スタジオジブリの宮崎駿が手がけた作品をまとめてみました。今回は宮崎駿が監督を務めた作品を中心にお話ししていきます。その作品の内容だけでなく、どんな経緯があったのかなども少し触れていきましょう。ジブリを知らない人や是非この一覧で作品を見つめてみて下さい。

目次
宮崎駿が作り出してきた作品達
宮崎駿といえば、スタジオジブリというアニメーション制作会社の代表的存在という印象です。スタジオジブリのというアニメーション制作チームを旗揚げしたのは何を隠そう、宮崎駿というアニメーション制作監督ですから、スタジオジブリという会社を通して、アニメーション界で「スタジオジブリ」「宮崎駿」というブランドを作り上げたようなものです。
そんなスタジオジブリのアニメーション作品を、宮崎駿の代表作からみんなの好きなあの作品まで、幅広くまとめ一覧にしていきます。今回の一覧内でまだ見たことがない宮崎駿のスタジオジブリ作品に出会う可能性もあるので、そういった方は是非目を通していただいて、知っている作品にもこれを機会にまたそのアニメーション作品を触れてみて欲しいです。
スタジオジブリ作品は、人の心に語りかけるような物語が多く、かといって難しく考える必要もないアニメーション作品が多く存在します。小さなお子さんと一緒に作業BGM代わりとして垂れたがしていてもいいくらいです。スタジオジブリ作品は、BGMや絵の世界観などあらゆる作品を通して、自分の感情が豊かになっていくような気がします。
ジブリ以外の作品もたくさんある
宮崎駿はスタジオジブリができる前から、ルパン作品等の長編アニメーション作品や、パンダコパンダにハイジなどといったアニメーション作品を通して、数々の名作品制作を手がけています。未来少年コナンその続編から生まれたふしぎの海のナディア等各年代に引き継いで、伝えるべき世界観をアニメーション作品に通して子供達や大人の心に響かせてきました。
アニメーションという世界は、私たちが生まれる前から存在するものでした。それも世界的に存在するものですが、やはりアニメーション作品は日本が優れていると言われるだけあって、日本のアニメーションにいくつもの名作が存在します。
その中でもアニメーション制作として古くから携わり、今のアニメーションを制作で有名なものを作る人々も宮崎駿と共に作品を作り、そして多くを教わり続けてきました。宮崎駿の制作が少なからず、現代の子供たちが見ている作品や若い年代の目に止まる作品へ、ヒントをお与えてきているのです。
【風の谷のナウシカ】でジブリは始まる
第一のスタジオジブリ作品
早速数あるスタジオジブリ作品の一覧をまとめていきたいと思います。まず最初にお話しするのは、風の谷のナウシカという、ジブリ作品で一番最初に発表した作品です。ジブリの中でこの作品が一番好きだという方も結構多いようです。神々しい光の見せ方や、不思議な世界観になぜか懐かしさを覚えるのも、心温まるしかし不安にもさせる力がジブリ作品ならではの空気感です。
スタジオジブリとしてのアニメーション発表は、ここからスタートを切るわけですが、この世界観を見て衝撃を受ける大人たちや、当時の子供達には心にしっかりと刻み込まれる内容でした。自然や生き物との共存に人々の争いや愛情が、表情豊かに描かれつつも、アニメーションらしい美しい見せ方で、大人だけでなく子供達にもしっかりと見てもらいやすい作品となっているのです。
【天空の城ラピュタ】でも壮大な世界観を描く
宮崎駿が求めるプロの力
ジブリ作品として二つ目に出したのが、こちらの作品になります。宮崎駿は自然や生き物と子供達が想像しやすい近しい物からどんどん物語を広げていきます。その作品のどれもが、宮崎駿の子供の頃に描いていた空想を元にしていたり、宮崎駿が自分の中でこれをジブリ作品として描きたいと思える作品を題材としています。
ラピュタの世界観もまた、異世界でありながらどこか子供達が想像してワクワクできるようなストーリーと、表情の豊かなキャラクターが、それぞれの個性とセンスでやり取りをしているので、何気ないやり取りや小難しい話をしていても、危機感や感動を子供たちが感じ取れるように描かれています。今回の一覧の中でも特にTV放映が多く、現代でもよく知られる作品ですよね。
【となりのトトロ】は子供達に大人気!
