相手の印象は、雰囲気はもちろん、色が与える心理的な印象も大きく影響することがあります。今回は、色にスポットを当てつつ、色が心理の中で与える効果や色の活かし方などをご紹介しながら、改めて色の不思議さやおもしろさをギュッとまとめてお届けします。

目次
色の心理的効果!印象を与える色の不思議をご紹介!
人の周りには、たくさんの色が溢れています。そんな色たちは、人にさまざまな印象や影響を与えてくれます。服の色、小物1つとっても身につけている色によって心理的な効果を与えることが出来ます。今回は、色の不思議に着目してご紹介します。
色が与える心理的効果とは?
最初にご紹介するのは、色が与える心理との関係についてです。当たり前のように周りにある色と私たちの心理にはどんな関係性があるのでしょうか?1つ1つの心理的な効果をご紹介する前に、その関係性からお話ししていきます。
色の心理的効果とは?
色を見るためには、光源、物体、視覚の3つの要素が必要になります。色がある事で、回想力や暗記力、認識力が増えるとも言われています。さらに、感情に影響すると、人の気分や感情の変化に現れます。
色の心理的効果を活かす場所とは?
色は、出会いの時の相手に与える印象に活かすだけでなく、インテリアに活かして心理的にリラックス出来るような空間を演出したり、食欲をそそる色があるほど毎日の食事にも影響を与えることがあります。取り入れる場所によって、良い印象を与える効果がありますし、逆に気分を落ち込ませたり、疲れを摂る事が出来なかったりとマイナスな印象を与える可能性もあるのです。
不思議な色の心理「明度」と「彩度」
色には、細かく分けると色々な分類があります。その中でも基本となるのが今からご紹介する「明度」と「彩度」です。それぞれの色は、この2つの高低によってたくさんの色が存在する事になります。そんな「明度」と「彩度」についてのお話をしていきたいと思います。
明度とは?
明度とは、色の明るさの違いのことを指します。一番明るい色は白、一番暗い色は黒になります。同じ赤という色味でも白の割合が多いのか、黒の割合が多いのかで明度が変わってきます。
彩度とは?
彩度とは、字のごとく色味の鮮やかさを指します。その色を見た時、色味の印象を強く感じば、彩度が高く、弱く感じれば彩度が低いということになります。一番鮮やかな色味は、ヴィヴィットといって明度は中間くらいですが、印象的な明るさを放つ色味です。
色の心理学!与える印象が真逆の2種類って?
次は、色についてをさらに詳しく掘り下げていきましょう。先ほどご紹介した「明度」「彩度」以外にも、たくさんある色を2種類に区分する事が出来ます。それは、「暖色系」と「寒色系」です。この言葉は、インテリアや美容院で髪の色味を選ぶ時にも耳にした事があるようなフレーズではないでしょうか?次は、この2種類についてお話ししていきます。
暖色系とは?
暖色系とは、赤やオレンジ、黄色などの暖かみを感じる色の事です。自然界でも、暖かいと感じるものは、赤やオレンジ、黄色である事が多いのです。例えば、火や太陽、光の色は暖色系の色を放ち、心理的に安心感や心を解きほぐしてくれるような印象を受けます。
寒色系とは?
寒色系とは、比較的に冷たさや寒さなどの印象が強いですが、爽やかさや軽やかさというプラスの印象も与えてくれます。色味でいうと、青や紫が主流です。自然の中では、海、水、空が思い浮かびます。さらに、暖色系と寒色系の中間に位置する色もあります。それが緑。緑は、木や森を連想させる色味で、心理的にもプラスの影響を与えるといわれています。
色の不思議を心理に活かす取り入れ方のポイントとは?
ここまで、色の心理的効果や色味自体のことについてご紹介していきました。続いては、色の不思議さと共にその色を活かす取り入れ方のポイントをいくつかご提案していきます。少し触れてきた部分もありますが、ここではさらに詳しくご紹介します。
ファッションに取り入れてみる
男性が色味を出会いや自分の印象を一変させるために活かす時は、服そのもので取り入れるのもいいですが、少し抵抗があるという方は、アクセントカラーとして取り入れることも方法の1つです。ネクタイや靴、時計、中からチラッと見えるインナーなどアクセントカラーを活かせる部分はさまざまあります。
インテリアに取り入れてみる
色の不思議な所は、空間も演出出来るということです。モノトーンでまとめた部屋を緑や黄色などの色味を取り入れた部屋では、その場にいる時の気分や気持ちも変わってきます。それぞれの色の心理的影響を知り、ポイント的に取り入れるのか、どの部分に取り入れるのかを決めやすくなります。
パーソナルカラーを活かしてみる
色の取り入れ方の方法には、ただアクセントカラーとして好きな色を取り入れるのではなく、本当に自分に似合う色をファッションの中では取り入れることがおすすめです。この自分に似合う色をパーソナルカラーと言います。次は、パーソナルカラーについて少し詳しくお届けします。
効果的に印象UP!色の心理学「パーソナルカラー」
パーソナルカラーという言葉を耳にした事がある方もいるのではないでしょうか?このパーソナルカラーは、女性だけのものではありません。男性もパーソナルカラーを活かす事で、出会いの場で好印象を与えることができます。そんなパーソナルカラーのお話をしていきましょう。
パーソナルカラーの診断方法とは?
