ダッチオーブンの正しい使い方まとめ!キャンプ料理の美味しいレシピも紹介

アウトドアの楽しみといえば料理もその一つですが、そんなアウトドア料理におすすめな調理器具といえばダッチオーブンです。重くて使い方が難しそうですが、一台で色々な調理ができるため一度使うと手放せなくなります。そこで今回はダッチオーブンの使い方やなどを紹介します。

目次

  1. ダッチオーブンはオールマイティーな調理器具
  2. ダッチオーブンは形状でキッチン用の使い方もできる
  3. 自分の使い方で選べるダッチオーブン
  4. ダッチオーブンは使い方だけでなくシーズニングも大切
  5. ダッチオーブンの醍醐味が味わえる使い方
  6. 焚火でのダッチオーブンの使い方
  7. ダッチオーブンに必須のリフター
  8. ダッチオーブンの使い方で蒸し料理
  9. ダッチオーブンで煮込み料理の使い方
  10. ダッチオーブンの蓋で焼く使い方
  11. ダッチオーブンで燻製を作る使い方
  12. ダッチオーブンでパンを焼く使い方
  13. ダッチオーブンの使い方だけでなく洗い方も覚えよう
  14. ダッチオーブンの保管方法も使い方くらい大切
  15. ダッチオーブンはアウトドアだけじゃもったいない

ダッチオーブンはオールマイティーな調理器具

ダッチオーブンは主に鋳鉄製で、これ一台で「煮る、焼く、蒸す、炊く、揚げる、燻す」など色々な料理に使えるオールマイティーな調理器具です。外見は黒く、重さがかなりあるため、一見使い方が難しそうですが、材料を入れて火にかけておくだけで、ダッチオーブンが勝手に料理してくれるため、アウトドアやキャンプにピッタリです。

ダッチオーブンは、オランダ商人が販売していたもので、特にアメリカの開拓者に欠かせない調理器具でした。その当時、調理用ストーブは高級品だったため、暖炉やかまどで調理していた一般家庭ではそのまま火にかけられる鋳鉄製の鍋が重宝されていました。

ダッチオーブンが生まれた当時はまだ蓋に縁もなく、足も付いていませんでした。ですが、荒野で料理する必要性から現在の形に変化していったといわれています。また、オランダ商人が販売していたことから「オランダ人のオーブン」となり、ダッチオーブンと呼ばれるようになりました。今回はそんなキャンプなどで大人気のダッチオーブンの使い方やなどを紹介します。

ダッチオーブンは形状でキッチン用の使い方もできる

ダッチオーブンはアウトドアブームと共に日本でも愛用する人が増えた調理器具ですが、キャンプだけでなく、その利便性から家庭でも料理に使う人が増えました。そのため、コンロに乗せて使用しやすいようにキッチン用は足が付いておらず蓋の縁もありません。

見た目は違いますが、フランスのル・クルーゼ社の鍋はダッチオーブンの仲間で「モダン・ダッチオーブン」と呼ばれることもあります。また、スキレットもダッチオーブンの仲間で、料理したそのままの状態で食卓に出せることからも数年前から人気が衰えない調理器具です。

自分の使い方で選べるダッチオーブン

従来の鋳鉄製のダッチオーブンではなく、値は張りますが初心者にも使いやすくてシーズニングの必要もなく、普通の鍋と同じように使用できるステンレス製のダッチオーブンや、メンテナンスの手間が少なく、プロ用の調理器具にも採用されている耐久性に優れた黒皮鉄板製のダッチオーブンもあります。

極薄で軽量化されているにも関わらず、頑丈さはダッチオーブンの中でもトップクラスのダグタイル製のものや、キャンプなどアウトドアでの料理で、火の通り具合を気にせずに使えるカーボン製のダッチオーブンなどもあり、自分がどういった場面で使う事が多いのかや使い方で正しいダッチオーブンを選ぶことができます。

