ヴィンテージリーバイス501xxの特徴は?復刻版の年代見分け方・種類解説

ジーンズブランドとして世界中で絶大な人気を誇るリーバイス。中でも多くのデニム愛好家の支持を集めるヴィンテージ「501xx」シリーズは見逃せません。今回は、復刻版が出るほど人気の高いヴィンテージリーバイス「501xx」シリーズの見分け方や種類をまとめてみました。

目次

  1. デニムブランドの王道・リーバイス
  2. ヴィンテージリーバイスとは?
  3. ヴィンテージリーバイスの見分け方6つのポイント
  4. ヴィンテージリーバイスの種類と特徴
  5. 「501xx大戦」モデル(1942年~)
  6. 「501xx革パッチ」モデル(1947年~)
  7. 「501xx紙パッチギャラ有り」モデル(1954年~)
  8. 「501xx紙パッチギャラ無し」モデル(1960年~)
  9. 「BigE」モデル(1966年~)
  10. 「66」モデル(1969年~)
  11. ヴィンテージリーバイスを忠実に再現した復刻版も人気!
  12. 1933年モデルの復刻版
  13. 復刻版「501xx 1947年」モデル
  14. 1954年モデルの復刻版は「501zxx」
  15. 1955年の「501xx」復刻版
  16. 「ビームス」40周年に日本で先行販売された復刻版
  17. ヴィンテージリーバイスを上手に選ぼう

デニムブランドの王道・リーバイス

ジーンズの原型を作ったブランド「リーバイス」

「LEVI`S(リーバイス)」は、アメリカを代表するデニムブランドとして、世界中に知られ多くの人々に支持を集めています。ブランドの歴史は古く、創業は1853年。その後1870年に、現在のジーンズの原型と呼べるボトムスを製造しました。

リーバイスの最古のジーンズは1880年製造!?

リーバイスが初めてデニム生地でジーンズを製造したのが1880年。その2年後には「extra exceed(エクストラ・エクシード)」を意味する「xx」を冠したデニムが誕生します。丈夫なデニムを素材にしていることを宣伝するためでした。初期のリーバイスは、右側のみのバックポケットが特徴です。

スタイルと履き心地とを追求するリーバイス

lutiannさんの投稿
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その後もリーバイスは、さまざまなシルエットをデザインし新しいモデルを次々にリリース。ステッチの種類やボタンの素材など細かい部分にも気を配り、年々改良を続けていきました。ヴィンテージリーバイスを手にすると、そうしたブランドの変遷がよくわかります。

ヴィンテージリーバイスとは?

ヴィンテージリーバイスの明確な定義はない

birdaboutさんの投稿
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ところで、ヴィンテージリーバイスとはいったい何なのでしょう。実は、ヴィンテージリーバイスの明確な定義は存在していないようです。解釈は人それぞれ。デザインのディティールで区別する人もいれば、年代で区別する人もいます。販売されているショップなどでは、「ヴィンテージ」「オールド」「レギュラー」という区分けも目にしたことがあるのではないでしょうか。

リーバイスのデニムを年代で区切る

yukki_na_19xxさんの投稿
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今回は、ヴィンテージリーバイスをまとめてご紹介するために、年代ごとに区切ってまとめてみました。上述のように、コレクターの方やショップ関係の方、ヴィンテージリーバイス愛用者の方々など、それぞれ独自の区分けがあるかと思います。1つの案として参考にしてみてください。

年代で区切ると、キーポイントは1978年

stayfree_officialさんの投稿
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リーバイスのデニムを年代で区切ると、キーポイントは1978年と言われています。なぜなら、それまでは天然インディゴが使われていましたが、70年代から徐々に硫化染料が使われるようになりデニムの色落ちに違いが生じるからです。1978年より以前に製造されたリーバイスをヴィンテージリーバイスとする考え方は、この点を根拠にしています。

ヴィンテージリーバイスの見分け方6つのポイント

501xxのチェックポイントは6つ!

