ヌメ革財布の人気は、エイジングですね。ヌメ革を育てるという楽しみは、自分自身を財布と共に成長させるような共感性でしょう。エイジングで生まれる風合いや味わい深さを楽しんでください。今回は、エイジングについてと、ヌメ革財布の人気ブランドをご紹介します。

ヌメ革財布でおすすめは?人気ブランドや風合い・エイジングの楽しみ方

目次

  1. ヌメ革ってどんな皮がご存知?
  2. 財布の種類は大きく分けて3つ
  3. ヌメ革財布の魅力は「エイジング」
  4. ①手に入りにくい人気ブランド「ココマイスター」の財布
  5. ②丈夫なヌメ革財布のブランドが東京「ヘルツ」
  6. ③イタリアの人気ブランド財布と言えば「イル ビゾンテ」
  7. ④日本のヌメ革ブランド「土屋鞄製作所」の財布
  8. ⑤質実剛健なドイツのヌメ革財布「ブリー」
  9. ヌメ革のお手入れ方法とは?
  10. ヌメ革財布の特徴とブランドのまとめ

ヌメ革ってどんな皮がご存知?

「ヌメ革」は、タンニンを使って牛皮をなめしただけで、特別な表面加工を行わないため、ナチュラルな風合いと素朴な手触りが特徴です。傷つきやすい皮ですが、丁寧な手入れをすることで長く使用でき、またその色の変化も愛着につながります。

新品は新品の良さがありますが、エイジング効果を楽しむのが「ヌメ革」の喜びでもあります。経年は決して劣化ではなく、味わいを醸し出すこと。それがエイジングを楽しむことで、ヌメ革のおすすめポイントです。

ヌメ革は、日光浴でもその顔に変化が見られますよ。まるで人間と同じですね。太陽を浴びることで、日々味わいのある飴色へと変化します。その様子はまるで日に焼けてつややかになっていき、健康的になるみたいです。

財布の種類は大きく分けて3つ

二つ折り財布

いまさらのようなお話で恐縮ですが、それぞれの使い勝手の良さがあります。こちらの二つ折り財布は、男性のズボンの後ろポケットや胸ポケットにすっぽりと収まりますね。また最近はカードが多いのでその収納にも適しています。

長財布

こちらは長財布というタイプで、小銭入れがあるものと無いものがあります。特に女性の場合ポイントカードを沢山お持ちかと思います。その場合には収納が沢山あると便利です。ただしパンパンになったお財布はちょっと悲しいですね。

小銭入れ

小銭入れを別に持たれる方は、財布が膨らむのが嫌だという理由がありますね。札入れタイプやマネークリップでお札を持たれる人に必要なセカンド財布です。小銭入れにもいろいろあります。お財布もファッションとしてコーディネイトしてくださいね。

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ヌメ革財布の魅力は「エイジング」

そもそも「エイジング」ってご存知でしょうか?聞いたことはあっても分からない方もいらっしゃるのでは。エイジングとは、革の色(状態)が経年変化する事を言います。俗に言う「いい味が出る」ことです。上の画像は購入時で、下の画像は時が経過してエイジングが進んだ状態です。

エイジングの経過

今回は「エイジング」をバッグを見本にお見せします。まず購入したてで新品の時というのは、真っさらなヌメ革でまるで生まれたての赤ちゃんのような、何も汚れていないイメージの皮ですね。さて、ここからの育児が楽しみな段階です。

人間には時間と経験を積み重ねながら育っていくように、このバッグも持ち主と共に苦楽を共にしてきたという、哀愁との思いが、この色合いを生み出していくのです。もちろん手入れは必須ですので、最後のコーナーに掲載します。

この一年間を追う変化は凄いですね。とってもわかりやすい動画で製作され、まるで一個の成長記録といった感動すら覚えます。このように日を追うごとに変化するヌメ革には、本当に愛着を感じられるのでおすすめです。

長く愛して欲しいのが「ヌメ革」です。ファッションはコーディネートで様々に変化できます。財布のコーディネートは、そのお手入れ次第で決まるものと言っても過言ではありません。どうぞ愛着のある色合いまで育ててくださいね。

