愛し合った後にキスマークをつけたがる人は多いはず。でも、昼間に首筋からチラリと覗くキスマークを同僚や友達に目撃されて気まずい思いをした・・・なんて人もいるのでは?今回は、特に首回りにつけられることが多いキスマークの意味と、男女の認識の違いについてご紹介します。

目次
キスマーク=内出血
キスマークといえば、女性の口紅を塗ったリップ跡がデザインやファッションとして使われているものも多いですよね。しかし、今回の話題はもっと大人の、本物のキスマーク。ヤキモチ焼きな彼氏彼女につけられてしまう人も少なくないでしょう。そもそも、キスマークはどうしてつくのでしょうか?

キスマークは「吸引性内出血」。硬いものにぶつけた時にできる青紫色の内出血の軽いバージョンです。キスマークをよく見てみると、全体的に赤くなっている中に、特に赤色の濃い部分がポツポツとあるのが見えると思います。それこそ毛細血管が吸引の圧で破れ、肌表面に血液が染み出してきている証拠です。
首筋にキスマークをつけることが多いワケ
それではなぜ、人間はわざわざ好きな相手に内出血させてまでキスマークを付けるのでしょうか?キスマークがつけられる場所として最も代表的な部位といえば首筋ですが、これからなぜ首筋にキスマークをつけることが多いのかを検証していきます。
首はあらゆる動物の急所である
ライオンや虎など、肉食獣が狩りをする時は、まず相手の首を狙います。銃や弓矢などの貫通力のある武器なしで、己の牙と爪だけで攻撃する場合、首に流れる頸動脈を噛み千切るのが最も簡単に相手の息の根を止める方法だからです。人間同士でも刀の時代までは主に首を狙って斬りつけていました。
現代の生活でピンポイントに首を狙われることはまずありませんが、やはり人に触られるとくすぐったかったり、本能的に恐怖を感じてビクリと震えてしまう敏感な部分です。キスマークをつけるのは、そんな場所を血が滲むほど強く吸い、好きにすることを許されるということ。相手のことを信頼しているという意味に感じるのかもしれません。
首には頸動脈が通っていて皮膚が薄いため、キスマークがつきやすい
首には頸動脈という、太い動脈が皮膚のすぐ近くに通っています。ミステリーなどでよく出てくる単語ですが、この動脈から毛細血管が多数伸びているため、首には血管が集中しています。
さらに顔や首回りは比較的皮膚が薄くいために、内出血しやすい場所であると言えます。さらにその皮膚が薄いことによって唇や指先の感触をダイレクトに感じやすいため、キスマークをつけるにはぴったりな場所なのでしょう。
首だと服を着たとき見えるか見えないかのスリルを味わえる
女性用の服は特にですが、男性用でも夏物はデコルテが開いた服が多いものです。シャツやブラウスのギリギリ見えるか見えないかの位置にキスマークをつけるスリルを味わいたいという人もいるかもしれません。普段の服なら見えなくても、上着を一枚脱いだり、暑くて髪をくくった時に見えるキスマーク・・・セクシーですね。
普通に立っている時は見えない、髪で隠れて見えないなどの微妙な場所にキスマークをつけ、万が一かがんだ時や風で髪がなびいた時にちらりと見せるという二重仕掛けをわざと仕掛ける人もいます。相手が気づいていないのであれば浮気防止には効果的かもしれませんが、周囲にからかわれたことでパートナーの機嫌を損ねる可能性もありますのでほどほどに。
首は常に見えている割に滅多に人に触らせないので特別感がある
首というのはハイネックでも着ていない限り常に人目に触れている部分ではありますが、先にご紹介した通り急所でもある場所なので、滅多に他人に触らせることはありません。
特に日本では「うなじ」に色気を感じる文化がありますので、鎖骨や肩にかけてのラインはもちろん、普段人に触れさせない相手の急所に自分だけが触れる優越感を感じられるのかも?ただし、もしも本当に周りにバレて彼女と気まずくなっては大変です。つけてはいけない場所にキスマークをつけてしまった場合に備えて、消し方も覚えておくと良いでしょう。
男性がつけるキスマークの意味
それでは、ここからは男女のキスマークをつける心理的意味合いについてご紹介していきます。とは言っても、基本的にはやはり相手を独り占めしたい、キスマークで自分のものだと主張したいという「独占欲」からくる場合がほとんどであり、男女共通のブレない本音のようです。

