よく瓶に入って販売されているベタ。ゆったりと色鮮やかな尾びれを揺らしながら泳ぐ姿に癒されますよね。このベタの繁殖方法を調べてみました。ペアリングの注意点なども紹介しちゃいます。ベタの繁殖を成功させたい方は、ぜひ参考にされて下さいね。

ベタの繁殖方法は?5年の寿命の内に産卵やペアリングを成功させよう

目次

  1. ベタとはどんな魚?
  2. 繁殖に必要なベタを探そう!
  3. ベタの繁殖の前にすべきこと①飽和給餌
  4. ベタの繁殖の前にすべきこと②健康第一
  5. ベタの繁殖期とは?繁殖に適した状態の見分け方
  6. ベタの繁殖を成功させるための注意点
  7. ベタの繁殖手順①繁殖用のオスとメスを用意する
  8. ベタの繁殖手順②繁殖用のオスとメスを仕上げる
  9. ベタの繁殖手順③繁殖しやすい環境を用意しよう
  10. ベタの繁殖手順④ベタ特有の特殊なお見合い
  11. ベタの繁殖手順⑤いよいよペアリング
  12. ベタにも相性がある?!ペアリングを成功させるために
  13. ベタの繁殖方法:産卵の流れ
  14. ベタの繁殖方法:産卵~ふ化まで
  15. ベタの繁殖は産卵後が大事!
  16. ベタの繁殖はインパクト大!一度は見てみたい

ベタとはどんな魚?

ベタは鑑賞魚の中でも、その容姿の美しさに魅了され飼う人が多く、エアーポンプなど熱帯魚を飼う際に必要な設備がベタには必要ありません。小スペースでも飼育が可能な事から、一人暮らしの男性からファミリーまで幅広い層にベタは人気があるんです。その人気はベタ専門の熱帯魚店まであるほどです。

ベタの体長は4~12cm程度で、オスは縄張り意識が高く攻撃的な為「闘魚」とも呼ばれ単体での飼育が必須です。ベタにも色々な種類があり、種類によっては高価なベタもいますが一般的に良く見られるのは、トラディショナルベタという野生種を繁殖させ品種改良したタイプ。安価な為、手に入れやすいベタです。

またベタは闘魚の為、繁殖には注意が必要です。間違った方法で繁殖を試みると、メスの寿命が尽きるまで攻撃し続け繁殖どころではなくなってしまいます。ベタの寿命は平均して5年程度です。この間にベタの繁殖にチャレンジしてみましょう。これからベタの種類からペアリングに至るまでの繁殖の事について解説していきます!

繁殖に必要なベタを探そう!

ベタにも様々な種類の個体がいます。どんなベタの繁殖をして子孫を残したいのかベタ好きなら悩む所。ここではベタの種類を紹介しますので、気に入った種のベタがいたら探して繁殖にチャレンジしてみて下さいね。

①トラディショナルベタ

ベタの中でも流通量も多く、一般的にベタと言われるとこの品種を思い浮かべる人も多いはず。長いヒレが特徴で安価な上カラーも豊富な事から繁殖を目指す初心者におススメのベタです。

②ダブルテールベタ

上下に尾ビレが分かれていて、他の品種よりも背ビレが大きく目立つベタ。原色の個体が多く水槽の中でも目立ちますよ。

③フルムーンベタ

ダブルテールとハーフムーンをかけ合わせ繁殖させたベタ。各ヒレが大きく開き満月に見える事からフルムーンと名前が付きました。各々のヒレも大きい事から見栄えを重視するなら、このフルムーンベタがおススメです。

④ハーフムーンベタ

半月型に尾ビレが180度展開するベタ。その美しさからベタの中でも安定した人気を誇っています。またベタのコンテストにおいてはスタンダードなタイプなので、出場を狙うならハーフムーンベタから飼育するのも良いですね。

⑤クラウンテールベタ

各ヒレのレイと言われる軟条が伸び、ヒレを開くとまるで王冠に似ている所からクラウンベタと呼ばれる様になりました。繁殖の際に掛け合わせを考えているなら、知っておきたいベタです。

⑥キングテールベタ

クラウンテールの中でも、レイが枝の様にY字に分かれ、ヒレ先で交差している王様の様な姿のベタ。とても貫禄があり男性のベタ愛好家に人気の品種。かっこいいベタの繁殖を目指すなら要チェックですよ。