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ダッチオーブンは使い方だけでなくシーズニングも大切

ダッチオーブンを購入したら、まずシーズニング作業が必要です。新品のダッチオーブンは錆び止めのためのワックスが塗られているため、正しいシーズニングをせずに料理するとワックスの臭いが料理に付いてしまったり、食材が焦げ付いてしまったりします。

シーズニングの正しいやり方は①本体と蓋に水を入れ、お風呂のお湯程度の温度になるまで加熱します。②火からおろし、食器用洗剤とたわしを使って本体と蓋の全体を洗います。③お湯で洗剤をしっかりと流したら、コンロで加熱します。④ワックスが焼き尽くされ、煙が収まり全体が黒くなるまで加熱します。

⑤縁までしっかり黒くなったら火から下ろし、サラダ油を少量たらしてキッチンペーパーなどで薄くのばします。⑥再び過熱し、白い煙が収まったら再び油を薄く塗り加熱します。この作業を4回程度繰り返します。⑦セロリの葉や野菜の皮など強火でじっくり本体と蓋の両方それぞれで焼きます。

⑧炒めた野菜は処分し、火からおろしたら熱いうちに本体側面と底、蓋の上に薄く油を塗り、しっかり冷めたらしまいます。洗浄する際のたわしは金属製のものではなく、亀の子たわしを利用してください。スキレットも同じ方法でシーズニングする必要があります。

ダッチオーブンの醍醐味が味わえる使い方

ダッチオーブンをキャンプで使用している場面で、蓋の上に炭を乗せているのを見ることがありますが、まさにオーブンとしての機能を発揮でき、これぞダッチオーブンといえる使い方です。使用する炭はホームセンターなどでも売られている一般的な木炭でもいいですが、火加減に慣れるまでは個数を目安にして調整がつけやすい豆炭がおすすめです。

豆炭は木炭と比べると着火が簡単で火力が保ちやすく、燃焼時間も木炭の2倍といわれているためコストパフォーマンスの良さでもおすすめです。ですが、着火時は煙が多く臭いが強いため、煙が落ち着いて豆炭全体が白っぽくなってから食材を焼いたり蓋の上に乗せたりするのが正しい使い方です。

豆炭の使う分量の目安には「上火=inch+3個、下火=inch-3個」といった方程式があてはめられ、鋳鉄製のダッチオーブンなら基本的にこの使い方を覚えておけばよいといわれています。ダッチオーブンを使ってキャンプを楽しむなら、豆炭も常備すると便利です。


焚火でのダッチオーブンの使い方

アウトドアやキャンプといえは焚火も欠かせませんが、焚火を利用してダッチオーブンを使うなら三脚もしくは四脚の中央にフックが付けられたトライポッドを利用すれば、ダッチオーブンの重量でバランスが取れ、焚火との距離もチェーンの長さを変えることで火力の調節もでき、しかもキャンプをおしゃれに演出することもできます。

また、焚火台とダッチオーブンを乗せる台を別に用意すれば、調理の途中で薪を足したり減らしたりが楽に行えるため、トライポッドと同じように火力の調整が付けやすくなります。トライポッドは適当な木材とロープなどで手作りも可能です。慣れたら自作してみましょう。

ダッチオーブンに必須のリフター

火にかけたダッチオーブンは本体だけでなく蓋も含めて非常に熱くなります。さらに重量もあるため、軍手だけで触ったり持ち上げたりすることは不可能です。リフターは蓋の取っ手部分に引っ掛けて楽に持ち上げられるため、料理の途中でダッチオーブンの中身を確認したり、調理後に蓋を開ける時に必要な道具です。

リフターはダッチオーブンのメーカーに合わせたものを揃えると使いやすいですが、それが正しいというわけではありません。中にはキャンプのテントを張るときに利用するペグ打ち用ハンマーで代用する人もいます。ですが、安全面を考慮するとリフターを用意することをおすすめします。