男性の場合、特にこの「独占欲」「支配欲」が女性に比べて強いため、マーキングするようにキスマークをつけている人が多いそう。また、浮気防止や、彼女に甘えるための手段として使う人もいるとか。確かに好きな相手からのの独占欲は、度を越さなければ心地よいものです。ただし、あまりに過ぎると束縛と感じうっとおしく思う人もいますので、重くなりすぎないようにご注意を。
場所によって微妙に違う!キスマークをつける心理状態

キスの場所によって、持つ意味が違うのをご存知ですか?もちろん、キスマークをつけるときも同じ。どこにつけるかによって、相手に対してどんな感情を持っているのかある程度わかってしまうんです!そんな心理学的な観点から、それぞれのキスマークをつける場所に込められた意味をご紹介します。
キスマークについてもちろん大人な方々はわきまえていると思いますが、やりすぎは禁物。海やプールなどに行く前につけたりすると、喧嘩の原因になります。あくまでもお互い了解の上か、あまり肌の見えない季節にすることを心がけて。
首や肩周りにキスマークをつけるときの心理
男性から女性への首へのキスマーク=執着
キスマーク=首筋=執着と連想できるほど、キスマークをつける場所といえばまず90%くらいは首筋が人気の箇所だと思います。首筋にキスマークをつけたくなる理由でもご紹介したように、服を着ていても触れやすく、かと言って腕や顔ほど誰でも触れる場所でもない首は、特別な相手の生殺与奪を握っているという優越感を与えてくれます。
男性が女性につけるキスマークは「首の後ろ側」が多い!!
正面からつける人もいれば、後ろからつける人もいるキスマーク。男性の場合は、身長差や体格差から後ろから彼女を抱きしめてあげることも多いと思います。うなじにキスしながら一点だけ強めに吸ってキスマークをつけ、彼女は気づかないまま・・・なんてことも。
髪に隠れるか隠れないかの微妙な鎖骨の境目、ノースリーブのギリギリなど、後ろからイタズラできる場所はたくさんありそうです。。
女性の胸にキスマークをつけるときの心理
胸は女性の体の中でも、特に男性を強く惹きつける場所です。男性が女性の胸にキスマークをつける、あるいはキスする場合、特に彼女への「所有意識」が強く働いています。「これは俺の女だ」と、無意識に他のオスに対して威嚇しているのです。
夏は特に露出の多い季節。見せつけたい気持ちもわかりますが、あまり見える位置につけてしまっては服の選択肢が減ってしまうと彼女に怒られてしまう可能性大。下の方であれば服を脱がなければ見えないので、水着になるのでもなければあまり怒られないと思いますが、いずれにしろあまりつけすぎないほうが無難です。
背中にキスマークをつけるときの心理

背中はいつでもキスできる場所ではありません。キスマークをつける時と場所は大方決まってくるでしょう。背中へのキスは確認の意味を持っています。また、キスマークをつけたとしても、彼女からは完璧に見えない位置であるため、こっそりつけて浮気防止を図るなら効果大。
太ももにキスマークをつけるときの心理
太ももも、背中と同じくよほど短いスカートやショートパンツを履くか、もしくは裸にならなければ見えづらい位置です。この場所につけるキスマークは、「愛し合った証」、特に男性から女性へは「支配の象徴」という意味を持っています。
太ももの内側、さらにはその奥まで制服したという、登山の時に立てる側のようなものでしょうか。こちらも自分では見えにくい位置なので、気づかない彼女は多そうです。
お腹にキスマークをつけるときの心理
特に妊娠している場合に限らず、女性のお腹にキスマークをつけるのは原点への回帰、つまり母親の子宮への無意識の懐かしさからくると言われています。女性のお腹は生命を生み出す神聖な場所。優しくいたわってあげましょう。
キスマークをつけなくてもお腹にキスされると嬉しいという女性は意外と多いようです。ただし、間違ってもつまんだりプニプニつついたりしないようにしましょう(9割怒られます!)。
腕にキスマークをつけるときの心理

