男性は一着や二着は持っておきたいジャケット。しかし種類もたくさんあり、なかにはサイズの合わせにくいものもあります。せっかく買うならかっこいいデザインのものを買いたい、ジャストサイズで長くて質の良いものが欲しい。適切なジャケットの選び方をまとめてみました。

目次
勘違いしがちなジャケットの定義とは
ジャケットの正式名所はテーラードジャケットと呼びます。スーツの上着の事もジャケットといい、仕立てという意味がテーラーなので、「仕立て屋で作る正装着」がジャケットの本来の役目となります。お店によってはドレスコードというものが必要ですが、その時に必須なのがテーラードジャケットです。ジャケットはサイズで着ると言われるほど繊細な衣服です。
しかし意外と軽視されがちなのがサイズです。細かい部分ですがジャストサイズでないと、見る人からすると印象が悪くなってしまいます。男性の方でこれからジャケットを購入する際には、測り方や選び方を事前にリサーチして選別していきましょう。ジャケットはジャストサイズでこそ、着こなせる服です。その為には店員に任せっぱなしではなく、自分で判断する必要もあります。
ひっっっさしぶりにジャストサイズのジャケット変えて大満足😳
— かみつ (@ktm_rsa) June 17, 2017
ジャケットは肩のサイズ感で9割決まる
肩で風を切るという言葉がありますが、ジャケットはまさに肩のサイズ感が一番重要視されています。肩が少し突っ張っていたり大きめだと、動きに違和感が生じます。また、ジャケットのショルダー部分が損傷されてすぐに傷んでしまいます。必ず肩の一番外側とジャケットが合わさる測り方を基準としましょう。肩のサイズが違うと、他のサイズ感も全て狂っていきます。
実際に試着をし、袖付けの部分を確認してみましょう。ジャケットはショルダー部分が盛り上がっているのが特徴的な服です。指でつまんだ時に隙間があったり、摘みが少なければサイズ違いと判断しましょう。袖付けがしっかり自分の肩の角に当たっているかどうかが、きちんとした測り方です。ワンサイズ大きめのをあえて買うなどの選び方はやめておきましょう。
暑い日用のジャケット。久しぶりに袖を通してみたら、肩周りがきつい。筋肉ついたんだったらうれしいなあ。(太ったのかもしれんが)
— nob_satoh(バネ指装備) (@snobjp) June 10, 2017
サイズ違いでジャケットの背中がシワだらけ
どうしても前ばかりを気にしがちですが、後ろ姿も確認しておかなければなりません。鏡で背中にシワが寄っていないか見ておきましょう。ジャケットの肩幅がジャストサイズなら、自然と背中の首周りから腰までシワがいかないはずです。見にくければ、試着室で店員に確認してもらうのも良いでしょう。その場である程度は、直しが効くはずです。
スーツのジャケット背中の変なところにシワついちゃった( ; ; )とれるかやぁ?( ; ; )
— さちゃ (@cyrsa222) May 2, 2017
サイズが一回り大きいと縦にシワがいき、一回り小さいと突っ張って横にシワが寄ります。背中がシワだらけだと仕事面でも出来なさそうな印象を受け、プライベートでも頼りがいのなさをアピールしてしまいます。ジャストサイズでないと、驚くぐらいジャケット生地の痛みが早いので、よく確認しておきましょう。ジャケットやスーツの生地は、雑に扱えば扱うほど寿命が縮まります。

一度でもジャケットにシワがいくと、クセついてすぐに生地に深い溝が出来てしまいます。シワを戻すには自分でアイロンをかけるか、クリーニングに出せなけばいけません。自分でアイロンするにも色々と注意事項があるし、クリーニングも何度もいくうちにコストがかなりかかってきます。なるべく寿命を伸ばせるよう努力しましょう。
コブシ1つ分のサイズスペースを確保
肩の測り方がバッチリでも、前部分が窮屈な場合があります。テーラードジャケットと一口に言っても種類が様々なので、前の開き部分が長い服と短い服が用意されています。肩幅を確認し、次に前のボタンを一つ止めて握りコブシが一つ中に入るかどうか見ておきましょう。その際に無理にコブシを入れようとして、購入前のジャケットを壊さない様に注意してください。
ちなみにその頃ボタン閉じてぴったりコブシ一個入るくらいだったジャケットがパツンパツンに…体型が横に伸びた気はしないんですが、厚みが増加したというかなんというか。BMI20切ると、どんどん体が細くなるというより、薄くなりますよね。
— 絵麻さんを養って幸せな家庭を築く (@izm) January 23, 2013
コブシが入るくらいのスペースがないと、肩から丈の部分が体に擦れて損傷を早めてしまいます。また、保管時にもシワが寄りやすくなるので、必ずチェックしておかなければなりません。女性の方は胸があるので必要ないですが、男性はコブシを変わりに入れて目安にします。男性の測り方選び方としてジャケット界では常識なので、覚えておきましょう。

見落としやすいジャケットの袖丈サイズ
腕を通すジャケットの袖丈もよく確認しておきましょう。普通の服とは違い、ジャケットの袖丈も重要な測り方選び方の一つです。下記で説明しますが、中に着るシャツとセットで袖丈の長さには気をつけなければいけません。袖が長すぎるとジャケットが蛇腹になり、すぐにシワになってしまいます。

