普段からスーツの着こなしにこだわりを持っている人は多いですがシャツはどうでしょうか。本来、スーツのデザインや柄に合わせてシャツを選びます。統一性が無いと浮いた感じになってしまいます。ここでは色々なスーツのデザインに合うシャツの選び方を紹介します。

スーツに合うシャツの選び方!おすすめの着こなし・組み合わせ方

目次

  1. スーツのコーディネイトではわき役のシャツ
  2. シャツのデザインの違いは襟やボタン
  3. どんなスーツにでも合うレギュラーカラーシャツ
  4. ビジネススーツやカジュアルにワイドカラーシャツ
  5. 1ランク上のスーツの着こなしにセミワイドカラーシャツ
  6. 上品なスーツスタイルにホリゾンタルカラーシャツ
  7. ノータイに適したボタンダウンシャツ
  8. ノータイをオシャレに着こなすドゥエボットーニシャツ
  9. スーツに合わせたシャツの着こなし
  10. スーツ、シャツ、ネクタイの組み合わせ
  11. スーツに合うシャツの選び方まとめ

スーツのコーディネイトではわき役のシャツ

スーツとシャツの組み合わせで統一感のある着こなしが出来ます。スーツを着る時にわき役感のあるシャツですが色々なデザインがあり、イメージを作り上げるのに大事な存在なのです。シャツのサイズも大事になりますので自身に合ったサイズを知っておくことも必要です。

紳士服売り場でサイズを測ってもらい商品を探すのが1番良いのですが、ネット通販の時代なのでわざわざお店に行く事も少なくなってます。シャツ選びの基本になるのでサイズの測り方を簡単に説明します。メジャーで首周りは喉ぼとけの少し下あたりを測り、ちょうど指が2本入るぐらいに緩めます。緩めた長さがワイシャツの首周りになります。

袖丈は首の付け根から肩の頂点通して腕は下ろした状態で手のくるぶしまで測ります。布の縮みを考え、1㎝ほど長く選ぶ方が良いです。既製品にはM、L、LLなどのサイズ表記も多くそれぞれ首周りが39㎝、41㎝、43㎝となっています。袖丈は製品ごとで変わっています。注意する点は袖丈を短い物は選ばない事です。スーツの袖からシャツの袖が出るのが正しい着こなしです。

シャツのデザインの違いは襟やボタン

シャツにはカラーと呼ぶ襟の開き方やボタンの付き方でデザインの違いを演出しています。様々な場面に合ったおすすめの選び方を紹介していきます。

最近流行っている柄デザインでクレリックシャツがあります。襟と袖の色が違うデザインです。スーツ、ネクタイと組み合わせてコーディネイト出来ますが、少しカジュアルに感じるのでノータイ時にもおすすめです。

どんなスーツにでも合うレギュラーカラーシャツ

最も標準的なデザインのシャツでレギュラーカラーと呼びます。襟先は70~75㎜、襟先の角度は75~90°、襟足は30~38㎜がレギュラーカラーの定義になります。定義は流行りで違いが出てきます。

どんなスーツにも組み合わせれるシャツですが、標準的なデザインなので着こなしは奥が深いです。無難にまとめたり、小物を組み合わせてみたりとオシャレ幅は広いです。

色々な場面に合いどんなスーツにも合わせられるレギュラーカラーは、シャツ選びに困った時や初めてのスーツ購入時におすすめです。柄はストライプや折柄がスーツ合わせやすいです。

ビジネススーツやカジュアルにワイドカラーシャツ

ワイドカラーは襟がほどよく開いているので首周りがすっきりした印象になるシャツです。襟先は75~80㎜、襟の角度は100~180°(120°が多い)、襟足は38~42㎜が定義です。

ワイドカラーは、ワイドスプレッドカラーや1920~1940年代のファッションに影響を与えたイギリスのウィンザー公が着ていた事からウィンザーカラーとも呼ばれます。襟の開きに特徴がありネクタイを綺麗に見せてくれます。ネクタイをウィンザーノットで締めて大きめに見せるのがおすすめです。

ワイドカラーとウィンザーノットの組み合わせでより一層すっきりした印象になります。また、ビジネススーツだけでなくカジュアルに着るのもおすすめです。

1ランク上のスーツの着こなしにセミワイドカラーシャツ

セミワイドカラーは襟の角度がレギュラーカラーとワイドカラーの中間になるシャツです。襟先は75~80㎜、襟の角度は90~100°が多く、襟足は38~42㎜が定義です。イングリッシュスプレッドカラーとも呼ばれブリティッシュスタイルに合います。

ワイドカラーと同じようにネクタイをウィンザーノットで締めると首周りがすっきり見えます。最近の流行りはイタリアンスタイルスーツからブリティッシュスタイルスーツに移ってきているので、ブリティッシュスタイルに合うセミワイドカラーに人気が出てきています。

シャツ全般にいえますが着てみると印象が違ったりします。特にセミワイドカラーはイメージと違う場合が多いので1度スーツと合わせて試着をしてみるのがおすすめです。また、襟先が短くなるとカジュアルな印象が強くなるので注意して下さい。

