グルメブームの中でも、変わらず人気なのがコーヒーチェーンのスタバ。そんなスタバのお馴染みのロゴマークですが、このロゴマークのデザインにどのような歴史があるのでしょうか。スタバの歴史とともに、このスタバのロゴマークのデザインにも注目してみましょう。

目次
スタバの歴史とロゴマークの意味について
ちょっとした休憩というイメージだったコーヒー店。それが最近では大学生などを初めて、おしゃれなスペースとして発展したスタバ。グルメブームが続いている中で、そのスタバはもはや固定の顧客を得たお店だといえます。
しかし、そんなスタバの歴史はどのようなものなのでしょうか。いつごろスタバが生まれ、そしてあのお馴染みのスタバのロゴマークのデザインにはどのような意味があるのか。そんなスタバの歴史とロゴマークのデザインについて紹介します。
スタバ誕生の歴史
グルメとはただお腹を満たすだけはなく、SNSが発展した現在はひとつのステータスのような存在になっていますよね。インスタなどにグルメな画像を投稿するのが日課という人も多いのでは無いでしょうか?
そんなグルメの中でも一つの派閥とも言えるのが、スタバといえる存在です。シーズンごとに新しい商品を生み出し、購買欲を煽る戦略はスタバのおしゃれな雰囲気もあって、女性を中心に大人気ですよね。
都内では、どこのスタバも連日混んでいるような状況はずっと続いており、コーヒーショップとしてはグルメの殿堂的存在ですよね。そんな、スタバはいつごろ誕生したのでしょうか。
スタバの誕生は1971年
スタバことスターバックスが誕生したのは、1971年のことです。アメリカ合衆国ワシントン州シアトルで開業したスタバは、現在は世界で展開するコーヒーチェーンとなりました。何よりも、テイクアウトして飲み歩きするスタイルは、シアトルスタイルとまで言われるようになりました。
このスタバの歴史の中で、メインとして人気だったのが、エスプレッソです。エスプレッソをメイン商品にすえて、シアトルスタイルを生み出したわけです。このスタイルとしての人気も、ある意味でスタバのロゴマーク以上に重要なポイントだったかもしれませんね。
北米全土にまで、このシアトルスタイルとしてのカフェがブームとなり、まさにスタバはアメリカのコーヒーチェーンに欠かせない存在になりました。現在のスタバの店舗するは、2万店を越えており、日本でも県庁所在地すべてにスタバのお店があるという状況なんです。
元々、スタバの歴史はコーヒー焙煎の会社からスタートおしました。1982年に現在の会長兼CEOのハワード・シュルツが入社したことにより、スタバの歴史は大きく変わることになります。シュルツは、コーヒー豆だけの販売ではなく、エスプレッソを主体としたドリンク類の販売を会社に提案することになります。
グルメの歴史にはこういった、会社に革命児のような存在が現れることが大きなターニングポイントとなります。しかし、会社はシュルツの意見に乗り気ではなかったったため、1985年にシュルツは退社。イル・ジョルナーレ社という会社を設立して、エスプレッソ主体のテイクアウトメニューを店頭販売で開始したのです。
シアトルで注目されたスタバとロゴマーク
この方法がシアトルの学生を中心に流行し、次第にキャリアウーマンたちもおしゃれなスタイルとして、このお店に通うようになったのです。シュルツは1987年にスターバックスの店舗と商標を購入し、イル・ジョルナーレをスターバックス・コーポレーションに改称します。
そして、スタバはコーヒーチェーンとして、一気に拡大していくことになり、このスタバのスタイルは多くのグルメ業界の手本になり、スタバスタイルのコーヒー店が急増することになります。
このスタバのブームの歴史には、当時のアメリカでイタリアブームが起きていたことが重要なポイントだといえます。イタリア流のファッションやグルメがブームの中で、イタリア式コーヒーのエスプレッソはまさに、みんなが求めていた商品だったわけです。
スターバックスの由来がロゴマークに大きな関わりがある
そもそもスタバの名前あるスターバックスとは、どのような由来があるのでしょうか。これは、ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』に登場するスターボ採掘場が元になっているようです。
元は、捕鯨船ピークォド号の名前を使おうとしたようです、副船長のスターバック一等航海士と、スターボ採掘場を組み合わせたものが、スターバックスの由来になったようですね。
これが、スターバックスのロゴマークのデザインと大きな関係があるんです!スターバックスのロゴマークのデザインと言えば、女神様のような女性がロゴマークになっていますが、この女性いったい何者なのでしょうか。
スタバのロゴマークのデザインは船乗りと関係がある
スタバのロゴマークのデザインの意味は、ギリシャ神話に登場する海の怪物であるセイレーンなんです。上半身は人間の女性で、下半身は鳥の姿で、時には魚の姿でもあるようです。
海の航路上の岩礁から、美しい歌声で航行中の船乗りを惑わして、遭難させたり難破させたりする、怖い怪物なんですよね。なぜこのようなギリシャ神話の怪物がスタバのロゴマークのデザインに選ばれたのでしょうか。
なぜスタバのロゴにセイレーンが選ばれたのか
スタバのロゴを考えたときに、コーヒーの航海の歴史や、シアトル海港のルーツにまつわるものを選ぼうと考えたようです。そして、スタバの関係者は、海にまつわる書物を読んで、その中に登場した2つの尾を持つ人魚のような、セイレーンを目にしたのです。
