お酒を飲むときは、飲み方や使用する氷・水・ソーダなど以外に重要なのがグラスです。不思議なことにグラスでウイスキーの味や香りが変わることもあります。ダイニングバーやショットバーなどで飲むときのウイスキーは美味しいのに、家でウイスキーを飲むと何か物足りなさを感じる方は少なくないでしょう。そこでウイスキーの飲み方や銘柄によっての違いやおすすめグラスなどをご紹介します。これをご覧になれば、あなたが飲むウイスキーは今までより数倍も美味しくなること間違いありません!

ウイスキーにおすすめのグラスとは?種類や選び方のポイントまとめ

目次

  1. ウイスキーの美味しさはグラスで決まる!
  2. ウイスキーなど洋酒のグラスの種類はどんなものがあるか
  3. グラスの選び方を知る前にウイスキーの復習
  4. ウイスキーの飲み方で最適なグラスの選び方
  5. ウイスキーベースのカクテルに使用するグラスと選ぶポイント
  6. 最適なグラスのチョイスで素晴らしいウイスキーをご堪能あれ

ウイスキーの美味しさはグラスで決まる!

今回は、ウイスキーを美味しく飲むグラスの選び方やオススメのグラスの種類を紹介します。お酒を飲むときは、日本酒、ビール、ワインなどお酒の種類によってグラスを選びますが、ウイスキーは銘柄や飲み方でもグラスの選び方は異なり、適当なものを選べば美味しく飲む事ができます。しかし、家庭にあるウイスキーを飲むときのグラスは、そこまで種類を持っていない方が多数だと思われます。

また、いくつかグラスを持っていても、どれを使えばいいのか迷うこともあるでしょう。レストランやバーで飲むウイスキーは美味しいのに、家で同じようなウイスキーを飲んでも、味に何か物足りなさを感じる方は少なくないと思われます。しかし、それはグラスの選び方次第で、劇的に味や香りが変わってきます。ウイスキーを飲むときに、グラスの選び方のポイントやおすすめのグラスの種類やメーカーなどを押さえておけば、毎晩の晩酌が楽しくなるでしょう。

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ウイスキーなど洋酒のグラスの種類はどんなものがあるか

ウイスキーだけでなく、洋酒を飲むときのグラスはどんなものがあるのでしょうか。ウイスキー専用グラスもありますが、ワインやブランデーなどを飲むときのグラスも、ウイスキーの注ぐのに使えるグラスは多数あります。さまざまなグラスから選ぶことで、ウイスキーの楽しみ方はどんどん増えていきます。

タンブラーグラス

タンブラーグラス(Tumbler glass)は円柱形で、ウイスキーハイボールで使う際におすすめの種類のグラスです。タンブラーグラスのサイズは6オンス(177ミリットル)、8オンス(236ミリリットル)、10オンス(295ミリリットル)の3種類。選び方は飲む量もありますが、ウイスキーの濃さを調整する場合の選び方もあります。定番で最もバランスが良いのは8オンス。10オンスのタンブラーグラスは氷を通常より多く入れて、冷たさが長持ちするように作るときにおすすめです。

コリンズグラス

コリンズグラス(Colins glass)は、円筒状でタンブラーグラスよりも細くて背の高いのが特徴のグラスです。容量は一般的に300~410ミリリットル。オンスに換算すれば10~14オンスになり、タンブラーグラスよりも容量が多いです。コリンズグラスを使用する場合はロングカクテルで用いることが多く、スタイリッシュなグラスの見た目からハイボールや水割りで使うウイスキー愛好家にも人気が高いグラスです。

ロックグラス(オールドファッションドグラス)

ロックグラス(ocks glass)は一般的な名称ですが、正式名称はオールドファッションドグラス(old-fashioned glass)といいます。ガラスのふちが広く、背の低いのが特徴で、使用する際はウイスキー以外にもラムやジン、ウォッカ、テキーラなどをオンザロックスタイルで飲むときに選ぶグラスです。氷が溶けるスピードが遅く、お酒を長時間冷やしながら飲むために、大きな氷をロックグラスに入れて飲むのがポイントです

