思わずじっと見つめてしまうほどキレイな茶色の目をしている人っていますよね。色素が薄くて透き通るような瞳に憧れる人も多いのではないでしょうか。しかし良いことばかりではありません!瞳の色と紫外線の関係を調べ、茶色い目の人の悩みと対策をまとめました。

目次
実は日本人の目は茶色だった!
日本人の目は黒だと思っていませんか?色素の濃い人は特に黒く見えがちですが、実は日本人の目はほとんどの人が茶色であるという説があります。空港の入国審査で目の色をチェックされますが、日本人の目はたいていブラウンと記され、色素が薄い人ならライトブラウンと言われることもあります。
目の黒いうちは好きにはさせないってあるけど、目の色が黒いっていわれてる日本人でもよくみると濃い茶色でしかない。本当に目が黒いのは誰なのかな?
— イリア@神出鬼没 (@a_kasaka) November 15, 2017
中にはブルー系やグレー系の瞳を持つ日本人もいますがごく稀で、大半の人は茶色だと言ってよいでしょう。一度、鏡で自分の目をよく観察してみると「ほんとだ!」と驚くかも知れません。窓際の明るい所だとよくわかりますよ。
茶色い目が人気の理由
多くの人が茶色の目に魅力を感じる理由は何でしょう。色素の薄い目には明るい印象を持ってもらえる効果があります。暖色である茶色は、人に柔らかい印象を与え親しみやすい雰囲気を作り出します。黒い髪を茶色に染めると、軽やかな感じにできるのと同じで、きつい印象を与える黒い瞳よりは茶色の目の方が優しそうにも見えます。
ハーフとはよく言われるけど日本人やで👏
— でーぐやん💗 (@XDAY_114514) August 28, 2017
目は茶色っぽい人です😅
また、目が茶色いだけでハーフ顔に見えるのでカッコよく見えたり可愛く見られたりするのです。若者だとおしゃれな印象を与えることもあります。そういった理由から目が茶色い人を羨む人がとても多いのです。
目が茶色くなる理由①遺伝
目の中心の黒い点を『瞳孔』と言います。この部分は見るものによって大きくなったり小さくなったりします。そして瞳孔の周りを『虹彩(こうさい)』と言い、一般的に目の色というのは虹彩の色を指すのです。この虹彩の色を決めるのは遺伝的な要素が大きく、茶色の目から生まれた日本人の多くは目が茶色なのです。
秋田や青森方面など、東北方面を中心に生粋の日本人であるにも関わらず、青い目の日本人が目の人が多くいる地域がある。 pic.twitter.com/eEyj1wcWLK
— 好きな物 (@AlinaRoxie) September 8, 2016
しかし東北の一部の地域では茶色ではなく、青色の目を持つ人々が多数住んでいるようです。昔、この地域に移り住んだ白人、もしくは白人の遺伝子を持つ人の子孫は、目が青くなる場合もあります。つまり、目の色はやはり遺伝的要素が強いと言えますね。
目が茶色くなる理由②メラニン色素の量
目の色はその人が持つメラニン色素の量によっても変わってきます。メラニン色素とは、肌や髪、目の色を構成する色素のことです。体内のメラニン色素の量が少ない人は目の色が薄くなり目が茶色だと言われますが、実は黒っぽく見える人も、色素が濃いだけで目は茶色なんですね。
ちなみにもっと色素の薄い人となると目の色が茶色からグリーン、グレー、ブルーと変化していくようです。メラニン色素は体のそれぞれの部分に影響を及ぼすので、色素が薄いため髪の色が茶色の人は、目の色も茶色になることが多いようですね。
目が茶色いとまぶしいと感じる理由
メラニン色素は、紫外線を吸収しDNAを保護するという重要な役割を持っています。目の色素が薄いということは、それだけ目を保護する力が弱くなるので、光に対してまぶしいと感じやすくなるのです。目の色素が薄い人は、光に当たると瞳がキラキラ輝いてとってもきれいに見えますよね。しかし、晴れた日に外に出るとってもまぶしいという悩みがあったのですね。
目が茶色の人の悩み①外に出るとまぶしい
ではまぶしいというだけで悩んでしまう理由は何でしょう。視界がまぶしいと日常生活においてかなりの危険を伴います。たとえば室内から屋外に出た瞬間、明るさの差がありすぎるという理由で何にも見えなくなってとても危険です。足元の段差や目の前の障害物に気づかず怪我をしてしまう恐れもあります。
結構いらっしゃるみたいですね。夏の日向とかほんとつらいとか... RT @ikimesagan: 目が茶色いからか人より光がまぶしいらしい。夜なのにサングラスで運転。さすがにちと暗い(笑)も少し薄い色の買お。
— kawanob (@kawanob) August 18, 2010
特に視界がまぶしいと危険な状態が車の運転です。前方の車や信号が見えなくて大事故を起こす可能性があります。車の運転のときはサングラスを掛けた方がよさそうですね。歩行者の立場からも、前方がまぶしいためにバイクや自転車をよけきれず大けがをするかも知れません。ただまぶしいだけだとあなどってはいけません。
目が茶色の人の悩み②「カラコン?」と聞かれる
色素が薄い人は「きみカラコン(カラーコンタクト)してる?」と聞かれることが多いです。大した悩みではないように思われますが、行く先々で尋ねられるので割とめんどくさいようです。明らかに日本人顔なのに色素が薄いというだけでハーフに間違われたりするのです。
