車好きにとって洗車は欠かせないもの。でも、雨が降るとはせっかく洗車したのに汚れてしまってもったいないと思う人も多いだろう。実は雨の日だからこそ洗車をすべきことを知っているだろうか。雨の日だからこそ落とせる汚れもあるのだ。雨の日に洗う意味を知ってほしい。

雨の日の洗車はおすすめ!頑固な汚れも落ちる・雨の日に車を洗う意味

目次

  1. 雨の日は絶好の洗車日和!?
  2. 雨の日に洗車する理由
  3. 雨の日の洗車メリット
  4. 雨の日の洗車デメリット
  5. 晴れの日の洗車は避けたほうがいい?
  6. 適した天気を見極める
  7. 【環境編】他にもいろいろ洗車に適した条件
  8. 【設備編】洗車における注意事項
  9. 意外と知らない?洗車をしないのが一番
  10. 洗車の正しい手順を解説
  11. 適した天気を見極めて洗車をしよう

雨の日は絶好の洗車日和!?

雨の日は洗車日和ということを知っているだろうか。実は頑固な汚れや他にもメリットが多々ある。雨の日に線やなんて汚れるだけだろと思う人も多いが、実は雨の日だからこそできることも多いのだ。ではどんなことができるのだろうか。それを詳しく見ていこう。

雨の日に洗車する理由

洗車を雨の日に選ぶ理由にはいくつかある。晴れの日に比べて雨の日はどんよりしているだろう。それだけでも車にとってしっかりとしたメリットもある。雨の日を選ぶ理由を探っていこう。

【雨の日を選ぶ理由①】みるみる汚れが落ちる!

雨の日に洗車をする理由のまず一つ目としては汚れが落ちやすいということがある。雨の日だと車体表面の汚れが浮き上がっているので、あまりこすらずとも汚れが落ちやすいのだ。ほとんどの汚れがふやけているので落ちやすいというわけだ。しかし、すべての汚れが浮き上がるわけではないので、過信してこすってしまうと車体に傷をつけることにもつながるので注意が必要だ。

さらに、こびりついた汚れとして虫の死骸もある。虫の死骸はあらかじめ濡らして浮かさないとなかなか取り除くことができないため、雨の日であれば取り除きやすくなるのだ。

【雨の日を選ぶ理由②】シャンプーを洗う必要がない!

洗車の際にはシャンプーをすると思うが、そのシャンプーをわざわざ洗い流す手間がなくなることも理由の一つだ。雨の日であれば車全体を雨で流してくれ汚れが落ちるのでわざわざ流す必要がない。さらに、シャンプーの残りがあるとそれが原因で車体にシミができてしまう。そんなシャンプー残りも防いでくれるというわけだ。

【雨の日を選ぶ理由③】汚れや水をふき取る必要がない!

通常であれば洗車後に水をふき取る必要がある。これは水道水に含まれるカルキが後々車体のシミにつながるためである。しかし、雨の日の洗車であればこの水道水を洗い流してくれるためわざわざふき取りの意味はなくなり手間が省けるのだ。さらに、雨の日は晴れに比べて埃の量も少ない。しっかりふき取らないと埃が付着するといった心配もないのだ。

【雨の日を選ぶ理由④】雪道を走ったあとは水で洗う!?

該当する車は少ないかもしれないが、雪道を通る車にも雨の日に洗車を選ぶ理由がある。雪道は、凍結防止用として塩化カルシウムを含んだ凍結防止剤を散布していることがある。その塩化カルシウムは、車に付着すると錆の原因になる可能性がある。そのため、できるだけ早く洗車をすることが望ましいのだが、雨の日であればその成分を洗い流してくれるので洗車に向いているのだ。

雨の日の洗車メリット

上記ように雨の日に洗車を選ぶ理由があるのだが、雨の日のメリットをまとめると大きく分けて3つある。

【雨の日の洗車メリット①】車を傷める可能性が低い!

雨の日の洗車は、晴れの日に比べ車体温度が低い。高温状態から一気に水をかけて温度を下げると、車体表面の劣化につながるのだ。晴れの日以外でも高温になっているだろう日中に洗車をしてもボディを傷める恐れもある。雨の日でぬれると車体の温度をあらかじめ落としてくれる意味がある。

【雨の日の洗車メリット②】汚れが落ちやすい&付着しにくい

雨の日の影響であらかじめ汚れがふやけ浮き上がると、乾いた状態でこするよりも格段に汚れが落ちやすい。さらに、雨の日であれば空気中の埃が少なく車体につきにくいことがある。例え付着したとしても、流れていくのでシミになりにくいのだ。

【雨の日の洗車メリット番外編】洗車割引がある場合もある

洗車割引は必ずあるわけではないが、洗車施設によっては雨の日に割引をしているところもある。半額まで落ちるケースもあるようなので、最寄りの施設を調べてみてもいかもしれない。

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雨の日の洗車デメリット

雨の日に洗うことにはこのように選ぶ理由やメリットがあるわけだが、デメリットもある。車をきれいに保つためにも意味のある物ができないので知っておかなければならない。

【雨の日洗車のデメリット①】ワックスやコーディングがかけられない

雨の日に洗車をすると汚れは落ちやすいが、ワックスなどの車のコーディングができないことがデメリットになる。雨の日は湿度が高いため、こういったコーディング材を塗ってしまうとべたべたになってしまい、後からのふき取りが大変なのだ。雨の日でもどうしてもかけたい時には屋根のある施設か車体が濡れた状態でも使用できる専用のコーティング剤を購入しなければならない。

【雨の日洗車のデメリット②】作業がすごく大変!