⑦スーパーデルタベタ

尾ビレの開きが180度未満のベタ。価格はハーフムーンよりも安価ですが、そのカラーバリエーションの豊富さでは他の品種を上回ります。ベタの美しさを堪能したい人におススメです。

⑧ハーフサンベタ

クラウンテールに比べレイが細く、本数も多いハーフムーンとダブルテールをかけ合わせ品種改良し繁殖されたベタ。滅多に出回らない品種のベタの為、出会えたら即買い間違いなしです。

⑨プラカットベタ

長年に渡り繁殖を繰り返し改良された根っからの闘魚。原種に近く非常に丈夫で飼いやすいですが、闘争心が非常に高いので飼う際には、場所に気を付けないといけません。鏡や反射して映る自分に向かっていきケガをする場合もあります。

⑩ジャイアントベタ

名前の通り大きくなるベタで、模様も様々なものがあり鯉に似ている事から鯉ベタと別名がある程、日本人にはどこか懐かしい親近感が湧くベタです。初めて繁殖に挑戦するなら、大きくて繁殖期の分かりやすいこのベタもおススメ。

⑪ダンボベタ

胸のヒレが大きく成長するベタで、尾ヒレと共に胸ビレをなびかせて泳ぐ姿は最高です。また胸ビレがまるで象の大きな耳の様に見える事からダンボベタと名付けられたのだそう。

ベタの種類や値段の相場を徹底調査!飼育しやすい種類はどれ? | MensModern[メンズモダン]

ベタの繁殖の前にすべきこと①飽和給餌

繁殖にはまず、親になるベタに飽和給餌をしましょう!餌は初心者の方は「ひかりベタ」という市販のベタ専用のエサがおすすめです。こだわりが出てくる中級者以上の方は赤虫などの乾燥餌を与えると良いですね。通常、餌は日に2回程度ですが、繁殖を念頭に置いた親を育て上げる時期は日に何度も食べきれる分量を与えて下さい。

この方法を用いる事でベタの食欲が常に満たされ、成熟した繁殖に適した個体へと育ちます。食欲が満たされていない状態で繁殖を試みると、弱ってしまったり卵を食べてしまったりしますので注意して下さい。食欲が最高の状態で保たれている事が繁殖には重要ですよ。

ベタの繁殖の前にすべきこと②健康第一

ベタに限らず魚は環境に応じて食欲の増減がはっきり出ます。環境が整う事で食欲も増し、健康的で繁殖に適した最高の親が育つのです。健康状態を見るには、毎日の観察が不可欠です。観察していく中で、泳ぎに勢いがない・食欲がない・ヒレを開かないなどの重要なサインを察知する事が出来ます。そうなってしまうと繁殖時期は見送った方が良いでしょう。

特に環境として注意して頂きたいのが水質です。水道水にはカルキ(塩素)が入っておりますので、市販の液体カルキ抜き剤などを混ぜてカルキ抜きをしてから使います。水温は25℃前後に合わせましょう。冬場は寒いので、ヒーターなども上手く使ってみて下さい。水質と温度は重要ですので、ベタの健康を保つために最高の飼育環境を整えましょう。

ベタの繁殖期とは?繁殖に適した状態の見分け方

ベタの寿命は5年程度。この寿命の間に繁殖を考えなければいけません。時期を間違えて繁殖に失敗し、何度も繁殖に挑戦していくうちに寿命がきて、可愛がっているベタの子孫が残せないなんて事がないようにしましょう!

この画像の様に基本的にオスは成熟してくると泡巣という泡をペアリングや繁殖前から水面に吹きます。泡巣を吹いている状態は、元気で活力もあり繁殖に適している最高なベタの状態という意味です。このオスの行動を見逃さずに日々、観察しましょう。繁殖やペアリングに挑戦する時期もおのずと分かるはずですよ。

一方、メスは繁殖期が訪れると腹部が透けて膨らみ卵巣が見えるようになります。この状態の時に繁殖やペアリングを試みましょう。また個体によっては見えない場合もありますが、お尻の周辺に産卵管と言われる白い管が見えているメスも繁殖期を迎えているペアリングに適したメスベタと判断できます。

