BMWの5シリーズツーリング試乗評価まとめ!サイズや乗り心地は?

新型BMW5シリーズツーリングはパワフルなエンジンは勿論、スタイリッシュなデザインとワゴンとしての機能を十分に果たしてくれる大容量のラゲッジスペースを両立した完成度の高い高級ステーションワゴンです。そんな新型BMW5シリーズツーリングの魅力を徹底分析致します。

目次

  1. BMW5シリーズツーリングとはどんな車?
  2. 新型BMW5シリーズツーリングのエクステリア
  3. 新型BMW5シリーズツーリングのインテリア
  4. 新型BMW5シリーズツーリングのグレード別価格やサイズ、スペックは?
  5. 新型BMW5シリーズツーリングの燃費
  6. 新型BMW5シリーズツーリングの先進機能
  7. 新型BMW5シリーズツーリングは最新の自動運転機能搭載!
  8. 新型BMW5シリーズツーリングのディーゼルエンジン搭載モデルの試乗評価
  9. 新型BMW5シリーズツーリングの最上級モデル540ixDriveの試乗評価
  10. 新型BMW5シリーズツーリングの評価まとめ

BMW5シリーズツーリングとはどんな車?

BMW5シリーズツーリングはBMWが生産、販売する車である中型セダン5シリーズのステーションワゴンになります。7代目5シリーズセダンが2016年10月13日に欧州で発売された後に日本では2017年2月から発売された後、5シリーズのワゴン車としては5代目となるツーリングは2017年6月22日から日本で販売が開始されました。

元々BMWのワゴン車は1989年から日本で発売された3シリーズが先でしたが、当時は世間一般的にはワゴン車といえば機能性を重視してスタイルや走りは二の次的なイメージでした。BMWはそこに目を付けて常識を覆すべく、パワフルでスタイリッシュなワゴン車を開発し、「ツーリング」の車名を付けて発売したのが5シリーズツーリングという車です。

今回紹介する新型BMW5シリーズツーリングはパワフルでスタイリッシュであると同時にワゴン車としての機能も充分に備えており、まさにステーションワゴンのお手本ともいえる仕上がりになっています。ボディーサイズはセダンと比べると全長が5mm長く全高が20mm高いだけなのでほぼ同じ大きさと考えていいです。今回はそんなBMW5シリーズツーリングについてご紹介して参ります。

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新型BMW5シリーズツーリングのエクステリア

新型BMW5シリーズツーリングのエクステリアをチェックしてみるとフロント周辺の部分はセダンと全く同じになっている事が解ります。前モデルではグリルとヘッドライトは離れていましたが、新型BMWではBMWの代名詞ともいえるキドニーグリルはシャッター付きになり、少しつり上がった細目のヘッドライトはグリルと繋がるように配置されています。

ツーリングのリア部分はワゴンですのでセダンとは全く違いますが前モデルと比べると凹凸感があり、スタイリッシュで機能的な作りになっています。例えばテールゲートとは別に独立開閉式リア・ウインドーが備えられているので駐車時の後部スペースが狭い場合の荷物の出し入れや小物の出し入れにはとても便利です。

新型BMW5シリーズツーリングのインテリア

新型BMW5シリーズのインテリアで特に目につく点はメーターが全て液晶化されたことです。それに加えてiDrive(BMWのナビ操作機能)もジェスチャーコントロール可能に進化して使い勝手が大幅に向上しています。また、BMWヘッドアップ・ディスプレイが装備され、様々な情報が確認できます。

例えばメータークラフトの上部に現在の車速やナビゲーション・システムによるルート案内の矢印表示、チェック・コントロール、前車接近警告など、さまざまな情報をカラーでフロントガラスメータークラスタ上部のフロントガラスの一部に投影しますので運転時の視線を変えずに必要な情報を確認することが出来るので安心です。

ラゲッジ・ルームの容量は570Lで、後部座席を倒すことで最大で1,700Lまでなります。これは旧型より30L拡大し、大容量化を実現しています。また、リアシートは40:20:40の3分割式となっており使い勝手の良い作りになっていて高く評価できます。

新型BMW5シリーズツーリングのグレード別価格やサイズ、スペックは?

新型BMW5シリーズツーリングは523i、523d、530i、540i xDrive、の4車種が基本モデルになっており、523i、523d、にはStandard、Luxury、M Sportの3グレードが設定されていて、530i、540i xDrive、にはLuxuryとM Sportの2グレードが設定されています。車両サイズは全て全長4950mm、全幅1870mm、全高1500mm、ホイールベース2975mm、となっています。

ボディーサイズについてもう少し詳しく見てみると、新型BMW5シリーズツーリングのサイズは前モデルのサイズと比べると、全長36mmプラス、全幅6mmプラス、全高2mmプラス、ホイールベース7mmプラスとなっており全体で少しだけサイズが大きくなっています。

ライバル車と比べてみるとアウディーA6アバントの場合、ボディーサイズは全長4955mm、全幅1875mm、全高1495mm、となっているので新型BMW5シリーズツーリングの方がサイズが少しだけ小さいようです。また、ベンツEクラスの場合、ボディーサイズは全長4890mm、全幅1855mm、全高1455mmとなっていますのでこちらは新型BMW5シリーズツーリングの方が少しだけ大きい事が解ります。

