メガネとサングラス好きから人気のアイウェアブランド「オリバーピープルズ」。ヴィンテージなデザインと、知的で洗練されたオリバーピープルズのメガネとサングラスは、現在の空気感にフィットします。ブランドの歴史を紐解き、おすすめのアイウェアと人気の理由をご紹介します。

オリバーピープルズのサングラス・メガネをご紹介!人気のアイウェアは?

目次

  1. オリバーピープルズ知ってる?
  2. まずはオリバーピープルズのヒストリーから
  3. 手作業で完成するメガネとサングラス
  4. オリバーピープルズのメガネ・サングラスの特徴
  5. オリバーピープルズの80's
  6. オリバーピープルズの90's
  7. オリバーピープルズの最新コレクション
  8. オリバーピープルズのパーマネントコレクション
  9. オリバーピープルズのメガネ
  10. オリバーピープルズのサングラス
  11. カジュアルライン「オリバーピープルズウエスト」
  12. オリバーピープルズ30周年のコラボが凄い!
  13. オリバーピープルズが買える店舗は?
  14. オリバーピープルズの遺伝子を継ぐブランド「GLCO」
  15. オリバーピープルズはやはり至極の眼鏡ブランドだった

オリバーピープルズ知ってる?

メガネ男子にとって、とにかく一度は手に入れてみたいと思わせる大人気のアイウェアブランド「オリバーピープルズ」。知的でお洒落で憧れるけれど、「自分に似合うのはまだ早いかな?(価格的にも…)」と思っているあなたにも、「そろそろオリバーピープルズ、良いんじゃないか!」と思ってもらえるよう、おすすめのポイントと魅力をたっぷりとお伝えします。

まずはオリバーピープルズのヒストリーから

はじまりはヴィンテージのメガネフレーム

「オリバーピープルズ」は、ロサンゼルスの3人の若者が、マンハッタンの地下倉庫で眠っていた、大量のヴィンテージフレームに出会った事から始まりました。「オリバーピープルズ」というブランド名も、そのヴィンテージフレームと一緒に入っていた、一枚のオーダーシートに書かれていたサインから名付けたものです。

1987年、ファーストコレクションを発表

優雅で上品なヴィンテージフレームから着想を得た彼らは、1987年にファーストコレクションを発表。自分たちのコンセプトを理解してくれるショップを厳選し、ブランドアイデンティティを確立していきます。当時流行していた未来的なデザインから一線を画した、時代に左右されないスタイルは、感度の高い人々の間で人気となり、ブランドは瞬く間にアメリカを席巻していきます。

メガネにもサングラスにも宿るカリフォルニアの空気感

オリバーピープルズにとって、ヴィンテージと同じくらい重要なキーワード「カリフォルニア」。創業者たちの出身地というのは大きく、1号店をウェストハリウッドにオープンしたことからも、当初からカリフォルニアを強く意識していたはずです。実際にデザインを見るとフレームの細いものが多く、ヴィンテージの上品さと軽やかさは、カリフォルニアの空気感を良く表しています。

手作業で完成するメガネとサングラス

オリバーピープルズのフレームは手作業により作られます。1点1点を手作業で完成させるこだわりも、人気の衰えない理由だと感じます。オリバーピープルズの公式Twitterで作業工程の動画が公開されているので、工程ごとにご紹介します。

オリバーピープルズのロゴマークは、「〇〇▽▽□□」です。よく見ると同じ図形同士が「-」で繋がり、3種類のフレームが描かれていると分かります。上の動画は、そのロゴを配したロゴプレートをメガネのテンプル部分に嵌め込む作業が映したものです。

次の動画では、ヒンジの取り付けから、フレームにカーブをつける工程が映されています。途中、ヒンジに対しピンを打ち込む工程も出てきます。フレームの前面に現れ、さりげなくも重要な装飾となる部分でもあるので、慎重に作業が進められていく様子がよく分かります。

最後は完成の工程です。レンズが嵌め込まれメガネの形となった後、デザイン画と重ねて最後の調整を行ないます。このように、手作業と機械での工程を積み重ね、オリバーピープルズのメガネは世界中のファンの元に旅立っていきます。

オリバーピープルズのメガネ・サングラスの特徴

素材

オリバーピープルズでは高品質な素材を用い、アセテート、メタルフレーム、コンビネーションフレームが製作されます。アセテートではべっ甲柄や、流行を取り入れたカラーリングが展開され、メタルフレームではファーストコレクションをベースとしたカラー展開がされています。コンビネーションはアセテートとメタルを組み合わせたものです。

