旅行へ行くのにカバン選びを迷っていませんか。男旅ならバックパックがおすすめ。旅行用と登山用がありますが、どちらも旅行用に使えます。旅行用バックパックの選び方がわからないあなたへ、初心者におすすめのバックパックの選び方を紹介していきます。

目次
バックパックとは?
バックパックとは「背中に背負う荷物袋」という意味です。英語でバックパック、ドイツ語でリュックサック。つまりリュックサックとバックパックは同じものです。大きさや種類は関係なく総称でよばれています。ですが、日本ではバックパックは旅行用や登山用などの大きな荷物用、リュックサックは日常で使う少ない荷物用、と分けて使われる傾向にあります。
バックパックは旅行用にぴったり?
登山に登山用バックパック、というのはわかりますよね。旅行に旅行用バックパックを持っていく方はまだそう多くありません。特に海外旅行ではスーツケースやキャリーバッグを持っていく方が多いですよね。もちろん旅行の仕方や目的地によったらスーツケースでよいと思います。
旅行用バックパックで行く旅は、長期旅行であったりツアーじゃない個人での旅行、高級ホテルなどに泊まらない旅行がほとんどです。必要最小限の荷物を、両手があくように背負えるバックパックは疲れにくく徒歩での移動が多い旅行にもぴったりなのです。
旅行用バックパックのいいところは?
旅行用のバックパックは、当然ながら旅行するのに便利なように作られています。最近ではデザインやカラーも豊富ですし、自分に合ったバックパックが見つかりやすくなっていると思います。おすすめは旅行用ですが、もちろん登山用で気に入るのがあれば登山用を旅行用として利用してもOK。
両手があくところ、身軽に旅ができるところがバックパックの利点です。スーツケースはコマがついていて、転がせて便利なように感じますが機動力がありません。ちゃんとした旅行用バックパックにつめた荷物は、背負ってしまえばそれほど負担ではないのです。
初心者におすすめの選び方は、バックパック自体が軽いこととポケットがたくさんついていること、ウエストハーネスが付いているものを選びましょう。ウエストハーネスは、腰ベルトのことです。これが付いているのといないのでは、肩や腰への負担が全然違います。疲れにくく長時間歩くには必須ですよ。
旅行用バックパックの失敗しない選び方
先ずは初心者でも失敗しない旅行用バックパックの選び方をみていきましょう。次のポイントを押さえておけば、選ぶときに役に立ちますよ。
選び方(1)多少値段が高くても耐久性を重視する
ノーブランドでも丈夫なものはあると思いますが、旅行用にきちんと作られたブランドのバックパックは機能性も耐久性もすぐれています。防水機能もあるとよりよいですね。何度も旅をすることを考えれば、選び方も慎重になるべきです。値段が安いものに飛びつくのではなく品質をきちんと確かめてから購入しましょう。
選び方(2)通気性がよいか確認する
旅行用バックパックの旅は、ときには過酷で長時間背負ったまま移動することも考えられます。バックパネルとショルダーハーネスがメッシュタイプのものを選んで通気性をよくしましょう。特に暑い国へ旅することも想定に入れておくといいですよ。
選び方(3)ポケットの数をチェック
たいていの旅行用バックパックはポケットの数が多く作られています。メインのポケットの他に分けて入れておきたい荷物がどれくらい入れられるか、チェックしておきましょう。虫よけや薬、ガイドブックなど、小分けしておけば取り出しやすいものはポケットに入れておくと便利です。
選び方(4)ポケットや本体がファスナータイプのものを選ぶ
ポケットや本体を紐でしばるタイプのバックパックもありますが、中身の盗難防止で南京錠をかけておきたいのでファスナータイプをおすすめします。海外旅行では特に、日本ほど安全な国はありませんから用心しすぎるくらいでちょうどなのです。背中に背負っていたら目が届かないこともありますし、簡単に開けられないよう鍵をかけましょう。
選び方(5)必ず背負い心地を確認する
バックパッカーの友人にすすめられたブランドがあったとしても、色々なブランドのバックパックを背負って確かめてみましょう。体格や身長、人それぞれフィットする形が違います。空のまま背負っても感覚がつかみにくいので、店員さんにお願いして、中身をある程度詰めた状態で背負うことをおすすめします。
選び方(6)バックパックの大きさを確認
旅行用バックパックは大きい方がいいと思っていませんか。それは間違いです。バックパックの旅行はなるべく荷物を減らし、必要最小限の荷物で移動するのが理想です。格安航空会社(LCC)が増えて海外旅行にも行きやすくなったのですが、LCCは荷物を預けるのが有料です。ですから機内に持ち込める大きさがおすすめです。
旅行用バックパックの容量
