車好きの人で外国メーカー車にあごがれる人は多いでしょう。外車の中で特にドイツ車は人気があります。エントリーモデルから高級モデルと様々なグレードがあります。ここではドイツ車メーカーの特徴と人気&おすすめメーカーを紹介します。

目次
ドイツ車メーカーの特徴とは
ドイツ車の特徴として頑丈というイメージが1番に思い浮かびます。ドイツには速度無制限の高速道路アウトバーンが通っています。アウトバーンを走行する時の時速は180㎞以上出して走ります。ドイツ車のスピードメーターが時速200㎞以上まで設定されているのはその為です。アウトバーンに対応できるボディ剛性や足回りなどを高いレベルにする必要があるのです。
日本車に比べてドイツ車は内装にお金をかけています。ドイツでは同じ車を10年以上乗り続けるのが一般的です。日本車はコストダウンを徹底的に行うため大衆車の内装は安価なイメージになります。日本の車の乗り換えは約7年程度といわれています。長い年数で乗ることを考えたドイツ車の内装はお金をかけて造られているのです。
日本にとってのドイツ車メーカー
2016年度の海外メーカー別新車登録数のうちドイツ車が7割近くを占めています。海外メーカー別の内訳として1位メルセデス・ベンツ、2位BMW、3位フォルクスワーゲンとドイツ3大メーカーがTOP3を占め4位アウディと5位ミニとドイツ車が上位を独占しています。日本人にはドイツ車を愛用している人が多いのです。
ドイツ車が日本人にここまで愛される理由には信頼性を追求した結果にあります。そこには輸入車販売業のヤナセの存在があります。ヤナセは日本人の消費行動を研究し配慮に満ちた営業戦略を展開しました。その営業戦略が日本人のドイツ車志向に影響を及ぼしました。また、BMWはメーカー自らが保証を行う中古車認定制度の導入がドイツ車への信頼を強めています。
日本でドイツ車といえば
人気&おすすめドイツ車メーカー一覧①メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツはダイムラー・ベンツ社が展開するブランドで世界でも最も古い自動車会社と言われています。メルセデス・ベンツは日本だけでなく世界中で高級車自動車メーカーとして有名です。ダイムラー・ベンツ社は安全性に特に力を入れており今では標準装備のABSやエアーバックなどを最初に開発しました。
ボディは落ち着いた高級感に内装は上質でインパネやメーター周りはウッドパネルが使われる事が多いです。エンジンの排気量も1400㏄以上で過給器を組み合わせゆとりを持った走りが出来ます。シャーシも高い剛性を持つので快適な操作性を実現しています。
日本で1番売れているメルセデス・ベンツの車種はスモールセダンのCクラスです。Cクラスは他クラスに比べボディが小さめに作られていて車体の大きさを把握しやすくなっています。ベンツが持っているデザインの哲学が活かされているので上質なデザインになっています。
メルセデス・ベンツ Cクラス セダン
— 世界の高級車☆ (@highclasscars01) May 23, 2017
日本で1番売れてる車種だとか
昔はCクラスを小ベンツなんて言う人もいたけど、何と恐れ多い。#気に入ったらフォローとRTよろしく pic.twitter.com/nWcydmIvP5
他にミドルセダンのEクラス、最高級セダンのSクラス、エントリーモデルのAクラスなどラインナップは多いです。やはり外車を選ぶ時には必ず候補に挙がるドイツ車メーカーのメルセデス・ベンツです。
メルセデス・ベンツを双璧を成す
人気&おすすめドイツ車メーカー一覧②BMW
メルセデス・ベンツとライバル関係にあるBMWです。車種のラインナップを見てもボディサイズ、エンジン性能や価格に至るまで互いを意識した設定になっています。両社の違いとしては、メルセデス・ベンツは駆動方式としてFR方式の他にFF方式や4WD方式の車種もラインナップしていますがBMWは操縦性優先の考えからSUVを除けばFR方式中心のラインナップになっています。