ディテール

フレームと蝶番を固定するピン・プラークは、それぞれのフレームに合うよう、1つ1つがオリジナルでデザインされます。メタルフレームのテンプル(ツル)には彫り模様が施され、ヴィンテージ感が漂います。他にもフレームの耐久性を高めるために、オリジナルの5枚及び7枚の蝶番を使用していたり、そのディテールの全てにオリバーピープルズの精神が息づいています。

デザインの特徴

オリバーピープルズのフレームには「奇をてらわない美しさ」があります。すごく自然なアールを描くフレームであったり、ナチュラルな色合いであったり。でも私が感じるオリバーピープルズの特徴は、前述の通りフレームの「細さ」だと思っています。定番の型であっても、ゴツゴツした雰囲気を一切感じさせない軽やかさが、カリフォルニアの空気感にも繋がっていると感じます。

オリバーピープルズの80's

オリバーピープルズの最初のコレクションが発表されたのが1987年。2年後の1989年には雑誌「TIME」で成功したアイウェアブランドとして大きく取り上げられ、同年には東京青山に旗艦店がオープンしました。

オリバーピープルズが急躍進した1980年代、当時のオリバーピープルズの顔となったのが、スティングやロバート・ダウニー・Jrなどのスター達でした。写真の2人が掛けているのは、現在でもオリバーピープルズのアイコンの1つである「OP-505」。色や柄を変え、常に現在にふさわしい形で展開され続けています。

オリバーピープルズの90's

90年代に入っても、ビル・ゲイツがオリバーピープルズのメガネを掛けて「TIME」誌の表紙を飾り、映画スター、モデル、ロックスターたちが様々な媒体で広告塔の役割を果たしました。

ブラッド・ピットは映画「ファイトクラブ」の中でオリバーピープルズのサングラス「OP-523」を着用し、同じくブルース・ウィリスも映画「ハドソンホーク」でサングラス「MP-4」を着用しています。写真からも伝わって来るように、どちらもサングラスがキャラクターと切り離せないほど重要な役割を果たしていることが伺えます。

オリバーピープルズの最新コレクション

2017年はオリバーピープルズにとって、ファーストコレクション発表から30周年に当たる年です。それを記念して、まさに80年代以降、雑誌「VOGUE」などでファッションカメラマンとして活躍してきたピーター・リンドバーグによって「DESERT STORIES」というショートフィルムが製作されました。そちらの映像も楽しみながら、今期のコレクションも見ていきましょう。

30周年記念のメガネ「OP-505 PRECIOUS」

ショートフィルムの舞台が、カリフォルニアを含むアメリカ南西部のモハーヴェ砂漠だったことが象徴している通り、30周年に発表されたモデルは、カリフォルニアを感じさせる軽やかな印象に仕上がっています。下の写真は30周年の限定モデル「OP-505 PRECIOUS」。透明感のあるブルーと18金のフレームが、軽やかでありながら、知的な大人の気品も醸します。

30周年記念のサングラス「MP-3 30th」

次に紹介するのは「MP-3 30th」。写真では分かりづらいですが、オリバーピープルズのアイコンの1つ「MP-3」のフレームに対し、ダブルブリッジ、フラットレンズ、手彫りの羽根模様を施し、30周年モデルにアップデートしたもの。日本の公式サイトでは確認が取れないため、現時点では日本未入荷の商品かもしれません。

オリバーピープルズのパーマネントコレクション

オリバーピープルズには、ブランドを代表するアイコンモデルがいくつかあります。この記事内でもすでに登場した「OP-505」や「MP-2」もそう。ここではパーマネントコレクションにも選ばれているアイコンモデルについて、ご紹介します。

メガネでもサングラスでも様になる定番モデル「OP-505」

30周年記念モデルでも、透明感のある色で新たな展開を見せたように、シーズン毎に何らかの変化を加えながら、常にオリバーピープルズのアイコンであり続ける定番モデル。メガネにもサングラスにもよく合い、コンビネーションフレームの軽やかさ、品、知的な雰囲気も持っています。東京・千駄木に店を構えるべっ甲メガネの老舗「大澤鼈甲」とのコラボメガネも作られています。