スタジオジブリ作品には常に子供の顔がある
宮崎駿作品には、いつも子供の顔が描かれています。大人だけで構成される作品はかなり少ないのではないでしょうか。その理由として、子供たちが見やすい作品にしたいからというのもあるでしょうが、何よりも宮崎駿自身が子供の心を忘れたくないからという意思があるのでしょう。このトトロという作品は、絵本の読み聞かせをしているかのような作品に仕上げています。
子供がなく理由やムキになる姿がよく描かれているのです。大人になるとなぜこんなにもわがままを言うのかと不思議に思うことでも、子どもであれば、こういう感情が湧いて出て涙が出てきてしまうのだと理解できます。トトロという作品を見ると、大人も子供に戻ったような感情になって、いつしか大人の目線でなく子どものようにムキになって見ていることでしょう。
宮崎駿作品と高畑勲作品の二本立て
昔の作品というものはどれも、アニメ作品映画を二本立てで上映するものがほとんどでした。宮崎駿の作品「となりのトトロ」という映画を上映する際も、高畑監督の「火垂るの墓」が同時上映となったようでし。
しかし、映画の分吸うとしては十分すぎるほど長編作品である二つの作品ですが、元は半分程度の予定だったそうです。高畑監督が映画がこの先を欲しがってると話、宮崎駿も長編へと変更し制作したと話しています。
【魔女の宅急便】の日本離れした世界観が美しい
クロネコヤマトと宮崎駿の作品
次にまとめ一覧としてご紹介していきますのは、魔女の宅急便です。宅急便というワードをタイトルに持ってきている分、映画作品にする際、宮崎駿率いるジブリ側から宅急便を商標登録しているクロネコヤマトへ協賛として名前を利用したいと申し出ました。すると、作中に黒猫が出てくるということもあって、前向きに検討してもらうことができ今も名作として残っています。
洋風な世界観に、魔女という女の子がときめくようなキャッチーな作品となっているため、絵柄の色合いや表情の作り方も、日本人らしい作り方というより、海外風のユーモラスな表情が増えていました。宮崎駿作品は割と人の描き方が丸々としていて柔らかいタッチなこともあって、布一つに温度を感じられたり、埃っぽさや日向の匂いを感じさせ、非日常がとてもリアルに思えます。
【紅の豚】のかっこいい豚
各作品でこだわってきた豚は宮崎駿自身!
飛ばねぇ豚はただの豚だというセリフで有名な紅の豚を続けてまとめ一覧にてご紹介いたします。こちらの作品は空賊の楽しいエンジン音と澄み渡る海と空が、おしゃれな作品となっています。舞台や人々がおしゃれなだけあって、主人公が豚というところが気になりますよね。しかし、宮崎駿作品の中で豚という存在は実に重要なキーポイントとなっています。
これらか紹介していく一覧作品の中にも、幾度と豚という存在がそっと隠されてるのですが、その豚といものは宮崎駿自信を表している、キャッチーなキャラクターなのです。この作品ではそんな豚が主人公ということもあり、宮崎駿自身飛行機や日本軍と言ったものが好きなこともあって、かなりお気に入りの作品のようです。
この作中で描かれる、豚がなぜかかっこよく見えるのは、海外作品の王子様のように魅力があるのでも、イケメン男性のように動きがスマートというわけでもない、男のロマンが詰まった、空飛ぶ豚だからこそでしょう。制作チームの力もあって、宮崎駿が監督を務めいていないジブリ作品にも豚は出てくるので、皆さんも要チェックです。
【もののけ姫】という力強いアニメーション
宮崎駿作品の中で大人に人気
もののけという存在もまた、普通の人であればあまり想像することができない存在ですが、それを形にできるのが宮崎駿と制作チームのすごいところです。また、もののけ姫に現れる主たちはどれも自然破壊を恐る動物たちで、リアルなその描写と、人をも思わす恐ろしい表情が身の毛もよだつ大きな力を感じさせてくれるのです。この作品は、今でも根強いファンを多く残しています。
洋風な世界観とはまた違い、かといって現代日本とも言えない色あだやかな時代背景で、人と獣がぶつかり合うどちらが本当に恐ろしい存在なのかを考えさせられる物語となっています。ジブリの制作チームは原則として、徹夜を禁止されているので、いつもスケジュルーのかつかつな余裕のない空間で作品を作っています。
しかし、徹夜で良い作品ができるわけがないという宮崎駿のいう通り、この世界観に生まれる夢うつつなシーンは夜も昼もどちらも同じように神秘的なものがあり、普通のシーンでも緊迫感を感じさせてくれます。こんなアニメーションを、同様に作れと言ってもどこの制作チームも作ることはできないでしょう。