ダッチオーブンの使い方で蒸し料理

キャンプなどのアウトドアならではの豪快な塩釜の蒸し料理を作ってみましょう。レシピは簡単ですが、しっとりジューシーにでき上り、塩釜のおかげで程よい塩加減も最高です。なお、キャンプ料理で悩む点は火加減ですが、ダッチオーブンの下火での強火はダッチオーブンが載る範囲に炭を置き、中火は強火よりも炭の密度を落とし、弱火ならさらに炭の密度を落としてください。

レシピは①豚肩ロース500g全体に粗びき黒こしょうをまぶします。②ダッチオーブンの底と側面にサラダ油を塗り、塩約500gを敷き詰め、ローズマリー2枝、タイム3枝を置きます。③2の上に豚肉を置き、その上にローズマリー2枝、タイム3枝を置き、塩約500gをかぶせて手で押し付けて固めます。④蓋をして中弱火で40分ほど加熱します。

⑤蓋を開け上から串を刺し肉汁が透明なのを確認し、そのまま10分~15分置いてから取り出します。長時間おくと肉がパサつきますので、15分以上は置かないようにしてください。取り出したら好みの厚さにカットして食べてください。

丸ごとトマトのスチーム料理レシピ

付け合わせにもパスタソースにも使える、トマトを使った蒸し料理のレシピです。ダッチオーブンにトマトを入れて加熱するだけなので、超が付くほど簡単です。詳しいレシピは①トマト4個のお尻に浅く十字に切込みを入れてダッチオーブンに入れ、スライスレモン3枚を乗せたら塩と粗びき黒こしょうをふり、オリーブオイル大さじ1を回しかけます。

②中火で加熱し、シューと音がしたら弱火にして8分程度加熱します。温かいままでも冷やしても美味しく、少し未熟なトマトも加熱することで甘みが増し、食べやすくなります。トマト1個分をプチトマト10個に変えても同じレシピで作れます。

ダッチオーブンで煮込み料理の使い方

ダッチオーブンで作る煮込み料理は、材料を大きくカットした方がより美味しく仕上がるのでキャンプやアウトドアにうってつけです。シンプルな味付けにも関わらず肉と野菜の旨みが相乗効果を生み出し、ダッチオーブンの実力が感じられます。

レシピは①生とうもろこし1本は輪切り、ブロッコリー1房は小房、じゃが芋3個、玉ねぎ1個、ニンジン1本は皮をむき大きめにカットします。②スペアリブ300gは長辺10cmくらいに切り分け、塩こしょうをふります。③ダッチオーブンにじゃが芋、玉ねぎ、ニンジンを敷き、その上にスペアリブを乗せ、トマト水煮1缶を加えひたひたになるまで水を入れます。

④沸騰するまで強火にかけてから弱火にし、約1時間半煮込み、途中でブロッコリーととうもろこしを加えます。煮込み終わったスペアリブをそのままではなく、一度炭火で焼いても美味しいです。

ダッチオーブンの蓋で焼く使い方

ダッチオーブンは蓋も調理に使える優れものです。ひっくり返して蓋の裏を利用して目玉焼きやステーキなどを焼くこともできますが、蓋のカーブを利用してジンギスカンを作ることもできます。レシピはとても簡単で市販の味付けされた肉とミックス野菜を利用するだけです。

ダッチオーブンは熱伝導もよいため、お店のようなホットケーキを焼くこともできます。蓋の使い方はどちらが正しいということはありませんので、自宅でも気軽にダッチオーブンを使って、いろいろな食材を焼いてみてください。

ダッチオーブンで燻製を作る使い方

専用の道具を使って燻製を自宅で楽しむ人も増えましたが、ダッチオーブンを使えば燻製も簡単に作れます。燻製に使う食材はどれが正しいということはなく、肉、魚、チーズ、ナッツと何でもOKです。元々は食品を保存するために行われましたが、現在は美味しさにはまって燻製を楽しむ人が増えました。

