さだまさしの『償い』の歌詞は実話だった?運転講習の教材になっていた

数々の名曲を世に送り出しているシンガーソングライター「さだまさし」さん。そんなさだまさしさんの楽曲の一つに「償い」という曲が有るのを皆さんはご存知ですか?今回はそのさだまさしさんの名曲『償い』について紹介させていただきます。記事中で歌詞をご覧いただくのですが、とても悲しい過去の実話がもとになっているそうなのです。そして、運転講習の教材にも用いられているとのことで我々にとって戒めとなる意味も含んでいます。こちらをじっくりと掘り下げていきたいと思います。

さだまさしの『償い』の歌詞は実話だった?運転講習の教材になっていた

目次

  1. さだまさしさんの名曲「償い」に秘められた思いとは
  2. さだまさしさんとは
  3. さだまさしの名曲「償い」は実話だった⁉
  4. さだまさしの名曲「償い」が生まれた経緯
  5. さだまさしの名曲「償い」の歌詞をチェックしよう
  6. ある裁判の判決文でもさだまさしの償いが
  7. さだまさしの償いには実話からの強い願いが込められている

さだまさしさんの名曲「償い」に秘められた思いとは

涙なしには語れない!運転講習でも引用されるこの「償い」が生まれた経緯とは

数々の名曲を世に送り出しているシンガーソングライター「さだまさし」さん。そんなさだまさしさんの楽曲の一つに「償い」という曲が有るのを皆さんはご存知ですか?今回はそのさだまさしさんの名曲『償い』について紹介させていただきます。記事中で歌詞をご覧いただくのですが、とても悲しい過去の実話がもとになっているそうなのです。そして、運転講習の教材にも用いられているとのことで我々にとって戒めとなる意味も含んでいます。こちらをじっくりと掘り下げていきたいと思います。

さだまさしさんとは

さだまさしさんのプロフィール

名前 さだまさし
本名 佐田 雅志(さだまさし)
別名 まっさん
生年月日 1952年4月10日
年齡 66歳
出身地 長崎県長崎市
学歴 國學院大學法学部中退
ジャンル ニューミュージック・フォークソング
職業 シンガーソングライター・ラジオパーソナリティ・小説家・映画監督
担当楽器 ヴァイオリン・フォークギター
活動期間 1973年 -
レーベル ワーナー・パイオニア(1976年 - 1977年)
フリーフライト(1978年 - 2017年)
フリーフライト / Colourful Records(2018年 - )
事務所 さだ企画

さだまさしさんの主な作品

1976年11月25日「線香花火」/1977年3月10日「雨やどり」/1977年7月10日「吸殻の風景」/1979年7月10日「関白宣言」/1980年7月10日「防人の詩」/1982年9月11日「長崎小夜曲」/ 北の国から─遙かなる大地より─螢のテーマ (南面・北面)」/1987年11月10日「風に立つライオン」/1988年3月25日「主人公 / まほろば」/1989年12月21日「冬の蝉」/00年4月26日「21世紀の君たちへ」/2006年4月5日「がんばらんば」など。

さだまさしの名曲「償い」は実話だった⁉

違反者を対象にした運転講習で聴かされる曲として知られる「償い」

みなさん、さだまさしさん(歌手、小説家)の償いという歌はご存知でしょうか。これは、悲しい実話をもとにして作られた歌です。この歌は運転講習の教材として用いられているそうです。経験された方によると鮫洲運転免許試験場(東京都)で、違反者講習のあと、最後に部屋を暗くして、同曲を聞かされたとのことです。運転免許試験場の担当者の方によると「違反者講習や免許更新者が対象です。

この『償い』は、交通事故の怖さ、命の尊さを歌ったもの。それをわかってもらうために実施しています」「反応はさまざまですが、教官が言うだけでは伝わらないこともあります。交通事故は、被害者はもちろんですが、加害者も不幸にします。少しでも事故を減らすのが目的です」この運転講習は鮫洲だけではなく、府中と江東の運転免許試験場でも行われているそうです。アルバム「夢の轍」に収録された「償い」は、さだまさしさんの知人の実話をもとに作られた曲です。

さだまさしの名曲「償い」が生まれた経緯

交通事故の被害者と加害者の気持ちが切実に投影されたのがこの「償い」

1982年のこと。さだまさしさんの知人の女性の身に起こったことだそうです。定年を迎えた夫と、静かに暮らしていこうとしていた矢先、夫が車に跳ねられ死亡します。目を開けない夫を目の当たりにし、途方もない悲しみに打ちひしがれ、行き場のない憤りを内に秘めた妻の足下に、土下座して謝罪する加害者の若い男性。

妻は涙を流されながら「人殺し!」と罵しったそうです。加害者は床に跪き額を床に押し付けながらその言葉を聞き、慚愧に堪えない思いを深くします。そして―さだまさしさんの歌が生まれました。この償いが生まれた背景には被害者の無念と涙、そして加害者の謝罪と後悔という簡単に言葉では表す事が出来ない様々な感情があるのです。

