オークスとは中央競馬が東京競馬場で施行する重賞競走である。2018年のオークスは5月20日に行われる。オークスには18頭の牝馬が出場予定だが、果たしてどの馬が出走するのだろうか。ここ10年の過去のデータをもとに2018年の予想をしていこう。

オークス優駿牝馬2018過去結果データと予想【競馬情報まとめ】

目次

  1. 名前の由来は?
  2. 出走するためには
  3. 出走権の獲得条件
  4. どんなコースを走るの?
  5. 賞金はいくら?
  6. 2008~2012年の結果
  7. 2013年~2017年の結果
  8. 1983年の大混戦
  9. 分析してみよう
  10. 波乱は起きるのか?

名前の由来は?

なぜオークスと呼ばれるの?

オークスは優駿牝馬の副称であり、テレビ表記などでは優駿牝馬(第○回オークス)と表記されている。また、オークは英語で樫を意味しており、イギリスダービーの創設者の第12代ダービー卿のエドワード・スミス・スタンレー氏は樫の森が茂るオークスと呼ばれる土地を所有している。

過去に結婚をした記念に競馬を開催し、3歳牝馬のレースを行ったことからオークスと名づけられた。そのため、日本ではオークスの優勝馬を「樫の女王」という通称で呼ぶ。

オークスの歴史

オークスは過去に距離、格付け、馬場の変更が行われている。日本のオークスは1938年にイギリスのオークスを模範として、3歳牝馬限定(過去は4歳)の阪神優駿牝馬を阪神競馬場に創設した。桜花賞はスピードのある繁殖牝馬の検定競走とされているが、オークスはスピードとスタミナを兼ね備えた繁殖牝馬を選定するためのレースとされている。

オークスの創設当初は距離は芝2700mだったが、1940年~1942年は芝2450mだった。現在の芝2400mになったのは1943年からで、施行場も1946年から東京競馬場に変更されたため、阪神優駿牝馬から優駿牝馬(オークス)に改称され現在に至っている。また、1952年までは秋に施行されていたが、1953年から春に変更となった。

また、1984年よりグレード制が施行され、GⅠに格付けされ、1995年から地方競馬所属馬、2003年からは外国産馬が2010年からは外国馬も出走可能となった。

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出走するためには

オークスの競走条件

現在のオークスの出走するための条件はサラ系3歳牝馬であること、JRA所属馬、地方競馬所属馬、外国調教馬(9頭まで優先出走)となっている。また、未勝利馬や未出走馬(収得賞金が0の馬)には出走権はないが、フローラステークス、スイートピーステークスで収得賞金を加算し、優先出走権を得れば出走することができる。

そのため、フローラステークスで2着以内、スイートピーステークスで1着になれば出走可能となる。また、出馬投票を行った馬のうち、優先出走権を持つ馬から優先して割り当て、その他の馬は通算収得賞金額が多い順に出走できる。なお18頭が出走可能であり、もし出馬投票の結果で同順位の馬が出走可能頭数を超過した場合、抽選で出走馬を決める。

オークスでの変更点

2018年度より、オークスの優先出走権は過去の桜花賞4着以内から5着以内に拡大された。そして、トライアルであるフローラステークスは3着以内から2着以内、スイートピーステークスは2着以内から1着馬のみ優先出走権が与えられることになった。

出走権の獲得条件

優勝すればオークス出走濃厚な忘れな草賞

忘れな草賞はJRAが阪神競馬場の芝2000mで施行するオープン特別競走だ。忘れな草賞は第1回は1984年の第44回桜花賞前日の土曜日に半身競馬場の3歳(過去は4歳)の別定の芝2000mのオープン特別競走として施行された。1989年からは桜花賞当日に開催されている。この競走に出走してくる馬は桜花賞を目指して調整されてきたが、賞金が足りず除外されたりオークスを目指した賞金加算などの目的がある。

