今では、語る人も少なくなってしまった日本の戦争。これらをわかりやすく知ることのできる戦争映画は大変貴重です。実話に基づいたものはもちろん、子供も見られるアニメや感動する日本視点の戦争映画など、特におすすめしたいものだけを紹介します。

戦争映画で日本が舞台の傑作映画・感動アニメおすすめ12選!

目次

  1. 日本の戦争映画といえば
  2. 日本が舞台になった傑作戦争映画
  3. アニメで見る日本の戦争映画(ジブリ)
  4. 有名な日本の戦争映画(アニメ)には続きがあった!
  5. 日本での実話をもとに作られたおすすめの戦争映画
  6. 日本始点で描かれた戦争映画『硫黄島からの手紙』
  7. 実話が元で作られた日本の戦争映画『ひめゆりの塔』
  8. 実話『太平洋の軌跡』日本人、大場栄の戦争映画
  9. おすすめの日本の戦争映画
  10. 日本の戦争映画まとめ

日本の戦争映画といえば

日本の戦争について、どの程度知っているでしょうか?お国のためと言いながら死んでいった人たち。彼らは自分の祖父や曾祖父だったかもしれません。有名な話では、戦闘機に乗り込みそのまま敵陣に突っ込んでいき亡くなった若者もいました。今のご時世、お国のためにと言って命を散らさなければならないのは信じられない事ですね。

激しい爆発や沢山の戦闘機などが出てくる派手な戦闘シーンを楽しめる海外の戦争映画に比べて、日本視点の戦争映画はとても地味に感じられるかもしれません。なんせ、当時は物資が不足し、一般の人たちからスプーンやフォークなどの金物を集めて材料を工面しなければならない局面もありました。

同じ過ちを二度と繰り返さないためにも、是非見てもらいたい大切なことを伝える、おすすめの日本の戦争映画です。また、過去の出来事がより身近に感じられ、感動を与えてくれる戦争映画ばかりです。実話を基に作られた戦争映画はもちろん、子供でも見るられるアニメも紹介します。

日本が舞台になった傑作戦争映画

今回紹介するのは、日本が舞台の戦争映画です。主に第二次世界大戦から終戦にかけての史実をもとに作られたものであり、実際の戦争がどのようなものであったか?また当時活躍していた方々にスポットをあてたものも多く、日本がどのような戦争を行っていたのかを戦争映画でわかりやすく知ることができます。

アニメでおなじみの『火垂るの墓』は、戦後の出来事を描いたものなので戦争映画とは異なりますが、戦争によって残された子供たちの姿が切実に描かれています。家族の大切さ、生き抜くために必要なものとは?幼い子供がなくなる惨い話ではありますが、大切なことを伝えてくれる感動的な映画です。

戦争映画として有名な『はだしのゲン』は、アニメでありながらも残酷な描写を忠実に再現しているため、小さなお子様向けとは言えません。ただし、生き延びるためのたくましさや力強さをとても感じられる内容になっていることと、感動を与えてくれます。こちらも戦後、混乱している日本の様子はもちろん、過酷な環境で子供がどのように生き延びたのかを知ることができます。

アニメで見る日本の戦争映画(ジブリ)

火垂るの墓

日本だけでなく海外での評価も高く、傑作であると言われるほどの『火垂るの墓』。どの世界も共通して、戦争がもたらす悲劇をこのアニメで痛感し、涙が止まらないといったコメントも多く寄せられています。

戦闘シーンがあり、善悪があって何かを倒すような爽快なアクション映画と違い、戦争をすることで何が起こるのか?をとてもわかりやすく知ることができる戦争映画と言えます。戦争で家族を失った幼い兄弟が、戦時中から戦後のとても貧しい時期の日本の話です。

どちらも命を落としてしまうのですが、原作者の幼い妹を失った実際の体験をもとにこの話は作られました。妹にもっと良くしてあげたかったという気持ちを主人公の青年に託したといったエピソードを伝えています。

有名な日本の戦争映画(アニメ)には続きがあった!

はだしのゲン1・2

原爆の被爆体験を描いた傑作漫画『はだしのゲン』は、アニメでの映画化はもちろんテレビドラマ化もされています。連載当初は、あまり人気がなかったために何度も打ち切りになっていましたが、今では読んでおくべき漫画として「読んでおきたい日本史モノマンガランキング」の第1位に選ばれるほどの人気があります

終戦の直接的なきっかけとなった原爆投下。日本の戦争映画ではありますが、こちらも戦後について触れたアニメになるので激しい戦闘シーンなどはありません。原爆の惨く痛ましい様を忠実に漫画の中でも表現されており、戦争がどれほど悲惨であるかを突き付けてくる作品でもあります。

アニメーションでの映画は2作で完結しています。漫画の方では主人公のゲンが画家になることを目指すことに決めたところで作者が肺がんで亡くなってしまい、話はそこで終わっています。作者の残した原稿の下書きには、フランスに絵の勉強をするために向かう話が描かれていました。