今回はサバの燻製のレシピを紹介します。まず①サバの切り身1/2身に塩、こしょうをふり5分ほど置き、出てきた水分をふき取ります。②ダッチオーブンにアルミホイルを敷き、スモークチップを入れその上にクッキングシートを敷きます。③サバの皮を上にして置き中火で加熱し、煙が出てきたら本体と蓋の間に竹串などを挟みながら蓋をし、弱火で10分過熱します。

ダッチオーブンは密封性が高いため、完全に蓋を締めてしまうとチップが消えてしまい、燻製ができなくなってしまいます。空気の通り道を作るために必ず蓋と本体の間に竹串などを挟むことを忘れないでください。

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ダッチオーブンでパンを焼く使い方

ダッチオーブンに慣れてきたらぜひ挑戦して欲しいのがパンです。焼き立てのパンが美味しいことは誰もが知っていますが、それがキャンプでも食べられたら最高です。キャンプで焼く場合は生地作りは家で行い、しっかり冷凍した状態で現地へ持っていくと気軽にパン作りが楽しめます。

レシピは①強力粉280g、バター50g、牛乳150ml、卵25g、砂糖25.5g、塩5g、ドライイースト3gをすべてホームベーカリーに入れ「パン生地コース」で生地を作ります。②生地を12個に分け、丸めてバットに並べて冷凍します。ここまでを前日に行います。

③当日は冷凍生地をクーラーボックスに入れ、現地に付いたら暑い季節なら夕方以降、肌寒い季節なら昼食後を目安にクーラーボックスから出し、乾燥やホコリなどから守るように固く絞った布巾などを被せておきます。④翌朝の朝食の時間に合わせて火を起こし、下火は弱火、上火は中火で20~30分を目安に加熱してください。

パン生地をダッチオーブンに入れるときは、クッキングシートを底と側面に敷くと焼き上がりにパンが取り出しやすくなります。ダッチオーブンでパンを焼く場合、火は少し弱めの方が皮が固くならず美味しくパンを焼くことができます。

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ダッチオーブンの使い方だけでなく洗い方も覚えよう

ダッチオーブンの使用後の正しい洗い方も覚えましょう。焦げ付きがない場合は、残っている料理をペーパーなどで取り除き、水を適量入れて火にかけ、汚れをうかせたら一度火から下ろし、水を足して洗剤を使わずにたわしで洗います。汚れた水を捨て、再び水を入れて火にかけ、もう一度洗います。

本体の側面と底、蓋は水をかけながらたわしで洗ったらタオルなどで軽く水分をふき取り空焼きします。水分を完全に飛ばしたら油を少量入れ、キッチンペーパーなどで薄く塗りのばします。熱いうちに側面や底にも油を塗ります。

ダッチオーブンの保管方法も使い方くらい大切

収納も正しく行わないと、ダッチオーブンがサビてしまったりすることがあります。また、本体にも蓋にも油を塗っているため、収納袋が汚れないように新聞紙で包むようにダッチオーブンを入れ、蓋も新聞しで包んだら収納する前に本体に割りばしなどを置き、隙間を開けるようにしてください。

ダッチオーブンはアウトドアだけじゃもったいない

ダッチオーブンは、アウトドア用の調理器具のイメージが強いですが、普段の調理でも使える調理器具です。簡単なレシピでも美味しい料理が完成するので、一度使い始めると手放せなくなってしまいます。正しいお手入れが必要だったり、急激な温度変化や強い衝撃で割れてしまったり変形したりすることもありますが、正しい使い方をしていれば大丈夫です。

これを機会に、まだダッチオーブンを持っていない人やアウトドア好きではない人も、優れた調理器具としてダッチオーブンを使ってみませんか?正しい使い方さえ忘れなければ一生使い続けられる手放せない道具になります。

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