また、ウイスキーを入れる容量によってもロックグラスの選び方があり、シングル(30ミリリットル)、またはジガー(45ミリリットル)を入れるときは、容量160~330ccのグラス、ダブル(60ミリリットル)を入れるときは容量350~440ccのロックグラスを選ぶのがポイントです。

ショットグラス

ショットグラスは、ウイスキーを氷を入れたり、水やソーダで薄めることなく、そのまま飲むときに使うグラスです。ウイスキー以外にもジン、ウォッカ、ラム、テキーラなどのスピリッツと呼ばれるお酒を飲むときにも使用することも多いです。『テキーラをショットで!』と頼む方をよく聞きますが、これはテキーラをそのままショットグラスに入れて飲むときに使います。

他にもショットグラスを選ぶ際は、カクテルにも使う場合もあり、ニコラシカと呼ばれるカクテルはショットグラスで作るカクテルとして有名です。ウイスキー愛好家の間ではバーボンウイスキーをストレートで飲むときにショットグラスを選ぶ場合があります。

テイスティンググラス

テイスティンググラス(Tasting glass)は、ウイスキーやシェリー酒などをストレートで飲むときにおすすめのグラスです。そのためテイスティンググラスの別名を『ストレートグラス』と呼ぶこともあります。ウイスキーのプロの評論家やウイスキーの味めを作り出すブレンダーの方が用いることが多いですが、プロ向けのグラスというわけではなく、素人の方にもおすすめのグラスです。

テイスティンググラスは、唇が触れるふちの部分を『リム』、ウイスキーの香りを閉じ込める部分を『ボウル(ボール)』、持ち手の部分を『ステム』、グラスの土台、支える部分を『プレート(フット)』と、グラスの箇所によって名前がついています。グラスの口を細くし、下に行くほど太くなっているのが特徴で、ウイスキーの香りを楽しむのときにおすすめのグラスです。

ウイスキーの香りを存分に楽しみたいとき、グラスの選び方は香りを飲む寸前まで閉じ込めておける蓋つきのテイスティンググラスを選ぶことがおすすめです。ウイスキーだけでなく、シャリー酒やブランデーに使われることもあります。

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グラスの選び方を知る前にウイスキーの復習

ウイスキーを飲むとき、グラスの選び方のポイントを知る前に、ウイスキーの種類やその特徴を知ることもポイントのひとつです。そこで、ここではウイスキーの種類について解説します。ウイスキーには大麦麦芽のみを原料とする『モルトウイスキー』、トウモロコシ/ライ麦/小麦などの穀物を主原料として『グレーンウイスキー』、ライ麦を主原料とした『ライウイスキー』、トウモロコシを原料とした『コーンウイスキー』があります。

そして、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした『ブレンデッドウイスキー』もあり、以上、主原料によって5種類のウイスキーに分類されます。

ウイスキーの基本は5つの産地によって大きく異なる

ウイスキーは産地によって分類され、大きくわけて5つの産地がメジャーとされます。5つの産地の名称は、英国スコットランドのスコッチウイスキー、アイルランド共和国と英国北アイルランドのアイリッシュウイスキー、アメリカのテネシーウイスキーやバーボンウイスキー、カナダのカナディアンウイスキー、そして日本のジャパニーズウイスキーです。

スコッチウイスキーとは

英国スコットランドで作られるスコッチウイスキーは、略して『スコッチ』と呼ばれることもあります。麦芽を乾燥させる際はピートと呼ばれる泥炭を燃やして作るため、スモーキーフレーバーがするのが特徴的です。スコッチのモルトウイスキーの中で、さらに製造されるスコットランド内地域によって名称が異なって、それぞれの地域で味や香りに特徴があります。

スコッチのモルトウイスキー内の産地によって『ハイランドウイスキー』、『スペイサイドウイスキー』、『ローランドウイスキー』、『アイラウイスキー』、『キャンベルタウンウイスキー』、『アイラズウイスキー』に分けられます。グレーンウイスキーはローランド地方で盛んに作られています。

