USBメモリのセキュリティに関して、注目が高まっています。重要なデータが漏洩するようなことにならないよう、セキュリティ対策は必須。保護機能が備わっているUSBメモリを使用したり、専用のフリーソフトなどを利用したりすることがおすすめです。

USBメモリのセキュリティ機能付きおすすめ紹介!賢くデータを守ろう

目次

  1. 補助記憶装置は安全性の盲点だった?
  2. 再認識を!重要すぎるUSBメモリのセキュリティ
  3. 驚き!USBメモリのセキュリティ機能
  4. どういうこと?USBメモリのセキュリティロックとは
  5. USBメモリのセキュリティロックがあるなしでの違い
  6. セキュリティを意識してUSBメモリのパスワード設定を
  7. おすすめの種類は?セキュリティ対策になるUSBメモリ
  8. データ自体でもUSBメモリのセキュリティを高めよう
  9. 安心のために…USBメモリ用のセキュリティソフト
  10. オーバーすぎるということはない?

補助記憶装置は安全性の盲点だった?

パソコンなどには、「メモリ」として知られる「RAM」などといった補助記憶装置というものが内蔵されています。作成したデータなどは、ここで保存されるようになっているのです。そのほかにも外部の媒体ということで、データを保存するためにUSBメモリなどを用いることができるようになりました。

どのような補助記憶装置にしても、セキュリティに注意して活用しなければなりません。たとえばRAMですと、インターネット経由でウイルス感染することによってデータが漏洩してしまうなどといったセキュリティの問題が。USBメモリにしても、ウイルスに感染してしまえば大切なデータが壊れてしまうことなどがありますから注意する必要があります。

USBメモリというものは簡単にパソコンへ接続したり外したりすることができますから、不注意から別のパソコンなどを感染させてしまうといったリスクも。便利であるがためにUSBメモリなどは広く普及したのですが、補助記憶装置についてはパソコン本体に比してセキュリティ面の意識が低いところもあり安全性の盲点ともなっていました。

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再認識を!重要すぎるUSBメモリのセキュリティ

USBメモリは使いやすさが追求されていることもあり、コンパクトなものが多くあります。しかしながらそれだけに、盗難や紛失といったセキュリティにかかわるリスクの高さも。特に仕事のデータを保存するものとして用いるにあたっては、万全の注意を払って管理しなければなりません。

USBメモリを失うことによって想定される最大の危険は、第三者の目にそのデータが明らかとなる脅威。近年において、USBメモリから情報が漏洩したという事件は珍しいことではなくなりました。トラブルが起こってしまってから後悔してもどうにもなりませんから、データからの被害を未然に防ぐためにも最大限のセキュリティ対策をする必要があります。

USBメモリに関するセキュリティ面の手立てとしては、最低限パスワードを設定することがおすすめ。パスワード保護機能を搭載しているUSBメモリ、専用のソフトウェアといったものもあります。無料で利用することのできるフリーソフトも、選択肢としておすすめです。

驚き!USBメモリのセキュリティ機能

最近のUSBメモリには、最初からセキュリティ機能が備えられているものもあります。その中でもよく知られているものは、パソコンへ接続したときに自動でパスワードを入力する画面が表示されるというタイプ。

正しいパスワードを入力することができなければ、USBメモリにアクセスすることができなくなっているのです。もしもUSBメモリが盗難の被害に遭ったとしても、手にした人間がパスワードを知らなければ内容は守られますからおすすめのセキュリティ対策です。

自分で使うときには手間になりそうですが、特定のパソコンを登録しておけばアクセスするにあたってパスワードの入力が要求されません。セキュリティ機能がつけられているUSBメモリは、情報を守るという視点からもビジネスで欠かすことのできないものになってきています。

どういうこと?USBメモリのセキュリティロックとは

USBメモリのセキュリティロックとは、つまりパスワードによってその中身を保護すること。USBメモリのセキュリティロックについては、原則としてそこに保存しているあらゆるデータをロックするようになっています。

いったんUSBメモリをロックすれば、そこに保存したファイルには例外なくアクセスすることができなくなるのです。そのロックが解除されることによって、再びアクセスすることができるように。特に重要なファイルなど、一部だけをロックした状態にしたいというときは、それぞれのファイル単位でロックする操作をしなければなりません。

パスワードを設定するほかにも、たくさんあるUSBメモリの製品によっては指紋認証を使ったセキュリティロックが取り入れられているものも。とにかく自分を除いて誰にも使われたくないという場合には、指紋認証式のUSBメモリを使うとセキュリティ機能も強固なものになりますからおすすめです。

USBメモリのセキュリティロックがあるなしでの違い

USBメモリのセキュリティロックは、そこに保存しているデータを守るために備えられているもの。当然ながらセキュリティロックがあるUSBメモリは、ないものと比較してより安全なものになっています。ただ、使用する上ではやや不便なところも。実際に使う上では、注意すべき点についてしっかり把握しておかなければなりません。

セキュリティロックがついているUSBメモリに関しては、大体のものであらかじめ決めたパスワードを入力することによってロックを解除します。その中でも厳重な管理が徹底されているものですと、何度か入力するパスワードを間違えてしまうことによって利用が制限されるものも。いったん状態をリセットしない限り、使用することができなくなるのです。