ベタの繁殖を成功させるための注意点

これまでの手順を省いてしまうと繁殖の成功率も下がります。繁殖を成功させるためには、短いベタの寿命の中で繁殖に適した時期を見極め、繁殖の準備をしておくことが重要です。

他の熱帯魚の様に、ポンプやヒーターなどの設備が必要ないだけに「寿命も平均で5年もあるし丈夫な魚だから」と、安心して世話を怠ると本来あるはずの寿命も短くなってしまいます。生き物である事を常に頭に入れ、水替えやお世話こまめにするようにしましょう。最高の環境や状態でないと繁殖もペアリングも成功は望めませんよ。

ベタの繁殖手順①繁殖用のオスとメスを用意する

まず繁殖を考えた時に、最初に用意して貰いたいのが繁殖用のベタのオスとメスです。見分け方は先ほど説明しましたが、簡易的な方法でも見分ける事が出来ます。では繁殖に重要なベタのオスとメスを見分けるための方法を見ていきましょう。

繁殖を念頭においてオスの特徴を知ろう

大体、ショップなどで瓶に入って売られているのはオスが多いです。オスは尾ビレも長く見た目も鮮やかなので、存在感がありヒレを広げた際などは最高に綺麗です。1つの瓶に一匹しか入っていない理由も、オスの縄張り意識が強くオス同士で殺し合いをしてしまう為に、他の熱帯魚の様に混泳させる事が出来ないのです。

繁殖を念頭においてメスの特徴を知ろう

一方、メスには縄張り意識がないため混泳が可能です。ショップなどでは、大きい水槽に数匹のメスが入って販売されている所が多いですね。見た目は、オスとは真逆で地味な色合いをしている個体が多いです。ヒレも短めですので、特徴さえ知っていれば自分で見分ける事が出来ますよ。

ベタの繁殖手順②繁殖用のオスとメスを仕上げる

繁殖手順として、お気に入りの繁殖用のオスとメスが揃ったら、ベタを繁殖のために最高な状態に仕上げていきましょう!仕上げるとは、数日間の飽和給餌をして常にお腹を満たしてあげ、体調を整えて繁殖に適した最高な状態にすることを言います。最高な状態のオスとメスがいて初めて繁殖やペアリングが成功します。

繁殖やペアリングの失敗例の多くは、この仕上げの段階を省いてしまったがために失敗している場合が多いのです。繁殖に適した最高な状態に個々のベタが仕上がっていないと、ペアリングに移っても途中で弱って寿命が早く尽きてしまったり、ペアリングや繁殖が成功したのに産卵した卵や稚魚を食べてしまったりして、結果的に繁殖が失敗してしまう事が多いのです。

ベタの繁殖手順③繁殖しやすい環境を用意しよう

繁殖には水草や小石、蓋つきの水槽が最低限必要です。もし余裕があれば隠れられる置物も用意してあげると、ベタにとってはよりリラックス出来る最高の繁殖の環境になるでしょう。また冬場などの気温が下がる時期にはヒーターも用意しましょう!繁殖には水温管理も重要です。きちんと管理出来るように水温計もあると便利ですね。

環境が整ったからと言って、すぐに新しい水槽にベタを移さない様にして下さい。移す際は少しずつ水に慣らします。前の水槽の水や瓶の水を少し捨て、新しい環境の水を捨てた分入れます。これを何度か繰り返して水慣れをしてから放しましょう。こうする事で、水質の変化にも適応でき弱る心配がありません。

ベタの繁殖手順④ベタ特有の特殊なお見合い

次はベタのオスとメスのお見合いです。すぐには繁殖に移りません。メスを画像のように袋に入れて水槽に浮かべてお見合いさせても良いですし、水槽になかに透明な仕切りを入れてベタの様子を見ても良いですね。そして繁殖に相性の良いペアかを見極めます。オスは気に入らないメスには、寿命が尽きるまで攻撃をしますので必ずお見合いをさせてからペアリング・繁殖へと移りましょう!