カラコンしてないのに色素薄いからカラコンしてるの?って言われるの最初うるせえと思ってたけど最近嬉しい
— 🚨どんまいちゃん🚨 (@life_donmai) November 20, 2017
学生のときは、カラコンはだめだと先生に無実の罪で叱られ、歳を取ると「いい歳してカラコンなんて」とバカにされるのです。目が茶色い人はおしゃれに見えますが、実は嬉しいことばかりではないのです。
目が茶色い人の悩み③赤目になりやすい
写真を撮るときに焚いたフラッシュで目が赤く写ることはないでしょうか?これは『赤目』と呼ばれますが、よく赤目になる人は目の色素が薄い人が多いです。暗い場所でフラッシュを焚くと眼底の網膜にある毛細血管が反射して赤く見えるのです。目が茶色の人は光に弱いので、フラッシュの光を通しやすく赤目になりやすいと言われています。
昔から夜写真撮ると、いつも私だけ全部目が赤目になっててすごく嫌だったんだけど最近、瞳の色が薄めだからじゃね??ってなった。
— 間瀬 知美 (今日も生きている) (@masetomomi) August 26, 2017
私色素薄い系女子なんじゃ…?
色素の薄い人でも赤目を防止できる方法があります。フラッシュを使って写真を撮る前に、いったん明るいものを見てからカメラの方をみましょう。目が光に慣れて、フラッシュを焚いても赤目にならないと言います。この原理を用いたカメラの機能もあります。
『赤目モード』という機能が付いたカメラがあります。この機能を使えば始めに一度、予備フラッシュを焚いて目を慣れさせます。それから本フラッシュとともにシャッターが切れるので、目の茶色い人でも赤目になりにくいのです。目が茶色い人はこういった機能を使ってみると写真写りがよくなるかもしれませんね!
目が茶色い人の悩み④明るい蛍光灯が苦手
目の色素が薄いというのは、光から目を守るためのカーテンが薄いのと同じです。目の茶色い人は日光だけじゃなく、屋内の蛍光灯さえまぶしいと感じることもあるようです。商品を良く見せるためや安全面などを考えた理由から、デパートやショッピングセンターの照明はかなり明るくしていますね。目の茶色い人はその明るさに目がチカチカして、かえって見づらくなることもあります。
自宅ならワット数が低めの蛍光灯にするか白熱電球を付けることで、まぶしいのを抑えることができます。しかし、遊びに来た友達に「家の中が暗いね」と言われることも稀にあるようです。
目が茶色い人の悩み⑤目が疲れやすい
疲れ目酷くて信号の光がネオンサインというかもう7~8個見えるのし矢印とか方向わかんないから慣れた道じゃないと危険だしで私はたまにはあいぽん手放さないと駄目じゃねっ?て思うけど無理
— 榊ユト@とう吹前田Cl. (@yutosakaki) February 15, 2017
目の茶色い人が、PCやスマホをしているわけではないのに、ただ屋外にいるだけで目が疲れる理由は紫外線です。日光がまぶしいので周りが見えにくくなり、しっかり見ようと目に力が入ることで余計に疲れるのです。目が疲れると焦点が合わなくなったり、物が二重に見えたりしてとっても危険です。
まぶしいからと目を細めることで目つきが悪くなり、怖い人と思われたり怖い人に絡まれたりすることもあるかもしれません・・・。しかし、もっと重大な問題は、頻繁に目を細めていると眼球が変形したり、角膜異常による乱視を引き起こす可能性もあるのです。
目が茶色い人が気をつけなければいけない病気
紫外線を受けすぎると目の病気を引き起こすこともあります。軽いものならばドライアイや充血、眼精疲労などですが、放置しておくと視力低下に繋がる重大な病気になることもあります。
翼状片(よくじょうへん)
そーなのよ隊列組まずに勝手にさぁ…ってコラ(ΦДΦ)
— ⋆*✾ćӈїї✾*⋆ฺ。* 11/22チョコ杯出場◎ (@__chii__nana) November 10, 2017
翼状片ってゆー病気だょ
白目が増えて失明する病気 pic.twitter.com/xmT0QiJ9Gl
翼状片は、目に受けた紫外線で黒目と白目の境界が傷ついて、黒目の部分に白目の細胞が被さってくる病気です。早急に手術しなくてはいけない病気ではありませんが、異物感がひどくなったり視力低下や乱視の症状が出始めたら、点眼治療もしくは手術が必要になってきます。
白内障
白内障は70歳以上の高齢者ならほぼ全員かかると言われていますが、これも原因は長い間目に紫外線を受けすぎたことによるものなのです。白内障とは目の中のレンズの役割をする水晶体がにごってくる病気で、やはり視力低下に繋がる可能性があります。年々強くなる紫外線で、白内障にかかる人の低年齢化も進んでいます。
目が茶色い人の必須アイテム
今朝は車の運転しずらかった。晴れたのは良いが太陽の位置が低くなった分まともに光を受けまぶしい。メガネの上にする専用のサングラスして運転してきた。
— 桑ちゃん (@namiekuwabara) October 25, 2017
朝方事故起こる要因ともなる。信号機もみずらくなる。
ご安全に!
