入された。スポーツカーという括りにするか微妙なところであるが、走りの車である、という意味ではスポーツカーの歴史一覧として紹介させてもらいます。もともとダットサンの名前を冠していましたが、年代の流れにより日産・サニーとなりました。

当時はTOYOTAのカローラに対抗するライバル車という認識で、争っており、後々販売されるカローラレビン「AE86」の優勢から始まり2006年の海外向けに販売されたサニーを最後に、この世から名を消すこととなりました。

日産スポーツカーの歴史転換となった「901運動」

「1990年代までに技術の世界一を目指す」

ここまでは日産創設からのスポーツカーの歴史を簡単な一覧としてまとめてきました。今や「技術の日産」と称される日産ですが、当時のこの「901運動」からその印象が強くなっていきました。「901運動」とは 1990年代までに日産は技術世界一を目指すという目標通りに、技術水準を高めようとした運動です。

1980年代後半からこの引導の成果が現れ、今や名車と呼ばれる車もこの時多く作られていきました。901運動の車種一覧としましては「S13シルビア」「180SX」「R32型スカイライン」「Z32型フェアレディZ」などなど。今でも中古で人気な車の数々がこの時代に作られていきました。日産スポーツカーはこの時に大きな変革をしたわけです。

8:ドリフト定番車となった日産スポーツカー

シルビア「S13型」

歴代シルビア一覧の中で最も販売台数が多い日産スポーツカーです。そのデザインから女性にも人気も出て、スポーツカークーペであるがゆえに走行性能の良さからも男性からも大きな支持を得た。後継タイプのS14が販売されるまで、人気は続いて、その後のシルビア人気を保つ存在となった車です。

シルビア「S14型」

歴史あるシルビアの中で、唯一3ナンバーとなったシルビアです。ボディサイズが拡大されたものの、それを感じさせないシャープな印象を受ける後期タイプのシルビアが特に人気です。走り屋の入門車としても安価で出回っているため、今では若者にも人気の車種です。

シルビア「S15型」

ドリフトを競う大会D-1グランプリにも未だ参戦中のシルビア「S15型」。ドリフトをする走り屋にはとても人気で、中古市場でも多く並んでいます。ボディには多数の補強を施しており、剛性に関して言うとかなり強化されています。

9:シルビアの姉妹車である日産スポーツカー

180SX「RS13」

通称「ワンエイティ」と呼ばれるシルビアS13タイプの姉妹車として位置付けられています。元々は北米市場に向けて販売された「240SX」がベースとなっており、日本仕様にしたのがこのタイプです。180SXは中古市場では人気があるものの、現在ではその歴史は続いていません。よくシルビアと混同されがちですが、別として捉えた方がいいかもしれません。

10:日産スポーツカーブランドを代表する一台

フェアレディZ「Z32」

901運動の成果で生まれたスポーツカー。ボディラインに沿って作られるヘッドライトは後にランボルギーニなどのヘッドライトに流用されるほど、影響を与えた車で、10年という長い年月制作された車で、ファンも非常に多い。フェアレディZの歴史の転換点となる非常に価値のある車で、近代的なデザインは今でも好まれるスタイルです。

フェアレディZ「Z33」

Z32の生産終了から2年の月日を置いて誕生した日産スポーツカーです。フェアレディZは日産の長い歴史を見ても大容量の排気量エンジンが搭載されることが多く、このZ33も例外ではありません。規制撤廃なども含めて最終的な馬力は313psを記録している日産のモンスターマシンです。

フェアレディZ「Z34」

先代のZ33のフルモデルチェンジ車種とは言っても、大きくそのデザインタイプが変わったわけではありませんが、ボディや変速機などが洗練され、より日産フェアレディZを高位な存在に引き上げました。エンジンも大幅に改良を施され、馬力はなんと336psという弩級の数値を叩き出した。

11:日産技術の集大成スポーツカー

スカイライン「R32」

日産の901運動最重要車種として位置付けられ制作された日産渾身の車。「超感覚スカイライン」と言うキャッチフレーズが印象的で、エンジンから足回りなどに強いこだわりを持つのがこの車です。後に販売される「GT-R」の影に隠れて、あまり日の目の浴びることはなかったが、その出来栄えはやはり日産最高クラスで、今もまだ多くのファンが付く日産の名車とされています。