アイリッシュウイスキーとは

アイリッシュウイスキーは、基本アイルランド国内の倉庫で3年以上熟成保管されたものです。大麦麦芽を使用した"モルトウイスキー"とトウモロコシなどの穀物を用いた"グレーンウイスキー"、複数のモルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒を混ぜ熟成させた"ブレンデッドウイスキー"が作られています。アイリッシュウイスキーはグレーンウイスキーがルーツとされ、モルトウイスキーの割合が少ないとされ、ブレンデッドウイスキーが多いとされています。

テネシーウイスキー/バーボンウイスキーとは

バーボンウイスキーは、アメリカ・ケンタッキー州で作られるウイスキーで、ケンタッキー州のバーモント郡が発祥のためバーボンウイスキーと名付けられました。バーボンと呼べるウイスキーは、原材料の51%をトウモロコシを使用すること、新品の炭化皮膜処理されたオーク樽でバーボンの原酒を熟成保存することが主な定義です。

テネシーウイスキーはアメリカ・テネシー州で生産されるウイスキーを指します。原料51%以上をトウモロコシなどの穀物を使用し、新品の炭化皮膜処理されたオーク樽で寝かせるため、定義上の製法ではバーボンウイスキーのものを満たすため、テネシーウイスキーもバーボンウイスキーと分類されます。テネシーウイスキーはテネシー州で作られるウイスキーですが、バーボンウイスキーと言っても間違いではありません。

しかし、テネシーウイスキーで有名な銘柄『ジャック・ダニエルズ(Jack Daniel's)』のラベルには、『Tennessee whiskey』とラベルに表示されているため、製造元もバーボン表示よりテネシーウイスキー表示を用いて、独自のブランドを確立させています。

カナディアンウイスキーとは

カナディアンウイスキーとはカナダで製造されたウイスキーを指し、カナダ国内で熟成保管されなければカナディアンウイスキーと名乗れません。また、カナディアンウイスキーはトウモロコシ、ライ麦、大麦の麦芽を原料にし、これらを酵母によって醗酵し、カナダ国内で蒸留、そして容量180リットル以下の樽で3年以上熟成させたものです。

ジャパニーズウイスキーとは

日本で製造されたウイスキーをジャパニーズウイスキーと呼ばれます。しかし、スコッチやバーボンのような定義がなく、輸入した原酒を日本国内で貯蔵、ブレンド、瓶詰めしたウイスキーも『ジャパニーズウイスキー』と呼ばれます。それでも、サントリーやニッカウイスキーなど、飲料系の大企業が製造するウイスキーが多く、醗酵・蒸留・熟成保存まで一貫して行う企業や蒸留所が多数存在します。

日本のウイスキー製造はスコッチウイスキーがルーツとされるため、味わいはスコッチウイスキーに似ています。それでも、国内に蒸留所が日本各地に点在するようになってから日本独自の味わいを生み出し、現在は世界各国で高く評価されています。

また、もともと高価なお酒とされていましたが、コストを安く抑えてつく方法や、生産能力の高い蒸留所や工場を作ったことで、安くウイスキーを楽しめるようになり、日本国内ではスコッチやバーボンも人気ですが、ジャパニーズウイスキーを好んで飲む愛好家は非常に増えています。

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ウイスキーの飲み方で最適なグラスの選び方

ウイスキーの飲み方にはさまざまな方法があります。美味しく味わうには、飲み方でグラスの種類を選ぶことがポイントです。続いては、ウイスキーの飲み方に合わせたグラスの選び方をご紹介します。

オン・ザ・ロックで飲むときにおすすめのグラスの選び方

ウイスキーをオン・ザ・ロックで飲むときの選び方は、オールドファッショングラスを選びましょう。グラスに入れる氷は直径3~4cmのクラックド・アイスではなく、オン・ザ・ロックのために作られた丸氷、卵氷(ランプ・オブ・アイス)を選ぶのがポイント。丸氷、卵氷がないときは、オールドファッションドグラスに収まるぐらいの大きめな氷を使用することをおすすめします。