さだまさしの名曲「償い」の歌詞をチェックしよう

月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみて
みんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても 
ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

僕だけが知っているのだ 
彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜 
横断歩道の人影にブレーキが間にあわなかった

彼はその日とても疲れてた
人殺し あんたを許さないと 
彼をののしった被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣きながら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった
それから彼は人が変わった

何もかも忘れて 働いて 働いて・・・
償いきれるはずもないが 
せめてもと毎月あの人に仕送りをしている

今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 
泣きながら走り込んで来たしゃくりあげながら
彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えてようやく七年目に
初めてあの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

「ありがとう あなたの優しい気持ちは
 とてもよくわかりましただから どうぞ送金はやめて下さい
あなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのです 
あなたの気持ちはわかるけどそれより
どうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」

手紙の中身はどうでもよかった 
それよりも償いきれるはずもない 
あの人から返事が来たのが
ありがたくて ありがたくてありがたくて 
ありがたくて ありがたくて・・・

神様って思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
やさしい人を許してくれて
ありがとう

人間って哀しいね
だってみんなやさしい
それが傷つけあってかばいあって
何だかもらい泣きの涙が 
とまらなくてとまらなくて 
とまらなくて とまらなくて・・・

加害者の謝罪しても謝罪しきれない心情が感じられます。取材で「人間だから生きていたら間違ってしまうこともある。間違ってしまったらそれをどう謝罪していくかが大事なんだと思う」とさだまさしさんが応えられています。涙を流して謝罪をしても、亡くなった被害者は生き返らない。だからこそ向き合わねば為らないという切実な思いが、この実話ベースの曲の歌詞には込められているのです。

ある裁判の判決文でもさだまさしの償いが

「謝罪とは何か?」ある裁判で償いの一説を説いた裁判官

2001年、東京都で、4人の少年が40代銀行員の男性に対し、車内で足が当たったと口論の末、三軒茶屋駅のホームで暴行を加え、くも膜下出血で死亡させる事件がありました。東京地裁において判決公判が行われ、主犯格少年2人に対して、懲役3-5年の不定期実刑が下されます。裁判中、「深くお詫びします」と述べながらも、「酔っぱらって絡んできた」などの過剰防衛を訴えたりと少年たちの真に反省しているのか疑問を抱く態度に、裁判長は判決は述べます。

「あなたたちは、さだまさし氏の『償い』という歌を知っていますか?」「歌を知らなくても、歌詞だけは読みなさい。読めば、あなたたちの言葉がなぜ心に響かなかったのか、分かるでしょう」さださんは、この裁判を受け、新聞社の取材にこう答えました。法律で心を裁くには限界がある。今回、実刑判決で決着がついたのではなく、心の部分の反省を促したのではないでしょうか。

少年達がさだまさしさんの償いをこの後聴いたのか、またせめて歌詞だけでも読んだのかは定かではありません。裁判官に何を言われた所で心に響かなかった可能性も大いに有るでしょう。しかし、この事がきっかけで彼らがこのさだまさしさんの償いの歌詞を読んだり、実際に曲を聴いたのだとしたら、きっと心に訴えかけてくる物は有ったのでは無いでしょうか?

彼らが「酔っ払って絡まれた」という言い分も分からなくはありません。悲しいから今はそんな時代であり、注意するとしても最悪の事態を想定しなければ為らない世の中です。かと言って見過ごせば良いという訳ではありませんが、口を出す以上はそれなりの覚悟を持って対処しなければ為らない時代であるという事です。結局この男性は命を落としてしまい、暴行を加えた彼らは一生背負わなければ為らない十字架を背負うことに成ります。

彼らは自分たちが歳を重ねるに連れ、自らが犯した罪の重さを知るでしょう。そして謝罪したくても既に謝罪が出来ない状況に対し、心からの後悔を抱く事でしょう。涙を流そうが喚こうがその時にはもう遅いのです。だからこそとんでもない事をしてしまった後に「謝罪する」という気持ちを持つことは大切な事なのです。それを裁判官は少年たちに知って欲しかったのかも知れませんね。

さだまさしの償いには実話からの強い願いが込められている

今回は交通違反者が対象の運転講習でも使用されているというさだまさしさんの『償い』についてご紹介させて頂きました。実はに基づいたこのさだまさしさんの償いは、涙なしには語れない悲しい物語であり、その裏にはさだまさしさんの強い願いが込められています。最近、あおり運転などの感情のままに軽率な運転をされての事故や事件などをよく聞きます。被害者にも加害者にも辛い出来事になることを忘れずに日常の生活を送っていきましょう。


記事を評価しよう

記事へのコメント

気軽にコメントしよう!

※コメントは承認後に公開されます。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