ヴィンテージと呼ばれる服の中には1着15万ドル(約1660万円)する物もあるそうです。しかし見方を変えればただの古着。そもそも古着とは?ヴィンテージとは?それぞれの意味を理解して、その違いをチェック!あなたのタンスに眠っている服、実はヴィンテージかも?!

古着とはどういう意味?初心者でも分かるヴィンテージとの違いとは?

目次

  1. 古着とヴィンテージの違いとは
  2. 古着とは
  3. ヴィンテージとは
  4. 変化していったヴィンテージの意味とは
  5. 初心者が押さえておきたいヴィンテージのチェックポイントとは
  6. これが古着とヴィンテージの違い
  7. まずは古着を着こなす 上手に着こなすポイントとは
  8. 古着が買える場所とは
  9. 古着を買う時に押さえておきたいポイントとは
  10. これが古着屋の良いところ
  11. 古着の醍醐味とは

古着とヴィンテージの違いとは

同じ古い服なのに一方は古着扱いで500円。もう一方はヴィンテージ扱いで、中には何十万もする物もあります。しかしながらヴィンテージ初心者には、古着との違いが今一つ分かりません。

古着とヴィンテージの違いとは何でしょうか?それを知るためにはまず、古着とヴィンテージ、それぞれの意味を紐解く必要がありそうです。

古着とは

ふる‐ぎ【古着】 の意味
出典:デジタル大辞泉
「着て古くなった衣服」

古着の意味は文面通りの意味で、英語表記であったとしても「old clothes(古い衣服)」。これと言って特筆すべき定義がないのが古着の特長とも言えます。ただし古着のポイントは「服に限定されて用いられる文言」という事です。

ヴィンテージとは

ヴィンテージまたはビンテージ(英: vintage)とは、ワインにおいて、ぶどうの収穫から醸造を経て、瓶詰めされるまでの工程を表す言葉である。

ヴィンテージ=vintageを直訳すると「時代」を意味する言葉となります。ヴィンテージの語源はフランス語、更に遡ればラテン語で、そもそもぶどうの収穫期やワインの醸造過程の事を意味するワインの用語として用いられていました。

ぶどうの出来の良し悪しでその味が大きく左右されるワイン。故に良質のぶどうが収穫できた年を「ヴィンテージ」と呼び、その年に作られた良作のワインをヴィンテージワインと呼ぶようになったそうです。

変化していったヴィンテージの意味とは

【ビンテージ】年代もののこと。ただ古いだけでなく、年月を経て程良く味わいがでたものを指し、その代表は、ジーンズや老舗ブランドのアンティークなど。

ヴィンテージはそこから転じ、あらゆる方面で使われるキーワードになっていったのです。今ではワインのみならず服などの分野においても用いられる用語となりました。

その定義や解釈には色々な説がありますが「年代物であり、且つ限定された年代に作られた逸品であるという事」というのがヴィンテージの定義と言えるようです。

初心者が押さえておきたいヴィンテージのチェックポイントとは

思い切って買ったヴィンテージアウターだったけど、鑑定してもらうとただの古着だった、なんて悲しい事にならないために、ヴィンテージ初心者が押さえておきたいポイントをまとめました。

ポイント① 年代

まずその服がいつ作られたかという事をチェックしましょう。ヴィンテージ物となると必ずその服の情報が色々な情報ツール上に溢れています。それらをくまなくチェックし、その服の年代を示す特長をしっかりと把握する事が需要です。

ボタンの位置や襟の形といった細部のデザインなど、必ずそれを示す特長がありますので、そこをしっかりチェックしましょう。

ポイント② 価格

ヴィンテージ初心者なら「ヴィンテージ物は高い」とすぐに思ってしまいます。しかしヴィンテージ物だからと言ってすべてが何十万、何百万する訳ではありません。

年代物という定義の観点から見ると、年代物ではあるけど限定された年でなかったり、需要が多い型番でなかったりと、ほんの少しの差でその価値は大きく変化します。その結果、一概に「高い=ヴィンテージ」という事にはならないのです。

日本のショップはどこも良心的。価格だけに惑わされず、お店の人にアドバイスを求めるのはとても有効な選択基準になるでしょう。

ただし「自分は初心者だから見ても分からない」と初めから丸投げしては元も子もありません。人のアドバイスを参考にすることはとても大切な事ですが、必ず自分自身の目でしっかりとチェックする事が脱初心者の第一歩です。

ポイント③ 手に取ってチェック

通販市場は今や6兆円を超える市場となっています。家に居ながらスマホ一つで買い物ができる便利な時代ですが、ヴィンテージデビューする時は、ぜひともお店まで足を運んで、商品を手に取り、自分自身でしっかりチェックされる事をお勧めします。

通販は確かに価格は安いですが感覚が伝わらない事が最大のネック。そしてヴィンテージ物で一番大切になってくるのが感覚です。

写真では伝わらない色合いや風合い、重さ、質感、温度、そしてヴィンテージならではの空気。それらをすべて感じる事ができるのは自分自身の五感です。ヴィンテージ初心者だからこそ、見て、触って、試着して、しっかり自分の五感で品物を確かめ、自分との相性を確かめる事が大切です。