ミストで飲むときにおすすめのグラスの選び方

ミストは霧の意味し、ロックグラスの外面に白い霧がつくほどよく冷やしてウイスキーを飲む方法です。オールドファッショングラスに砕かれた粒子状の氷を詰め、ウイスキーを30~60ミリリットルまでお好みの量を注ぎます。さらにマドラーでよくかき混ぜるのがポイントで、オールドファッションドグラスを使ったミストでは、ウイスキーかなり冷やして飲むことができます。

ストレートで飲むときにおすすめのグラスの選び方

ウイスキーをストレートで飲む場合は、シングル(30ミリリットル)からダブル(60ミリリットル)まで量がちょうどよく収まるグラスを選ぶのがポイントで、ショットグラスまたはテイスティンググラスを選ぶのがポイントです。ウイスキーの香りを楽しみたい方はテイスティンググラスを選ぶのがおすすめ。グラスを傾けたときにある程度の流速で喉越し味わいたいときはショットグラスを選ぶのがおすすめです。

ハイボールや水割りで飲むときにおすすめのグラスの選び方

ハイボールや水割りなどウイスキーを薄めて飲む場合は、タンブラーグラスやコリンズグラスを選ぶのがおすすめです。ハイボールの場合、ソーダ水とウイスキーの割合は基本的に7:3とされ、シングル(30ミリリットル)の量のウイスキーで作る際は、ハイボールの総量は約100ミリリットルになるため、氷を詰めることを考慮すれば7オンスのタンブラーを使うのがおすすめ。

また、ウイスキーの量をジガー(45ミリリットル)やダブル(60ミリリットル)にする場合は、タンブラーを大きくしたりコリンズグラスを使用します。炭酸が抜けないように混ぜる気ないものポイントです。水割りの場合、ウイスキーとウイスキーが1:2~2.5がベストバランスとされます。水割りにする場合は、ウイスキーの香りも生きているため、タンブラーやコリンズグラスよりゴブレットと呼ばれる、ふちの部分が少々しぼんでいるグラスの種類を選ぶのがおすすめです。

トワイスアップで飲むときにおすすめのグラスの選び方

トワイスアップとはウイスキーと常温の水を1:1の割合で混ぜて飲む方法です。ウイスキーは加水することで香りが増す特性を持っているため、香りを楽しみたい方にはおすすめの飲み方です。この場合、香りを楽しめるテイスティングを選ぶのがおすすめです。

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ウイスキーベースのカクテルに使用するグラスと選ぶポイント

これまでウイスキーの飲み方によっておすすめのグラスの選び方を解説しましたが、ウイスキーをベースにしたカクテルにもグラスの選び方にポイントがあります。といってもウイスキーベースのカクテルはウイスキーの香りが消してしまうことがほとんどなので、グラスの選び方は見た目や量で選ぶのがポイントです。

これは、カクテルレシピによって大まかなグラスの種類が定められている場合がほとんどで、基本はレシピに沿ってグラスを選ぶべきです。オリジナリティや一度に入れる量を変更する場合は、レシピ通りではなく、適当なグラスを選ぶのがポイントです。

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最適なグラスのチョイスで素晴らしいウイスキーをご堪能あれ

今回は、ウイスキーの飲み方とグラスの選び方や選ぶ際のポイントなどをご紹介していきました。ウイスキーを飲むときはダイニングバーやショットバー、レストランで飲めばバーテンダーの技量やお店の雰囲気も相まって美味しくウイスキーを飲めます。一方で、家で飲む際も適当なグラスの選び方は入れ方でウイスキーの美味しさを引き出せ、逆にウイスキーの美味しさを台無しにすることもあります。

ウイスキーを美味しく飲みたかったり、家での晩酌を楽しみたいのであれば、グラスをある程度揃えて、最適なグラスで飲むのが一番。そうすれば、そこまで高額なウイスキーでも美味しくいただけるでしょう。最良のグラスをチョイスして、楽しいウイスキーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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