お見合いが成功の場合、オスは繁殖のために泡巣を吹き始めます。メスのベタの体にはペアリングOKの証である縦の線が体に出てきます。出来れば繁殖用のメスは何匹か用意して、オスに選ばせてあげるのもペアリングを成功させるコツですよ。成功しない場合は、数匹対オスで試してみて下さい。

ベタの繁殖手順⑤いよいよペアリング

お見合いが成功した兆しが見えたら、袋や仕切りを取り除きベタのオスとメスを混泳させます。ペアリングが始まるとオスはメスを追い回し始めます。見ていると、いじめられているようで可哀想だと思ってしまいますが、これがベタのペアリングの第一歩です。逆に全くメスに興味を抱かないと繁殖の相性が悪かったのかも知れません。

メスはヒレもボロボロになり寿命が尽きてしまったのではないかと心配になる程、元気がなくなり動きも鈍くなります。お見合いをしっかりしていないと、本当に寿命が尽きてしまうほどの攻撃をオスから受けている場合もありますが1週間位は様子を見ましょう。

メスの体に巻き付くようなしぐさをオスがしたらペアリングは成功です。この時メスは気絶してしまいますが、寿命が尽きたわけではないのでご安心を。何回か繰り返し産卵が済んだら、メスを切り離しましょう!繁殖の第一歩、ペアリングの成功です。塩分濃度を高くした別の水槽に繁殖用のメスを移して、弱った体を治療してあげれば回復も早いでしょう。

ベタにも相性がある?!ペアリングを成功させるために

ベタにも相性があります。繁殖を成功させるためには、まずはペアリングを成功させる必要があります。じっくりお見合いをさせてあげれば、ペアリングの相性も良く飛躍的に繁殖の成功率も上がります。何度も繁殖に成功している方は、お見合いの段階でじっくりベタの様子を観察してからペアリング・繁殖に移っています。

早く繁殖に成功して可愛い稚魚を見たいと焦る気持ちも分かりますが、じっくり構えて見届けてあげる事も繁殖させるためには大切です。お見合いが上手くいかない場合は、繁殖用のメスをチェンジしてお見合いを仕切り直すのも大事ですよ。

ベタの繁殖方法:産卵の流れ

オスがメスの体に巻き付き産卵させます。一度に全ての産卵は無理ですので、何回か繰り返します。そのたびに、メスは気絶してしまいます。初めて繁殖に挑戦する際は、誰もがビックリし慌ててしまう姿です。この神秘的な姿が見たくて繁殖にチャレンジする人もいます。

ベタの繁殖方法:産卵~ふ化まで

メスが産卵するとオスがその卵を口にくわえて泡巣へと運びます。一度の繁殖で数十匹の卵を産みますので、数時間かけて丁寧に一個ずつ運ぶ姿は、闘魚だという事を忘れてしまうほどです。

ふ化が始まるとオスは落ちで来ないように稚魚の世話をし始めます。落ちてしまった稚魚を口で加えて、泡巣に戻す作業を淡々とこなしていきます。稚魚が泳ぎ始めたらオスのお世話の時期は終了ですので、別の水槽に移して労わってあげて下さい。

ベタの繁殖は産卵後が大事!

産卵後はメスは疲れ切って弱っていますので、食卵の可能性も極めて高い状態です。別の水槽に移し替えを忘れずにしましょう!稚魚のお世話はオスしかしない為、繁殖後一緒にさせておく必要はありません。一方、繁殖後のオスは興奮している状態ですので、ライトを消して興奮させない様に気を付けます。そして稚魚のお世話はオスの役目。間違っても切り離さない様にして下さい。

ベタは産卵後の卵や稚魚の世話はオスがします。大体、産卵後5日位でふ化が始まり小さな稚魚が、オスが出した泡巣にぶら下がりながら泳ぐ姿を見る事が出来るようになります。泳ぎ出したらオスを切り離して大丈夫です。一日2~3回ブラインシュリンプと言う稚魚用のエサを与えます。

もし稚魚が餌を上手く食べれないようであれば、より小さなインフゾリアと言う餌に変えてみるのも手です。熱帯魚を取り扱っているショップで相談してみるのもおススメです。せっかくペアリングまで行ってふ化までしたのに、稚魚が死んでしまっては繁殖は成功とは言えませんよね?稚魚に餌を与え忘れる事がない様にしましょう。

ベタの繁殖はインパクト大!一度は見てみたい

いつもは闘魚と言われる程の攻撃性を持つベタですが、子育てとなると別の顔を見せてくれる素敵な熱帯魚です。この二面性を見るのも繁殖の成功者だけの特権ですので、繁殖成功を一度は味わいたいベタファンも多いのです。この記事を参考にベタの繁殖に挑戦し、繁殖の成功率を上げてくださいね。


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