雨の中での洗車のデメリットには、何といっても洗う手間がかかるということだ。傘をさして洗うわけにもいかず、かといってカッパを着て洗車も蒸れてしまい洗うどころではないほど不快な思いになるだろう。また、雨の日の洗車は、車はきれいに洗うことはできても自分が風邪をひくリスクもある。体調を崩しては意味がない。

晴れの日の洗車は避けたほうがいい?

洗車は雨の日だと汚れてしまうから晴れの日に洗ったほうが良いと考える人も多いだろう。しかし、車体にとっては晴れの日のほうが洗車は悪影響を及ぼす可能性が高いことを知っているだろうか。晴れの日は洗車に適さない真実を探っていく。

【洗車を避けたほうがいい理由①】ボディが高温になっているため

先ほど軽く触れたが、晴れの日はボディが高温になっている。その高温に水をかけると急激に冷えるためにボディの劣化を招く恐れがある。さらに、その状態でシャンプーをかけてしまうと水や泡が乾きやすく、シミの原因にもなりかねないのだ。さらに、ワックスやコーディング材のムラにもつながるためおすすめできない。

【洗車を避けたほうがいい理由②】埃が多い

埃の量は、雨の日に比べると晴れの日のほうが格段に多い。埃が多いと、せっかくきれいに洗ったとしても洗った端から付着していってしまう。そうすると車体に汚れのシミができてしまい洗う意味もなくなってしまう。

適した天気を見極める

雨の日・晴れの日の洗車に適切な理由は以上のような理由だが、それぞれデメリットは存在する。そのうえで、最も洗車に適した天気を見極めてほしい。洗車を行う天気としては、高温になりにくい午前中であれば夏場でも十分洗車に適している。また、雨の日の前の湿度の高いタイミングであれば埃も少ないため洗車には適している。それぞれ作業に合わせて洗車のタイミングを各自見つけてほしい。

【環境編】他にもいろいろ洗車に適した条件

洗車においては温度も見逃さない

ボディが高温になることでシミの原因になることは説明したが、ほかにも高温の状態で洗車を行うには注意点がある。それはコーディング剤だ。ボディの温度の影響を受けやすく、塗りムラや広がりが悪いとシミにつながることがある。シミになるとしばらくはついたままなので、せっかくの洗車が意味をなくしてしまう。

風にも注意して!

洗車においては風にも注意が必要だ。風が強いタイミングで洗車をすると埃がボディにつきやすくなる。雨の日であれば埃は落ちるため心配はないが、天気の良く風が強いタイミングで洗うと洗った端から埃が付着してしまうため、洗車の意味がなくなってしまう。

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【設備編】洗車における注意事項

屋根のある設備で洗うのか、また駐車場に屋根があるのかで洗車の条件も変わってくる。特に注意が必要なのは、屋根ありの駐車場だ。雨の日での洗車を行った際には、あわやふき取りは行わなくてもいいが、駐車場に屋根があるのであればふき取りは必要になる。

これは雨の日の雨水によるムラが生じないようにするためだ。雨水も水道水と同じくムラになる可能性は0ではない。さらに駐車場内は乾燥もしている。埃も充満している可能性があるため、ふき取りは怠るとせっかくの洗車が次の日には汚れているといった状況も考えられる。

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意外と知らない?洗車をしないのが一番

ここでは意外に知られていない事実を紹介したいと思う。雨の日の洗車は汚れが落ち、虫の死骸も落ちて良いことばかりのように思えるが、実は洗車をしたことが一番車のためにならないことを知っているだろうか。

いくら汚れが落ちるといっても洗剤はボディを傷める原因になるのだ。シャンプーには「よく水で洗い流してください」の表記があるように、残ってしまうと傷める原因になることがわかる。さらに、スポンジでこするとそこには小さな傷がつく可能性が高くなる。こういった要素から、いくら汚れが落ちるといっても、たとえ雨の日であっても洗車が車を傷めている可能性があるのだ。

洗車の正しい手順を解説

【雨の日の洗車手順①】まずはタイヤから

ここからは洗車の正しい手順を見ていこう。まずはタイヤからだ。後回しにしてしまうとタイヤの汚れがボディに飛び散ってしまうこともあるためだ。また洗浄の際にも注意点がある。それは洗剤を使用しないこと。洗剤によっては必要な脂分や変形を起こしてしまう可能性もあるため、極力水洗いで洗おう。雨の日であればタイヤの汚れも浮いているので洗いやすいはずだ。

【雨の日の洗車手順②】ボディを水で洗う

二つ目が水洗いだ。すぐにはシャンプーに移ってはいけない。まずはあまりこすらず、高いところから低いところにかけて水の勢いを利用して汚れを吹き飛ばす。雨の日であれば、勢いだけで充分落ちる。これにより、洗車傷を防ぐことにつながる。ある程度落ちたらやわらかいクロスなどで拭き上げよう。

【雨の日の洗車手順③】シャンプー洗い

次にシャンプーだ。おすすめは水垢や油膜を落とせるものを選ぼう。すぐにこすり上げるのではなく、まずはスポンジにしみこませた液を車体にたらし、スポンジが軽くつぶれるくらいの力で洗車して行く。そして、こまめに洗車した箇所から洗っていこう。そうすることで、シャンプーの乾く前にしっかりと洗車することができる。

適した天気を見極めて洗車をしよう

洗車には意外にも雨の日が適している。しかし、もちろん晴れの日でも適した洗車はあるので、雨の日と晴れの日で使い分けてほしい。また洗車の方法も雨の日だからといって侮らず、変な傷をつけないためにもしっかりと洗車方法を知ったうえで取り掛かってほしい。


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