そして実際にリセットがなされると、保存してあったデータが消去される場合もあります。パスワードは人から容易に推測され得ないものにすることが鉄則であるのですが、うっかり忘れてしまえば困ったことにもなりますから気をつけなければなりません。

セキュリティを意識してUSBメモリのパスワード設定を

USBメモリにパスワードを設定する場合、実際に使用するときのシチュエーションやセキュリティのことも意識しなければなりません。一例として、会社で何人かのメンバーが共有しているケース。社内において使う可能性のある人が何人もいるときは、外部の人間からわからないものにしなければなりません。それでいて、使う機会のある誰にとってもわかりやすいものとするのです。

実際に業務用のパスワードとして使用される頻度が高いものには「123456」や「111111」、「password」などといったものが。確かに誰にとってもわかりやすいのですが、当然に解読もされやすくなってしまいます。情報流出の実態として行われたパスワードの調査でも、多く使われていました。USBメモリのセキュリティを高めることを考えれば、おすすめではありません。

そのためには、複数のUSBメモリがあるときにそれぞれのパスワードを別のものに設定することも重要。やはりいくつものUSBメモリで同じパスワードを使い回していると、セキュリティに関するリスクは高くなります。大事なデータを保存しているUSBメモリであるほど、限られた人だけアクセスすることのできるようにしておきたいところです。

おすすめの種類は?セキュリティ対策になるUSBメモリ

今や、セキュリティへ配慮したUSBメモリは多くのメーカーから販売されています。当然、それぞれの製品に特徴もあります。その中でもベーシックな機能として共通しているものは、まずUSBメモリのすべてを強制的にロックさせることが可能であるところ。また、自分で登録したパソコンに関してはパスワードをかけなくても使うことができます。

さらに、別途で専用のソフトウェアをインストールする必要などはありません。そのほかにもUSBメモリの中で別にセキュリティフォルダを作成する機能、AES方式で暗号化するといったセキュリティ機能を設けているような製品もあります。

最近のものですと、USB3.0に対応しているUSBメモリですとハイスピードでファイルを転送することもできますからおすすめです。セキュリティ面に関してメーカーの信頼性で言えばアイ・オー・データやバッファロー、エレコムなどのUSBメモリですと安心感が高いでしょう。

データ自体でもUSBメモリのセキュリティを高めよう

USBメモリのセキュリティを高める上ではファイルやフォルダなど、データ自体に関してセキュリティ対策を講じることも忘れてはいけません。できればそれぞれのファイルについて閲覧はもちろん編集、コピーに印刷さらには保存までを行う上でアクセスを制限することがおすすめ。

権限がある人を除いてはそのファイルを使うことができなくなりますから、USBメモリのセキュリティ水準も引き上げられます。さらに利用期限、利用期間といったものも定めておけばより安心です。特に社内外を問わず不特定多数の人数が同一のファイルをUSBメモリで共有することになるケースでは、データのセキュリティを十分なものにしておかなければなりません。

そのほか、専用のソフトウェアを活用することなどもデータのセキュリティ対策として効果的。個別の機能はソフトごとで違っていますから、シチュエーションに合わせて使用するようにしましょう。

安心のために…USBメモリ用のセキュリティソフト

USBメモリ用のセキュリティソフトには、フリーソフトとして頒布されているものが少なくありません。こういったものは、ダウンロードしてパソコン上へインストールすればすぐ使うことができるようになります。ただ、無償提供ということで機能が簡易的なものになっているケースも。

USBメモリに保存することのできるデータの容量が大きいなどの場合には、対応不可となることもあり得ます。フリーソフトが適していなければ、有償のソフトウェアであっても積極的に活用したいところです。なお、USBメモリ用のセキュリティソフトをダウンロードするにあたってはあらかじめパソコンのOSやバージョンなどを確認しておきましょう。

このようなソフトには大体、Windows版とMacintosh版があります。USBメモリ用のセキュリティソフトとしては「USBdriveSecureTool」、「USBENC Lite」などがよく使われています。基本的な利用は無料で、有料版へアップグレードすることによって用いることのできる機能が多くなりますからおすすめです。

オーバーすぎるということはない?

USBメモリに関してセキュリティを高めることについて、オーバーすぎるということは決してありません。ここのところ、企業からの情報漏洩は非常に深刻な事態となっています。セキュリティには万全を期しているイメージが強い大手の企業においても、ニュースでその名前が挙げられることは珍しくなくなりました。

もはや各個でビッグデータを管理することは困難であるのですが、USBメモリという単位のセキュリティ管理であればある程度の知識さえあれば誰でも行うことのできるもの。最近は、非正規雇用のスタッフでもデータを扱う機会が多くなっています。ですからオフィスの中にとどまらず、USBメモリのセキュリティはしっかりしたものにしておかなければなりません。

USBメモリをロックすることはもちろん、アクセスに関しても制限しておきたいところです。そのほかUSBメモリを持ち出すにあたり、いつ誰が持ち出して返却したといったように記録として残すことも一手となるでしょう。


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