ただし、オークスの優先出走権を得られるトライアル競走ではないため、1着になれば賞金獲得順位によりオークスへの出走が濃厚になるというものである。そのため、収得賞金が増えない2着以下はオークスに出走できない可能性が高い。

5着までがオークスに優先出走できる桜花賞

桜花賞は中央競馬の牝馬三冠競走の初戦となっている。三冠とは桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞である。また、今年より桜花賞でのオークスの優先出走権は過去の4着から5着までに与えられることとなった。競走条件として、サラ系3歳牝馬、JRA所属馬、地方競馬所属馬、外国調教馬(JRA所属の外国産馬とあわせて9頭まで)となっている。

また、出馬投票をおこなった馬のうち優先出走権を持つ馬から優先して割り当てられる。それ以外の馬は収得賞金の多い順に出走できる。

フローラステークス

フローラステークスは『サンケイスポーツ賞フローラステークス(オークストライアル)』と表記されている。2018年にオークスへの優先出走権が過去の3着から2着までに変更されたトライアル競走となっている。トライアル競走であるため、距離も2000mとなっており、中・長距離の適正が問われることとなり、オークスとの関連性は深い。

競走条件として、サラ系3歳牝馬であること、またJRA所属馬、地方競馬所属馬、外国調教馬(9頭まで優先出走)となっている。

スイートピーステークス

本来はスイートピー賞として3歳(過去は4歳)限定の混合の別定400万下の条件競走として施行されていた。しかし、オークスのトライアルがフローラステークスしかなかったため、それに伴いオークスの優先出走権枠の拡大を図るため、東京競馬場の芝1800mの3歳牝馬限定のオークス指定オープン特別競走、スイートピーステークスとして変更となった。

なお、2018年よりオークスの優先出走権は過去の2頭から優勝馬のみにしか与えられないこととなった。出走資格は3歳限定のJRA所属の競走馬および地方所属の競走馬(2頭まで)となっている。

地方競馬所属馬は他にもチャンスが

地方競馬所属馬は桜花賞、フローラステークス、スイートピーステークスのほかにNHKマイルカップの2着以内、およびJRAで施行する芝の3歳重賞競走優勝馬にも優先出走権が付与される。

どんなコースを走るの?

オークスのコースは広々とした東京コースをフルに使用している。最後の直線距離が長く、2400mはほぼ全ての馬が未経験となるだろう。2003年のリニューアルによりスタート地点が坂の上りから平坦へ移動したため、以前より多少テンが速くなった。

基本的には長距離戦のため、スローペースからの瞬発力勝負になることが多いようだ。特に3歳牝馬同士の戦いなので、厳格な距離適正は問われない。桜花賞も阪神の外回りとタフなレースであり、オークスとの関連性は高い。そのため、桜花賞で特に課題がなければ距離の不安は心配するほどではないようだ。

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賞金はいくら?

オークス賞金はどのくらい?

2018年のオークスの賞金は優勝馬は1億1000万円、2着は4400万円、3着は2800万円、4着が1700万円、5着が110万0円との発表があった、昨年の賞金は優勝馬は1億円、2着が4000万円、3着が2500万円、4着が1500万円、5着が1000万円だった。過去の賞金がくとして予想としては優勝金額は1億円程度と考えてよいだろう。

2008~2012年の結果

オークス過去10年のデータ:2008年

第69回のオークスは大混戦となった。直線坂上でまずは桜花賞2着のエフティマイアが出て勝利はこのままエフティマイアかと思われたとき、内側から出てきたのが優勝したトールポピーだった。トールポピーは桜花賞では1番人気だったが8着に終わったが、オークスでは見事実力を出し切った形となった。

この大混戦の結果は2歳女王のトールポピー、桜花賞上位馬が上位3頭とまさに実績に勝る決着となった。しかし直線内に切れ込んで4頭の馬を妨害したとしてトールポピーの鞍上の池添謙一騎手には2日間の騎乗停止処分が下った。

