冬のメンズのおしゃれな防寒服、アウターとして人気を集めているダウンコート。多くのブランドからリリースされているダウンコートは、お値段もまちまちです。今回は、メンズ向けダウンコートの賢い選び方をはじめ、ダウンコートの人気ブランドやおすすめコーデをご紹介します。

目次
ダウンコートは人気のメンズアウター
ミドル丈やロング丈のダウンコート
冬のアウターとして欠かせないダウン。メンズの場合はショート丈のダウンジャケットが定番のマストアイテムとなっていますが、最近はミドル丈やロング丈のダウンコートをチョイスするおしゃれメンズが増えています。カジュアルなデザインから、ビジネススーツにもフィットするデザインまでさまざまな対応のダウンコートの中からおすすめをご紹介していきましょう。
ベンチコートもあるけれど
メンズ用のロング丈ダウンコートといえば、ベンチコートをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。試合中ベンチで待機する選手たちが体を冷やさないように着用するベンチコートの中には、ロング丈でダウンが使われているものが多くあるからです。機能面ではベンチコートも充実していますがデザイン面では、ファッションブランドのダウンコートに軍配が上がりそうです。
ダウンコートの賢い選び方5つのポイント
1.着ぶくれしないシルエット
ダウンコートを賢く選ぶために抑えておきたいポイントは4つあります。1つは、着ぶくれしないシルエットであること。防寒用の服として誕生したダウンコートは、実用第一でモコモコしたシルエットが多かったのですが、それではビジネスのシーンにフィットしません。細身で薄くすっきりとしたシルエットのダウンコートを選びましょう。
2.着心地のいい軽さ
ダウンコートに限らず、重たいアウターはなかなか手が伸びなくなるもの。防寒性はキープしながらも、着心地の良い軽さが賢いダウンコート選びにおける2つ目のポイントになります。
3.ダウンとフェザーの割合をチェック
ダウンコートに使われる羽毛は2種類。芯のないフワフワした羽毛のダウンと芯のあるフェザーです。水鳥の胸毛から採れるダウンは吸湿性にすぐれ、フェザーは通気性と弾力性が高い素材。ダウンの割合が高いほど、防寒性に優れた軽いダウンコートになりますが、価格も高くなります。ダウンにも大きく密度の高いグースと、小さめのダックの2種類があり、グースダウンが最も高価です。
4.生地の素材による違い
羽毛を包むダウンコートの表地の素材もさまざまです。ツルツルとした手触りの柔らかいナイロンは、防水加工が施しやすい素材ですが、耐久性はありません。速乾性のあるポリエステルは、シワになりにくい性質がありカビにも強い素材ですが、シャカシャカとした音が気になる方もいらっしゃるかもしれません。ウール素材はおしゃれ度が高くタウンユースにおすすめです。
5.軽さと防寒度が測れるフィルパワー
ダウンコートをチェックする数値にフィルパワーがあります。これは、羽毛のかさ高を表す数値で1オンス(約28g)あたりの羽毛のふくらみのこと。良質のダウンコートはフィルパワーが600から700とされています。フィルパワーが大きいと空気を多く含むことになり、保温性が高まります。また、ダウンは少量ですむため、軽いダウンコートになります。
おすすめのダウンコート人気ブランド10選!
おしゃれなメンズダウンコートを探そう
それではここからメンズにおすすめのダウンコートをリリースしているブランドをご紹介していきましょう。人気のあるブランドを厳選して10個集めました。上述の5つのポイントを踏まえながら、お好みのダウンコートを見つける参考にしてみてください。
WOOLRICH(ウールリッチ)
防寒性の高いメンズダウンコート
防寒性を考えてメンズのダウンコートを選ぶなら、アウトドアブランドもおすすめ。まず初めにご紹介するブランドは、「WOOLRICH(ウールリッチ)」。アメリカ最古、180年物歴史を持つ老舗アウトドアブランドの「ウールリッチ」では、保温力の高いダウンコートが見つかります。中心価格帯は8万円から14万円と高額ですが、長く愛用することができると評判です。
PEUTREY(ピューテリー)
リーズナブルなメンズ向けダウンコートもリリース
2万円台からメンズのダウンコートをリリースしている「PEUTREY(ピューテリー)」はイタリアで大人気のブランド。ミリタリーな雰囲気を取り入れたイタリアらしいスタイリッシュなダウンコートが見つかります。
PYRENEX (ピレネックス)
ヨーロッパのダウン製造シェア率60%!