y_n08さんの投稿
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ヴィンテージリーバイスの見分け方にはいくつかのポイントがあります。古着屋さんなどで見つけたデニムを購入する際のチェックポイントになりますね。501xxのチェックすべき点は、パッチ、ボタン、タブ、ステッチ、赤耳、バックポケットの計6か所。種類ごと、年代ごとにディティールが異なっているので、違いが良くわかるでしょう。

デニム用語でよく見聞きする「赤耳」

burningdenimさんの投稿
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リーバイスに限らず、デニム関連の話によく登場するワードの1つが「赤耳」。これは、「Selvage(セルビッジ)」と呼ばれるデニムの特徴です。旧式の織り機を使ってデニムを織り出す際に、生地の端を「耳」状にしたもの。デニム生地を織っていたコーンミルズ社が、他ブランドとの区別のためにリーバイス社用のデニム生地には赤い耳を付けたことから、この通称が生まれました。

ヴィンテージリーバイスの種類と特徴

そもそも「501xx」とは?

momozo0215さんの投稿
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リーバイスのヴィンテージといえば、必ず出てくる単語が「501xx(ダブルエックス)」。「xx」は、上述のように高品質のデニムを表す略語ですが、「501」とは何でしょうか。1890年にリーバイスは自社ブランドのジーンズに「501」というナンバーを振りました。シルエットはストレート。リーバイスブランドを代表する定番のモデルと言えるでしょう。

ヴィンテージリーバイスは大きく5つに分類可能

yawara_miuraさんの投稿
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それではここから、年代ごとに区分けする方法でヴィンテージリーバイス501xxの種類と特徴をまとめてご紹介していきましょう。ヴィンテージリーバイス501xxは、大まかに分けると5種類のモデルがあるとされています。それぞれの違いは、上述の見分け方のポイントを元にしています。

リーバイスの種類完全ガイド!特徴やシルエットの違いで人気を比較! | MensModern[メンズモダン]

「501xx大戦」モデル(1942年~)

「501xx大戦」モデルのオリジナルはレア度がかなり高め!

ndnl106さんの投稿
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ヴィンテージリーバイスとして最初にご紹介するのは、1942年に製造された「501xx(ダブルエックス)大戦」モデル。その名の通り、第二次世界大戦中に製造されていたモデルなので、原料や人手が不足した状態の中で生まれたデニムです。現存する数も少なく、かなりレア度が高いモデルとして知られています。

「501xx大戦」モデルのパッチとボタンの見分け方

neat_style_officialさんの投稿
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「501xx大戦」モデルは、パッチが革製です。LOTナンバーには「S501xx」と表記。さらに、ボタンは「ドーナツボタン」と呼ばれるタイプが使われています。ボタンの中央にドーナツのような穴が開いているデザインなのですが、おしゃれのためというよりは物資不足のための苦肉の策だったといわれているもの。ボタンの表面には月桂樹があしらわれています。

「501xx大戦」モデルのタブとステッチの見分け方

burningdenimさんの投稿
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「501xx大戦」モデルに採用されているタブは、赤のベースに白の刺繍でブランド名が入ったもの。片面のみに刺繍があり「LIEVI‘S」というロゴの全てが大文字なので通称「片面BigEタブ」と呼ばれています。ステッチの特徴を見るのは、ベルト通し。ミシン目が中央にあるのが「501xx大戦」モデルです。

「501xx大戦」モデルの赤耳とバックポケットの見分け方

naoki_shidaさんの投稿
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ヴィンテージリーバイスの「501xx大戦」モデルは、赤耳があります。バックポケットには2重の「arcuate stitch(アーキュエイトステッチ)」が入るのが普通ですが、戦時中のため簡略化されています。糸の無駄遣いをなくすという目的での簡略化だったようですが、それに反発したリーバイスでは、ステッチではなくペイントで表現したものも作りました。

「501xx革パッチ」モデル(1947年~)

「501xx革パッチ」モデルのLOTナンバー表記での見分け方

__woongさんの投稿
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続いて1947年に登場したモデルは「501xx革パッチ」と呼ばれています。「501xx大戦」モデルと同様の革パッチですが、違いはLOTナンバーの表記。このモデルは「501xx」となっており「S」がつきません。ボタンは月桂樹のついたドーナツボタンからブランドネーム入りに変更。赤耳やベルト通しのステッチは「501xx大戦モデル」と同様です。

