スイーツデコで知られている樹脂粘土。樹脂粘土は硬化するので様々な造形を作ってアクセサリーやインテリアにおすすめの粘土です。そして実はダイソーでも販売していて100円で手に入ります。そこでダイソー樹脂粘土の使い方や種類、おしゃれなアイデアをまとめてみました。

目次
樹脂粘土ってなに?
樹脂粘土とは木工用ボンドの成分と同じ「酢酸ビニルエマルジョン」という乳白色の合成樹脂から作られた粘土です。デンプンや水も配合されており、造形後に水分が飛んで乾燥した状態になると徐々に硬化し始め、プラスチックのような強度の高い物質に変化します。
樹脂粘土はスイーツデコや食品サンプルにも使われていて、最近では100均でも手に入るほど手軽に購入できるものになっています。紙粘土や軽量粘土と違い、粘土をかなり薄く延ばすことも出来るので繊細な模様なども付けることが可能で、硬化した時の強度も高いのでアクセサリーやインテリアに活用する方も増加してきています。
そこで今回は100円で購入できるダイソーの樹脂粘土を取り挙げます。ダイソーの樹脂粘土の使い方や種類、SNSでアップされている樹脂粘土を使ったおしゃれなアイデアなども紹介しますので、参考にしてオリジナルの樹脂粘土作品を作ってみてください。
ダイソー樹脂粘土の種類
ダイソーで販売している樹脂粘土は「ポリマークレイ」という樹脂粘土です。同じ樹脂粘土でも自然乾燥で硬化するものとオーブンで加熱することにより硬化させる使い方の粘土があり、海外ではオーブンで加熱する樹脂粘土のことをポリマークレイと呼ぶので少しややこしいのですが、ダイソーの樹脂粘土は自然乾燥で硬化するタイプの商品です。
樹脂粘土はホワイトカラーが基本でアクリルや水彩絵の具で色付けをする必要があるのですが、ダイソーの樹脂粘土はすでにカラーが付いている商品なので便利で簡単に使うことが出来ます。カラーは8色展開で、ホワイト、レッド、イエロー、イエローオーカー、グリーン、ブラウン、ブルー、ブラックとなっており、粘土同士を混ぜ合わせることで新しいカラーをいくつも作り出すことが可能です。
噂のダイソー樹脂粘土見つけました(`・ω・´)
— 南 (@chm_1111) September 27, 2014
少量で安いし、初心者さんも手を出しやすそう。実際人気なようで、白はもうありませんでした。
モデナに似てるって聞いたけどどうなんだろう(´-`).。oO(買わない) pic.twitter.com/LIqPd7Qi3R
さらにはダイソーでは上記の8色の他にパステルカラーの樹脂粘土も販売しており、パステルピンク、パステルグリーン、パステルパープル、パステルイエローの4色があるので可愛いスイーツを作るのにおすすめです。内容量はどれも30gで少なく感じるかもしれませんが、ダイソーの樹脂粘土は自然乾燥で硬化するので使い切りが出来る30gでちょうどいいサイズになっています。
ダイソー樹脂粘土の使い方・保存方法
ダイソー樹脂粘土の使い方
ダイソーの樹脂粘土はビニールのパッケージを開けるとそのまま粘土が入っています。最初は少し粘り気がありべチャッとしている粘土ですが、捏ねていくうちにちょうどいい硬さになるのでしっかりと捏ねてまとめることが重要です。ただし自然乾燥で硬化してしまうので、パッケージから出すときには必要な分だけを出すのがおすすめです。
万が一作業中に樹脂粘土が硬化し始めてしまったら、少し水を足して捏ね直せば元通りに使えるようになります。水分が多すぎるとベチャベチャとしてまとまらなくなるので、水を足しすぎた場合にはドライヤーなどで少し乾燥させる方法もあります。ホワイトの樹脂粘土に着色する場合は造形前でも造形後でもどちらでも大丈夫です。
樹脂粘土の保管は密封容器で