備えあれば憂いなし
目が茶色い人が良く晴れた日に屋外に出るときは必ずサングラスをしましょう。特に車の運転をする人は、車にひとつ備え付けておいた方が良いですね。サングラスといってもUVカットの物でなくては効果がありません。UV加工されていない色が濃いだけのサングラスでは、目の周りが暗くなることで瞳孔が開き、かえって紫外線を吸収することになるのです。
サングラスが苦手な人ならばUVカットのふつうのメガネでも代用できます。伊達メガネはファッションとしても使えるので、一つ持っておくといいですね!就寝前には、その日の眼精疲労をできるだけ取り除きましょう。目薬で目の調子を整える方法や、サプリ、リラックスアイテムも販売されてますのでチェックしてみてください。
目には他にもこんな色がある!
目の色は大まかに分けると8種類に分類されます。中には全人口の0.001パーセントほどしかいない目の色の持ち主もいます。色の濃い方から並べると『茶色』『ブルー』『グレー』『グリーン』『ヘーゼル(淡褐色)』『アンバー(琥珀色)』『バイオレット(青紫)』『レッド』となります。赤っぽくなるにつれて色素は減り、レッドになるとほどんど色素がありません。
他にも『オッドアイ』という左右で目の色が違う人もいます。これは『虹彩異色症』とも言われ、事故による虹彩の損傷や、先天的な遺伝子異常などが理由で引き起こされる場合もあります。ただ、先天的な場合でも特に不都合な症状がないため、病気であると認識されることはほとんどありません。
目を茶色くしたい人はカラーコンタクトがおすすめ
色素が薄い人は大変な思いをしていることがわかりましたね。それでもやっぱり目が茶色い方がおしゃれでかっこいい!と思ったら、カラーコンタクトを使いましょう。カラコンは今や若い女性だけが使う物ではありませんよ!色の種類やデザインが豊富なので、性別や年齢問わず自分に合ったものを選ぶことができます。
カラコンなるものをしてみたい22歳無職男性
— 某 を🍓 (@oftn_disk_club) November 15, 2017
女性ならメイクや髪の色に合わせてカラコンを選べますが、男性はなかなかメイクまではできませんね。普段の服装や職場環境に合わせられる色を選ぶのが無難でしょう。控えめな茶色でも瞳を縁取るタイプのものなら、瞳が大きく見えて目の印象を変えることは可能です。いろいろ試して茶色の目を楽しみましょう。
《まとめ》鏡で自分の目の色をチェックしてみよう!
明らかに色素が薄い人ならば、目の色について「茶色いね!」と家族や友人から指摘されることが多いと思います。他人が見て茶色いとわかる人なら、屋外や蛍光灯のまぶしさや目の疲れやすさにも自覚があるので、うまく対処していくことができるでしょう。目が受ける紫外線に対して、本当に怖いのは目が疲れていると言えない子どもや、あまり自分の顔を見ない人かも知れません。
あと、自分は今まで黒髪で瞳も黒だと思ってたけど、実は他人の目から見ると割と茶色も混じってみえるとか....
— そらまる (@rotesora_maru) October 31, 2017
確かに後ろ姿は自分じゃ見えないし、鏡ごしに見る色と実際見える色が全く同じってわけはないもんね...納得でした
実際に、鏡をあまり見ない人は自分の目の色が茶色ということに気づかない人もいるようです。単純に黒と思い込んでしまうので、何か目に異常が出て鏡でまじまじと見ない限り、自分の目の色が茶色で、実は少しずつ紫外線を吸収しているということを知らないまま大人になり、いつの間にか症状が出ている可能性があります。
極端に色素が薄くなくても茶色は茶色。完全に紫外線をシャットアウトしているわけではないので、外出時はやはりサングラスなどの対策が必要です。子どもに関しても、朝起きて目を開けたときに光を極端に眩しがるようだと、一度受診させた方がよいかもしれません。この機会に一度鏡をじっくり見て自分や家族の目をチェックしてみましょう。目はずっと大切にしていきたいですね!
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