①手に入りにくい人気ブランド「ココマイスター」の財布

2011年に創立し、目覚ましい急成長を遂げ続ける日本のブランドです。そのココマイスターのブランドコンセプトは、高品質の原材料の革は欧州から、技術は最高技術の日本職人をと、両者を組み合わせるところから生み出されています。

その手触り感がエイジングを重ねればとても柔らかくなります。この質感が特に本物志向の人には、人気があるのがうなずけますね。特にスーツにコーディネートしやすいようにシンプルなデザインで、上品さも兼ね備えているのでおすすめです。

ココマイスターは内部にまでヌメ革が使用されているものが多く、しっとりとした風合いと楽しみがあります。二つ折りの財布も、表側の箇所だけではなく内部までエイジングを楽しめるため、なお一層の愛着がわくことでしょう!

ヌメ革の黒カラーはオトナの男をイメージさせ、またビジネスの場面でも、アフターの場面でもどんなコーディネートにもマッチします。本物志向で一生涯使えるこだわりの財布ですが、職人の手作り生産ですので、手に入れるのが難しいとまで言われます。

②丈夫なヌメ革財布のブランドが東京「ヘルツ」

ヘルツは1973年に東京で創業した「丈夫で長く使える」手作り革鞄工房です。いつの時代も流行に左右されない、味わいのある革製品は400型以上で、定番の二つ折り財布から長財布、小銭入れと生産され続けています。

ヘルツスタッフが四年以上愛用のカードケースです。画像の右側が新品ですが、左側の画像はエイジング効果により、深い色合いとなっていますね。自分自身で作り上げる楽しみと、そしていとおしささえ感じますね。

使用歴が4年半のレッドの長財布です。月1回必ずラパナーでお手入れしているため、艶もしっとり感も最高ですね。(ラパナーとはヘルツで使用されている、メンテナンスオイルのこと)このタイプは収納が豊富で、カード類も沢山治まります。

ヘルツのヌメ革作業工程

様々な皮がぐるぐると巻かれ、それぞれに分類されている皮のマンションようです。この中から最適と思われる皮を選び出すことが最初の作業で、ヌメ皮製品の制作が始まります。作る製品に一番適した皮選びの目も、職人に必要な要素です。次にそれを裁断するのでした。

型紙をヌメ革の上に置いていくのですが、まるでパズルのようですね。簡単なようですが、出来るだけ無駄なく最適な配置に置く、その置き方にも経験と思考が必要でこの作業も職人の経験がものをいう場面です。

そして、いよいよ縫製過程になります。一針一針寸分の狂いもなく縫い進めるのは、熟練の職人技です。一目も狂うことなく、縫い間違いが許されない大切な作業です。一旦針を落としたら修正できません。どこにも手を抜けない作業は息が詰まるような真剣勝負ですね。

修理可能!

長年愛用しているうちには、どんなにメンテナンスしていても、どうしても修理が必要になることがあります。ヘルツでは、修理も行っています。愛着のある財布などは、手放しがたいものです。これもおすすめ理由です。

③イタリアの人気ブランド財布と言えば「イル ビゾンテ」

1970年イタリアのフィレンツェに「バッファロー」マークの革製品工房として創業したのがイル ビゾンテです。革職人がハンドメイドで作る品々は、使うほどに深い色合いと柔軟さが増し、革製品のイタリアでも評価の高い人気ブランドです。

ヌメ革の「マネークリップ」をこれから育成開始ですね。しっくりと馴染むヌメ革ですが、エイジング効果を眺める楽しみのためにも、お手入れは必須です。マネークリップならそんなお手入れも簡単ですから、マネーククリップはエイジング初心者にはおすすめですよ。

お財布は常に携帯するものです。シャツとパンツのコーディネートをするのとは違い、普通は常に同じものを持ち持ち歩くものです。だからこそ、どんなコーディネートにもマッチする、そんな本物を選びたいものですね。

色が変わっていくのを楽しむというヌメ革ですが、オイルなどで手入れしなくても経年による日焼けなどでもエイジング効果は見られます。あなたが洗いざらしのファッションでコーディネートするおしゃれのようですね。