ダイソーの樹脂粘土は30gと少量ですが、万が一余ってしまった場合には密封できる容器での保管がおすすめです。ダイソー樹脂粘土には内袋がないので購入した袋の開封口を閉じるだけだと乾燥によって次回使用する際に硬化して固まってしまっている可能性もあります。しっかりと密封できるタッパーやジップロックなどで保管するのがおすすめです。
密封容器がすぐにない場合には樹脂粘土を少し水で湿らせたキッチンペーパーに包み、さらにサランラップで覆えばきちんと保管することが出来ます。ただしキッチンペーパーの水分が飛んでしまえば徐々に乾燥してしまう恐れもあるので、やはり密封できる容器に保存し直すのがおすすめです。
ダイソーの樹脂粘土で作れるおしゃれなアイデア
ダイソーの樹脂粘土の種類や使い方、保管方法について紹介しましたが、では実際にダイソーの樹脂粘土で作ることが出来るアイデア作品を紹介していきます。ダイソー樹脂粘土の8色を混ぜたりホワイトの粘土に絵具を混ぜたりすれば食品の焼き目や植物の葉などの絶妙なカラーも作り出すことが出来るので是非挑戦してみてください。
SNSにアップされている写真では大きく見えますが実際はかなり小さな粘土細工もあります。キレイに作るためには細かい個所も丁寧に作る必要があるので、ピンセットや爪楊枝などの道具が必需品となります。最初は少し大きめの作品から作っていって、徐々に細かい作品に挑戦していくのがおすすめです。
ダイソー樹脂粘土で大定番のスイーツデコ
樹脂粘土作品では大定番のスイーツデコ。ダイソーの樹脂粘土ではそのパッケージにスイーツの写真が乗せられているのでまずは同じ作品を作ってみるのもおすすめです。さらにはダイソーではスイーツデコ用のシリコン型やビーズなど、樹脂粘土の作品を作るのに役に立つアイテムも販売しているので活用すれば失敗することなくおしゃれなスイーツを作ることが出来ます。
こちらは樹脂粘土で作ったパフェとドーナツ。クッキーやドーナツの型、絞り袋を使えば本物さながらのおしゃれなスイーツが出来上がります。テーブルセッティングをしてカフェのようなインテリアとして飾っておくのも良いですし、金具を付けてキーホルダーなどにするのもおすすめです。
ダイソー樹脂粘土で華やかなお花を
ダイソーの樹脂粘土を使えばキレイなお花も簡単に作れます。花びらを1枚1枚重ね合わせれば豪華なバラも本物のような出来に仕上がります。ワンカラーのお花もキレイですが、粘土同士を混ぜ合わせて完全に混ぜ切らないマーブル模様のお花を作ったり、ホワイトで作った花に色付けして自分好みのアレンジフラワーを作ったりするのもおしゃれです。
こちらはパステルカラーの粘土や、ホワイトを多めに混ぜた優しいカラーの樹脂粘土で作った花束です。バラやチューリップなど、花びらの数を変えたりしてたくさんの種類のお花や葉を混ぜているのでとても華やかでおしゃれになっています。花びらの中心を段々と濃い色にすることで立体感や絶妙な色合いが表現出来るのでおすすめです。
SNSでも大人気!樹脂粘土の多肉植物インテリア
スイーツデコやお花だけではなく今SNSでかなり人気があるのが樹脂粘土の多肉植物です。多肉植物のぷっくりとした質感が樹脂粘土で上手く表現出来て、まるで本物のように見えると挑戦する方が増えています。樹脂粘土での多肉植物の作り方の本もたくさん販売しているので参考にしてみてください。ダイソーの樹脂粘土でもグリーンとレッド、ホワイトの3色さえあればたくさんの種類の多肉植物を作ることが可能です。
多肉植物やお花はつまようじの先に花びらや葉の部分を巻き付けるように付けていけば、鉢に上手に飾ることが出来ます。ダイソーの樹脂粘土は乾燥しやすいので多少厚く作っても早く硬化しますが、造形した後はつまようじをぶら下げて逆さにしておくとキレイな形をキープしたまま硬化させることが出来ます。鉢はミニサイズのキッチン道具やガーデン用品にすればおしゃれなアイデア作品が出来上がるのでおすすめです。
同じ模様を量産!樹脂粘土ケイン