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これが古着とヴィンテージの違い

ヴィンテージと言われるものは、先にも記載しましたが「年代物であり、且つ限定された年代に作られた逸品であるという事」という事に加え、その希少性が重要視され、それらを総合的に見て、一般的にその価値が非常に高いとされる物がヴィンテージ品という事になります。

一方、古着はそのほとんどが大量生産されている物であり、故に一般的にその希少価値が低い物を示す場合に用いられる文言となります。

ただし、ヴィンテージの値段はあって無いようなものとも言えます。その希少性に価値を見出すかどうかは、極論で言えばその人の取り方次第。先程「一般的に」と記載したのはその為です。

確かに職人の高度な技術を駆使している部分については誰が見てもその高い価値に納得しますが、それ以外の部分については、各々の判断に委ねられるのかもしれません。

まずは古着を着こなす 上手に着こなすポイントとは

服は趣味や嗜好が色濃く反映するアイテム。いくらヴィンテージ=年代物だからと言っても必要ない人にとっては古着と同じです。でも、大人になるにつれその趣味嗜好は変わっていくもの。昔はただの古着と思っていたのに、急に古着特有のヴィンテージ感に魅力を感じるようにもなってきます。

そんな時はまず気軽に手に入れる事のできる古着を自分なりに着こなすことから始めてみましょう。古着を上手に着こなすポイントとして押さえておきたいのは、まず「今、持っている服に合わせられるかどうか」というところから入るのが無難です。

古着は値段が安いのでついついチャレンジしてしまいがちですが、特にアウターなど人目を惹く大きい物は無難な物から試しましょう。あまりにも奇抜な色やデザインにいきなりチャレンジしてしまうと、全体のバランスを取るのに苦労するので気をつけて下さい。

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古着が買える場所とは

ネットショップはもちろんですが、初めて古着を買う場合はやはりお店まで足を運び、自分の目で確かめたいところ。そんな時に参考になるのがやはり口コミです。

よく行く出張先などで自分のお気に入りの古着屋を見つけておくと、仕事の合間の息抜きにもなりそうですね。

色んな口コミを参考にして、友達と古着屋を2、3件はしごしながら品定めすると面白いですよ。恋人同士ならデートコースとして、古着屋巡りするのもいいですね。

古着を買う時に押さえておきたいポイントとは

古着屋さんに売ってある物の中には未使用品もありますが、そのほとんどはused商品。使用感があって当然です。せっかく選んだお気に入りの古着なのに、後で「ちょっとがっかり」という事が無いように細部をしっかりチェックしておきましょう。

古着のチェックポイント① 縫製

アウターなら袖口、脇の下、裾などで、ボトムスなら太ももの内側や裾といった「よく擦れてしまう場所」をチェックしましょう。古着ならではの「擦れ感の味」と「着用に支障が出るようなダメージ」は別物になりますので気をつけましょう。

古着のチェックポイント② ボタン

ボタンの付け方が甘かったり、一つだけ違うボタンが付いていたりする事は古着ではよくあります。ボタンの種類の違いはおしゃれの一つとして考えるのも有りですが、付け方が甘い場合は、裁縫に自信の無い方は注意しましょう。

古着のチェックポイント③ ポケットの中

ポケットに穴が開いている場合が多いのも古着あるあるです。ポケットの位置や形によっては、素人ではなかなかきれいに縫製できない場合がありますので、ここは要チェックです。

古着のチェックポイント④ 生地の厚さ

これが一番見落としやすい古着チェックポイント。ボトムスの場合は誰しもヒップの辺りをチェックしますが、アウターの場合はあまりチェックしません。特にチェックしたいのは夏物シャツの肩。紫外線を一番受ける肩の部分は裾と比べると劣化が早いので、ここも必ずチェックしましょう。

買った古着は必ず一度クリーニングした後で着用するようにしましょう。Tシャツなどの薄物は自宅で洗濯するだけで十分です。一度洗えば気持ちの上でもリフレッシュでき、「誰かの古着」から「自分の服」になった感も一層強くなります。

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これが古着屋の良いところ

古着は「お古」とも言いますが、お古となると服に限った事ではありません。古着屋さんは服だけでなく、ベルト、帽子、ネクタイ、靴、バッグなど色々なアイテムがあるのも魅力の一つです。

中でも気軽に試せるアイテムは帽子やベルトなどの直接肌に触れない物。古着が初めてで少し抵抗があるという方は、まず小物からチャレンジしてみましょう。

小物なら少々思い切ったジャンルにチャレンジする事もできますし、何より今までの自分との違いに気づき、新しい感覚を発見できるきっかけになるかもしれません。

「新しい感覚の物でも、身に着ける物はちょっと…」という方は、コインパースやトートバッグなんかもおススメ。自分に無い色で差し色として使うのも楽しいです。

古着の醍醐味とは

安くて良い物がたくさんあるのが古着の醍醐味。何でも数を触っていくうちにその目も養われてきます。街中にはお洒落な古着屋さんがたくさんあります。まずは仕事の帰りがてら、ふらっと古着屋さんに立ち寄ってみるところから始めてみてはいかかでしょうか?

だんだん古着の味に対する目が養われてきて、実は自分が持ってる古着がヴィンテージだった、なんて事に気づく日がくるかもしれませんよ。

ぜひたくさんの古着をチェックして、新品では出せない古着ならではの色落ち感や風合い、そして、古着だからこそ生まてくれる1点物としての価値を楽しんでみて下さいね。


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