上品なスーツスタイルにホリゾンタルカラーシャツ

襟の角度が180°と近くまで開いたシャツでワイドカラーの1種です。ホリゾンタルとは水平であるさまという意味で、襟の開きが最もあるシャツです。ワイドカラーと同じように首周りをすっきり見せてくれます。特に肩幅が広くがっちり体系の人におすすめです。

日本では着ている人が少なく感じますがシャツにオシャレポイントを持っていく場合におすすめです。ウィンザーノットでネクタイを締めても良いですしノータイでもおすすめです。

ビジネスやパーティーなど幅広い場面で着る事が出来るシャツですが、葬式や法事にはレギュラーカラーやワイドカラーが基本になるので控えて下さい。

ノータイに適したボタンダウンシャツ

ボタンダウンカラーは襟先をボタンで留めるシャツで襟先の長さなどはレギュラーカラーと同じです。ポロの競技服がモデルといわれていますが、襟をボタンで留める事により襟が綺麗に立ち上がる特徴があります。

襟先のボタンはネクタイ着用時もノータイ時も留めておきます。ボタンを留める事で襟を綺麗に立たせるデザインの為、外してしまうと襟元が崩れた印象になります。ノータイでも首周りを綺麗に見せてくれるのでクールビズにもおすすめです。

本来ボタンダウンはカジュアルシャツとされています。ビジネスシーンで着るのは間違いだと言われていますが少しづつ許容されてきています。大事な商談や正装が必要な場面での着用は必ず避けて下さい。

ノータイをオシャレに着こなすドゥエボットーニシャツ

ドゥエボットーニは第1ボタンが2つ付いているのが特徴のシャツです。イタリア語でドゥエが2つ、ボットーニがボタンという意味になります。襟が高いデザインの為に2つのボタンで支えている作りです。襟が高いのでネクタイの結び目が立体的に見える効果があります。ネクタイの締め方は縦に結び目が長いダブルノットがおすすめです。

本来はネクタイを締めて着用するシャツなのですが、クールビズの際にノータイで着る事が多くなりました。ボタンダウンと同じように襟先にボタンが付いているデザインがあるのでノータイでも襟が綺麗に立ち上がります。

なかなかお目にかかりませんが第1ボタンが3つのトレボットーニというシャツもあります。ドゥエボットーニより襟が高い造りになっています。

スーツに合わせたシャツの着こなし

スーツに合うシャツの選び方でラペル幅と襟先までの長さの関係が重要です。ラペルとはスーツの下襟部分をさします。ラペルの幅によって印象が変わります。そのラペルの幅に合わせてシャツの襟の幅を決めます。ラペル幅と襟先の長さに大きな違いがある選び方だとまとまりがない印象になります。

ネクタイもラペル幅と襟先の長さにネクタイ幅を合わせて選んでいきます。各アイテムの選び方でスーツのVゾーンの印象が劇的に変わります。

スーツ、シャツ、ネクタイの組み合わせ

基本となるスーツ、シャツ、ネクタイの組み合わせ方を紹介します。柄は2種類にし同系色を組み合わせます。例えば、グレー色ストライプ柄のスーツとワイシャツにネクタイはグレーとブルーグレーのストライプ柄を合わせます。また、スーツはダークグレーのストライプ柄にシャツはブラウン系のストライプ柄、ネクタイにブラウン色のドット柄を合わせる。

無地は柄に含まないので、無地スーツにチェック柄のシャツ、ストライプ柄のネクタイで色はネイビー色で揃えるなどのスーツ、シャツ、ネクタイの内の1つを無地にする選び方です。まとまっていておすすめです。

基本的な組み合わせにワンポイントを作る事もおすすめです。クレリックシャツやネクタイの柄に同系以外の色を使ってみるのもおしゃれ感が出ておすすめです。暖色系と寒色系の組み合わせがワンポイント感を出しやすいです。また、同系色のシャツでもデザインを変える事でスーツのコーディネイトの幅が広がります。

スーツに合うシャツの選び方まとめ

色々あるシャツのデザインですがスーツや状況に合わせて選ぶことが大事です。柄は2種類にし同系色でまとめて、スーツのラペル幅、シャツの襟幅、ネクタイの幅を近づけてスーツのVゾーンにまとまりを持たせる。これだけで着こなしが変わってきます。

シャツには合う合わないという事があります。レギュラーカラー、ワイドカラー、セミワイドカラーはぜひ持っておいて下さい。白のレギュラーカラーがあれば全ての場面に対応できるでしょう。クールビズにも着れるようなシャツも増えていますが、大事な商談や正装を必要とする場面では気をつけて下さい。

スーツに合うシャツの選び方を紹介しましたがシャツとの組み合わせ1つでスーツの印象も変わってきます。クールビズでスーツのジャケットを脱ぐ機会が多い中、シャツはスーツのコーディネイトのわき役ではなくなってきています。それでは、今後のシャツ選びの参考にして下さい。


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