猫もワクチンが必要?接種の種類やかかる費用とおすすめの時期まとめ

犬は法律で義務付けられている「狂犬病ワクチン」がありますし、人にも「予防接種法」で実施されるワクチンがあるのをご存じだと思います。猫には法律で定められているようなワクチンはありませんが、人の予防接種のようにできれば受ける方が良いというワクチンがあります。猫になぜワクチンが継費用なのか?猫のワクチンの種類や費用、ワクチンを受ける時期など、猫のワクチンに関することをまとめました。

猫もワクチンが必要?接種の種類やかかる費用とおすすめの時期まとめ

目次

  1. 「ワクチン」とは?
  2. 猫のワクチンで防げる病気の種類
  3. 猫のワクチン費用は?
  4. 猫ワクチンを受ける時期は?
  5. 猫にワクチンを接種する際の注意
  6. 猫もワクチンが必要?接種の種類やかかる費用や時期まとめ

「ワクチン」とは?

ワクチンの働き

人や犬・猫など動物はウイルス等が体内に入ると、それを取り除くために撃退しようと働きます。血液のリンパ球はウイルスや細菌を記憶し、血液の中にはウイルスや細菌の「抗体」が残ることになります。「抗体」やリンパ球は、また同じウイルスや細菌が体内に入った時に、体内で増えていくのを抑えてくれます。これを「免疫」と呼びます。

細菌やウイルスは感染症をおこしますが、細菌は薬(抗生物質など)が効きますが、ウイルスに有効な薬はありません。ウイルスが体内に入ったときには「抗体」頼りになります。ワクチンは元の毒性をなくし、弱めた病原体をあらかじめ体内に入れて「抗体」を作る役割があります。「抗体」を作っておくことで、免疫力が高まり感染症にかかった場合の症状を軽くすることができます。

犬や人が受けるワクチン

人には「予防接種法」というものがあり、特に重要な病気では、行政が費用を負担して予防接種を受けることを推奨されています。以前は必ず受ける「義務」でしたが、現在は「なるべく受ける」となっています。

犬にも猫や人と同様様々なワクチンがあります。犬のワクチンも飼い主が決めて受けますが、犬には「狂犬病予防法」があり、年に1度春には必ず「狂犬病」のワクチンを打つ必要があります。狂犬病は人にも感染し致死率100%の怖いウイルスです。日本では撲滅されていますが、世界ではまだ亡くなる方の多い感染症です。

猫にもワクチンが必要なの?

猫にも発症すると猫の致死率の高い感染症があります。猫のワクチンは、特に発症しやすいといわれている6種類のワクチンが開発されています。猫のワクチンで防ぐことのできる病気、ワクチンの種類とその費用や摂取する時期などをご紹介していきます。

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猫のワクチンで防げる病気の種類

猫ウイルス性鼻気管炎

猫ウイルス性鼻気管炎とは、呼吸器官の感染症です。「猫インフルエンザ」とも言われていて、くしゃみ・鼻水・下痢といった風邪の症状に似ています。仔猫や年とった猫など、免疫力が低くなっている猫は、肺炎や脱水症状を起こす可能性があります。目やにや涙が出て、結膜炎になることもある感染症です。

猫ウイルス性鼻気管炎はウイルスを持った猫の鼻水・よだれ・くしゃみなどで接触感染します。人が外で感染している猫を触った場合、家に帰りそのまま飼い猫をなでると艦船する場合があります。一度感染するとウイルスのキャリアーになりますが、再発防止のためには猫の免疫力を高める必要があります。

猫凡白血球減少症

猫凡白血球減少症は、「猫ジステンバー」「猫パルボ」と言われる感染症で、伝染力と致死率がとても高い、猫にとって危険な感染症です。特に仔猫の場合は重症化し、死亡することもあります。成猫の場合は軽症である場合も多いです。犬やイタチ・アライグマなどにも感染する病気です。

猫凡白血球減少症は、ウイルスを持った猫との直接接触で感染します。また、排便や吐いた物の粉塵などが口や鼻に入ると感染します。猫凡白血球減少症の原因である「パルボウイルス」は、外では半年から1年も存在します。外で猫を触らなくても、街路樹などにかけた尿から間接的に感染する場合もあります。

猫カリシウイルス感染症

猫カリシウイルス感染症の感染力はとても強く、頻度も高くなっています。「猫風邪」「猫インフルエンザ」とも言われ、「猫ウイルス性鼻気管炎」と同時に併発したときには「ウイルス性呼吸器感染症」と言われます。猫カリシウイルス感染症の場合は口内炎になることが多く、猫ウイルス性鼻気管炎では結膜炎・目やにの症状がでます。特に母親からの免疫力が弱くなる生後6週~10週くらいの仔猫が感染することが多く、成猫(3歳以降)になると、汗腺しても発症しない場合もあります。

