スマートカジュアルとは、男性にとって特別に難しいものではありません。基本の着こなしを押さえておけば、公の場で恥ずかしい思いをすることもないでしょう。男性のスマートカジュアルとは、うってつけのコーディネート例はどのようなものか徹底解説します!

スマートカジュアルとは?男性の基本コーディネート例まとめ!

目次

  1. ドレスコードに気をつけて!
  2. 難しく考えなくてもOK!男性向けのスマートカジュアルとは?
  3. スーツスタイルとは違うの?男性のスマートカジュアルの基本
  4. スマートカジュアルとはアウターが決め手?男性ならではの着こなし例
  5. インナーとは男性のスマートカジュアルでどんな位置付けになるの?
  6. 男性のスマートカジュアルに適した靴とは?
  7. アラフォー男性にとってスマートカジュアルが悩みの種?
  8. 迷いとは無縁?スマートカジュアルにはアメリカ男性のファッションを参考に?
  9. 男性でもアリ?スマートカジュアルでのアフタヌーンティーとは?
  10. 自分なりのスタイルとは?

ドレスコードに気をつけて!

パーティなどのイベント、またレストランなど特定のお店では「ドレスコード」というものを設けている場合があります。ドレスコードとは、端的に言うと服装に関する指定。つまりイベントの主催者やお店の側で服装に制限を設けていて、その指定に沿ったコーディネートで出かけなければ参加したり入れてもらったりすることができないのです。

そのもっとも大ざっぱな分け方は、フォーマルとカジュアル。これはざっくり「公的」なファッション、「私的」なファッションというイメージになるのではないでしょうか。

フォーマルでも、そこからもう少し格の落ちるセミフォーマルというものがあります。言ってみればそのほかのファッションはすべてカジュアルということになるのですが、その中に「スマートカジュアル」や「ビジネスカジュアル」といった区分があることで難しい印象になるのかもしれません。

難しく考えなくてもOK!男性向けのスマートカジュアルとは?

スマートカジュアルとは、考え方としては「カジュアルで良いもののそこまでラフすぎないもの」といったイメージ。実は厳密に突き詰めると、絶対にこうあるべきというスマートカジュアルの完全な定義はまだ定まっていません。

男性についてよく聞かれる例では基本的にTシャツ、短パンのスタイルですとカジュアルすぎてNGという話があります。ポロシャツは、場合によって認められないことも。加えて、ジーンズも良くないとされています。

その選択肢を排除したものがスマートカジュアルであると考えると男性では上が襟のついたシャツにジャケットないしブレザー、下がチノパンやスラックスといったところでしょうか。スマートカジュアルの着こなしについては、スーツスタイルほど力を入れたものにする必要はありません。

スーツスタイルとは違うの?男性のスマートカジュアルの基本

そもそもドレスコードとは、場の雰囲気が壊れてしまわないように設けられているもの。ですからスマートカジュアルの指定に対して男性にとってよりフォーマルなスーツスタイルをして行くことも、基本的にはNGとなりません。

と言ってもスマートカジュアルの着こなしを考える上で、持っている別々のスーツを上下で組み合わせるという考え方は良くありません。スーツの各アイテムは、あくまでもセットとなっているスーツスタイルでベストな組み合わせになるものであるのです。

それと、男性のスマートカジュアルに関してはネクタイをどうするかという問題も。スマートカジュアルでは基本的にノーネクタイで問題ないのですが、例えばコーディネートしてみて胸元部分がだらしなく見えるようであればアクセントとしてネクタイを加えても良いでしょう。

スマートカジュアルとはアウターが決め手?男性ならではの着こなし例

男性がスマートカジュアルのコーディネートをしていて、まず目に入ってくるものといえばアウターです。男性であればジャケットスタイルがスマートカジュアルのアウターとして代表的なものであり、スーツのジャケットとは差別化されたテーラードジャケットが定番。

カラーリングから形までがよりカジュアルになっていますから、カーゴパンツなどのボトムスと合わせた着こなし例が幅広いものになっています。男性のドレスコードとしてスマートカジュアルが指定されているときには、上質な生地で仕立てもしっかりしているジャケットがポイントになります。

カラーは無難なグレーや紺色で問題なく、素材は麻やウールなどが良いでしょう。カーディガンなどのように気軽に身につける習慣をつけておけば、スマートカジュアルが求められるときにもコーディネートしやすくなります。

インナーとは男性のスマートカジュアルでどんな位置付けになるの?