オークス過去10年のデータ:2009年

第70回のオークスは記憶に残る衝撃的な結果となった。圧倒的なブエナビスタが後ろから2~3番手をずっと走っていたからだ。桜花賞2着だったレッドディザイアが抜け出て誰もが勝利を確信していた。しかし、人気第1位、大本命のブエナビスタが驚異的な末脚を見せる。前にいる十数頭を交わし最後はレッドディザイアに並びハナ差で勝利。多くの競馬ファンにとって衝撃的なレースとなったようだ。

オークス過去10年のデータ:2010年

第71回のオークスは前年のブエナビスタの衝撃的なレース以上に驚きだったかもしれない。スイートピーステークス2着のニーマルオトメとフローラステークスのアグネスワルツが序盤レースを引っ張っていった。しかし、最後大外から驚異的な末脚をみせたのがフローラルステークスの優勝馬サンテミリオンと桜花賞優勝馬アパパネだった。この2頭が残り200mの終盤でサンテミリオンを抜きさった。

そこからこの2頭はお互い先頭を譲らずゴール。長い写真判定が行われた。アパパネの勝利であれば牝馬クラシック二冠達成、サンテミリオンが勝利すればGⅠ初制覇とんる。写真判定の結果、アパパネとサンテミリオンは同着となった。だれもが予想を上回る結果となり過去2回の写真判定のうちの1回となった。

オークス過去10年のデータ:2011年

第72回のオークスは思わぬ伏兵が勝利した。1番人気は桜花賞を制したマルセリーナ。2番人気は7戦、4着下なしのホエールキャプチャ、そして3番人気は父ディープインパクトと母エアグルーブを持つグルヴェイグだった。多くのファンは桜花賞の再現を予想していたが、結果は7番人気のエリンコートだった。

鞍上の後藤浩輝騎手によると真ん中の馬群にいたエリンコートはスタンドに光が反射してそれに驚いたようだった。とにかくまっすぐ走らせようと必死だったと語っている。しかしエリンコートは1800mの500万下、忘れな草賞を勝利していたので、実力は十分だっただろう。

オークス過去10年のデータ:2012年

第73回のオークスではレースレコードとなる2分23秒6がでて、まだ記録は塗り替えられていない。この記録を打ち出したのはジェンティルドンナだった。だがしかし、桜花賞馬だったジェンティルドンナは3番人気だった。1番人気はフローラステークスを勝利したミッドサマーフェア、2番人気は桜花賞2着のヴィルシーナだった。

ミッドサマーフェアとヴィルシーナは2000mで勝ち鞍があるのに対し、ジェンティルドンナは1600mばかり走っていたためオッズがあがらなかったのだろう。しかし、予想に反してジェンティルドンナは父ディープインパクトを彷彿とさせる豪快な伸びで突き抜けて2着のヴィルシーナに5馬身もの差をつけてゴールとなった。まさに桜の女王は樫の女王にもなり圧巻の二冠を達成した。

2013年~2017年の結果

オークス過去10年のデータ:2013年

第74回のオークスは混戦していた。桜花賞の優勝馬アユサンや2着のレッドオーヴァル、フローラステークスの優勝馬デニムアルドルビーなど軸馬を決められない雰囲気だった。しかしこのレースを制したのは9番人気のメイショウマンボだった。後方から一気にラストスパートに入り先頭に踊り出た。ジュベナイルフィリーズ10着、桜花賞10着と結果が出なかったメイショウマンボが見事に樫の女王として輝いたのだった。

オークス過去10年のデータ:2014年

第75回のオークスはハープスターの断トツの人気だった。それもそのはず、桜花賞に続く二冠制覇だけでなく、その先の凱旋門賞制覇までが見えていた。しかしその期待を裏切り樫の女王になったのはヌーヴォレコルトだった。チューリップ賞2着、桜花賞3着と実力もある2着候補だったヌーヴォレコルトが最後まで他の馬の猛追をしのいだ形となった。