猫カリシウイルス感染症は、感染している猫と触れ合うことで感染する接触感染です。飼い主が外で触った猫が感染していると、服や手についたウイルスにより感染する場合があります。猫カリシウイルス感染症は治療してもウイルスが完全になくなることはなく、80%~90%の猫はキャリアになると言われています。

猫白血病ウイルス感染症

猫白血病ウイルス感染症は、猫科以外の動物には感染しません。猫白血病ウイルス感染症は名前の通り白血病になるのですが、すぐに発症するわけではありません。ただ、猫白血病ウイルス感染症の猫は他の病気を併発することが多く、リンパ腫、口内炎(難治性)を発症する可能性があります。とてもリスクの高い感染症です。

猫白血病ウイルス感染症は接触感染します。とても伝染力が高く、簡単な接触でも感染しますので、多頭飼いの場合、1頭でも発症すると注意が必要です。猫白血病ウイルス感染症は治ることがありません。すぐに死ぬわけではありませんが寿命も短くなってしまいます。ワクチン接種することで防ぐことができます。

猫エイズウイルス感染症

猫エイズウイルス感染症は「猫後天性免疫不全症候群」と言うもので、簡単に猫エイズと呼ばれています。感染しているかどうかはキットで確認できますが、確認できるようになるまで1ヵ月かかる感染症ですので、そのときには陽性となっていても、後に陰性になっていることもあります。接触感染や子宮にいる間に母親から感染する場合があります。

猫エイズウイルス感染症は治療方法がありません。その時々で発症した症状に対処するという治療になります。猫エイズウイルス感染症は強いウイルスではないため、免疫力が高いとウイルスの発症を抑えることも可能ですが、一度発症すると治療ができません。キャリアの猫がすべて発症するわけではありませんが、注意が必要です。

猫クラミジア感染症

猫クラミジア感染症は、細菌の一種により、結膜炎・鼻炎・呼吸器に関する症状が起きることを言います。感染すると片目の炎症がおこり、粘着性の目やにが出る結膜炎が始まります。ウイルス性の結膜炎とは違い、症状が長引くのが特徴です。特に2ヵ月~6ヵ月の仔猫に多き感染症です。

猫クラミジア感染症も接触感染です。感染猫とのグルーミング、同じ食器を使用しても感染します。猫クラミジア感染症は有効な抗生物質があります。抗生物質を継続投与することで治療は可能ですが、特に外へ出ることのある猫にはワクチン接種をおすすめします。

猫のワクチン費用は?

猫混合ワクチン3種類の費用

猫の混合ワクチンの3種類は「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス」「猫凡白血球減少症」を予防できるワクチンです。「猫カリシウイルス」はとても多くの型があるのですが、三種類の混合ワクチンの場合、1種類の「カリシウイルス」を予防することのできるワクチンになります。3種類の混合ワクチンの費用は動物病院にもよりますが、概ね3000円~7000円程度となっています。

猫混合ワクチン4種類の費用

猫の混合ワクチン4種類は、3種類の混合ワクチンに「猫白血病ウイルス感染症」を予防できるワクチンを足したものになります。こちらも「猫カリシウイルス」については、1種類の型を予防できるワクチンになります。4種類混合ワクチンの費用は概ね4000円~8000円程度になるでしょう。

猫混合ワクチン5種類の費用

猫の混合ワクチン5種類は、4種類のワクチンに「猫クラミジア感染症」を予防できるワクチンを足したものになります。「猫カリシウイルス」については3種類、4種類と同様1種類を予防できるワクチンになっています。5種類のワクチンの費用は、概ね5000円~8000円程度となっています。

猫混合ワクチン7種類の費用

猫の混合ワクチン7種類は、5種類のワクチンに「猫カリシウイルス」の2種類に対応できるワクチンを足したものになります。7種類のワクチンだと「猫カリシウイルス」の3種類を予防できるようになります。7種類の混合ワクチンの費用は、概ね7500円~8000円となっています。

猫単体ワクチンの費用

猫のワクチンには上記のように何種類の感染症に対するワクチンを混ぜられた「混合ワクチン」と呼ばれるもの以外に、1つの感染症に効き目がある「単体ワクチン」があります。

白血病ワクチンの費用

猫白血病ウイルスの予防になる単体ワクチン「白血病ワクチン」の費用は概ね2500円~4000円程度になるでしょう。「猫白血病ワクチン」は感染している猫と接触する可能性がある場合、外に出て行く猫や、感染猫との同居など、感染する可能性がある猫が接種するのが良いとされています。

猫エイズワクチンの費用

猫エイズウイルス感染症を予防するためには「猫エイズワクチン」を接種する必要があります。費用は概ね2500円~4000円となっています。猫エイズは感染猫との交尾や噛まれると感染しますが、猫エイズウイルスには5種類の型があり、猫エイズワクチンは3種類の予防だけですので、効果がない場合もあります。感染のリスクのない猫なら接種する必要はないでしょう。

猫ワクチンを受ける時期は?