続いてご紹介する「PYRENEX (ピレネックス)」は、ヨーロッパのダウン製造において、シェア率が60%を超えるという最大手。ダウンジャケットで有名なブランドのOMEを一任されているほど、その品質の高さは折り紙付き。ブランド名はそれほど知られていませんが、その分リーズナブルに高品質のダウンコートを購入できると人気のあるブランドです。
MOORER(ムーレー)
イタリアンブランドの最高級メンズダウンコート
襟元のラビットファー、ダブルブレスト仕立て、など他のダウンブランドにはないラグジュアリーなムードが特徴です!https://t.co/obZSW9qPLD#fashion #ファッション #moorer #ムーレー pic.twitter.com/wD7DU9CoHm
— bronline (@bronlinejp) August 31, 2017
イタリア生まれの「MOORER(ムーレー)」では、最高級の素材を使ったメンズ向けダウンコートがリリースされています。平均価格が15万円と高額ですが、カナダ産のホワイトグースのダウンや、質の良いラビットファーなど素材にもこだわったメンズダウンコートが人気です。
DANTON(ダントン)
DANTON ダントン【Men's】ダウンコート JD-8634 (全4色)|ROOM - my f… をコレ!しました。[楽天] http://t.co/VY879nlY4v pic.twitter.com/cicXqsL6Hk
— Masaru Ito (@masaru0128) September 19, 2015
フランス生まれのカジュアルウェアブランド「DANTON(ダントン)」は、ワークウェアを中心に展開しているブランドです。一般的なキルティングデザインのダウンコートとは異なるシンプルなダウンコートは、ラクーンのファーをフード周りにあしらって。
HERNO(ヘルノ)
超軽量のメンズダウンコート
1948年にレインコートの製造からスタートしたイタリアンブランド「HERNO(ヘルノ)」。カシミアやビキューナのコートも手掛ける「ヘルノ」ですが、ダウンコートはメンズにもレディースにもおすすめ。7デニールという超軽量素材に高級グースダウンをつめたメンズのダウンコートはメタリックなカラーバリエーションも人気です。
TATRAS(タトラス)
スタイリッシュなデザインのメンズダウンコートならココ!
細身のシルエットのメンズダウンコートをお探しの方におすすめしたいブランドは「TATRAS(タトラス)」。スタイリッシュなデザインのメンズ向けダウンコートを数多くリリースしています。メタリックなカラーリングが目を惹くこちらのダウンコートは、ミリタリーな雰囲気を上品に取り入れています。
機能性も重視
「TATRAS(タトラス)」のダウンコートが人気を集めている理由は、デザイン性だけではありません。素材にこだわり機能性を充実している点も魅力の1つ。特に、ダウンコートのキモであるダウンは、高品質のフィルパワー800。こちらのダウンコートは、キルティングの幅も細くとり、襟付きのシャツスタイルデザインがおしゃれですね。
DUVETICA(デュベティカ)
きれい目カジュアルに装うメンズのダウンコート
DUVETICA “BALIO”
— ペリカン名古屋店 Men's (@pelican_mens) January 16, 2017
イタリアのベニスで創業したダウン専業ブランドであり、上質なダウンを使用するだけでなく縫製はヨーロッパ内で最高レベルの技術が保証された主にブルガリアの専業工場で生産されています。
¥87,000+tax→¥58,000+tax pic.twitter.com/LcEMx94rfj
「DUVETICA(デュベティカ)」では、きれい目カジュアルな服装を好むメンズにおすすめのダウンコートが見つかります。カラーバリエーションも豊富にそろい、スタイリッシュなシルエットも人気。イタリア生まれのブランドですが、素材に使われているのはフランス産の高級ダウンです。
ビジネスシーンのメンズ服にもなじむ
「デュベティカ」のダウンコートは、ビジネスシーンにもなじむシンプルなデザインのものもあります。平均価格が6万円から12万円と高価ではありますが、大人のメンズにもおすすめできる防寒服です。
MONCLER(モンクレール)
タウンユースのダウンコートとといえば!