新型BMW5シリーズツーリングの駆動方式は、523i、523d、530i、の3車種はFRとなっており、540i xDriveのみが4WDとなっています。

グレード別の価格・スペックは、523iの車種の場合、Standard…650万円、Luxury…793万円、M Sport…794万円で、3グレード共に排気量…1998cc、最高出力/回転数…135kW (184 PS) / 5000rpm 、最大トルク/回転数…290N・m (29.60Kgf・m) / 1250rpm、エンジン…直列4気筒DOHCターボ(ハイオクガソリン使用)となり、車両重量は1720kgになります。

そして523dはディーゼルターボになり、この車種の場合は、Standard…746万円、Luxury…813万円、M Sport…814万円で、3グレード共に排気量…1995cc、最高出力/回転数…140kW (190 PS) / 4000rpm、最大トルク/回転数…400N・m (40.80Kgf・m) / 1750rpm、エンジン…直列4気筒DOHCディーゼルターボ(軽油使用)となり、車両重量は1800kgになります。

次に530iの車種の場合、Luxury…812万円、M Sport…837万円で、2グレード共に排気量…1998cc、最高出力/回転数…185kW (252PS) / 5200rpm、最大トルク/回転数…350N・m (35.70Kgf・m) / 1450rpm、エンジン…直列4気筒DOHCターボ(ハイオクガソリン使用)となり、車両重量は1780kgになります。

最後に540i xDriveの場合、Luxury…1052万円、M Sport…1069万円で、2グレード共に排気量…2997cc、最高出力/回転数…250kW (340PS) / 5500rpm、最大トルク/回転数…450N・m (45.90Kgf・m) / 1380rpm、エンジン…直列6気筒DOHCターボ(ハイオクガソリン使用)となり、車両重量は1900kgになります。

新型BMW5シリーズツーリングの燃費

新型BMW5シリーズツーリングには523dのようにディーゼルターボの設定もあり、最上級モデルの540i xDriveは4WDで、直列6気筒DOHCターボというパワフルな設定になっておりそれぞれとても興味深いところですが、燃費はどうなのでしょうか?早速確認してみる事にします。

JC08モード燃費を車種ごとに見ていくと、523iは13.5km/l、523dは19.4km/l、530iは14.5km/l、540i xDriveは11.9km/l、になります。やはりディーゼルターボ搭載の523dは20km/l近い燃費データを表しており、かなり魅力的だと思います。

新型BMW5シリーズツーリングの先進機能

新型BMW5シリーズツーリングの先進機能を見てみると、「HMI」を取り入れた驚くべき新機能が搭載されています。「HMI」とは「Human Machine Interface(ヒューマン・マシン・インターフェース)」という言葉の略ですが意味を簡単に言うと、人間と機械との間で情報のやりとりを行う境界という事になります。

ちょっと解りにくいですが、実際の機能を見るとそのうちの1つは「ジェスチャー・コントロール」という機能を備えています。何かというとインパネ部分にあるタッチ・パネル機能付き10.2インチ ワイド・コントロール・ディスプレイに向かって手のジェスチャーだけで車内に装備されている3Dカメラが認識し、様々な操作が可能になっています。

2つ目にはパーキング・アシスト・プラスは装備されている3Dビュー機能により駐車位置の周囲の状況をモニターで確認できると同時に4つのセンサーが駐車可能なスペースを判定し、システムがギアの選択、ステアリング操作、速度調整、ブレーキ操作を自動で行う事で、簡単に縦列および並列駐車をサポートしています。

2つ目にはBMWディスプレイ・キーというリモート・コントロール・キーを採用していて、時刻、走行可能距離、ドア・ウインドウのロックとアンロック、パーキング・ベンチレーション機能、BMWディスプレイ・キーの充電状況といった情報をリモコンキーの液晶ディスプレイに表示してくれたり、リモートコントロールキーによるパーキングが車外から行うことが出来ます。

新型BMW5シリーズツーリングは最新の自動運転機能搭載!

新型BMW 5シリーズ ツーリングの自動運転「ドライビング・アシスト・プラス」は最新の自動運転機能を備えています。その基本となる装備としてルームミラー内にはステレオ・カメラが内蔵され、ミリ波レーダー・センサーを前方に3基、後方に2基装備する事によりクルマの前後左右すべての領域を常に車側のセンサーが検知する事を可能にしています。

新型BMW5シリーズツーリングの最新の自動運転機能は後で紹介する試乗評価(試乗車:523d、540iXDrive)の中でも高く評価されています。

主な自動運転機能は、①ステアリング&レーン・コントロール・アシスト(高速走行時に車線の中央付近を走行しやすいようにステアリング操作をサポート)②アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション(隣車線で走行する車両が自らの車線に入ってきて側面衝突の危険性があるときにステアリング操作に介入し他車との衝突を回避)

