メンズを中心にタフで頑丈なイメージなミリタリーファッション、いくつか代表格なブランドもあり、悪条件下に置かれた兵士が無事に過ごせる着こなしの工夫が施された優れモノのアイテムです。そんなメンズ・ミリタリーファッションの主なブランド紹介と着こなしに触れていきます。

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近年では大人がミリタリーファッションに注目
ミリタリーファッションと聞けば、10代~20代の若い世代、とくに女性へ普及し始めているカジュアルな服というイメージが浸透しています。
【オススメ:メンズ】
— H&M Japan (@hmjapan) July 20, 2016
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しかし最近ではメンズを中心にしながらベーシックな着こなしをする大人たちが、街中にあふれているようです。MA-1のブームも再燃したこともかなり影響があるようです。本物志向の大人の男の為にあるファッションアイテム、それがミリタリーファッションです。
ミリタリーファッション・ブームきっかけはMA-1の再燃
大人のミリタリーファッションへの関心度は徐々に高まりつつあります。その理由の一つにあるのは、1980年代後半から1990年代前半に流行った「MA-1」が、再び今の20代くらいの若い女性たちに注目され、タウンアイテムとして着こなす姿が目立っている、そんな背景があるようです。
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— Cider(サイダー) (@Cider104) May 6, 2017
おしゃれな感覚で様々なおすすめコーディネートも誕生し柔軟に対応できることが魅力、そこに付随したミリタリーファッションへのこだわりが再燃しています。
ミリタリーファッションには深い歴史と進化がある
前述しましたMA-1を事例にしても、ミリタリーファッションが根強く人気があるのには、時とともに改良されおしゃれなアイテムとして育まれている秘訣があるからです。MA-1の場合、アメリカ空軍パイロットが着こなした制服ですが、その背景には軍用機の新型開発とともに機能性も移行していったことにあります。
革製や布製のものからナイロン製へと進化し、ミリタリーファッションとしてのデザイン性も高まっていきました。またブランドによっては「ミルスペック」と称された軍規格品として正式採用され、厳選された本物感を味わえます。ミリタリーファッションには、歴史とカルチャーを重ねた故のこだわりがあります。
ミリタリーファッションのテイスト演出がトレンド
メンズのファッションシーンにおいて、ミリタリーファッションは再びトレンドと化して、人々に注目されているようです。老舗のミリタリーファッション・ブランドやメーカーもかなり息長く営業しているところが目立ちます。
そこに様々な新しいミリタリーファッション・メーカーやショップがそのテイストやアイテムを採用し、既存にはなかったコーディネートを提案しています。ミリタリーファッションをいかにおしゃれな雰囲気でカジュアルに取り入れるか?が、これからの新しい課題となりつつあります。
主なミリタリーファッション・アイテム
ミリタリーシャツ
おすすめなミリタリーファッションの代表的なものの一つは「ミリタリーシャツ」です。年間通じて季節に合わせたコーディネートができることが魅力です。インナーやアウターとしておしゃれに着こなしが可能ですので、一着は必需で持っておきたいメンズ・ミリタリーファッションのマストアイテムともいえます。特にカーキーやベージュの色合いが流行りのようでおすすめです。
ミリタリージャケット
ミリタリージャケットの着こなしは意外と難しいものす。一般的に「軍服」と呼ばれる部類の一種なので、野暮ったく見えてしまうことがあります。その野暮ったさを解消するポイントがあります。それは「ジャケットのみをミリタリーにする」という、ミリタリーファッションの鉄則のようなものを守ることにあります。
アウターをミリタリージャケットにしたのなら、下のパンツや靴は、全く違ったカジュアルでおしゃれなものをコーディネートし差をつけるということです。ごっつい安全靴やカーゴパンツといった同一系で揃えるとやや重くなってしまい日本人の体系には相応しくないと言われています。「さりげなく一点のみ」…これがミリタリーファッション界のジャケット着こなしの特徴です。
フライトジャケット(MA-1)
米空軍パイロット等が着用しているジャケットです。元々は隊員たちの士気高揚やマインドを込めた意味合いでワッペンなどを施し、機能も充実させた正規契約メーカーやミリタリーファッション・ブランドが製作したものを指します。やがて1980年代後半に、映画やドラマで着用されてからミリタリーファッションへの関心とファッション性の認識が高まり人気が沸騰しました。
ミリタリーファッションの代表格ともいえるおすすめなアイテムです。袖口や裾がスリムに絞られたものから、ややゆったり感をアピールしたデザインのものが最近の主流です。他のカジュアルとのコーディネートが楽しみやすくなっています。
ミリタリーファッションは他のアイテムと融合できる
ミリタリーファッションが流行る理由①
ファッションカルチャーの移り変わりの中で、ミリタリーファッションが時折浮上し流行りになる理由、その一つは全く異色なファッションアイテムとの掛け合わせで、コーディネートのさりげなさを演出し着こなしが上手に見えることです。ミリタリーファッションは他のファッションと融合が可能です。