それでは旅行用バックパックの容量についてみていきましょう。旅行の日数を目安にだいたいの容量をあげておきます。バックパック初心者はこれを参考にすれば、必要な大きさがわかります。選び方の参考になると思います。
旅行期間1,2週間程度→20~29L。旅行期間1か月から→30~39L。旅行期間3か月から→40~49L。一年以上→50~59L。それ以上の期間は60L以上を選びましょう。旅行用も登山用もサイズ展開は豊富です。
初心者におすすめ、旅行用バックパック①ノースフェイス
初心者に背負いやすい旅行用バックパックを紹介していきましょう。まずは誰もが聞いたことのあるノースフェイス。定番のアメリカアウトドアブランドですね。デザインやカラーもおしゃれなことから、若者から大人メンズまで人気のブランドです。小ぶりのリュックはタウンユースでも人気。
カイルス35は30Lと35Lがあります。初心者向けに生地が薄くて軽量タイプ、なのに丈夫なのでおすすめです。もう少し容量が欲しい方はテルス45がおすすめ。43Lと45Lのサイズがあります。シンプルなデザインながら撥水性がすぐれていて、雨や水にも安心です。
初心者におすすめ、旅行用バックパック②グレゴリー
グレゴリーもアメリカのブランドです。バックパックブランドだけあって、機能性も耐久性も文句なしです。初心者で旅行用バックパックに迷った時は品質重視でグレゴリーを選ぶと間違いないです。ズール30は30Lサイズで通気性にすぐれ、快適な背負い心地がおすすめポイントです。
自分はセールされてた前モデルZ40を滑り込みで購入。 / Review:GREGORY(グレゴリー)ZULU(ズール)40 実用性&快適性を備えた人気モデルがスタイリッシュに生まれ変わったぞ | Outdoor Gearzine https://t.co/DIuuPhgXHY
— outdoor gears (@outdoorgearnews) October 24, 2016
ズール35は35Lサイズ。とにかく軽量でコンパクトに荷物がまとまります。軽量だけど、もちろん耐久性は抜群なのでそれほど長くない旅行用としても初心者にとてもおすすめ。Z40は38Lサイズ。とにかく丈夫でクッション性もあります。バックパネルはメッシュで通気性も確保。
初心者におすすめ、旅行用バックパック③ミレー
フランスのバックパックブランド、ミレー。登山用バックパックが有名ですが、旅行用バックパックとしても優秀なバックパックがラインナップされています。クーラ30は21~30Lで初心者向けのバックパックです。シンプルな形ながら機能性だけでなく安全性にも優れていて、メインのファスナーには鍵がかけられる構造です。
サースフェー30+5は30~39L対応のバックパック。使いやすいと評判のこのバックパックは、背面の長さがMとLとサイズ切り替えができるところがおすすめポイント。サイズ展開もありますし、旅行用としてポケットも充実していて快適な旅のお供となります。
初心者におすすめ、旅行用バックパック④ドイター
ドイツのブランドドイターは、登山用バックパックからスキー、サイクリング、ランニングなどの用途に応じて種類がたくさんあり、それぞれとても質の高いバックパックです。もちろん旅行用にも使えます。ACTライト35+10はサイズ展開豊富で、背面パッドの通気性がすぐれていておすすめです。
ウエストベルトが身体の曲線に合うように設計され、荷物の加重がうまく分散されるようになっています。トランスアルパイン30は30Lサイズのバイク用のバックパックですが、耐久性の高さから旅行用にもぴったりです。ドイターのバックパックはサイズ展開も多く、カラーもカラフルで選ぶのも迷ってしまいますよ。
初心者におすすめ、旅行用バックパック⑤オスプレイ
オスプレイはカリフォルニアで誕生したブランドです。こだわり派のブランドで、機能性のみならず独特のデザインも人気の理由です。ケストレルシリーズはサイズ展開が28L、38L、48Lと日程や用途に合わせて選べます。登山用としての機能もあって軽量なので、旅行用にも最適なデザインです。
カイトシリーズは女性の身体にフィットするように設計されていますので、華奢な男性や小柄な男性にも旅行用でもおすすめです。女性向けとあって軽量であることもおすすめポイント。背負い心地もよいし、軽やかな旅が実現できますよ。
初心者におすすめ、旅行用バックパック⑥カリマー
カリマーは約70年前に誕生したイギリスのブランドです。おしゃれなカラーやデザインで、タウンユースで使えるリュックもラインナップ。バックパックの種類も豊富です。リッジシリーズは新設計のハーネスによって、肩と腰に荷重を無理なく分散させることができるようになっています。
プレデターパトロール30は、ワイルドでミリタリーチックなデザインが人気のバックパックです。旅行用としてはめずらしいデザインかもしれません。MOLLEシステムに対応した付属品を使えることも特徴です。