腕へのキスは恋慕のキスと言われています。腕は割と普通に触る場所ですが、あえてそこにキスをするということが特別なのかもしれません。人目に触れやすい場所なので、キスマークをつけるのは嫌がられることが多いかもしれませんが、どうしてもつけたいなら、夏以外の時期に皮膚が薄くキスマークもつきやすい二の腕の内側などにつけるのが良さそうです。
女性がつけるキスマークの意味
女性が男性にキスマークをつける時、もちろん独占欲も持っていますが、あなたに「自分のことを思い出して欲しい」と思っていたり、もしもあなたが浮気や不倫など他にパートナーがいる場合(特にその彼女が本命ではない場合)、キスマークを見えるようにつけることであなたを「困らせてやりたい」と思っている可能性があります。
キスマークであなたに自分を思い出して欲しいと願うのは、彼女の不安の表れです。以前より連絡頻度が少なかったり、ないがしろにされていると感じているのかもしれません。また、あなたを困らせたいと思っている彼女は相当ないたずら好きか、もしくは本当にあなたのパートナーにバレて修羅場になってもあなたを勝ち取る自信があるのでしょう。
首にキスマークをつけるときの心理
女性から男性でも同じ!首筋=執着
男性と同じように、女性にだって独占欲はあるんです。首筋へのキスマークは「彼は私のもの!」という主張。お互いに付け合ったり、あなたが彼女のわがままを好ましく思っている場合は、可愛い独占欲としてもっと彼女のことを愛おしく思えるでしょう。

ただし、執着を示す首筋、さらに男性の方が肌が硬く他の場所はキスマークがつけにくいこともあって、困ったキスマークも首筋に集中します。男性は女性よりも鏡を見たりする頻度が少なく、無頓着なことが多いので他人に指摘されて初めて気がついた・・・なんてことになりかねません。浮気しないのが一番ですが、もししているのなら帰る前に首の前後もしっかりチェックしましょう。
男性の首にキスマークをつけるとき、女性は喉仏にセクシーさを感じている
男性の喉にあって女性にないもの、それは喉仏です。首筋にキスマークをつける時、大抵の女性はそこを見ています。また、鎖骨につながる首の骨のスジも女性に人気の高い場所の一つ。いつキスマークをつけられてもいいように、綺麗に筋肉をつけておくと女性から言い寄られる率もアップするかも!?
女性から男性へのキスマークは首の前面が多い?
女性は男性より背が低い場合が多く、後ろから包み込むような体制になることはあまりありません。ほとんどの場合は堂々と前から、喉の柔らかい部分にキスマークをつけに行くでしょう。相当強く吸わないと男性の筋肉に守られた肌にキスマークはつきません。ただし寝ている時に後ろから、ということはあり得ます。キスマークをつけられたくない場合は注意しましょう。
胸にキスマークをつけるときの心理

女性から男性の胸にキスマークをつける場合は、支配欲よりも純粋な好意によるものの方が多いようです。女性は男性の厚い胸板にたくましさ、頼もしさを感じますので、守ってくれるあなたへの感謝と好き!という気持ちでしてくれています。なかなかキスマークがつかなくて四苦八苦していても微笑ましく見守ってあげましょう。
背中にキスマークをつけるときの心理

背中にキスマークをつける場合は、男性と同じく確認の意味。ただ、男性からの確認に比べ、「つけても問題ないよね?」という確認の意味合いが大きそうです。状況にもよりますが、意識がある時に挑んでくるのであれば可愛いものです。キスマークをつけられても問題なければ受け入れてあげると彼女も安心するでしょう。
太ももにキスマークをつける心理
男性の太ももにキスマークをつけるのは、あなたが浮気をしているのではないかと疑う心理の表れです。心当たりはありませんか?女性は洗面所に残った髪の毛やピン留、部屋のゴミや匂いなどからでも男性の浮気を見抜きます。何か不信感を持っている可能性が高いので、心当たりがなければ、それとなく会話を誘導したり行動で示して安心させてあげましょう。
お腹や腕にキスマークをつけるときの心理
男性のお腹や腕は筋肉が厚く、なかなかキスマークを付けづらい部分です。それでも頑張ってキスマークをつけようとしている彼女は、あなたに甘えたいようです。胸と同じく好意の表れと見てよいでしょう。もしくは、上腕三頭筋、腹筋フェチな可能性もあります・・・。
キスマークをつける意味・男女差まとめ
男も女も、愛する人には自分一人を見ていて欲しいのは変わりません。キスマークをつけることで周囲に自分の存在をアピールし、他の同性を牽制しようとしているのですね。

今回ご紹介したキスマークの意味や男女の意識の違いはあくまでも一例です。あなたとパートナーのことは本人達にしかわからないもの。もしも何か引っかかることがあるなら、それとなく聞いてみるのが解決へのいちばんの近道です。
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