続いてご紹介するのは、1952年にフランスで誕生した「MONCLER(モンクレール)」。アウトドアでの防寒服として着用されることが多かったダウンコートを、ファッション性を高めてタウンユースできる冬服へと変化させた第一人者ともいえるブランドです。日本でも知名度は抜群ですね。
機能にこだわる方にもおすすめ
「モンクレール」のダウンコートは、機能面でも優れています。なぜなら、もともと「も㎜クレール」のダウンアイテムは、ヨーロッパの山々を登るアルピニスト向けに開発されたものだからです。素材とするグースダウンも、書かうパーツでの使用料をg単位でコントロール。職人による縫製が中心なので大量生産できず、新作や人気のカラーなどは全世界的に品薄状態になってしまうほどです。
クレイグ・グリーン×モンクレール
そんな人気ブランド「モンクレール」が新作コレクションで発表したのが、新進気鋭のデザイナーであるクレイグ・グリーンとのコラボレーション。カプセルコレクション「「Moncler C(モンクレール C)」として発表されたダウンコートは、オーバーボリュームなシルエットが特徴です。
CANADA GOOSE(カナダグース)
メンズ人気No.1ブランド!
カナダグースのダウンコート死ぬほどほしい
— 僕ドラえもん (@25_mafu_25) September 6, 2017
メンズのダウンコートブランドの中で1番人気を誇るのが「CANADA GOOSE(カナダグース)」。1957年にカナダで生まれた「カナダグース」は、メイド・イン・カナダにこだわった製品づくりが世界中で支持を集めています。
名作と称される「シャトーパーカー」
続いて、カナダグースの人気ダウンコートをいくつかご紹介していきましょう。こちらははカナダでは名作と讃えられている「シャトーパーカー」はダウン80%にフェザー20%という割合で、ふっくら軽くあたたかなコートに仕上げています。
日本人メンズ向けに細身にした「ジャスパーパーカー」
上述の「シャトーパーカー」を日本人向けに細身のシルエットに仕立てたのが「ジャスパーパーカー」。日本の通販サイトではブランド人気No.1のダウンコートです。着脱可能はフードには凍結しにくいといわれるコヨーテのファーがあしらわれています。定番のブラックのほかに、グレー、ダークネイビー、オリーブとカラーべリエーションも豊富です。
日本のブランドで見つけるメンズのダウンコート
ファストファッションの雄「UNIQLO(ユニクロ)」
メンズ向けのダウンコートがリリースされている日本の国産ブランド、まず1つ目はファストファッションブランドの「UNIQLO(ユニクロ)」。「ユニクロ」のダウンといえば、薄く軽いダウンアイテムが良く知られていますね。小さくたたんで袋に入れて収納することもできるので、旅行のときなどにも便利です。
驚異のフィルパワーダウンコートなら「NANGA(ナンガ)」
ヒマラヤの8,000m級の山、ナンガバルバットから命名されたブランド名を持つ「NANGA(ナンガ)」は、日本生まれのアウトドアブランド。こちらの「MOUNTAIN BELAY COAT」は、上述のフィルパワーが860のダウンを200g使われたダウンコートです。その軽さと保温力は、まさに最強。ジャパンブランドの神髄を感じることができるでしょう。
ステッチの無いダウンコートを作る「水沢ダウン」
続いてご紹介する日本ブランドは「水沢ダウン」。「水沢ダウン」のダウンコートは、グースダウンをたっぷりと使った保温性の高さには定評が。さらに雨が入り込まないように表地に縫い目の出ない縫製技術も高い評価を得ています。こちらはロングセラーの「アンカー」。アウトドアシーンに好まれる明るい色づかいも魅力的ですね。