パーソナルカラーのポイントとなるのは、2つの肌ベースと診断方法にあります。パーソナルカラーで自分に似合う色を見つける時は、お顔の下にその色味を当てる事で肌の色の変化を見て判断します。これにより、その人の印象や出会いでの第一印象が変わってくるのです。
肌タイプ「イエローベース」とは?
イエローベースとは、肌の色が黄みがかった肌タイプのことを指します。イエローベースの方は、黒目の色が明るい茶色系だったり、地毛の色味が明るめという特徴もあります。アクセサリーの色合いも、ゴールドが似合う傾向にあります。このタイプの方が真逆の色を取り入れると肌色がくすみ、黄色く見える事があります。
肌タイプ「ブルーベース」とは?
ブルーベースとは、ピンクがかった肌タイプのことです。ブルーベースの方は、黒目の色素が濃くて、地毛の色も黒や焦げ茶色など深くて暗い色味を持っている特徴があります。アクセサリーの色を選ぶ時も、シルバーが比較的良く似合うことが多くあります。このタイプの方が、イエローベースの方が似合う色味をお肌に近づけると不健康に見えたりします。
出会いに活かそう!暖色系の色が与える心理的効果とは?
続いては、具体的なそれぞれの色味が与える心理的な効果をご紹介していきたいと思います。新しい出会いや自分の気分を変えたり、雰囲気を変えるためにも是非取り入れてみて下さい。最初に見ていくのは、暖色系の色相からです。
赤色の心理的効果
赤色のイメージには、活力やエネルギー、情熱といったパワフルな印象があります。元気が欲しい時、自信が欲しい時に取り入れると強いエネルギーが身体に満ちあふれるような気持ちになれます。さらに、赤色は人間が本能的に反応する色でもあるといわれており、生命力を現しています。そして、信号機や消化器などにも使われており、注意を促してくれる色でもあります。
オレンジ色の心理的効果
オレンジ色は、暖かみや陽気な感じを受けて、高揚感も感じる事の出来る色味です。赤ほど強いイメージではなく、気持ちが明るくなるような印象と共に人に安心感を与え、優しく包んでくれる効果もあるようです。
黄色の心理的効果
黄色は、とても煌びやかで色相のチャートの中でも一番彩度の高い色に属します。そんな黄色から連想されるのが希望や喜びといったプラスの感情です。さらに、一番目立つ色なので、踏切や虎、ハチなど主に危険なものに使われる色味でもあります。心理としては、子供のような甘えの気持ちがある時に気になる色味でもあります。
出会いに活かそう!寒色系の色が与える心理的効果とは?
次は、寒色系の色味をご紹介します。寒色系には、どんな色味があるのでしょうか?主な色味と共に、先ほども少し触れた中間色である緑についても、ここでもう一度触れていきます。
青色の心理的効果
青色の印象としては、寒さや冷たさが強くありますが、集中力を助けたり、心を落ち着かせる鎮静や抑制の色ともいわれています。さらに、海や空の色としても連想される通り、爽やかさや信頼感、壮大なイメージを与える効果も期待できます。
紫色の心理的効果
紫色は、赤と青の2つが混ざり合った色です。赤は、エネルギー溢れる情熱的なイメージに対して、冷静さやクールさの青が混在しているため、心理的なバランスを整えたい時に効果的です。さらに、紫は、精神集中をしたい時や癒しが欲しい時に取り入れた色でもあります。
緑色の心理的効果
緑色は、癒しや成長、マイペースというようなゆったりと健康的な雰囲気を持つ色味です。緑の多い山の中や公園に行くと癒されるのは、その環境の影響もありますが、色が心理的に効果を発揮してくれている可能性も大いにあります。
出会いに活かそう!モノトーンの色が与える心理的効果とは?
最後にお送りするのは、モノトーンの色味です。モノトーンは、白や黒、グレーなどの色相が存在しない色の事を指します。ファッションの中でも、白や黒を好んで取り入れる方も多いほとです。
白の心理的効果
白から心理的にイメージされる言葉は、純粋や透明感です。何もかもを見透かしてしまうような清潔感と柔らかさの中に強さを兼ね備えた印象になります。男性が白のシャツや白のパンツを履くとそれだけで爽やかで爽快な印象になります。
グレーの心理的効果
グレーは、白と黒の真ん中の色味です。控えめで地味な印象もありますが、落ち着いていて、ニュートラルなイメージを与える効果があります。協調性があるイメージとは裏腹に、曖昧な印象を受けるのもグレーの特徴といえます。
黒の心理的効果
黒が秘めている心理的効果は、無限に広がる可能性です。黒自体に色味はなく、重い雰囲気を感じがちですが、黒を身につけることで、冷静さやきっちりとした男らしさを表現することができます。仕事の時に活かすと、自分の事を表に出さず、論理的に物事を進める事が期待できます。
不思議な色の心理的効果を知って自分を演出していこう!
いかがでしたか?色は当たり前に周りにあるので、あまり意識しないことの方が多いように思います。しかし、その1つ1つの色味には、色んな効果があり、いつものスタイルに取り入れることでまた違った自分を見つける事が出来ます。今まで、同じ色味煮こだわり続けていた方もその中に違った色味を少し加えてみませんか?そうすることで、新しい世界の扉が開くこともあるのです。
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