スカイライン「R33」

R32よりもボディは大型化され、日産スカイラインの特徴である4ドアセダンの色が濃く反映されているものの、R32と比べスタイリッシュさが掛けたデザインには当時批評が相次いだそうです。スカイラインの歴史で不遇な扱いを受けることの多いR33ですが、中身は相変わらずのモンスターでR32よりもスポーティーな走りができるのが特徴です。

スカイライン「R34」

先代のR33とは打って変わり、日産スポーツカーらしさを前面に出したデザインがスカイライン人気にさらに火をつけることになりました。もちろんエンジンや足回りもさらに強化されており、よりスポーツカーらしい性能に近づきました。901運動後の「技術の日産」を確信つける日産の中でも最高のできの車です。

12:日産スポーツカーにおける伝説の車

スカイラインGT-R「BNR32」

日産スポーツカー一覧の歴史で非常に重要な存在となるGT-Rです。GT-Rは日産の歴史において、これが3代目となりますが、先代から16年の時を経て復活を果たしました。901運動で得た技術を集約させ、よりGT-Rというブランドを昇華させた一台です。

「レースに勝つためだけに生まれてきた」と言い切るほど、この車の完成度は完璧で歴史あるGT-Rの中で最も売れたタイプでもあります。それだけのスペックを誇り、日産の中で不動の人気を今も欲しいままにしています。

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スカイラインGT-R「BCNR33」

R33型スカイラインと同様、評価は低いもののその性能は確かなGT-Rのもので、テストコースであるニュルブルクリンクでのテストドライブではR32GT-Rの記録よりも21秒も縮める記録を残しています。GT-Rの性能は台を追うごとに確かな成長が見られ、毎タイプ大きな進化を遂げていて日産の技術の進歩も同時に把握できます。

スカイラインGT-R「BNR34」

日産901運動後に展開された第二世代GT-R最後の日産スポーツカーです。先代のR33で不評であったボディサイズを縮小するため、ホイールベースを縮め、全長をサイズダウンさせることに成功しました。後継者である新型のR35には「スカイライン」の名前がつかなったことで、「スカイラインGT-R」の歴史はここで閉じることとなりました。

日産スポーツカー新時代

GT-R「R35」

日産スポーツカー最強の「スカイラインGT-R」の時代が終わりを告げ、新型GT-Rとして発表されたタイプがR35になります。GT-Rの新型が発表される前のプロトタイプがニュルブルクリンクのテストコースで走っている様子がニュースに取り上げられてから、この新型GT-Rに対する世間の期待度は大幅に上がりました。

先代GT-Rから5年ぶりの発表であった新型GT-Rは、日産スポーツカーの中でも、とてつもないスペックを誇り、その絶対的な地位を確立しました。日産屈指の新型として販売が開始された2007年から10年以上の歴史を持つ車になり、モータースポーツ界でもその猛威を振るっています。

R35GT-Rは毎年マイナーチェンジと称し、コンスタントに新型を発表しています。価格帯はスポーツカーというよりかはスーパーカー並みに高くなっていますが、GT-Rオーナーはたくさん存在し、その人気の高さが伺えます。スポーツカーという枠組みを逸脱したそのスペックにやられる人が多いみたいです。

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シルビア「S16」

S15の生産廃止から全く音沙汰がなかったシルビアの新型がいよいよ発表されるということで、ファンはとても期待が高まっていることでしょう。新型には日産の先進技術「e-POWER」が付くのではないか?など様々な憶測を生んでいます。日産スポーツカーに先進技術は付き物なので、どんなスポーツカーに仕上がるか楽しみですね。

フェアレディZ「Z35」

日産スポーツカーに代表格であるフェアレディZの新型発売も噂が出ています。2018年にフルモデルチェンジの可能性が噂されており、フェアレディZファンは今か今かと発表を待ち望んでいることでしょう。デザインはより近代的でスタイリッシュなスポーツカーの印象を受け、日産スポーツカーの新時代の幕開けを期待させます。


評価 4.5/ 5(合計4人評価)

記事へのコメント

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  • 1: スカイライン2018-06-23 13:50:49

    スカイラインかっこいい

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