ネクタイがイマイチ決まらない時は柄ではなく、長さのせいかもしれません。身長に合わせてベストな長さに調節するだけで見た目がガラッと変わります。印象を変えたくて新しいネクタイを買う前に、まずは簡単にいつものネクタイの長さを確認してみましょう。

ネクタイの印象を決めるのは柄だけではない?
ビジネスやファッションに欠かせないネクタイはカラーバリエーションや柄がとても豊富。その中から自分に合ったものを選ぶのは至難の業です。そこで今回はネクタイ選びのポイントのひとつである「長さ」を見ていきます。
ネクタイのコーディネイトする時、多くの方はシャツやジャケットとの相性を考えていると思います。でも実はネクタイは結び方や柄だけでなく、身長に合わせてネクタイの長さを調整するだけでも見た目の印象をガラッと変えることができます。いつも身に着けているネクタイを片手に確認してみましょう。
ネクタイの長さも知っておく
まず長さ調整の目安とするためにネクタイそのものの長さについてみます。日本で一般的に取り扱われているネクタイの長さは140センチ前後のもの。アメリカのブランドだと138センチ~150センチ、イギリスやイタリアのブランドは146センチ~148センチが主流です。
各国のブランドで長さが違うのは、ネクタイを選ぶときに身長が関係しているからです。基本的な結び方であるプレーンノットでネクタイを締めてみて、大剣(ネクタイの外側にくる太い部分)と小剣(ネクタイの内側にくる細い部分)が約3センチ差に調整できるものがひとつの基準となります。
日本の平均身長である171センチ程度の方はネクタイの全長が120~160センチだと、長すぎたり短すぎたりして、後々長さ調整が大変になるため購入する際はなるべく選ばないようにしましょう。
ネクタイのベストな長さはどこで決まる?
それではネクタイのベストな長さについてみていきます。下の画像のようにネクタイはベストな長さより長すぎるとだらしなく、短すぎるとカジュアル過ぎる印象になります。
ネクタイの長さは「ネクタイの大剣がベルトのバックルに半分かかるくらい」がベスト。これはあくまで目安なのであまりシビアになる必要はありませんが、ベルトのバックルにゆったりかかるくらいと覚えておきましょう。
上の画像くらいの長さに調整するのが一番ネクタイが綺麗に見えると言われています。一方、下の画像のようにベルトのバックルよりも大剣が上にくるようにすると同じような柄のネクタイでもグッとカジュアルな印象になるのが分かります。
ネクタイの長さを調整するだけで同じようなコーディネイトでもパッと見た目の印象を変えることができるので、場面に合わせてイメージチェンジしてみてもいいかもしれません。
ネクタイの結び方でも長さ調整は可能
もともと長めのネクタイを使って結び方を工夫することで、長さを調整する方法もあります。ビジネスだけでなくパーティーなどの場面でも活躍しそうな結び方をいくつかご紹介します。
エルドリッジノット
エルドリッジノットはとても個性的な結び方。見た目にも華やかでそれだけで話題になりそうです。何度も織り上げるようにして結んでいくため、少しキツめに締めていくのがポイントです。
結び目の見た目のインパクトが強いので、柄物よりもシンプル・プレーンなネクタイを選ぶとより綺麗に見せることができます。長さを調整しやすくするために元から自分にとって少し長さにゆとりがあるものを選んでみてください。
トリニティノット
トリニティとは三位一体という意味で、折り目が前面に出てやや太めのノットになります。落ち着いた印象がありながらパーティーなどで少し物足りないと感じた時に活躍してくれそうな結び方です。
結び目を目立たせるためにはネクタイのパターンがシンプルなものか無地を選ぶようにします。ストライプ系のネクタイを選ぶと結び目の部分がごちゃごちゃしているように見えてしまうので気を付けましょう。
ネクタイは長さについてのまとめ
今回はネクタイの長さについてみてきました。自分の身長に合わせたネクタイ選びと、長さ調整する時にベストな位置を意識することを大切にしましょう。
普段からネクタイをビジネスなどで身に着けている方も、パーティーなどでしか身に着けないという方もファッションの起点となるネクタイの知識は知っておいて損はありません。この機会に自分に合った結び方やスタイルを探してみてください。
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