他に運転支援システムに対する取り組みにも違いがあります。メルセデス・ベンツは衝突被害軽減ブレーキを始めとする運転支援システムを積極的に採用しているのに対しBMWは導入にはそれ程積極的ではありません。
日本で1番売れているBMWの車種はメルセデス・ベンツと同じくスモールセダンの3シリーズです。両社ともクリーンディーゼルの設定はありますがBMWのみハイブリットの設定があります。3シリーズは前幅1800㎜と窮屈さを感じさせずに運転や駐車場で悩む事がありません。安定感がありコーナーの挙動も軽快です。走りと実用性を兼ね備えているので人気の車種です。
通勤用にセカンドカー買いました。BMW 5シリーズのE60買いました😀
— ろどうし @宮城県産!JLTD2 (@rodoushi) May 22, 2017
ロードスターはメインです💚 pic.twitter.com/4RQpBH6bC2
BMWのラインナップはメルセデス・ベンツと競合させている車種が多くエントリーモデルから最高級セダン、SUVなどそろっています。BMWは操作性と走りの楽しさをメルセデス・ベンツは走行安定性や安全性を追求しているという特徴があるのでドイツ車メーカーユーザーの住み分けが出来ているようです。
日本でも愛されるドイツの大衆車
人気&おすすめドイツ車メーカー一覧③フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンとは大衆車という意味です。アドルフ・ヒトラーの命により1934年に「ドイツ国民みんなが乗れる小型自動車を作ろう」という構想で設立されたメーカーです。フォルクスワーゲンが製造したタイプ1は世界最多台数となる記録を打ち立てた伝説的な車です。
フォルクスワーゲンのデザインはベーシックな物が多く飽きがこないと言われています。大衆向けとしてドイツ車の中では安価なモデルが多いですが内装は必要な物だけをしっかりと装備していて無駄がありません。また、大衆車として街乗りを想定していますが小排気量モデルでもドイツ車特有のアウトバーンでの走行を想定しているので十分な走行性能を持っています。
日本で1番売れているフォルクスワーゲンの車種はゴルフです。日本だけでなく世界的にも人気ジャンルのコンパクトカーでくせがないすっきりしたデザインにパワーとエコを両立したエンジンが特徴です。フォルクスワーゲンにはゴルフと同じコンパクトカーにポロがあります。ゴルフに比べてよりコンパクトになった車種で利便性と操作性から女性が乗っているのをよく見ます。
丸ライトのフォルクスワーゲン ポロかわいい pic.twitter.com/zT61SpGZAG
— 黙劇 (@moku_geki) May 20, 2017
フォルクスワーゲンは数年前に排ガス不正問題を起こしています。ディーゼルエンジンを載せた車の排ガス規制を逃れるために不正なソフトウェアを使っていたというものです。そんな問題を起こしても自動車世界販売台数のトップになっているので世界的なメーカーであるのは間違いないです。今後はこのような問題が起きないことを願います。
高級感あふれる内装
人気&おすすめドイツ車メーカー一覧④アウディ
アウディは1964年にフォルクスワーゲンの傘下になりフォルクスワーゲングループ内のプレミアムブランドとして位置づけられています。アウディは1980年代に入ると独自の4輪駆動システム「クワトロシステム」を開発します。アウディは短期間で成長しメルセデス・ベンツやBMWと肩を並べるプレミアムブランドになっています。
アウディは大きく口を開けたようなインパクトがあるシングルフレームグリルが特徴でその中にメーカーエンブレムである4連シルバーリングが際立つデザインです。従来はおとなしいボディデザインが多かったのですが最近は若者層をメインターゲットとしデザイン的にもメルセデス・ベンツやBMWに負けない押しの強いデザインを取り入れています。
落ち着きもあり、高貴な内装は高級感が漂います。走りを非常に重要視しているメーカーで非常に安定した走りとパワーのある走りを実現しています。
明日は天気良くなったら愛車クン綺麗にしなきゃな✨ pic.twitter.com/6jcjnGikXu