西川ダウン×ナノ・ユニバース
羽毛布団や羽毛枕で知られる「東京西川」とおしゃれメンズに人気の「nano・universe(ナノ・ユニバース)」のコラボで生まれた「西川ダウン」。防寒性や保温性を高めるために3層のレイヤー構造にし、ポーランド産のダウンを素材にするなど工夫いっぱいのダウンコートが見つかります。
ストリートから生まれた「ミスターオリーブ」
「MR.OLIVE(ミスターオリーブ)」は、日本のストリート系ブランド。ヴィンテージの雰囲気のある服やアウトドアファッションのエッセンスを落とし込んだデザインが特徴です。色づかいや細かなディティールにブランドの個性を感じる服が多くラインナップされています。ダウンコートは落ち着きのあるシルエットが大人メンズにもおすすめ!
ダウンコートのおしゃれなコーデ術
冬のメンズ服は全身3色以内でコーデする
それでは最後に、ダウンコートを取り入れたコーデ術をまとめてご紹介していきましょう。ダウンコートのデザインや色によっても受ける印象が違います。メンズのダウンコートの定番カラーは、ブラック、ブラウン、グレー、ネイビーの4色。服全体に使う色を3色以内にすることで、すっきりとした着こなしになります。
着ぶくれしないシルエットのきれい目カジュアルコーデ
シャツデザインのダウンコートに、カジュアルなブラウン系のパンツとブラックのレザーシューズを合わせたきれい目カジュアルコーデ。キルティングの幅が細く着ぶくれしないスマートなシルエットのダウンコートだからこそ、ウールのコートやジャケットと同じ感覚で着ることができますね。
珍しツートンカラーを前面に
こちらは上でご紹介した「モンクレール」のアイテム。薄いダウンに合わせて、インナーも薄手素材をレイヤードに合わせています。ダウンコートには珍しいツートンカラーを、グレーとネイビーのシンプルコーデで引き立てていますね。
冬の小物を上手に使って
冬は、巻物やニット帽など拭くだけでなく小物使いも楽しみやすい季節。定番カラーであるブラックのダウンコートに、モノトーンの巻物をプラスすることでおしゃれ度がぐっと高まります。インナーやパンツなど、洋服はブラックのワンカラーでまとめたすっきりコーデがおすすめです。
ステンカラーのメンズダウンコート
一見ダウンコートには見えないデザインですが、こちらは上述の「西川ダウン」からリリースされ大人気となった「ウールステンカラー」。内側にポーランド産のダウンが入っているので、細身でスマートなシルエットながら防寒性は抜群。その分インナーはあっさりとしたホワイトセーターをコーデして。
個性が光るカラフルコーデ
メンズのダウンコートは、どちらかといえば無彩色が定番カラーになっていますね。時には、カラフルなダウンコートでカジュアルなコーデを楽しんでみませんか。こちらはカナダで誕生したスウェットブランド「gym master(ジムマスター)」のダウンコート。コーデュロイのショートパンツに森っぽいデザインのタイツを合わせて。
ダウンコートをおしゃれに着こなそう
メンズにおすすめのダウンコートについて、その選び方やおすすめのブランドなどをご紹介しました。メンズ向けのダウンといえばジャケットが定番ですが、今季はミドル丈やロング丈のダウンコートの人気が高まっています。ダウンコートを取り入れたコーデアイデアもまとめていますので、ぜひ着こなしの参考にしてみてください。
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