前期と後期に分けられる「501xx革パッチ」モデル

fashionoyajiさんの投稿
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「501xx革パッチ」モデルは、前期と後期に分けられます。その違いはブランド名のタブ。前期のタブは「501xx大戦」モデルと同様の「片面BigEタブ」ですが、1952年以降の後期は「両面BigEタブ」となります。さらに、登録商標を示すレジスターマークの「R」がつきます。

バックポケットにアーキュエイトステッチが復活

nobiannさんの投稿
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「501xx革パッチ」モデルでは、バックポケットにアーキュエイトステッチが復活します。当時使用されていたミシンの構造上、2本のラインの中央に「ダイヤモンドポイント」と呼ばれるひし形のラインが出る点が特徴。ステッチに使われているのは、バナナイエローと評された黄色い糸です。

「501xx紙パッチギャラ有り」モデル(1954年~)

パッチの素材が紙に変更

1954年になると、パッチの素材が革から紙に変更されます。革は収縮する性質があるため、紙になったとのこと。「ギャラ有り」というのは、パッチの下部に「Every Garment Guaranteed(すべての衣類を保証します)」というギャランティ表記があるもの、という見分け方です。

ボタンのロゴ表記での見分け方

kzhycさんの投稿
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さらに、前期モデルのボタンに比べると、「LEVIS STRAUSS&CO」の「R」の足の長さにも変化が見られます。以前の「R」は足の長さが同じでしたが、「501xx紙パッチ」モデルになると、左側の足の方が長くなっているのです。この変更から、「足長R」と呼ばれるようになりました。

ベルト通しの縫い付け方の違い

kanen1974さんの投稿
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「501xx紙パッチ」モデルでは、ベルト通しの縫い付け化にも違いがあります。それまでは、センター合わせで縫い付けられていたベルト通しが、オフセットセンター、つまりセンターからずらした縫い付け方になったのです。この変更は、ヴィンテージリーバイスの見分け方のポイントの1つでもあります。

「501xx紙パッチギャラ無し」モデル(1960年~)

「Made in U.S.A.」表記に

1960年になると、「501xx紙パッチ」から、ギャランティー表記が消えることになりました。代わりに「Made in U.S.A.」という表記が加えられ、このモデルは「501xx紙パッチギャラ無し」モデルと呼ばれることに。ボタンやバックポケット、赤耳などに変更はありません。

タブの表記は変更!

uchida9keiさんの投稿
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「501xx紙パッチギャラ無し」モデルでは、タブの表記に変更があります。「両面BigEタブ」であることに変わりはないのですが、「LEVI`S」の「V」の文字が左右非対称になるのです。左のラインを太目にし、アクセントがついた印象に。「‘(アポストロフィー)」も以前のモデルに比べると太くなっています。

「BigE」モデル(1966年~)

品質の種類分けが印字されたパッチ

apparel_m.sokoさんの投稿
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1966年からの501xxは、「BigE(ビッグイー)」という愛称で呼ばれています。大きな違いの1つは、パッチのLOTナンバー。501という数字以外にアルファベットが印字されているものが登場します。「A」は優良、「S」は良好、「F」はB品という意味です。

注意書きが印字された後期モデルのパッチ

dlpwtagさんの投稿
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1969年から製造されたものは「BigE後期」モデルとして区分けされています。その違いもパッチに。LOTナンバー501の上部に「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT(「衣服の内部に取扱説明書が記載されている」という意味)」と印字されているものが、後期モデルの特徴です。

「66」モデル(1969年~)

ブランド名のタグの変化

happy_aya1228さんの投稿
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1969年から「66」と呼ばれるモデルが登場します。デニム愛好家やマーケットでは、1974年を境に「前期」「後期」に分けることが多いようです。最大の違いは、タブの表記。これまでの「BigE」に代わり、「SmallE(スモールイー)」が採用されるようになりました。ただし、過渡期においては在庫の関係で混在しているとのこと。

ヴィンテージリーバイスを忠実に再現した復刻版も人気!