スタバはロゴを見て楽しむものだと思っています(金欠)
— みずほ🍋(前田)🦋🌼 (@1403maemae) August 2, 2017
この時見たセイレーンの姿は、16世紀に作られた木版画だったようです。スタバはあくまで航海とつながりがあるもので、デザイン的に特徴のあるこのセイレーンを選んだようです。しかし、海の船乗りにとっては危険な存在であるセイレーンが、スタバのロゴマークのデザインに選ばれたのは不思議ですね。
スタバのデザインの意味は理解出来たと思いますが、このスタバのロゴのセイレーンの両脇にある腕のような物体は、腕では無いんですよ。これはセイレーンの二つに分かれた尾っぽなんです。
人魚をイメージ出来ると思いますが、あの尾っぽが途中で割れているのが、セイレーンの一つの特徴なので、それがロゴのデザインにもあったんでしょうね。
初期のころのスタバのロゴが怖い
このロゴの意味を知っている上で、スタバのロゴマークのデザインを振り返ると、最初期のロゴマークが、あまりにもセイレーンを強く反映させすぎているんです。
スタバのロゴの進化過程♪ pic.twitter.com/WTQRKHl2cJ
— キュートなファッション集☆ (@fashion_syuu) November 20, 2013
このもっとも最初のデザインを見てみると、現在のロゴマークの両サイドのデザインが腕ではなく、尾っぽであることがとってもわかりますよね。ちゃんとロゴの意味を知っていると、ロゴマークもの楽しみ方も増えますね。
ハングルのロゴのスタバ🙌🇰🇷
— み ゆ (@miyu090715) August 4, 2017
唯一仁寺洞にしかないからレア❤️
とうもろこしのフラペチーノ激ウマ😋✨ pic.twitter.com/xcfehiZB48
しかし、グルメにおいてロゴマークが持つ意味合いは大きく、1987年まで使われていた黒のロゴマークと、以降の緑のロゴマークではまったく受けるイメージが違いますよね。黒のロゴマークだと、少し格式高く、近寄りがたい気持ちになります。
スタバin福建省(中国)?
— スターバックス★オーダー技 (@cafe_timx) August 4, 2017
スタバのロゴがチャイナクラシックに♡ pic.twitter.com/BwuNoZBc1g
現在のスタバのロゴはかなりデフォルメされた、柔らかい印象を与えます。若い世代から大人まで誰もが利用できるコーヒーチェーンという感じがしますよね。イメージを損なうことなく、ロゴデザインを変えるというのは非常に難しいのですが、スタバはそのあたりもセンスが高いですね。
現在も初期のスタバのロゴを見れる
このちょっと怖いスタバの初期のロゴですが、あるところでは現在も使わているんです。それがスタバの一号店なんですね。
スタバ1号店❗️
— Toshiki Kishi (@kanto3456) July 25, 2017
ここだけ茶色と白のロゴらしい😏😏
かだいぃ〜〜! pic.twitter.com/3WJ7untMN8
スタバの一号店は、アメリカ合衆国のワシントン州シアトルで今でも営業中なんです。現在は、シアトルの観光名所の一つになっているほどなんですよ。この一号店は『スターバックス パイクプレイス店』というようですね。
久し振りにあの坂登った。ここのスタバのロゴ、かわいい😙 pic.twitter.com/jTotUICrHx
— yeolll (@yeolnamsam) July 31, 2017
お店の前で記念写真を撮る人も多く、スタバがそれだけ多くの人に親しまれている証拠なんですよね。この一号店では、初期のロゴマークをそのまま使用しており、とても貴重なんですね。いまでは見えにくくなっている、スタバのロゴマークの尾っぽもしっかりと見えるデザインです。
そしてこちらはスターバックス一号店!ロゴが違う。オリジナルグッズがたくさんあって、それだけを買うために並んでいる人多数(コーヒーは他の店舗と同じなので)。かなり並ぶので朝がおすすめ。#シアトル pic.twitter.com/K8Npcsxt8C
— mica (@mica_sfclip) July 21, 2017
しかし、すっかり観光名所になっているので、中でスタバをゆっくり飲むというよりは、外で写真を撮影して、ロゴマークのデザインを楽しむぐらいがちょうど良いかもしれませんね。このスタバ限定のグッズなどもあり、スタバファンが連日詰めかけているので、もしアメリカ旅行の予定がある人は、覚えておいてもいいかもしれません。
スタバのロゴは時代のニーズに合わせた変化だった
スタバの歴史とそのロゴマークのデザインに秘められた意味を紹介しました。何気ないスタバのロゴマークに、深い意味と歴史があることが分かりましたね。
シアトルスタイルと呼ばれるスタイルを生み出したスタバ。グルメの中でもおしゃれの代表の印象がありますが、それは現代だけでなく、誕生したときからおしゃれな文化とマッチして人気になった存在だったんです。
友達とスタバに行ったら、このスタバのロゴマークの腕に見える部分は尾っぽであることを、こっそりおしえてあげてくださいね。また、スタバのシーズン商品が楽しみですね。
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