夏に近づくと美味しく感じるのがビールですよね。ですが今は増税があり、ビールも高くなってきました。そこで登場したのが発泡酒。しかし発泡酒とビールの違いってご存知ですか?また、最近は新しく第三のビールもありますよね。今日はビールと発泡酒の違いについて紹介します。

目次
美味しいお酒が飲みたい!
夏に近づくと美味しいグルメと共に楽しみたいビールですが、今沢山のビールの種類があるのをご存知ですか?今日は夏本番になるまでに、ビールと発泡酒、第三のビールの味の違いや見分け方などをはっきりと知って、自分に合ったお酒を選べるようになりましょう!詳しく紹介しますね。
天気が良すぎてビール飲みたい以外の感情が浮かんでこない。
— 小鳥遊しほ (@SHIHOtakanashi) June 17, 2017
ビールと発泡酒の違いは何?
コンビニやスーパーでも沢山のビールとが並んでいますが、それぞれ同じメーカーなのに少し名前が違っているのがありますよね。それぞれどのような違いがあるのでしょうか?実は同じような名前やラベルになっていますが、しっかりと見てみると違いがわかりますよ。
大きな違いは酒税法の分類
お酒には酒税法という法律が定められており、酒税法の区別によってそれぞれの違いが明確になっています。酒税法によりビールと発泡酒の違いがしっかりとわかります。
発泡酒、いわゆる「第三のビール」と新参者どもが俺らのマーケットを荒らしてきているという見方もできるが、彼らの存在こそがビールの価値を再認識させてくれている。
— 意識の高いビール (@highishikibeer) June 24, 2017
ビールとは
では、そもそもビールとはいったいどのような物を指すのでしょうか?居酒屋などでは生ビール!と注文していますが、もちろんビールと表現していいのは、酒税法の定義をクリアしている物のみになります。
麦芽が3分の2以上入っていないといけない
ビールの決定的な違いはビールの原料となる麦芽の使用率が3分の2以上使っているもののみになります。もちろん原料も、酒税法で決められている物しか使用してはいけませんので、麦芽、水、ポップ、米、デンプンと全て決められた物を3分の2以上使用しているものになります。
アルコール度数は20度未満
もちろんアルコール度数も決まっており、ビールは20度までしか度数をあげることが出来ません。現在販売されているビールの多くは5~15%までになっていますので、あまり20度のビールは見かけませんよね。
発泡酒とは
では発泡酒はどうでしょうか。ビールよりも手頃で手軽に飲みやすくなりますが、ビールとはどんな違いがあるのでしょうか?また発泡酒は、ビールの変わりとしてよく購入されますよね。発泡酒ももちろんビールと同じような味で、多くのグルメに合いますよね。どのような定義になるのでしょうか?
麦芽が3分の2以下である
酒税法による発泡酒の定義は、使用する麦芽の使用比率が3分の2以下になっていることです。要するに原料の一部に麦芽が使用していればOKということです。ビールよりも決まりもゆるくなっており、ビールに定められている原料以外の原料を使用していても発泡酒とされます。
海外では原料が違い、外国産ビールの多くは発泡酒になる
今は海外から色々なビールが多く輸入されていますが、外国産のビールは発泡酒に分類されることが多いです。これは日本のビールに決められている原料以外の原料が使用されている事が多いためです。麦芽の使用比率が3分の2以上であっても、使用が決められていない原料があるために発泡酒に分類されています。
最近話題の第三のビールもビール?
ビールと発泡酒の違いはわかりましたでしょうか?では、最近新ジャンルのビールとも言われている、第三のビールとはまたビール、発泡酒とどんな違いがあるのでしょうか。第三のビールといわれていますが、ビールと一緒なのでしょうか?
第三のビールとは
新ジャンルと言われる第三のビールですが、はっきりいうとビールとは全く違います。第三のビールといわれているだけあって、ビールに近い味になっていることは確かですが、酒税法でも第三のビールはビールではありません。
ビールとは違いリキュールになる
第三のビールはビールや発泡酒のように麦芽を3分の2以上といったような定義がありません。というよりもそもそも、全く別物のお酒になります。しかし、味はビールに似ていますよね。第三のビールはビール風のお酒ということです。
麦芽を全く用いていない
第三のビールの定義としては、麦芽を用いていません。酒類と糖類、穀類などをブレンドしたものになります。麦芽を用いているものもありますが、基本的にはリキュールなどになりますので、ビール風の飲み物という事になります。ビールや発泡酒とは根本的に違います。
ビール、発泡酒、第三のビールに味の違いはあるの?
ビールや発泡酒、第三のビールと今は3種類が定番になっています。しかし、どの商品もいわゆるビールの味になりますよね。ではそれぞれに味の違いはあるのでしょうか?