「リーバイスビンテージクロージング」

naoharu5さんの投稿
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ヴィンテージリーバイスの人気の高まりに応えるため、リーバイスでは「 LEVI'S VINTAGE CLOTHING(リーバイスビンテージクロージング)」というラインで復刻版をリリースしています。これまでにもいくつもの復刻版が登場しているのですが、「リーバイスビンテージクロージング」は、クオリティの高さが多くのデニム愛好家たちの支持を集めています。

さまざまな種類の501xxを復刻版に

jaesungxleeさんの投稿
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リーバイスヴィンテージクロージングでは、さまざまな種類の501xxシリーズを復刻版でリリースしています。もともと、リーバイス・ジャパンが80年代ごろから取り組んできた復刻版がベースになったといわれているリーバイスヴィンテージクロージング。ディティールの再現力の高さが評価され、ブランドの新しいラインとして確立されたのが90年代の後半でした。

復刻版を種類別にチェック!

elevensouls_athensさんの投稿
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上述のようにリーバイスビンテージクロージングでは、501xxシリーズや505シリーズなどさまざまな種類の復刻版をリリースしています。実に、30年代のモデルまでラインナップされているほどです。最後に、リーバイスブランドを代表するいくつかの復刻版をご紹介しましょう。

1933年モデルの復刻版

「501xx大戦」モデル以前の名残を感じるシンチベルト

go_sawamuraさんの投稿
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リーバイスビンテージクロージングの製品の中で、最も古い年代の復刻版は1933年モデル。「501xx大戦」モデルよりも前の時代の名残がディティールに感じられるデザインが人気を呼んでいます。ジーンズのシルエットがフィットタイプではなかった時代、ウエストの後ろのシンチベルトを引き締めて調整したいたのです。

復刻版「501xx 1947年」モデル

未洗いデニムで作られた1947年モデルの復刻版

sardena7878さんの投稿
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「501xx 1947モデル リジッド」は、その名の通り洗いをかけていないため、インディゴの発色が美しい1本。クラシカルなストレートフィットのシルエットは、ヴィンテージらしさを感じさせます。第二次世界大戦が終わり、バックポケットのステッチも戻った5ポケットモデルの復刻版です。

1954年モデルの復刻版は「501zxx」

501xxと501zxxの違いは?

taru_yu66さんの投稿
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1954年モデルの復刻版は「501xx」ではなく「501zxx」と表記されています。「501xx」との大きな違いはフロントをボタンフライではなくジッパーバージョンにしたこと。これにより、リーバイスのジーンズは全米で大きな人気を獲得しました。

1955年の「501xx」復刻版

ヴィンテージリーバイスの完成形!

mmmnoiseさんの投稿
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ヴィンテージリーバイスファンからも完成形との呼び声が高い1955年モデルの501xx。脚の部分にゆとりのあるシルエットは、ボックス・シルエットと呼ばれるタイプです。未洗いのリジッドデニムと扱いやすいリンスタイプの2種類がリリースされています。

「ビームス」40周年に日本で先行販売された復刻版

natsuyasumi_さんの投稿
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2016年にセレクトショップの草分け的存在である「BEAMS(ビームス)」40周年記念として、世界に先駆け日本で先行販売されたのが1976年モデル。2017年からは世界各国でのリリースが始まっています。Shrink-to-Fit(シュリンク・トゥ・フィット)デニムを素材にしたジーンズは、履いていくうちに着る人の体型になじんでいく特徴があります。

リーバイス511の特徴は?着こなし術・スリムにはきこなす方法まとめ | MensModern[メンズモダン]

ヴィンテージリーバイスを上手に選ぼう

nobiannさんの投稿
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ヴィンテージリーバイスを見分けるポイントや、種類ごとの特徴などをまとめてご紹介しました。明確な定義の無いヴィンテージリーバイスですが、色落ちが変わる1978年を境に区分けすることが多いようです。人気の高いモデルや50年以上前のデニムなどは、なかなか入手が難しいのですが上手に選んでかっこよく履きこなしてみてくださいね。

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