— Audi🍵Life♪( 'ω')و (@audi_a1_special) May 13, 2017
日本で1番売れているアウディの車種はA4です。A4はアウディの代表的なセダンでFFと4WDのラインナップがあります。走りだしの軽快さや加速後のハンドル動きに対する反応の早さが特徴です。
1959年から続く伝統デザイン
人気&おすすめドイツ車メーカー一覧⑤ミニ
今現在新車を提供しているミニはBMWが2001年に設立した自動車ブランドである。旧ミニはイギリスのBMCが生んだ大衆車で自動車としての必要最小限を形にした設計で当時は革命的といわれてました。BMWに移った現行車を大文字でMINI、以前の車を小文字でMiniや、Classic Miniなどと呼んでいます。
ミニにはハッチバック、ワゴン、SUV、クーペがあります。ハッチバックには3ドアと5ドア、コンバーチブルがラインアップされ、ワゴンには後部座席とラゲージルームを拡張したクラブマンがあります。SUVはクロスオーバーとペースマンという背の高いボディが大柄な車種がラインアップされています。クーペは2シーターのスポーツモデルでクーペとロードスターがあります。
代車のクラブマンやばい。めちゃくちゃ良い。ボタン多すぎてわからない(笑)MINIって最高よね。 pic.twitter.com/BtNp0Wo6hm
— ☃︎❁︎ (@R53_MiniMini) May 8, 2017
ドイツ車のスポーツカーといえば
人気&おすすめドイツ車メーカー一覧⑥ポルシェ
高級スポーツカーの印象が強いポルシェです。フォルクスワーゲン・タイプ1を設計した技術者フェルディナント・ポルシェがデザイン事務所として設立された後に息子であるフェリー・ポルシェによって自動車メーカーとなりました。
ポルシェの代表的なスポーツカーといえば1963年から製造販売されている911です。空気抵抗を抑えた流線形のボディデザインに丸目ヘッドライトは初代より継承されています。現行車は7代目となる991型で軽量金属が多く使用されていて前型の997型より60kgの軽量化が図られています。
PICK UP: ポルシェ911(997)を撮影する角度について https://t.co/yUqtoVxkjR
— JUN MASUDA (@intensive911) May 12, 2017
ポルシェの内装はスポーツカーらしく握りやすいハンドルにフィットするシートが特徴です。ポルシェは元々アウトバーンでの連続走行等を想定している設計と車造りがされているので街乗りよりも高速走行が得意です。アクセルを少し踏み込むだけで迫力の加速をみせコーナーでのハンドリングや走行安定性は数ある自動車メーカーの中でもトップクラスです。
ドイツ車メーカーの信頼度
日本車は壊れにくく信頼性の高さには定評があります。同じく信頼性が高いのはドイツ車メーカーですが少し前はドイツ車は壊れやすいというイメージがありました。原因はドイツと日本の気候の差と交通状況の差にありました。ドイツは日本ほど暑くなくて渋滞が多くないのでエンジンの冷却にシビアにならなくてすんでいたのです。この差がオーバーヒートとして悩まされました。
そこでドイツ車メーカーは輸入業者と密接にコミュニケーションをとりどこがどのように壊れたのか詳細に調査を行いました。さらにドイツから開発チームがテストにきて日本の環境を実際に体験し、わずかの期間でオーバーヒート対策を施した日本仕様を開発してデリバリーしたのです。この迅速な対応が今のドイツ車メーカーの人気につながったのです。
ドイツ車の特徴と人気&おすすめメーカー一覧のまとめ
ドイツ車メーカーの特徴と人気&おすすめメーカーを紹介しましたが、セダンを選ぶならメルセデス・ベンツ、BMW、アウディになるでしょう。高級車ではなく普段の街乗りであればフォルクスワーゲン、個性を出すのにミニ、やっぱり車はスポーツならポルシェと各メーカー特徴ははっきりとしています。
やはり街中で目に留まる自動車メーカーはポルシェでしょうか。それでは、ドイツ車を購入する時に参考にしてみて下さい。
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