メスの競走馬は「牝馬(ひんば)」と呼ばれます。男馬である牡馬(ぼば)に比べると気性も繊細で体調も崩れやすいことですが、その牝馬最大の名誉が「牝馬三冠」と呼ばれる偉業です。今回は三冠牝馬に輝いた馬の一覧や共通点などを紹介したいと思います。

牝馬歴代三冠馬の一覧紹介!その特徴や共通点・傾向についてまとめ

目次

  1. 牝馬三冠とは?
  2. 牝馬三冠を達成した馬①メジロラモーヌ
  3. 牝馬三冠を達成した馬②スティルインラブ
  4. 牝馬三冠を達成した馬③アパパネ
  5. 牝馬三冠を達成した馬④ジェンティルドンナ
  6. 三冠牝馬は前哨戦で負ける事が多い?
  7. 三冠牝馬の血統傾向は?
  8. 三冠牝馬はその後の成績が良くない?
  9. 三冠牝馬の産駒成績は?
  10. 三冠は牝馬において最大の名誉

牝馬三冠とは?

競馬で三冠と言えばオスの馬(牡馬)における皐月賞→日本ダービー→菊花賞という「牡馬三冠」レースが有名です。これらのレースは距離も全く違うため全てを勝つのは至難の業で達成した場合もれなく顕彰馬に選ばれ競馬の歴史に名を刻むことになります。この「三冠」レースは牝馬にも設定されており、すべて勝つと「牝馬三冠」という偉業になります。

牝馬三冠の対象レースは4月に阪神競馬場で行われる1600mの「桜花賞(おうかしょう)」、5月の日本ダービー前週に東京競馬場で行われる2400mの「オークス」、そして夏を越して10月に京都競馬場で行われる2000m「秋華賞(しゅうかしょう)」で、これらのレースをすべて勝つことで「牝馬三冠」という称号を獲得できます。

上記の通り牝馬三冠レースは3レース全てで競馬場の形態も違いますし、1600mというスピードの問われる「マイル戦」から2400mというタフな中距離戦までこなさなければならないため非常に難しく、2017年現在で牝馬三冠を達成した馬は日本近代競馬150年のうち歴代で4頭しか生まれていません。達成すれば間違いないく「名牝」として名前が残ります。

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牝馬三冠を達成した馬①メジロラモーヌ

それでは歴代の牝馬で三冠馬となった名牝達を紹介していきたいと思います。まず歴代で最初に牝馬の三冠馬となった「メジロラモーヌ」です。デビュー1985年の10月で主戦ジョッキーは現在調教師として活躍している河内洋ジョッキーでした。桜花賞の前哨戦である報知杯4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)を異次元の末脚で勝ち切り三冠戦線に名乗りを挙げます。

報知杯4歳牝馬特別でのパフォーマンスにより桜花賞は1番人気に支持されます。レースでも期待に応え最後の直線で早々と先頭に立つと2着以下を寄せ付けない走りで完勝。その後800mの距離延長となるオークスでも快勝劇を見せ、秋の古馬牝馬との混合G1エリザベス女王杯(当時は秋華賞設立前)までも一気に制して牝馬として初の三冠馬となりました。

その後は年末の有馬記念に出走し、9着に敗れそのまま引退し繁殖牝馬になっています。メジロラモーヌはパフォーマンスも圧倒的で史上初の牝馬三冠を達成したため現在でも最強牝馬候補の一角として名前が挙がる名牝です。

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牝馬三冠を達成した馬②スティルインラブ

2003年に史上2頭目の三冠牝馬となったのはサンデーサイレンス産駒のスティルインラブです。引退まで手綱を取り続けたのは幸英明ジョッキーです。デビュー2戦目までは1400mという短距離で使われていましたが、年明けの1600mチューリップ賞を快勝すると牝馬三冠路線の主役として躍り出ました。本番桜花賞はアドマイヤグルーヴに次ぐ2番人気でしたがここも快勝します。

次の舞台は2400mのオークスという舞台なので、短距離を使われてきたスティルインラブには距離不安の声が囁かれ、ここもアドマイヤグルーヴに1番人気を譲ります。しかし距離不安など全く関係ないという具合で外から豪快に突き抜け、2冠達成を果たしました。秋初戦のローズステークスこそ5着に敗れたものの、秋華賞は勝ち切り、三冠牝馬となりましたね。

その後はエリザベス女王杯に出走し、アドマイヤグルーヴに三冠の雪辱を晴らされるなど苦戦が続き、翌年以降は勝ち星がないまま引退を迎えました。引退後は繁殖牝馬として生活していましたが、2007年に残念ながら腸閉塞によりこの世を去っています。

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牝馬三冠を達成した馬③アパパネ

2010年に三冠を達成したのはキングカメハメハ産駒のアパパネです。主戦ジョッキーは蛯名正義ジョッキーです。ディープインパクトと同じ金子真人氏の所有馬ですね。デビュー戦こそ3着に敗れるものの未勝利戦、条件戦と連勝し2009年の暮れ、2歳牝馬の頂点を決めるG1阪神ジュベナイルフィリーズに出走して勝利します。これにより早くもG1馬となりました。