こちらもメガネにもサングラスにも変化する定番「MP-2」

「OP-505」と並ぶ代表的なアイコンモデル「MP-2」。丸みを帯びた逆三角形のフレームが特徴的です。こちらもコンビネーションフレームですが、もう1つ特筆すべきは、アセテートのフレームの周りを、装飾を施したメタルでさらにフレーミングしている点です。これによりさらに知的さが増しています。「OP-505」と「MP-2」には専用のサングラスクリップもあります。

アセテートメガネの定番「O'Malley」

「O'Malley」はアセテートのメガネ。注目して頂きたいのは、細部にまでこだわったスリムさです。フレームにしろテンプルにしろ、ヒンジを固定する箇所には必要な幅を持たせていますが、その他の部分は自然なカーブを描きながら極力細くデザインされています。これによりメガネを掛けた時の顔の馴染みがグッと上がります。アセテートで軽い印象を好む方におすすめです。

存在感を前面に出した「Sheldrake」

前述の「O'Malley」とは真逆のデザイン。同じアセテートフレームですが、出来るだけ厚みを持たせているのが特徴です。特にテンプルは、耳に当たる部分のみカーブを作っていますが、その他はほぼ直線。メガネの存在感を出してオシャレを楽しみたい方におすすめなデザインです。

クラシカルな印象漂う「Executive」シリーズ

ヴィンテージとクラシックをキーワードに製作された、知性漂う「Executive」シリーズ。サーモント(フレーム上部が眉毛のように太いメガネ)にすることで軽く、上質なチタンと繊細な彫刻が合わさり、この上ない美しさを演出しています。シリーズにはスクエアを意識したデザインの「Executive I」と、下の写真の通り丸みのある「Executive II」とがあります。

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オリバーピープルズのメガネ

2017年のモデルを見ると、定番モデルを除いてはアセテートメガネに人気が集まっているのが分かります。ここではオリバーピープルズのメガネに焦点を絞って、おすすめポイントと共にご紹介していきます。

フレームとテンプルで色の異なるメガネ

上の写真は「LA Coen」、下は「Ebsen」と異なるモデルですが、どちらもフレームは透明度の高い薄い色で、テンプルの部分にべっ甲柄、または濃い色合いを持ってきています。前からと横からでは別の印象を与えるメガネ。少しメガネで遊びたくなった時の選択肢としておすすめです。なお各モデルには、同じ色だけで構成しているものもあります。

王道アセテートメガネ

「O'Malley」も「Sheldrake」も少し丸みを帯びたデザインでしたが、こちらの「NDG」はよりスクエアが強調されたモデルです。ブリッジは太くインパクトがありますが、その他の部分は細めに作られています。ニューヨークからインスパイアされたデザインは、都会的で、かつレトロ感も漂います。

メガネフレームのグラデーション

「OP-506」は、オリバーピープルズの初期から継続されているモデルの1つ。同じコンビネーションフレームである「OP-505」のスクエア版といったデザインです。フレームの中で色がグラデーションになっているメガネは、掛けて見ると独特の抜け感が生まれるのが特徴です。サーモントほどフレーム上部にはっきりとしたインパクトを出したくない方にもおすすめです。

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オリバーピープルズのサングラス

オリバーピープルズのサングラスは本当にカッコいい。記事を書くためには写真を探すわけですが、メガネよりもサングラスの写真の方が圧倒的に量も多く、見つけたカッコいい写真は使いたくなるものばかり。さすがはカリフォルニアのアイウェアブランドです。ではカッコいい写真を織り交ぜながら、おすすめのサングラスをご紹介します。

無駄を削ぎ落としたメタルフレーム「M-4」のサングラス

世界的なファッショニスタであるニック・ウースターが掛けているのは、ファーストコレクションで発表されたフレームの1つである「M-4」。一切の無駄を省いたメタルフレームは、どんな色のサングラスレンズでもよく映えます。ここまで潔いデザインだと、自分のものにするのはなかなか難しいですが、ぜひ皆さんにもチャレンジして頂きたいですね。

名優の名前をもつサングラス「Gregory Peck Sun」

名優グレゴリー・ペックの名前をもつサングラス「Gregory Peck Sun」。その名にふさわしくクラシックなデザインですが、フレームとテンプルで色・柄を変え、さらに色付きレンズが加わると、全てが相乗効果となって、この上なくスペシャルなサングラスに仕上がっています。もう見ているだけで美しい。