そんなあっけにとられる世界観を作れるジブリという名が次第に、若者への心を刺激し、このように素晴らしい世界観を作りたいと、アニメーションという仕事に憧れる人々が急増しました。こういった好きなものを好きだからやりたいと思える、影響を与えているのも宮崎駿の素晴らしいところなのです。
【千と千尋の神隠し】で世界のジブリとなった
宮崎駿作品といえばこの絵柄
宮崎駿は海外での上映をあまり積極的に考えていなかったのですが、この作品をどうしても海外に出したいとピクサーの協力を得ようとしていた人物がいます。それがジブリにはなくてはならないプロデューサーの鈴木です。鈴木は宮崎駿の大ファンだというトイストーリーの監督として有名なラセターに声をかけ、無事に海外上映を果たしたのです。
湯屋のお話であり、宮崎駿の作る奇妙であり愛嬌のあるキャラクターたちと、独特でありながらも美しい世界観が日本内で大ヒットとなりました。正解でもピクサーの美女と野獣の監督に、アラジンのプロデューサーを加えて上映大成功となり、日本のアニメーションの強さを世界に知らしめたのです。
一覧でお話してきた作品の多くに豚が登場するとお話しましたが、もちろんこの作品にも豚は重要なキーキャラとして現れます。ジブリはしっかりとした平面(2D)作品出ありながら、しっかりと質感を感じ取れるので、アニメでしか出せない暖かみがあり、海外作品では出せないような魅力が受けたのでしょう。宮崎駿という名前もこうして世界に広がっていきます。
【ハウルの動く城】移りゆく世界
宮崎駿は声優があまり好きでないというのも、有名話です。この作品でも同様に女優や俳優を多く使っており、主人公のハウルにはジャニーズの木村拓哉が抜擢されています。そのことからも、普段宮崎駿作品を見ない人々も、興味本位で見た方が多いのではないでしょうか。魔術という異世界へなぜか巻き込まれてしまう普通の女性がメインヒロインとなっています。
ここも宮崎駿作品の中で強く言えるキーポイントなのですが、宮崎駿作品では、主人公が男性であっても、女性の方が印象が強いキャラクターが多く、女性の強さを用いてストーリー展開が開かれていきます。このハウルと動く城のも弱ってしまうハウルに対して、魔術で老いてしまったヒロインが強い心で励まし、物語を解決へと導いてくれるようなお話です。
もちろん、宮崎駿作品にはなくてはならない、独特なキャラクターとして火が喋ったり、そもそも家が動いたり、ドアノブを回せば外の世界がコロコロと変わったり、ちょっとときめく夢世界の中でめくるめく引き起こる問題とミラクルが、見ていて全く飽きさせることがありません。
【崖の上のポニョ】はアナログにこだわった作品
宮崎駿は子供のために描いてきた
続いて一覧としてご紹介するのは、崖の上のポニョという作品です。宮崎駿は、この一覧で紹介してきた作品の中で幾度かデジタル加工をしたりと、アニメーションとして必要なデジタル処理をしてきました。しかし、この作品では、宮崎駿自身が子供達にどう描いていきたいのか、原点に戻りたいという理由から、改めてアナログという手書きにこだわった作品となっています。
そのため、今までの作品のうように年々と進化を遂げてきていた、美しい映像から、絵本の世界のような暖かく柔らかい動きをするアニメーション作品と変わりました。崖の上のポニョというキャラクターや、おばあさんの顔や荒れ狂う自然の動きにも、デジタルとは違う迫力が見えて実に面白い宮崎駿作品となっています。これこそが宮崎駿の楽しんでいる作品なのでしょう。
【風立ちぬ】長期に温め続け公開
宮崎駿のスタジオジブリ最後
航空技術者として歴史的に名を残す堀越二郎をモデルに長年の月日を経て、制作されたこの作品では、宮崎駿がついにジブリ作品を最後にすると発言した映画になります。この作品を持って、実際に宮崎駿は引退会見をし、ジブリで映画制作を未だ行うことはありませんでした。
実在するモデルがいたこともあり、話はリアルで描かれる人々や世界事情、さらには飛行機の細かな描写まで美しく描かれています。主題歌も、魔女の宅急便で起用した当時荒井由美にお願いをし、もともとあった「ひこうき雲」を提供してくださいました。
風立ちぬ
— り ゅ う い ち (@1102_trombone) April 29, 2017
見終わった
感動した!