桜花賞の前哨戦チューリップ賞は2着に敗れましたが、本番の桜花賞とオークスは共に1番人気で連勝を飾ります。特にオークスはサンテミリオンとの激戦で中央競馬史上初の1着同着という結果になりましたね。秋初戦のローズステークスは4着に敗れるものの、本番の秋華賞でしっかりと巻き返し見事三冠牝馬となりました。

その後もG1戦線で活躍し、2011年の東京1600m牝馬限定G1ヴィクトリアマイルを制し、G1計5勝という成績を残して引退しています。

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牝馬三冠を達成した馬④ジェンティルドンナ

日本競馬史上の最強牝馬議論でよく名前が挙がるジェンティルドンナも三冠牝馬の一頭です。3歳になって初戦、牡馬相手のシンザン記念に勝利し頭角を現すと桜花賞、オークスを連勝。オークスは主戦ジョッキーである岩田康誠ジョッキーが騎乗停止処分を受けていたため川田将雅ジョッキーに直前で乗り替わったにも関わらず外から力強く伸びて快勝しました。

三冠が掛かる秋華賞では岩田ジョッキーの手に戻り、ヴィルシーナをハナ差抑える勝利で三冠牝馬となりましたね。ジェンティルドンナの凄い所はここからで、同年と翌年の牡馬相手のジャパンカップ、そしてドバイシーマクラシック、有馬記念と牡馬相手にG1を計7勝し牝馬としては史上最高クラスの成績を残しましたね。ジャパンカップでは牡馬三冠オルフェーヴルを破っています。

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三冠牝馬は前哨戦で負ける事が多い?

上記で紹介した歴代の牝馬三冠馬の共通点として「前哨戦で崩れることがある」という不思議な共通点があります。ジェンティルドンナも桜花賞前哨戦のチューリップ賞で敗れていますし、アパパネやスティルインラブは夏を越えてどう成長したかが試される秋の前哨戦ローズステークスでも馬券圏内を外すほどの負け方を見せています。

そのため本当に三冠馬になれるのか?と競馬ファンからは疑われ、本番の秋華賞の緊迫感が増していましたが、これはある程度仕方ない事だと思います。牝馬は牡馬に比べて繊細で体調が変化しやすく、体調管理が決して簡単ではないからです。そのため歴代でも牝馬で三冠馬となった馬は4頭しかいないのですね。

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三冠牝馬の血統傾向は?

三冠馬となった牝馬の血統の傾向はどうなっているのでしょうか。メジロラモーヌの父は現代競馬において大種牡馬として知られるノーザンダンサー系のモガミです。スティルインラブは日本の大種牡馬サンデーサイレンス、アパパネはダービー馬キングカメハメハ、ジェンティルドンナはサンデーサイレンス系のディープインパクトが父になっています。

これら歴代の三冠牝馬の血統で特徴的なのはどの馬もやはり「距離」にある程度融通の利く血統だという所ですね。牝馬三冠路線は桜花賞1600m→オークス2400m→秋華賞2000mと全く流れの違う距離をこなさければならず、スピード、スタミナ、気性の良さなどありとあらゆる要素が求められるからです。

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三冠牝馬はその後の成績が良くない?

牝馬の三冠戦線は馬が3歳の時に行われるレースですが、その後の成績はどうなっているのでしょうか?実は3歳の頃に強かったからといって4歳以降もその実力を維持できるとは限りません。実際上記で紹介したスティルインラブは三冠戦線が終わった後、一度も勝つことなく引退しています。

メジロラモーヌは3歳(当時は数え年表記なので4歳)で引退ですし、アパパネはその後ヴィクトリアマイルを勝っているものの、3歳の頃の強さは発揮されませんでした。古馬になっても長く元気に活躍していたのはジェンティルドンナくらいですね。いかに牝馬の体調管理が大変なのか思い知らされます。

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三冠牝馬の産駒成績は?

これら三冠牝馬は基本的に血統は素晴らしいです。しかし三冠牝馬かどうかに限らず現役時代に優秀な競争成績を収めていた牝馬がそのまま優秀な繁殖牝馬になれるかというとまたそれは違う話になってきます。三冠牝馬の子供たちも今のところ優秀な成績を収められていません。

アパパネとディープインパクトの子供は「12冠ベイビー」などと呼ばれていましたが、下級条件戦で苦しんでいます。やはり競争能力と繁殖能力は違うのでしょう。しかし、2014年に引退したジェンティルドンナの初仔が順調にいけば2018年にデビューできそうなので期待が掛かりますね。

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三冠は牝馬において最大の名誉

紹介したように牝馬で三冠レース全て勝つというのは歴代で4頭しか達成できていない非常に難しい偉業です。しかし達成できれば漏れなく名馬として競馬の歴史に名を残すことになります。三冠牝馬はそう簡単に生まれるものではないですが、三冠なるかどうかも牝馬戦線では魅力なので毎年注目することをおすすめします。

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