ダブルブリッジのサングラス

毎シーズン、1モデルは必ず展開されているダブルブリッジのサングラス。この「Remick」には、全てのメタル部分に手彫りの装飾が施されいて、上質感があります。デニム色のフレームにブルーのミラーレンズを合わせ、他のサングラスにはない独特の雰囲気を醸し出しています。

ミラーレンズのサングラス

ミラーレンズのサングラスは、下手をするとオシャレよりもアウトドアやスポーツのイメージが強くなり、敬遠される方も多いのではないでしょうか。でもオリバーピープルズのサングラスなら問題ありません。下の写真は「NDG」にミラーレンズを合わせたものですが、いかがですか?カッコいいですよね。おすすめです。

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カジュアルライン「オリバーピープルズウエスト」

オリバーピープルズのカジュアルラインとして誕生した「OLIVER PEOPLES WEST」。カリフォルニアの景観や、自由なライフスタイルを反映したコレクションは、よりリラックスした雰囲気です。

しっかりと主張のあるデザインのフレームに、耳の部分で急に細くなるテンプルを組み合わせ、オリバーピープルズのヴィンテージに対し、カジュアルな遊びの要素を含んだデザインが特徴です。特に若者におすすめです。

オリバーピープルズ30周年のコラボが凄い!

コラボ相手は「アラン・ミクリ」!

オリバーピープルズ30周年記念のコラボ相手は、なんとフランスのアイウェアブランド「アラン・ミクリ」!メガネ好きにとって、おしゃれメガネの代表格である2大ブランドのコラボは衝撃です。オリバーピープルズの特徴は、ヴィンテージ感と控えめで知的なデザイン。アラン・ミクリはユニークで芸術的なデザインのアイウェアを得意とするブランドです。一体どう合わさるのか?

そして運命的に完成したコラボサングラス

発表されたコレクションは、オリバーピープルズの「Gregory Peck」と「Remick」をベースに、オリバーピープルズが最初にコレクション発表した1987年当時のアラン・ミクリのコレクションのパターンを合わせて完成しました。しかも採用されたパターンは「パルミエ=ヤシの木」でカリフォルニアのイメージとも好相性。人気ブランド同士のコラボはさすがの完成度です。

オリバーピープルズが買える店舗は?

オリバーピープルズの直営店舗

オリバーピープルズの直営店舗となるブティックは、国内に4店舗あります。東京では青山と代官山。あとは大阪と名古屋の2店舗です。直営店舗では時期により、通常日本未展開のモデルや、人気モデルの限定色の販売も行われています。

ZOZOTOWNにも店舗があります

オリバーピープルズはZOZOTOWNにも店舗があります。運営はZOZOTOWNが行なっているようですが、見ているとSALE価格で「OLIVER PEOPLES WEST」の商品が販売されていたりもします。メガネのディテールの写真を見ることもできるので、店舗に行く前の下調べとして利用されるのにもおすすめです。

直営店舗以外のセレクトショップ

直営店舗以外では、日本全国のアイウェアのセレクトショップで販売されています。その辺りはさすがに人気のブランドです。セレクトショップの良さは、店舗で色々なブランドを試しながら、改めてオリバーピープルズのデザインの何が特別なのかを確かめられるところです。限定品にこだわりがないなら、一度足を運んでみるのはおすすめです。

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オリバーピープルズの遺伝子を継ぐブランド「GLCO」

オリバーピープルズの創業者ラリー・レイトの息子であるギャレット・レイトが、ブランドディレクターとして2011年に立ち上げたアイウェアブランド「GLCO」。オリバーピープルズ以上にカリフォルニアの空気を感じさせる、より軽やかなフォルムが特徴です。

日本での取り扱いはまず南青山のアイウェアショップ「ブリンク」から始まり、現在では世界シェアの内、25%を日本市場が占めるほどにまで成長しています。いかに日本人がカリフォルニアの空気感に憧れを抱いているかの現れでもあり、今後ますます人気になることは確実です。要注目のアイウェアブランドです。

オリバーピープルズはやはり至極の眼鏡ブランドだった

オリバーピープルズが最初のコレクションから貫いてきた美学は、知的でブランドを前面に出さない控えめなスタイルでした。ヴィンテージな雰囲気が漂うメガネやサングラスは、今の時代でも決して色褪せることはなく、むしろよりぴったりと時代にマッチしています。それが人気の理由であり、ブランドの強さだと感じました。


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