ヌメ革を知っていますか?使うごとにあめ色に変化していき、馴染んでいきます。でも、ヌメ革だから手入れが面倒と考えている方も多いかもしれません。ポイントを押さえて手入れをすればしっかりと使えます。基礎知識やメンテナンス商品を紹介していきます。

目次
ヌメ革とはどんな革?
ヌメ革はタンニンという植物を渋を使って表面加工をほとんど施さず仕上げた革です。雰囲気がよく、きちんとした手入れさえ行えば、長く使える特性があるので「革の中の革」と呼ばれています。上質な質感か風格があるので、一つは持ちたい製品です。
島の長てきなものパスケース
— 黒猫 Lether Works (@Leather_Kuronek) June 26, 2017
製作中(コバ処理の山に目を背けつつ)
今は肌色っぽい革ですが、経年変化で後ろに写ってる丸いやつみたいな深い飴色になります。
これは栃木レザーの洗いヌメ革です。
余り革で栞っぽいの作ったりしてます。#KuronekoWorks pic.twitter.com/H1iOkrjDBy
ヌメ革を手入れする前に特徴を見て行こう
使いこむほどに味が出て経年変化を楽しめる素材です。一つの製品を長い間使っていると、愛着も湧きますし、もっと使いこみたくなります。手入れや育て方を確かめる前に、特徴を見て行きましょう。
タフで丈夫!
ヌメ革は他の皮革に比べて繊維の目が詰まっているため非常に丈夫!さほど手入れをしなくても革自体が損傷することはないので安心して使えます。もちろん、しっかりとケアするほど、長く使えるのでおすすめです。
傷はつきやすいので注意!
表面加工がされていないので、革の表面に傷がつきやすいです。ケア用品などを使ってこまめに手入れして育てると、味わい深い表情になります。例え傷ができたとしても、それさえも味に見えてしまう不思議な革です。
手入れをすればヌメ革はどんどん味わい深くなる!
ヌメ革はタンニンなめしという加工がされているので、使う続けると革の繊維がほぐれてくったりとしてきます。また、使ううちに手の脂が染みこみ、日光などに照らされて艶が出てきます。どんなファッションのコーディネートにも合うおすすめの革です。
_再入荷https://t.co/1iHXrAwkt6
— FFC©︎ (@ffc_minamisenba) June 17, 2017
経年変化を存分に愉しめるヌメ革の所作Shosa。
こちらも各種再入荷しています!
LONG ¥20000_
SHORT ¥15000_
CARD ¥8000_ pic.twitter.com/jI6xqRWsfS
手入れをするとあめ色に変化する!
しっかりとケア用品をつかってメンテナンスをすれば、ファッションのコーディネートのポイントになるだけでなく、色合いがあめ色に変かし。唯一無二の存在になります。10年、20年と手入れしながら使っていきましょう。
個性があるから育てるのが楽しい
ヌメ革は表面加工がされていません。革の元となった動物の個性がそのまま残っています。動物が生きている時にできた傷や、血が通っていた痕などが味となり、本革の証と言えるのです。メンテナンス用品を使い、手入れを行いましょう。本物を使うと育てるのが楽しく愛着が湧きます。
おすすめの手入れ方法:日光浴
ヌメ革を手入れの方法として日光浴をさせると良いでしょう。太陽光を浴びると、革表面の温度が上がり、革の含むオイルをぐっと表面に浮かび上がらせることができます。まさに天然のオイルコーディングと言えます。天気の良いに日はぜひ試してみましょう。ファッションのコーディネートの幅が広がります。

ヌメ革を扱う上での注意点
非常にタフな革ですが、注意すべきポイントはあります。メンテナンス用品を使って手入れをする方法を学ぶ前に、まずは注意点をしっかりと把握しましょう。コーディネートの幅を広げるだけでなく、快適に革を扱えるようになります。
水濡れには注意しよう
ヌメ革の表面には加工がされていません。よって、水には特別弱いので注意が必要です。雨の日などは濡れないように配慮するとよいでしょう。また、おろしたて当初は水に濡れるとしみになりやすいので、最新の注意を払いましょう。

カビにも気をつけよう!
ついついメンテナンスを怠ると、起きやすいのがカビ。革はカビが生えやすい素材ですが、それなりに手入れを行っていれば、カビを恐れる心配はありません。但し、湿気の多い時期は注意が必要。湿度が高い場所に保管しておくとカビの原因になります。

ヌメ革の手入れについて学ぼう!
使いこむほどに味わい深くなるヌメ革。しっかりと手入れすれば、ファッションのコーディネートを広げるアイテムになるだけでなく、愛着が湧いてきます。使いこんでいくと手の油や革自体から出る油により、自然の保護膜ができます。手入れの方法について見ていきましょう。
いやはや、色々勉強になる良い機会でした。
— kitaura (@kitaurayouji) June 29, 2017
ヌメ革と最近良かったこと。 - 北浦耀司の制作室https://t.co/MaxWffEkNs pic.twitter.com/JVkpXSNzuC
ヌメ革製品を購入したらまずクリームを塗って手入れをしよう
ヌメ革の製品を購入したら、同時に革用のクリームも揃えることをおすすめします。革用クリームを塗ると、水シミや汚れに強くなり、手入れが楽になります。まっさらな状態で使うと汚れがつきやすく、傷みも発生しやすいので、クリームを使用されると良いです。