腕を垂らした状態で、手を地面と平行に曲げるのが正しい測り方です。水平にした手の甲の部分が、少しだけでいいので触れるくらいの長さがジャストサイズ。手の甲に被さるくらいだったり、全く触れていない状態は長さが合っていない証拠です。試着の時点で必ず確認しておきましょう。サイズが合ってなければ、その場ですぐに店員に直してもらう事が大事です。
天のベスト?もきになるところですが1番気になるのはつなぴっぴのシャツとジャケットの袖丈
— MASAKIカンパニー (@masakidcl) June 20, 2017
ジャケットシャツのサイズはちらりと見せるのがコツ
中で着るシャツがジャケットの袖から2センチほど出ているように着こなしましょう。勘違いしやすいのが、腕を前に伸ばした状態ではありません。腕を力を入れずに自然に垂らした状態で、白いシャツが2センチ出ているのがジャストサイズです。2センチ程度ですが、それだけで見る側は男性の印象がガラリと変わってしまいます。
腕を前に出したり曲げたりした状態の測り方をしてしまうと、腕を下ろした時にシャツが完全に中に入り込んでしまいます。シャツが出ていないとそれだけで幼稚に見え、幼い印象を受けてしまうので気をつけて下さい。出過ぎてしまうのも全体のコーデがあべこべになってしまいます。全身鏡でよく確認しましょう。
あとジャケットの下から覗くシャツの袖、そこから更に覗く時計の3コンボがめっちゃキマってる
— 成樹 笹 (@nrk33_) June 3, 2017
ジャケットとシャツの襟の重なりがサイズポイント
ジャケットと中のシャツはセットで印象付ける表の顔です。シャツの襟の外部分が、2センチほどジャケットで隠れるくらいがジャストサイズになります。このポイントは非常に微妙で繊細な部分ですが、相手と対面するときに第一印象の効果の分かれ道となります。細かいところまでチェックできる男性が、その後の会話のスムーズさを生みます。
サイズが大幅に違うと、襟がジャケットに埋もれてしまったり、不自然にVラインが出過ぎてしまったりしてしまいます。襟は首周りなので、見ているだけで息苦しい錯覚になってしまったりするので、非常に重要なチェックポイントとなります。それが営業先の取引相手だと、それだけで取引の好スタートが切れない恐れもあります。
ジャケットは特にジャストサイズを意識しよう。肩やバスト回り、ウエスト回りにきついところやブカッとしたところがないかをチェック。腕が上がりにくい、または前ボタンが留まらないものはNG。襟の形はテーラードやノーカラーなど、いろいろと試して自分に合うものを見つけて。
— 広報のアーックア。 (@_acqua_pubblica) June 20, 2017
後ろのジャケットとシャツの襟サイズも忘れずに
背中のシワと同時に襟の後ろ部分にも気を配りましょう。髪がある程度長い人は襟部分が隠れてしまういいやと思うかもしれませんが、何かの拍子に見え隠れしたり、首周りがごわついた見た目になるので手を抜かずにチェックして下さい。前部分と同様サイズ違いの襟だと、動いているうちに生地同士が必要以上に擦れてしまいます。中のシャツも黒染みがすぐについてしまう原因です。

後ろもジャケットが2センチ程度重なるように調整してください。どうしてもデザインが気に入ったのに襟幅が合わないという方は、料金がかさんだとしても仕立て屋に頼んでジャストサイズにオーダーを頼みましょう。ジャケットの襟が大きすぎて中のシャツが全く見えない状態は、上品さに欠けたファッションになるので気をつけましょう。
ワイシャツを試着して買ったことないけどやっぱり試さないとだめだな、ぜったい片襟と後ろ襟がジャケットの外に出てVシネマみたいな着こなしになってしまう。あきらかに普段着慣れてないのが丸出し
— 長内企画 (@osanaikikaku) April 26, 2017
ジャケットの着丈サイズでシルエットが決まる
最後に確認するのが何と言っても、全体のシルエットが決まる着丈のサイズ。どんな服でもブカブカだったりピチピチすぎるとスタイルがよく見えません。ジャケットの首元から丈であるベントまでの長さに気をつけましょう。シワがないのが第一条件、なおかつジャストサイズだと後姿が映えます。襟もとからフロントカットまで、注意深くサイズを確認していきます。

一番分かりやすい測り方の目安はお尻です。お尻の部分がジャケットで半分隠れるくらいの長さがジャストサイズ。多少の誤差は構いませんが、短くてお尻の後ろポケットが見えてしまっていたり、お尻が完全に隠れていたらアウトです。サイズが違えば、今度はパンツとのバランスもおかしくなるので、全体コーデをしっかりと確認しましょう。
ジャケットの着丈とズボンの股下お直ししてもらったのは正解っぽい。
— 美穂@八十稲羽⇔四軒茶屋 (@maomao_001) May 21, 2017
既成のサイズだと肩幅、袖丈に合わせる着丈長くなるし、ズボンもウエスト(腰回り)に合わせると股下短いから下手な業者で衣装買えないのよね…
ジャケットのサイズの測り方選び方まとめ
男性もののジャケットは一年を通して色々なものが販売されています。次々に変わるトレンドを追いかけるのももちろんいいですが、その前に服としての選び方の基本を理解しておかなければいけません。とくにジャケットは商談ごとやドレスコードなど、正装として着なければならない場面がたくさんあります。
面接などでも服をきちんと着ているかが、合否としてかかわってくる一つのポイントです。欲しいジャケットが着れるようにダイエットに励むなども重要ですが、自分の体型に合わせた選び方も大事です。そこを踏まえたうえで、しっかり吟味して購入しましょう。
なんなら宰相の靴のサイズはもちろんのこと、自分の体型と比較しながらジャケットとパンツも買えたりするのではないか
— ふくみ (@xxx293xxx) June 20, 2017
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