普通のビールと発泡酒と第三のビールの味の違いがわからない。
— 夕暮れ (@Nightfall578) June 20, 2017
ビールに比べ、発泡酒は苦味や味が薄いと感じられる
麦芽をベースに作られているビールと発泡酒になりますが、味の違いはやはり現れてしまいます。ビールは苦味が強く味の濃さや風味はしっかりと作られていますが、発泡酒はビールに比べて味は薄くなりビールの独特の苦味も少なくなっています。
しかし、逆にビールが苦手な人にとっては発泡酒の方が飲みやすかったり多くのグルメに合わせやすいという意見もあります。苦味が強いビールに比べると、苦いのが苦手な人からすると発泡酒の方が飲みやすいかもしれませんね。ビールももちろん多くのグルメにあいますが、発泡酒も負けず劣らずなんですよ。
第三のビールの味はビールと違いビール風味になる
次に第三のビールとビールや発泡酒ですが、味は比べると明確で第三のビールはリキュールに分類されているだけありフルーティーな味や風味が強くなりますが、発泡酒の方がしっかりとしたビールの味になっています。ビールと第三のビールも同様で、ビールのような苦味や味わいは第三のビールには少なくなります。
第三のビールは残念ながら、あくまでもビール風味のお酒という味わいになります。しかし、こちらも発泡酒と同様に色々なグルメに合わせて味わいが違うお酒に変えたりと、楽しむことができます。お酒が苦手な人やビールが苦手な人にとっては第三のビールの方が良いということもあります。
ビールと発泡酒、第三のビールの見分け方
では、飲み比べてみると明らかに味では変化がありますのでビール、発泡酒、第三のビールの区別はつきます。しかし、ぱっと見ただけでは区別がつきにくいですよね。そんな時にはの見分け方はあるのでしょうか?
外国人観光客がよく発泡酒とか第三のビール飲んでるな。安いからなんだろうけどビールだと思って飲むのはやめてほしい・・・デザインで絶対見分けつかないしな。
— みっちゃん (@givemecoke) June 23, 2017
よく、お酒の知らない人や奥さんや彼女にビールを買ってきてと頼んだら発泡酒や第三のビールだった!といわれますが、今のデザインではビールか発泡酒か第三のビールかとは、見分け方がわかりませんよね。日本語がわからない外国人の観光客も多くの人が間違えて飲んでビールと感じられるのも少し困りますよね。
ビール、発泡酒、第三のビールは表示が違う
1番の違いは表示が違います。お酒にはそれぞれ1番下にどのお酒かという区別が表示されます。ビールには「生ビール」、発泡酒には「発泡酒」、第三のビールには「リキュール」という様に表示されます。多くのデザインがありますが、どんなお酒かは表示を見るのがわかりやすい見分け方になります。
決定的な違い!価格が異なる
それぞれ値段ももちろん違いますので、それも見分け方の1つになります。やはり、ビールは厳しく決められているので値段はそれ相応に高くなります。次に発泡酒、第三のビールとなります。この値段には酒税法が大きく関わっています。次項で詳しく解説しますね。
ビールと発泡酒、第三のビールの値段の違い
先程見分け方で述べたように、ビールや発泡酒、第三のビールは値段が明らかに違います。もちろん原料の制限であったり、綿密に決められているのでビールは高くなりますが、酒税法ではどのように決められているのでしょうか?
酒税法でそれぞれの税金が異なる
酒税法では、ビールは約80円、発泡酒は約50円、第三のビールは約30円の税金がかかってきます。つまり、お酒の値段にプラスこれらの税金が加えられますので、必然的にビールは最も高くなりますよね。もちろん臨機応変に飲みたい物を購入するのがベストですが、グっと飲んだ時の喉を通過する苦味や味はビールが最も優れていると称されているので、値段としては適しているのではないでしょうか。
酒税が改定されるかも!
しかし、今酒税が改定されると言われています。ビール、発泡酒、第三のビールそれぞれ一律の値段になる動きがあります。しかし、そうなるとビールが高いから発泡酒や第三のビールを買っていたという人は、同じ値段だと絶対ビールに行きますよね。
もちろんビールはグルメにも合いますし美味しいですが、またメーカ-側から策を講じて新たなジャンルのビールが開発されたり、もっと機能的なビールが現れるかもしれませんね。楽しみですね。
それぞれのメリットを知って楽しく飲もう!
ビールや発泡酒、第三のビールにはそれぞれメリットやデメリットが多くあります。自分に適したお酒を美味しいグルメと一緒に飲むのが1番楽しい時間ですよね。その為に、それぞれの見分け方や区別をしっかりと把握しておくことが大切になります。
これからの季節、ビールに限らずお酒を飲む機会が多くなりますよね。しかし、飲みすぎずにほどほどにしましょうね。沢山の人が集まるなら、美味しいグルメと一緒にビールと発泡酒と第三のビール、それぞれ飲み比べてみるのも良いかもしれませんね。楽しい夏を過ごして下さいね。
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