手入れには防水スプレーもおすすめ
しっかりとメンテナンスをしたい方は防水スプレーを使うとよいでしょう。使うことで革の保護にもつながりますし、大敵である水濡れに強くなります。ただ、通常の使い方をする分には、ここまで神経質にならなくても大丈夫です。多少荒く使う方が革としての味が出やすくなります。
ヌメ革の日頃の手入れの方法について
日ごろどういう手入れをするかは気になる点です。しかし、さほど神経質に考える必要はありません。普段の手入れの方法は乾いた布を使った乾拭きや、ブラッシングだけで十分です。特別高価なケア用品を買うこともないので、安心しましょう!
おすすめのケア用品としてブラシを利用しよう
メンテナンスとしてブラッシングをすると、汚れを落とすことができるのでおすすめです。特に購入してからしばらくの間は、クリームなどのケア用品を使ってメンテナンスするのではなく、ブラシの手入れが中心になります。おすすめのブラシを紹介しましょう。
おすすめの用品:馬毛のブラシ
革用のブラシは数多くあります。馬毛、豚毛、化繊の人工毛。ヌメ革でホコリや汚れなどを落とすのであれば「馬毛」のケア用品がおすすめです。適度な弾力があり、毛足が柔らかいため、普段のメンテナンスにぴったりです。ぜひ、購入されると良いでしょう。
豚毛のブラシは使い方に気をつけて
豚毛のブラシは硬く腰が強いのが特徴です。スエードやヌバックなどの皮革に適しています。ヌメ革にも使えないわけではありません。ただ、使う時は力加減に注意しましょう。力を与えすぎると、光沢が余計に出たり、傷をつける原因になります。
化繊のブラシは手入れに向いているの?
化繊のブラシは安価で使いやすいメリットがありますが、静電気を帯びやすく使い方によってはホコリをつけやすくしてしまいます。化繊のブラシしか持っていないのであれば仕方ないですが、なるべくなら天然毛のブラシを揃えた方が、後々役に立つのでおすすめです。
いままで馬毛・豚毛のブラシを使ってたけど、化繊も試してみようと思ってAmazonさんで注文してみた。 pic.twitter.com/81QYtDVBdz
— とひま (@tohima) April 30, 2017
ヌメ革をある程度使ったらクリームを購入しよう!
ヌメ革製品を購入後、1カ月くらいはブラッシング用品によるメンテナンスで十分です。しかし、ある程度の期間使ってくると、革の油分が足りなくなり、それを補う必要が出てきます。そこで登場するケア用品が「革用のクリームです」しっかりと使い方をマスターしましょう。
「いい靴を履くと、その靴がいい場所へ導いてくれる」とはイタリアの格言だそうです。6月18日は父の日。「靴のお手入れ道具」を贈ってみては?作り手の株式会社コロンブスさんに、革用クリームの秘密と靴を長持ちさせるコツを伺いました。https://t.co/lWqR2kMgQ6 pic.twitter.com/SSdP83sL3X
— さんち (@sunchi_official) June 3, 2017
おすすめのクリームは何?
革の表面がカサついてきたら、油分が足りなくなっている印です。クリームを使ってメンテナンスをすると、元通りのハリのある革に戻ります。そこで、おすすめのクリームについて紹介していきます。方法を把握し、艶やしっとり感など、自分好みに仕上がるケア用品を見つけましょう。
おすすめケア用品クリーム:コロニル1909
革のメンテナンス方法で迷ったらまずこのクリームを選びましょう。伸びが良く、浸透力のすごく良いので、初心者にも扱いやすいケア用品です。革を育てる上で大切な喜びに気づかせてくれます。まさにキングオブクリームと言えるでしょう。
おすすめケア用品クリーム:マスタングペースト
ヌメ側のメンテナンスだけでなく、革ジャンやブーツまで何でも使えるクリーム。それが「マスタングペースト」です。馬油100%なので、様々な場所に使えます。手の温度に溶けるくらいの繊細なクリームなので、1つ揃えておくと便利です。
おすすめケア用品クリーム:ラナパー
ドイツ生まれのケア用品です。革を育てるために重要なビーズワックス(蜜蝋)やホホバオイルをメインに使っているので、ヌメ革に使うと、適度な艶が出るのでおすすめです。また、抗菌作用やカビ防止と言う効果もあるので一石二鳥と言えます。
おすすめケア用品クリーム:コロンブス
コロンブス製品も質が高くておすすめです。艶だし成分が入っており、ヌメ革をしっかりと育ててくれます。光沢と滑らかさがあるので、ワンランク上のお手入れが可能です。きちんと手入れすれば、ファッションのコーディネートのポイントにもなってくれます。
おすすめケア用品クリーム:M.MOWBRAYデリケートクリーム
靴のケアをメインして作られていますが、ヌメ革の小物にも対応できます。使っているヌメ革製品のハリがなくなってきたら、少しつけてあげるだけで、光沢や艶を取り戻します。革を育てるためには大切です。
水濡れが気になるなら防水スプレーをしよう
ヌメ革は使っていくほどに味わい深くなり、コーディネートのアクセントになってくれます。但し、既に紹介した通り、水に弱い性質を持ちます。ある程度使っていくと、水で濡れてもシミが目立たなくなりますが、使い始めは防水スプレーをしておくと綺麗に保てます。
おすすめはコロニーのウォーターストップ
クリームのケア用品でも紹介した「コロニー」ですが、質の良い防水スプレーも販売しています。その名も「ウォーターストップ」。ヌメ革にも使用できる万能タイプの防水スプレーです。これを使えば雨の日でも心配なくレザー用品を使えます。
まとめ:ヌメ革の製品を長く使うために
ヌメ革の特徴やお手入れ方法、そしておすすめのケア用品を見てきました。きちんと手入れをすれば、コーディネートのアクセントになるだけでなく、飴色に変化し愛着が増していきます。まずは財布など手に入れやすいアイテムから取り入れていくと、無理なくコーディネートできるでしょう。ぜひ、試してみてください。
評価 3.6/ 5(合計7人評価)
記事へのコメント
気軽にコメントしよう!
※コメントは承認後に公開されます。