海外旅行用以外にも使えるバックパック
国内旅行用でもバックパックはもちろん活躍します。両手があくことが便利なバックパック。国内の旅行でも子供連れや歩く工程の多い旅行ならバックパックがおすすめです。登山用のバックパックならハイキング、トレッキング、トレイルランなど用途も様々に使えます。キャンプに行く場合の荷物もバックパックなら十分な大きさですよね。
おすすめのタウンユースバックパック
1泊程度の旅行用にも使えそうな、タウンユース使いできるバックパックを紹介します。旅行用になると言っても、耐久性などが重視されていないデザイン重視のものもあるので、用途に合わせてチェックしてくださいね。最近の人気はロールトップとダブルベルトです。
ポーター
言わずと知れた吉田カバンのブランド「PORTER」。日本のブランドで、世界中で愛されるポーターのカバン。シンプルなのにおしゃれなデザイン、しかも機能性も抜群でタウンユースから旅行用まで使えるバックパックです。耐久性もありますが、壊れた部分は修理してもらえるアフターサービスも完璧なブランドです。
2WAYリュックサックは手提げカバンにもなる2WAYで、あらゆるシーンに活躍できます。カバン自体がとても軽いので、学生でもビジネスマンでも負担が軽くなります。ロールトップバックパックは流行りのデザイン。シンプルなデザインながら男臭い印象です。防水性にも優れているので、雨の日でも気にせず背負うことができます。
ニクソン
時計のメーカーとして有名ですが、バックパックもスタイリッシュなデザインで人気のブランドです。価格がおさえめなのが嬉しいところ。LANDLOCKⅡはシンプルながらかっこよく決まる定番デザインです。PC用ポケットもあり、ビジネスマンでも使えるバックパックです。SCRIPPSは男臭くカジュアルにピッタリなデザインで、容量も十分なので学生にも人気です。
ノースフェイス
本格的バックパックでも人気のブランドですが、タウンユースでも幅広い世代に人気です。BCフューズボックスは独特のデザインの格好よさと、荷物の出し入れしやすいボックス対応で人気が高いです。ホットショットクラシックは、使いやすくシンプルなデザイン。通勤でも使える小ぶりのバックパックです。
ミステリーランチ
米軍の特殊部隊のバックパックとして採用されたぼとの機能性と耐久性を持つブランドです。ジャバやエイサップがデイリーユースにはよいサイズで人気。ブーティーバッグは手提げかばんにもなる2WYタイプで、シンプルデザインながら疲れにくい背負い心地でおすすめです。短期間の旅行用としてももちろん活躍します。
旅行用バックパック荷物のつめ方のコツ
バックパック旅行初心者の方は、荷物をどのくらいの量にすべきか迷うかもしれません。最初に旅行用のバックパックは大きすぎないものを、と書いたようにバックパックの旅はなるべく少なく軽い荷物にするのが醍醐味でもあります。荷物のつめ方のコツを使えば意外と簡単に詰められますよ。
コツ(1)ポーチやメッシュ袋、ジップロックなどの密封袋を利用して、用途別に荷物をわけてパッキングします。電子機器は電子機器、貴重品は貴重品という具合にまとめましょう。100均にビニールの小袋も売っていますので利用しましょう。細かいものも分けていれると後々荷物がばらばらになりません。
コツ(2)洋服は圧縮して入れます。これももう旅行の常識になっていますが、圧縮袋で薄くすれば服もかさばらずにすみます。100均圧縮袋でも掃除機で吸わなくても圧縮できるものもあります。旅慣れた人は、下着は古いものを持っていき、旅先で処分していくそうですよ。
コツ(3)軽いものは下部に、重いものは背中に当たる部分に入れます。また左右を均等な重さになるように入れましょう。どれも背負った時の負担を軽くするコツです。重心が真ん中にくるように詰めれば、長時間歩いても疲れが軽減されます。
その他のコツしては、電子機器のまわりにはタオルや服など緩衝剤代わりになる柔らかいものを詰めましょう。そしてバックパックの上部によく出し入れするものを入れると便利ですよ。旅行用バックパックはポケットもいくつか付いているものが多いので、ポケットも有効利用しましょう。
旅行用バックパックで快適な男旅を!
旅行用のバックパックをみてきましたが、お好みのバックパックは見つかったでしょうか。大きさとデザインと種類がたくさんあるので、迷ってしまうと思いますが背負ってしっくりくるものを見つけてください。
旅そのものが楽しくなるよう、荷物を詰めるところから大切な準備段階です。初心者ならずとも、準備しているときはワクワクするものです。身軽で軽快な旅行になるよう、旅行用バックパックを選んで快適な男旅を楽しみましょう!
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