ヌメ革というと、ナチュラルなカラーだけかと思われがちですが、赤、青、ミドリ、黄色といろいろありコーディネートも楽しめます。そしてそのどんな色もほとんどが、茶色っぽくエイジングします。明るいカラーはよりハッキリとした違いが出ますので、カラー製品もおすすめします。

④日本のヌメ革ブランド「土屋鞄製作所」の財布

1965年に「ランドセル」作りから始まったブランドです。世代を超えて「メイドインジャパン」の技術を、次の世代にもつなぐことでさらに品質向上させ、日本のものつくりの素晴らしさを世界に発信するということが、土屋鞄のポリシーです。

土屋鞄のおすすめ財布として「がま口」があります。パカット大きく開くので小銭も取り出しやすく、本当に使い勝手がいいと人気の一品です。普段使いに便利だということで、特に女性の支持が高いお財布です。勿論お札も入ります。

小銭入れはがま口タイプ、そして反対側には札入れや、カード類が収納できるという優れもののお財布です。外側のみならず、内側まで丁寧な作りは、やはり土屋鞄ならではの技術があるからですね。愛用者はずっと同じタイプを使いつ続けられているようですよ。

小銭入れと言えば、小さいものですね。でもこの小銭入れはそれだけではなく、多機能な作りとなっていてお札も入る仕掛けです。手ぶらでちょっと出かける際にも、ジーンズのポケットに収まりますからコーディネートを崩しません。

シンプルで丈夫な革財布が「ヌメ革Lファスナー」です。使い込むと柔軟になり、味わいの色艶あるエイジングを実感できます。L字型ファスナーはヌメ革財布のアクセントのとして、さりげなく光ります。愛着を感じるお財布ですね。

「土屋鞄製造所」という看板は、伊達ではありません。確かに修理は有償ということですが、もし糸のほつれなど気になる場合は相談してみてください。ひょっとしたら、無料の場合もあるそうですよ。ずっと使いたい愛用の品をどうぞ大切にしてくださいね。

⑤質実剛健なドイツのヌメ革財布「ブリー」

1970年ドイツに創立されたブリーは、伝統的な信頼に裏打ちされただけではなく、現代的な感覚をももつ革製品のブランドです。ハッタリやごまかしの無い、素朴な優しさが質実剛健のドイツらしいブリーの世界観でしょう。

とにかく丈夫そうなのが、ブリーの魅力ではないでしょうか?このヌメ革のコインケースの、細やかな作業には、ブランドという名前にあぐらをかかない、純粋な使い手への配慮を感じますね。さて、これからは自分で育成です!

伝統的な革製品の有名ブランドですが、特に何の奇抜さもないデザインのシンプルさが、かえって凄い魅力でもありますね。小さく角に刻印された「BREE」に、素朴でナチュラルな魅力があります。どんな飴色に仕上がるのでしょうか?

ヌメ革のお手入れ方法とは?

ヌメ革は水に弱い性質がありますので、濡れないようにしてください。濡れることでシミや色落ち、カビの原因となる場合があります。事前に防水スプレーなどを使用し、濡れたらすぐにふき取りましょう。

半年以上何もケアしないと、革の表面が乾燥し粉を吹いた状態になることもあります。その場合はオイルケアで油脂を補ってあげましょう。定期的なケア(月に1・2回程度)をされるのが望ましいので、気が付いた時には行ってください。

オイルケアには様々なクリームなどが販売されています。私たちの日常でも、スキンケア用品はいろんな好みがありますね。それぞれのブランドのおすすめもありますので、購入の際にお尋ねされることをおすすめします。

ホースブラシと、塗り込むための布、そして乾拭き用の布、そしてオイルクリームのご用意をしてください。でも、そんなに難しく考えず、普段は乾拭き程度で十分だそうですので、愛着を持ってお手入れしてあげてくださいね。

ヌメ革財布の特徴とブランドのまとめ

ヌメ革の魅力をお伝えしてきましたが、特にお財布は常に持つものです。エイジング効果がより分かり、あなたの愛着がますはずです。様々なコーディネートを楽しむように、日々変化するヌメ革のエイジングの楽しさもおすすめします。


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