ダイソーの樹脂粘土はケインを作ることも出来ます。ケインとは切っても切っても同じ柄が出てくる棒状のもののことで、「金太郎飴」などと同じ形状になります。繊細な柄を作れば作るほどおしゃれで華やかなケインを作ることが出来ますが、同じものを何度も作ったり棒状に伸ばして包んだりと作業自体はかなり大変です。
作業に時間は掛かりますが、1本のケインを作ればビーズやアクセサリー、ボタンなど使い方次第で様々な種類のアイテムに活用できるので苦労してでも作る価値はあります。ダイソーの樹脂粘土を何色か混ぜてマーブル状にするだけでもおしゃれなケインが作れるので、オリジナル作品を作るにはおすすめのアイデアです。
ダイソー樹脂粘土でオリジナルアクセサリーを
上記で紹介したスイーツデコやお花、ケインなどを使ったアクセサリーもおすすめのアイデアです。ダイソーの樹脂粘土が完全に硬化する前に穴をあけたり金具を取り付けておけば、硬化した後に接着しなくてもおしゃれなアクセサリーを作ることが出来ます。写真のようにシンプルに樹脂粘土でモノトーンのピアスを作ってタッセルやビーズを付けたり、レジンなどで樹脂粘土に光沢を付けたりするのもおすすめです。
こちらはアクセサリー用に作られた樹脂粘土の星型です。ブルーとホワイトの使い方と配分を変えるだけで様々な種類の星が出来上がっています。ラメなどを使って模様に変化を付けるアイデアもおしゃれで、アクセサリーだけではなくバッグやインテリアのワンポイントとして付けるのもおすすめです。ダイソーの樹脂粘土はカラーバリエーションが豊富でたくさんの種類が作れるのでおすすめです。
スイーツだけじゃない!ダイソー樹脂粘土でミニチュアフードも
ダイソーの樹脂粘土はスイーツだけではなくミニチュアフードを作るのにもおすすめです。食品は色使いが細かいので粘土を少しずつちぎってから混ぜて調節すれば無駄なく上手に使うことが出来ます。基礎のカラーが出来れば仕上げに絵具で焼き目などを書き込むアイデアもおすすめで、テカリや焼き目を入れた写真のようなおいしそうなピザも作ることが出来ます。
意外と簡単に作れておすすめなのがミニチュアパンの樹脂粘土アイデアです。細かい焼き目や色合いは調節が必要になりますが、使う粘土のカラーが限られてくるので作りやすくなっています。まるで本物のパンを作っているかのような気持ちで作れておすすめです。たくさんの種類のパンでベーカリーのようなインテリアを作るのもおしゃれです。
ダイソーの樹脂粘土でボタンも作れる!
ダイソーの樹脂粘土はしっかりとプラスチックのように硬化するのでボタンを作るのにも向いています。上記で紹介したケインだと同じ模様のボタンを量産するという使い方も出来ますし、自分だけのオリジナルボタンが作れるので既存の服をアレンジするのにもおすすめです。
上記で紹介したケインは少し細かくて繊細な柄のものでしたが、この写真のようにハートやリボン、渦巻きなどの簡単なケインをたくさんの種類で作っておけばストックも出来ますし、1つ1つボタンを変えるアレンジも出来るのでおすすめです。もちろんケインを作らずに樹脂粘土を1つ1つ成形するのもおすすめです。ダイソーではクルミボタンなどの金具も販売しているので活用することが出来ます。
優しい風合いの樹脂粘土ドール
ダイソーの樹脂粘土を使えば優しい風合いのドールも作ることが出来ます。特に最近SNSでアップ数が増えているのが樹脂粘土のお雛様。まるで和菓子のような柔らかい風合いのお雛様が可愛いと作る方が増えているようです。ダイソーの樹脂粘土はきちんと硬化するので保管しておけば来年も使うことが出来ます。
お雛様のコロンとしたフォルムが可愛い樹脂粘土ドールもあれば、写真のように毛糸や布で髪や服を付けた本格的なドールを作るアイデアもあります。関節や接合部分を作って硬化してから組み立ててドールを作るという本格派の方もいるので是非自分好みのドールを作ってみてください。ドールに必要な毛糸や布もダイソーで手に入ります。
ダイソーの樹脂粘土でお気に入りキャラクターのフィギュアも!