③後車追突警告(後方を走る車が衝突の危険がある場合にハザード点灯で後方車のドライバーに注意を促し、衝突の危険性が高まった際には、アクティブ・プロテクションの全ての機能が作動して乗員を保護)④クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)(駐車スペースからクルマを動かす場合や、視界の悪いT字道路などで、横切る車両や歩行者などをモニターで確認でき、危険を検知した場合には警告表示)

⑤ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)(前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、低速域では前方車両に合わせて車両停止まで行う)⑥レーン・ディパーチャー・ウォーニング(走行車線から車が逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを振動させてドライバーに警告し車線を越えた場合にはステアリング操作に介入して車線復帰をサポート)

⑦レーン・チェンジ・ウォーニング(ドライバーから死角になる車両左右後方の車両や、追い越し車線上を急接近してくる車両を認識しドライバーに警告し、もしもドライバーが警告に気付かず車線変更しようとすればステアリング操作に介入し、車線復帰をサポート)⑧前車接近警告機能(走行中にブレーキ操作なく前車に追突する危険性が高まった際にドライバーに警告)

⑨衝突回避・被害軽減ブレーキ(万が一、対物や人への追突が不可避な場合にシステムが自動的にブレーキをかけて衝突を回避し被害の軽減を図る)⑩アクティブ・プロテクション(衝突などの危険回避が不可能な場合にシートベルトの締め付けを強めウインドウとサンルーフを自動で閉める事で乗員の保護性能を高めます)

新型BMW5シリーズツーリングのディーゼルエンジン搭載モデルの試乗評価

新型BMW5シリーズツーリングのディーゼルエンジン搭載モデル523dの試乗評価を見てみるとかなりの進化があるようです。旧モデルに比べて100㎏の軽量化に成功しており、トルクも20Nmアップしているので当然走りは良くなっており、完成度の高い自動運転機能を備えた走行フィールは十分に満足いくものです。そして試乗してみて驚かされるのがエンジン音の静粛性です。

自動運転のキモは「運転が上手な人のように、自動で動かす」というのがポイントで、システムで自動化すること自体よりも、より違和感のない自動走行というのが現在の求められる性能になっている。

アイドル時のディーゼリング音や走行時の音も全域に於いて静かになっています。その秘密はボディ側にあり、エンジンルームをカプセル化する事で音が外に漏れないようにしており、キドニーグリルのシャッターも貢献しているようです。

試乗してみてさらに解かる事はエンジンマウントも改良する事により振動が出ないようにしてあり、そのことでアイドリングストップからの再始動での振動の小ささにも寄与しています。さらにはエンジンルームとキャビンを隔てるバルクヘッドにも静音対策をして音を車内に伝えないように最大の配慮がされています。

新型BMW5シリーズツーリングの最上級モデル540ixDriveの試乗評価

新型BMW5シリーズツーリングの最上級モデル540ixDriveはまさにBMWのコンセプトである「駆け抜ける歓び」を充分に体感させてくれます。直列6気筒ターボはとてもスムースで圧倒的なパワーを持っています。

それにしても340ps、450Nmのパフォーマンスは伊達ではなく、アクセルを全開にするにはアクセルペダルの最後におよそ1.5cmか2cmほど、ぐっと重くなる部分があって、それを意に介さず、思い切りよく踏み込むことで全開に出来るのだが、そこに到達すると、クルマはとてつもない勢いで加速をはじめ、あっという間に100km/hに到達する。

走行時ターボ過給が加わった時のトルク感は力強いが獰猛な感覚はないのもこの車の特徴と言えます。直列6気筒エンジンは常に滑らかであると同時に頼もしく加速してくれます。車高自動調整のエアサスも好印象で遠乗りだけではなく日常の使用にも充分に満足できるものとなっています。

特筆すべきは、部分自動運転を可能にする機能が充実していることだ。レーンキープや衝突回避、アクティブクルーズコントロールなどはもちろん装備している。運転支援に関して先行している欧州モデルの中にあっても、特に最新の仕様を盛り込んでいる。

新型BMW5シリーズツーリングの評価まとめ

新型BMW5シリーズツーリングについて紹介してきましたが如何でしたでしょうか。BMWの代名詞であるキドニーグリルや、540ixDriveに装着されている直列6気筒エンジンは昔からシルキー6の異名をとるエンジンです。BMWのシルキー6はエンジン長が長くなって、安全面では不利という不遇な時代でも頑なにその伝統を守り続けてきました。

当時BMWにとってはアンバランスなV6など考えられなかった事が伝わってきます。そのおかげで今日においても進化は留まるところを知らず、そのスムーズネスとパワフルさでは完全に他社から頭一つ突き抜けている印象を持ちます。また、今回紹介したディーゼルターボモデルもパワフルさと静粛性を兼ね備えた低燃費モデルとして魅力的に思います。

今回紹介した新型BMW5シリーズツーリングの523i、523d、530i、540ixDriveは最新の技術が搭載されとても完成度の高い車になっている事は間違いありませんが、この先もまだまだ進化を遂げて行くであろうBMWという車に注目していきたいと思います。

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