最近健康志向の方も増えてきて野菜やビタミンについても注目が集まっています。その中で意外と知らない野菜ジュースのカロリーとはどのくらいかご存知でしょうか?野菜ジュースのカロリーもそうですが実はあまり健康的ではない飲み物なのです。詳しく解説していきましょう!

目次
野菜ジュースのカロリーは?高い?
まず、野菜ジュースって何が含まれているの?カロリーは?
皆さんはよく目にするであろう売り文句の「一日分の野菜が取れる!」と記載のある野菜ジュースをよく目にしたことがあると思います。
健康を維持するには成人1日当たり350g以上の野菜を取ることを推奨しているのですが、その数字を基に、1日に必要な野菜350g分を計算上、入れたということであって、野菜350gを取った場合の栄養素が入っているわけではないのです。ですので、先に断言しておきますが野菜ジュースでは健康にはなれません。
栄養素がない野菜ジュースを飲んでも気休めにしかならないのですし、そこにあるのは飲んだ人の“満足感”だけです。そして特に『濃縮還元』タイプのものは、栄養素がほとんどありません。その割りに糖質(糖分)の値が高い、そして何より野菜ジュースは栄養素に対して野菜ジュース全体のカロリーが高いのです。
野菜ジュースのカロリーとは?
野菜ジュースのほとんどは200mlパックに入っているものが多いですから、1本飲むと60キロカロリーくらいの摂取量となります。しかしこれは市販のスポーツドリンクなどと比べるとかなり多めなんです。
そして何よりも、健康によくないのが糖質や糖分が多く含まれカロリーの高い野菜ジュースが多く出回っていることです。物によりますが、200mlの野菜ジュースには約15gの糖分や糖質が含まれているそうです。
あまりこれを聞いてピンと来る方は少ないかもしれませんが、大匙一杯15gなのでそれを野菜ジュースを作っているミキサーに入れて毎回飲んでいる感覚ですね。野菜ジュースの糖質や糖分、カロリーがいかに高いかをイメージできたでしょうか?
カロリーよりも、気にするべき野菜ジュースの栄養素
上記でご説明した、野菜ジュースに含まれる糖質などによって高くなったカロリーについてお話しました。では、糖質とは取りすぎると身体にどんな影響を与えるのでしょうか?
野菜ジュースのカロリーより糖質が危ない
野菜ジュースの糖質=糖尿病とイメージする方も多いと思いますが、糖尿病よりも怖い病があります。自覚症状がなく突然発症する病気。それは、塩分や糖質の取りすぎから血管を血中の糖質が傷をつけコレステロールがそれをふさごうと集まり、塩分によってどろどろになった血液がそこに詰まることによって発症する、脳卒中や心筋梗塞などの病のほうが怖いのです。
野菜ジュースを選ぶ際はカロリーだけを気にするのではなく、含まれている栄養素の順番にも目を向けてください。野菜ジュースだからといって、カロリーは低くはありません。野菜ジュースは野菜だからカロリーが少ないなんてことはないのです。
野菜ジュースの栄養はほとんどない?
野菜ジュースはカロリーが高いのに栄養価は低い
野菜ジュースを作る過程で、ほとんどの野菜が熱処理され半分以下の大きさに圧縮され冷凍されます。その際に細かく磨り潰され食物繊維がばらばらになってしまいます。
野菜に含まれる食物繊維やほとんどのビタミンは熱や冷凍に弱いので野菜ジュースを作る過程でなくなってしまうのです。そして、野菜ジュースに記載の「食物繊維」のほとんどがばらばらであり水溶性食物繊維のため身体に摂取されても役目を果たしません。
「濃縮還元」よいう表記があるものは、上記でご説明した作り方をしているものがほとんどです。それを、水で薄めカロリーの高い野菜ジュースとしてが世の中に販売されているのです。こんな作り方をしていたら、添加物や保存料でカロリーが高い野菜ジュースが出来るのも無理はありませんよね。
野菜ジュースに含まれる「食物繊維」
野菜ジュースに表記されている、食物繊維はほとんどが水溶性食物繊維です。食物繊維には、不溶性と水溶性があるのですが不溶性が多いとどろどろとして飲みにくいものになってしまうため、野菜ジュースには水溶性食物繊維が使われています。しかし、ばらばらに磨り潰された食物繊維の野菜ジュースでは何の意味もないのです。
人が一日に必要な食物繊維と役割
食物繊維の推奨摂取量は1日20~25gと言われています。これは、生のキャベツ1kg(約1玉)食べても推奨量には達しません。(キャベツ100g当たりの食物繊維:1.8g)食物繊維の摂取においておすすめなのが『ごぼう』です。(ごぼう100g当たりの食物繊維:6.1g、水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=2:3)なので、カロリーの高い野菜ジュースよりも効率がいいです。
食物繊維とは、もともと帯びのように長い紐のようなものでそれが水溶性であれば水を多く含み腸内環境を正常にしてくれる掃除機のような役割を持っています。ころころと腸内を長い繊維が転がり掃除をしてくれるのです。しかし、これが野菜ジュースを作る過程でばらばらにされる為、食物繊維としての役割を果たせないのです。
野菜ジュースとそのカロリーや添加物のまとめ
野菜ジュースを本当の意味の野菜ジュースとして捉えてはいけない事に気づいていただけましたか?カロリーも高いのですが、手軽に飲めてしまう分野菜ジュースの本来のカロリーに気づかない方も多いと思います。カロリーを感じさせず野菜ジュース=「カロリーが低く健康」という企業の戦略ですから本来の野菜ジュースのカロリーに気づかないのも無理はないですね。
最近の野菜ジュース
KAGOMEの野菜ジュース、糖質オフなだけあって甘くなかった! pic.twitter.com/WUn8tyoglA
— みさみさみ (@missa05141007) June 26, 2017
最近では、野菜ジュースのカロリーを気にしている方や糖質制限ダイエットなんかを実践されている方向けの野菜ジュースなんかも発売されているようです。カロリーも通常のものより低くなっているようですが、まず野菜ジュースのカロリーを下げられる時点でおかしい話ですよね。本気で健康を意識するなら、カロリーの低いコールドプレスジュースがお勧めであると思います。
最後に、本気で健康意識ならコールドプレスジュース
本気で、カロリーや栄養素を気にしている方ならコールドプレスジュースがおすすめです。野菜しか使っておらず賞味期限がその日しか持たない野菜ジュースなのです。カロリーを低く、カロリー以前にお水が一滴も使われておらず野菜だけの水分なのです。
野菜ジュースのカロリーに縛られず、カロリーをコントロールする飲み物
その日のコンディションによって、さまざまな種類が選べるのがコールドプレスジュースです。初めて飲む方はかなり青臭かったりするのできついと思います。しかし、本来のカロリーでなおかつダイエットでカロリーに加え一日の栄養素も意識している方にはお勧めです。
口うるさく、カロリーカロリーといっていますが飲むと利尿作用がすごく水が入っていないため喉が渇きます。そのため、一日の必要な水分量(成人なら2リットル)を簡単にクリアでき水分をたくさん取ることでデトックス効果が発生し代謝があがるため必然的にカロリー消費量が増えます。ダイエットはカロリーとの戦いですが、そのカロリーとの戦いを制するには工夫が必要です。
効率よくカロリーを消費する手助けをし、なおかつ健康にいい効率的な飲み物であるコールドプレスジュースについて調べることから始めてみるのも良いかもしれませんね。
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