長年かけて作ってきただけあり、思いのこもった作品であり、しかしながら最後まで体に力を入れることなく見ることができる映画です。最後には胸の奥が暑くなるような終わり方をし、作品とともに宮崎駿の素晴らしい作品を、リラルタイムで感じ取るのも、我々の中で最後となりました。
スタジオジブリの制作作品
監督以外に宮崎駿が力を加えてきた
宮崎駿の監督作品として、今回は一覧をまとめさせていただきました。しかしながら、ご紹介できていない作品が幾つかあります。それは全て宮崎駿が監督を務めたのでなく、制作に携わったという者たちです。そのどれもが、高畑や近藤と行ったジブリの監督メンバーが監督を務め、宮崎駿はそのどれもに企画や脚本制作プロデューサーを勤め上げました。
ジブリ作品の中で唯一ノータッチだった作品は、「海が聞こえる」という作品です。この作品はプロデューサーの鈴木がジブリの若手だけで作って欲しいという立案から、青春を題材にジブリ作品として人作品作らせました。もちろん宮崎駿がよしとするわけもなく、黙って作っていたため宮崎駿はノータッチの作品となったのです。
そんな海が聞こえるを見て、宮崎駿は別の作品を作る発案をしました、そこで生まれたのが青春をテーマにした対抗として耳をすませばを作ったのです。
すごいね、もう進路を決めてるなんて。
— 心に響くジブリ名言 (@jibu_hibiku) June 20, 2017
わたしなんか全然、見当もつかない。
毎日なんとなく過ぎちゃうだけ・・・
【耳をすませば】 pic.twitter.com/jvAPR09sbY
宮崎駿はどうしてジブリをやめたのか
宮崎駿がそもそもどうしてジブリを旗揚げしたのかというところに、その理由は隠されているようです。もちろん人ですから、それだけが理由とは限りませんし、我々には理解しがたい内容も幾つかあるのでしょう。最低でも我々が推測できる範囲で理由を述べるのであれば、作りたいと思う矛先が、ジブリというブランドで評価される映画で亡くなったという点でしょう。
73歳 宮崎駿監督、引退会見
— ジブリ大好き♡ (@meigen_jiburi__) June 13, 2017
「やっと重しが取れる。今後は若い人に期待」
この方が日本のアニメの誇りだと思う人はRTしてね pic.twitter.com/2i03WoMjKh
年齢にしても、体力が必要となるアニメ制作には向かないですし、もともと趣味で始めた活動ですから、好き勝手やりたいという気持ちが今さらに湧いてきていてもおかしくないはずです。ジブリ自体から抜けきったというわけではありません。宮崎駿は、ジブリという場所で子供達のためにもっと作品に触れ合える良い発案者や実行者になるような努力を今でも積み重ねています。
まとめ;作り続ける宮崎駿
先ほどお話しした通り、宮崎駿は今でも子供達のために作品を通して、またジブリの作り出すリアルな環境を通して自然や物語と触れ合う機会を作っています。そんな宮崎駿が今後も映画を作らないかというと、きっとそれは無理な話でしょう。宮崎駿が作品を考えないなんてことはできないはずです。
宮崎駿とヱヴァンゲリヲン 庵野秀明のナウシカ愛https://t.co/TFPxMcOlWSpic.twitter.com/exXkxrk6xb
— ジブリのせかい (@ghibli_world) June 22, 2017
彼の中に生まれるやりたいという欲と体が続く限り、私たちが彼の作品を見るチャンスは幾度となくあるのです。さらにはジブリスタッフやジブリで動きを見せた、現在有名な監督たちも作品を作り続けるわけですから、ジブリ自体がなくなることもなければ、ジブリに通ずる作品も永遠にこの日本にはあり続けるでしょう。
評価 3.5/ 5(合計14人評価)
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