仔猫の場合のワクチン接種時期

生まれてすぐの仔猫は免疫力がありません。母親の初乳を飲んで、母親から抗体を取り入れることで免疫力を付けます。ただ、免疫力はまた弱まっていき、生後60日前後には消滅しますので、仔猫の場合は感染症を防ぐために、ワクチン接種が必要になります。

仔猫の時期には2度のワクチン接種が必要

仔猫のワクチン接種は、初乳をどのくらい飲んだのかで免疫力が変わります。そのためワクチンの接種時期は個体により変わります。獣医さんと相談することが大切です。初乳を十分飲んだ仔猫の接種時期は生後60日前後に1度目の接種を行います。その際に母親の抗体が残っていると母親の抗体がワクチンを排出するために、生後90日程度にもう一度ワクチンを接種する必要があります。初乳をあまり飲んでいない仔猫の場合は、1度目のワクチンはもう少し早めに接種することがあります。

成猫の場合のワクチン接種時期

成猫の場合は、1度もワクチンを接種したことがなければ、1度接種した後1ヶ月後に2度目のワクチンを接種します。その後は年に1度、同時期に接種するのが良いでしょう。健康な猫であれば、ワクチンを打つ時期はいつでもかまいません。

完全室内飼いの猫にもワクチンは必要なの?

完全室内飼いの猫の場合、ワクチンを接種しなくても良いのではと思われる方もいますが、ワクチンというのは、猫がもしいずれかの感染症に罹っても重症化しない為に打つものです。感染症は外から持ち帰るものが多く、飼い主や家に来た方が運んでくる場合もあります。完全室内飼いだから感染症は大丈夫というわけではありません。

完全室内飼いの猫のワクチンおすすめの種類

完全室内飼いの場合は感染のリスクはありますが、比較的低くなりますので、3種類の混合ワクチンを接種するのが良いでしょう。年に1度のワクチン接種の際に血液検査も行っておけば、何かの病気になった際の目安にもなるでしょう。

外へ遊びに行く猫のワクチンおすすめの種類

近年猫は完全室内飼いが推奨されていますが、猫ですのでどうしても外へ行きたがる猫もいます。外へ行く猫は野良猫と出会う可能性がありますので、感染症のリスクも高くなります。そのため外へ行く猫には5種類、7種類のワクチンを接種しておくのをおすすめします。

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猫にワクチンを接種する際の注意

妊娠している猫はワクチンは接種できない

成猫にワクチンを接種する時期はいつでも構わないのですが、妊娠している猫にはワクチンを接種することはできません。お腹にいる仔猫が母親から感染症をもらう可能性が高いので、妊娠させる場合は、妊娠する前にワクチンを接種しておきましょう。

猫にワクチンを接種する前に注意すること

成猫の場合、いつでもワクチンを打つことができますが、接種前に猫の体調が良くなかったら、免疫力の低下からワクチンを接種することで感染症になる場合があります。また、ワクチンは打った後、体調が悪くなる猫もいますので、午前中に接種するようにしましょう。

猫にワクチンを接種した後に注意すること

ワクチンは毒性を薄めたりしたものですが病原体ですので、副作用が起きる場合があります。ワクチンを打った後は、猫のことをよく観察してください。元気がない、吐き気、呼吸異常、発熱、体温低下、よだれなど、あきらかにいつもと違う状態になった場合は、速やかに動物病院へ連絡してください。

ワクチンの副作用が心配

猫のワクチンでは副作用が心配になる方も多いと思います。ワクチンは身体にとっては異物ですので、なんらかの副作用は起きる可能性があります。特に危険なのがアナフィラキシーショックです。ワクチン接種後10分~1時間の間に、よだれ、嘔吐、けいれんを起こした場合はすぐに動物病院に連れて行ってください。

猫もワクチンが必要?接種の種類やかかる費用や時期まとめ

猫のワクチンについてご紹介しました。猫にワクチンを打っていないと、様々な感染症に罹る可能性があります。特に小さな仔猫の場合は接種する必要があります。ワクチンを打ったからといって、すべての猫の病気に効くわけではありませんが、感染症に罹った場合には症状が軽くすむのも事実です。

1度ワクチンを打った後に少し体調が悪くなった場合は獣医に相談することで、別のワクチンに変更してもらうこともできます。副作用が出る可能性もありますが、病気のリスクを考えると猫にもワクチンを接種するのをおすすめします。

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