男性のスマートカジュアルについては、いくら全体が見えるアウターに気をつけていても例えばインナーがTシャツであると台無しになってしまいます。あくまでも、全体で統一感のある着こなしとならなければならないのです。

スマートカジュアルにおけるインナーの位置付けは難しいものではなく、男性ではスーツのジャケットと合わせるワイシャツのように襟がついているシャツであれば問題はありません。ただ、色合いや生地などについてはスマートカジュアルですともっとカジュアルなドレスシャツが良いでしょう。

ドレスシャツには襟の部分の開き方が70度から90度程度の角度になっているレギュラーカラーのほか90度程度のセミワイドスプレッドカラーや100度以上になるワイドスプレッドカラー、丸型になっているラウンドカラーといったものも。スマートカジュアルの着こなしに自信がなければ、レギュラーカラーが無難です。

男性のスマートカジュアルに適した靴とは?

実はよくある例として、スマートカジュアルの基本的な着こなしは押さえているものの足元への配慮が足りていないケースもあります。せっかく意識してコーディネートしても、靴までがしっかり合っていなければ「全体」は完成しません。

スマートカジュアルですと、男性ではスニーカーではなく革靴などのビジネスシューズであれば基本的に問題ありません。ただもう少しカジュアルにしたいということであれば、スエード素材のローファーもおすすめです。ローファーは元々パンツに合わせやすく、履くときにも手間がかかりません。

素材については暑い時期ですと革では蒸れの心配がありますから、天気によって履き分けることも良いでしょう。色合いはスマートカジュアルと考えれば革靴ですと黒系が無難で、ローファーについてはネイビーやベージュなども落ち着いた印象になります。

アラフォー男性にとってスマートカジュアルが悩みの種?

男性については以前ですと「仕事人間」が良しとされるような風潮もありましたが、各企業には社員の人間らしく生活する権利へ配慮して職場環境を整えることが求められるようになりました。そこで近年は、休日が多く設けられるようになるなど労働環境の改善が進んでいます。

ところが仕事ばかりしてきたアラフォー世代の男性は、その休日をどのようなファッションで過ごせば良いかが悩みの種になっているのです。あまりにラフすぎるスタイルにするほど若くはなく、それではスマートカジュアルはどうかということに。

ちょうど男性として落ち着いた雰囲気が出る頃合いですから、スマートカジュアルを着こなせばおしゃれ感もぐっと高まります。基本の「ジャケパンスタイル」を押さえて、少なめのカラーでまとめておけば違和感はなく心配することもありません。

迷いとは無縁?スマートカジュアルにはアメリカ男性のファッションを参考に?

スマートカジュアルの基本について知識が得られても、実際にどのようなアイテムを合わせれば良いかという具体的な部分でつまづいてしまうことがあります。そんなときは話が飛躍しますが、アメリカ人男性のファッションを着こなし例として参考にしましょう。

そもそも「スマートカジュアル」という言葉自体、アメリカが発祥であるとされているのです。またジャケットにしてもブレザーにしても海外で生まれたものであり、アメリカでも古くから日常のファッションに取り入れられてきました。

男の子たちも小さなうちから教会のミサへ出かけるときにブレザーを着ていて、そういったスタイルにまったく抵抗がないと言います。言ってみれば、スマートカジュアルが自然に定着しているというわけです。肩肘を張らないスタイルとして、真似てみても良いかもしれません。

男性でもアリ?スマートカジュアルでのアフタヌーンティーとは?

昼下がりにホテルなどでアフタヌーンティーのひとときを過ごすといえば、女性ならではの楽しみというように思われます。ですがそのようなことはなく、「草食系男性」が増えているとされる昨今では男性も必ずしも休日をアクティブな趣味にばかり費やしているわけではありません。

男性がアフタヌーンティーを楽しんでも、まったくおかしなことはないのです。ただ、そこでドレスコードとしてスマートカジュアルを指定している場所が多いため注意しなければなりません。とは言ってもせっかくの休日ですから、ネクタイを締めるなどまでする必要はないでしょう。

スマートカジュアルでもカジュアルよりの装いで、リラックスしたコーディネートがおすすめです。高級ホテルなどですと、非日常的な時間を過ごしてリフレッシュすることもできるでしょう。

自分なりのスタイルとは?

「スマートカジュアル」という言葉にとらわれすぎて、雑誌やウェブサイトなどの着こなしをそのまま取り入れる人もいます。ただ、そのコーディネートが絶対に似合っているとは限りません。顔のつくりや体型などによっても、人それぞれで適した着合わせというものは違っています。

スマートカジュアルを意識することに慣れていなければ、ショップでスタッフの人に見立ててもらっても良いでしょう。あくまでもドレスコードですから、基本のスタイルを頭に入れておけば最低限その場で迷惑をかけることにはなりません。

それを押さえた上で、着こなし方や小物類などを工夫すればオリジナリティのあるおしゃれになるでしょう。ドレスコードに従うことはマナーでもありますから、たしなみとしてスマートカジュアルの心得を持つことから始めましょう!


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