日本での実話をもとに作られたおすすめの戦争映画

これからお伝えするおすすめの戦争映画は、実話や史実をもとに作られた傑作映画です。日本最後の要だった硫黄島の戦争映画『硫黄島からの手紙』。戦時中の沖縄を舞台にした『ひめゆりの塔』。終戦を迎えたにもかかわらずそれを知らず、自分以外の命も守るため戦い続けた大場栄の話『太平洋の軌跡』。

一部脚色されているものもありますが、どれも日本であった実話や史実を伝える戦争映画としては傑作であるといっても過言ではないかと思います。他にも沢山の戦争映画はありますが、中でも特におすすめしたいものばかりを集めました。

時間の流れ順に紹介していますので、第二次世界大戦終盤、日本が舞台になった戦争映画です。戦争に参加した生徒、残された家族、軍の上下関係や不条理な環境、今では考えられない事ばかりが戦争では起こります。

日本始点で描かれた戦争映画『硫黄島からの手紙』

硫黄島からの手紙

一見作られた戦争映画かと思ってしまうほど、感情移入してしまうストーリーの『硫黄島からの手紙』はおすすめです。激しい戦闘シーンや兵士たちが残した家族の大量の手紙も実際にあった実話であることから、性別年齢問わず感情移入しやすいでしょう。

日本最後の要だった硫黄島は落とされたら最後、日本列島にアメリカ兵が攻めてくるのです。それを防ぐための熾烈な戦いが繰り広げられます。自決のための自爆や攻撃により死んでいく仲間達、上官のあり方など、どのような戦闘が行われていたかもわかります。また、戦争へ向かった男たちを待つ家族の姿もあわせて描かれています。

この戦争映画からは、戦争に行った人たちの心に、大きな影響を与えることも知ることができます。信じられない無残な景色を目にして、あなたは正常な心でいられるでしょうか?

実話が元で作られた日本の戦争映画『ひめゆりの塔』

ひめゆりの塔1953年・1982年・1995年

日本の戦争に参加した学生をご存知でしょうか?『ひめゆりの塔』は、そんな彼女たちや教師が戦争に参加し、無残な最期を遂げた話です。240名が救護として戦争に参加し、生き残ったのはたった5人でした。

ひめゆり

2007年の『ひめゆり』は、生存者による監修を受けて作成された戦争映画なので、より忠実な実話に基ずいています。他にも文学、漫画トラマとメディア化されていますが、作り変えている部分が一部あります。

日本での戦争が徐々に過酷さを増す有様が、生々しく伝わってくるおすすめの戦争映画です。看護要員として参加した学生たちが、次第に看護できない状況へ追いやられ死んでいきます。

実話『太平洋の軌跡』日本人、大場栄の戦争映画

太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-

舞台はサイパン島ですが、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』は日本映画です。実在した大場栄の、多くの命を救った行動は感動を覚えます。

終戦を迎えたことを知らず、たった47人でアメリカ兵を相手取ったことから「フォックス」と畏怖の念で呼ばれていました。

サイパン島に取り残された部隊だったため、サバイバルしながら仲間と残された民間人を守るための行動へと移っていきます。実際にアメリカ兵に投降した際の写真も残っており、一部脚色はあるようですが史実に基づいた実話です。

おすすめの日本の戦争映画

戦場のメリークリスマス

舞台は日本ではありませんが、戦時中の日本と捕虜の友情を描いた話です。日本軍俘虜収容所体験が元になっていますが、実話ではなく戦闘シーンも一切ない戦争映画です。今では映画監督で有名な北野武が出演しているほか、大島渚監督、坂本隆一の作曲賞を受けた音楽と、傑作と呼ばれる所以です。

日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声

反戦映画と言われ、東映の原点でもあった『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』は、インド北東部であったインパール作戦に参加した学徒兵の話ですが、戦没した学生の手記を集めて作られています。戦闘中の重病者や負傷者は置き去りにされ自決し、少佐や中尉が逃げ出した戦争。学生たちが書き残したものは、現在の私たちに多くのことを投げかけてきます。

永遠の0

原作は百田尚樹による小説で、大変人気があり漫画・映画化とされています。第二次世界大戦中特攻隊で亡くなった祖父は、一体どんな人物なのかを探ってゆきます。

国のために死ぬことが当たり前だったとされる当時、実際はどうだったのか?戦争に関わった人たちの実際の気持ちに触れる映画です。

日本の戦争映画まとめ

実話に基づいて作られた映画に、傑作という言葉は不適切かと思いまますが、戦争の酷さを非常によく伝えている戦争映画であるという点で紹介させていただきました。

戦争で日本が被った被害を感じながら映画を見るのもいいのですが、この惨い状況を与える側でもあったことは忘れないようにしたいものです。


評価 4.4/ 5(合計13人評価)

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