オークス過去10年のデータ:2015年

第76回のオークスはまさに執念の勝利ともいえるだろう。一番人気のルージュバックだった。きさらぎ賞を含むデビュー3連勝と好調だったが、桜花賞は9着に終わってしまう。そのルージュバックが雪辱を晴らすための好走。しかし桜花賞2着のクルミナルも優勝をめざし脚を伸ばす。

だが、このレースで一番気合を入れていたのはミッキークイーンだろう。ミッキークイーンは3分の2の抽選から漏れて桜花賞に出走ができなかったからだ。クラシックに照準を合わせていただけにこの抽選の漏れは悪夢としかいえなかっただろう。

その後過去のことは忘れオークスに向けて前向きに考え、桜花賞と同日の忘れな草賞を勝利した。そんなミッキークイーンは中団馬群で力をため、直線で一気に全速モードでルージュバックとクルミナルに詰め寄っていった。ついに前の2頭を捕らえミッキークイーンが樫の女王の称号を勝ち取った。

オークス過去10年のデータ:2016年

第77回のオークスは1番人気に推され絶対に負けられない戦いとなったシンハライトが優勝した。シンハライトは桜花賞でハナ差2着という悔しい結果となり、オークスで過去の雪辱を晴らすために照準を合わせていた。その結果はきちんとついてきた。シンハライトはスタートこそうまくいかず後ろの位置になってしまったものの、絶大な自身を持つラストスパートに全てをかけていた。

先頭はビッシュ、その後にペプチドサプルとフロンテアクイーン、チェッキーノが追随していた。しかし馬群の間を割って飛び出たのがシンハライトだった。残り200mで驚異的なラストスパートをかけてみごとに優勝する。桜花賞の悔しさを晴らすとともに樫の女王となったのだった。

オークス過去10年のデータ:2017年

第78回のオークスは実力、人気ともに期待されていたソウルスターリングが圧巻の勝利となった。デビュー3連勝と好調だったソウルスターリング。チューリップ賞も制し桜花賞もこのまま優勝かと思われたが3着に終わってしまう。しかしファンはそこで見限らずオークスでは1番人気となり実力も申し分なしのため期待度は高かった。

その期待に押しつぶされることなく見事にソウルスターリングは勝利する。フローラステークスの勝ち馬モズカッチャンや桜花賞2位のリスグイラシューなどが追いかけるも絶好調だったソウルスターリングの走りに誰も追いつくことはできなかった。

1983年の大混戦

オークスにおいて写真判定は過去に2回しかない。上記にある2010年のアパパネとサンテミリオンの同時入線においての同着と1983年の写真判定だ。このオークスでは1着から5着までが横並びで入線するという大混戦だった。結果はダイナカールが優勝したが、白黒のスリット写真からカラーのスリット写真に変わるキッカケとなったのではないかといわれている。

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分析してみよう

予想と分析:忘れな草賞とオークスでの連勝

実は忘れな草賞はトライアルではないといっても過去の結果から、トライアルであるスイートピーステークス以上に優勝する馬が存在する。1994年のチョウカイキャロル、1998年のエリモエクセル、2011年のエリンコート、2015年のミッキークイーンなど過去4頭がオークスを優勝している。

予想と分析:桜花賞にでる馬は強いのか

過去のことから桜花賞を優勝した馬が1番人気になる傾向があるが、桜花賞で負けた馬の巻き返しもあるため、桜花賞上位の馬は要チェックだろう。

波乱は起きるのか?

エリザベス女王杯が距離短縮となったため、牝馬限定競走でこのオークスが2400mと最も長い距離となっている。そのため、他の牝馬限定重賞と傾向も違う。過去のデータもなかなか傾向はつかむこともできないため、まさに牝馬にとって未知なる世界ともいえるだろう。2018年はどの馬が女王に輝くのだろうか。2018年のオークスは5月20日日曜日に行われる。


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