ダイソーの樹脂粘土を使えば好きなキャラクターのフィギュアを作ることも簡単に出来ます。この写真ではフィギュアは市販のもので帽子だけが樹脂粘土で作られていますが、フィギュアもそれほど細かくはないので樹脂粘土で作ることが出来ます。お気に入りのキャラクターをたくさん作ってコレクションケースなどに並べておくのもおすすめです。
市販では購入することが出来ないキャラクターの飾りを作るのもいいアイデアです。実際に購入すると高価なものであったり、手に入れることが出来ないようなキャラクターのものでも、ダイソーの樹脂粘土を使えば簡単にオリジナルのインテリアを作ることが出来るのでおすすめです。写真はお雛様ですがダイソーでは季節によってイベントの飾りが販売されているので活用すればおしゃれなインテリアを作ることも出来ます。
樹脂粘土を使ってこんなものも作れる!
スマホケースもダイソー樹脂粘土でおしゃれに
ダイソーの樹脂粘土を使えばスマホケースも作ることが出来ます。硬化すれば強度もありますが樹脂粘土だけだとスマホから取り外す場合に割れてしまう可能性もあるので、ハードケースをベースにしてその上から張り付けるような形で樹脂粘土のデザインを重ねていけば、オリジナルのスマホケースが出来上がります。
スイーツデコやお花などを張り付けて豪華なスマホケースを作るのもおしゃれですが、写真のようにレザーや布をデザインしたシンプルな樹脂粘土スマホケースもおすすめです。ダイソーで販売しているデコパーツやクリスタルなどを上手く活用すれば、かなりおしゃれなスマホケースを作ることが出来るので是非挑戦してみてください。
フォトフレームやウェルカムボードも
ダイソー樹脂粘土のデコパーツをフォトフレームやウェルカムボードに張り付ける使い方もおすすめです。ダイソーでは造花の種類も多いので造花を付ける方法もありますが、樹脂粘土で作ればオリジナルのお花や季節ではないお花も作ることが出来ますし、樹脂粘土ならではの柔らかい雰囲気のあるフォトフレームやウェルカムボードを作ることが可能です。
特に小さなフォトフレームだと大きさに合った造花が見つからないことも多いので、ダイソーの樹脂粘土で作ったお花を飾ればちょうどいいバランスのものを作ることが出来ます。もちろんお花だけではなく好きなキャラクターやスイーツデコなどを飾るのもおすすめです。フォトフレームやコルクボードもダイソーで揃えることが出来るので手軽におしゃれを楽しめます。
使いやすくておすすめ!ダイソーの樹脂粘土
ダイソー樹脂粘土の種類や使い方を紹介しましたが、カラー展開も豊富で100円で手軽に樹脂粘土作品を作ることが出来ることからSNSでもかなり人気のある商品であることが分かりました。樹脂粘土同士を混ぜたり新しいカラーを作るのは少し大変ですが、慣れればオリジナルのカラーで自分好みの樹脂粘土作品を作ることが出来るのでおすすめです。
樹脂粘土のスイーツデコパーツやアクセサリーの金具、フォトフレームやスマホケースなどアイデア集で紹介したアイテムもすべてダイソーで揃えることが出来るので格安におしゃれなインテリアを作ることが出来ます。ダイソーの樹脂粘土は使い方次第でプチプラに見えない高級感のある作品も作ることが出来るので是非挑戦してみてください。
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