そんな応用力が秘められていることがミリタリーファッションにはあるといえます。しかし上から下までミリタリーのグッズでで揃えてしまうと、かえって重々しくなってしまいます。そこで一か所だけ迷彩色を入れるなどのコーディネートで、他との融合性を考えたほうが、センスが良い印象があります。
ミリタリーファッションは種類やデザイン違いが豊富
ミリタリーファッションが流行る理由②
アメリカの開拓時代に遡って歴史が深いジーンズやデニムと類似し、ミリタリーファッションも制服であり作業着でもあり、シンボリックな存在感を放ったファッションです。メンズやレディスを問わず比較的に長く愛用され続けるファッションの傾向です。ミリタリーファッションにもそのような要素があるようです。
その為、想像以上に種類やサイズ違い、デザインの微妙な変化を施したものが、ミリタリーファッション界には多く点在しています。自分に合う特化したおしゃれなもの、ブランドを探す楽しみもあることは、ミリタリーファッションの最大の魅力です。
メンズにおすすめ!ミリタリーファッションのブランド
「アルファ(ALPHA)」
正式な軍用ジャケットとして米軍が改良を依頼するほど、「アルファ社」は信頼されているミリタリーファッションのブランドです。 1950年代のアメリカにて、軍のユニフォーム類は技術的向上の必要性と見直しが命題とされました。
ALPHA INDUSTRIES アルファ社製 N-3B フライト ジャケット ナイロンヘビーツイル 軍用防寒着・アメリカン規格サイズ あったかアイテム https://t.co/vsxvUuErOn
— ノンダクレオ (@kurosamesabao) May 3, 2017
そしてアルファ社によって高いデザイン性や品質を保持したジャケットの製作が開始されたのです。 劣悪な環境下に於いても快適な着心地やデザインが評価されています。特にMA-1は定評です。
「バズリクソンズ(Buzz Rickson's)」
「バズリクソンズ」は、かつて米軍パイロット達によって愛用されていたフライトジャケットだった「N-3B」「A-2」といったタイプのものを、忠実に再現する国内ミリタリーファッションのレプリカブランドです。その耐久性も優れていて、10年以上着続けても型崩れがないという声もあります。本物志向を追求したい方へおすすめなミリタリーファッションのブランドです。
ザ・リアルマッコイズ(THE REAL McCOY'S)
国内ミリタリーファッションのブランド「ザ・リアルマッコイズ」の創立は1987年です。イラストレーターの岡本博氏がメンズ雑誌「POPEYE」の特集にて限定300着のA-2フライトジャケットを制作販売し、予想を上回る反響を受けて会社設立に至りました。
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現在はミリタリーラインの「リアルマッコイ (Real McCoy)」以外にも、ワークラインである「ジョーマッコイ (Joe McCoy)」、ライダースラインの「ブコ (Buco)」という名称の3ブランドにて展開中です。アメリカンカジュアルにてコーディネートにあうポップさが魅力です。
ロスコ(ROTHCO)
「ロスコ(Rothco」は1953年に設立された米国テネシー州を拠点とする老舗ミリタリーファッションのブランドです。ミリタリーファッションを中心にアウトドアファッションやグッズも手掛けています。高品質さとおしゃれな感覚、そして価格帯の低さで親しまれています。
ミリタリー関連商品は、ミルスペックモデルと呼ばれています。これは軍によって製品材料や品目などが厳格に定められ、仕様書も発行されている軍規格品を納入している、そんな本格的でおすすめのブランドです。
アヴィレックス(AVIREX)
おそらく多くの方々がこのブランドのロゴは見掛けたことがあるかもしれません。「アヴィレックス(AVIREX)」は日本国内で最も需要があるミリタリーファッションのおすすめなブランドです。1975年に設立され、常に品質の良さを追求する姿勢を崩さず、米軍パイロットの御用達ブランドとして定着しました。
映画トップガンでは主人公マーヴェリックが着るフライトスーツは何故か襟を立てて着てるんですよね。トップガンに影響され始めの頃の僕も彼と同じようにフライトジャケットの襟をワザと立ててました。 pic.twitter.com/JYHA7kr6sT
— ピスケ設計局 (@PISCE_san) May 2, 2017
また映画等での衣装にも採用されたことで、そのおしゃれなミリタリーファッションのアイテムが人気となりました。多くの若者を中心に、MA-1を颯爽と着こなして歩くことにステイタスを覚えたという人達で溢れかえりました。
無限に広がるミリタリーファッションその周辺
ミリタリーファッション(メンズ)のブランド・着こなしについての特集をお送りしました。ここでは特にジャケットやシャツをメインにまとめてみましたが、もちろん他にもパンツや周辺の小物グッズに至るまで、ミリタリーファッションはありとあらゆるものが無数に存在します。
メンズ・ミリタリーファッション着こなしのまとめ
膨大なミリタリーファッションの世界観の中から、あなたに似合うアイテムを探し当てる楽しみこそがミリタリーファッションならではな魅力です。そして他のカジュアルファッションとの「さりげない」融合で、新たな自分演出も可能です。是非ミリタリーファッションにトライしてみてください。
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