外車の維持費については国産車に乗っている限り、見当もつかないもの。車は買って終わりではありませんから、しっかり目を向けなければなりません。日本車と比較してどのくらい高いのか把握して、購入を検討すべき。維持費が安い外車のランキングなども、参考になります。

外車の維持費はどのくらい?日本車の維持費との比較のまとめ!

目次

  1. 車に必要なお金は代金だけじゃない!
  2. 外車の維持費はどのくらいかかるのか
  3. 年間で必要な外車の維持費を計算する
  4. 高い維持費が外車のオーナーにかかる理由
  5. メーカーと車種で見る外車の維持費ランキング
  6. 日本車と外車で維持費を比較する
  7. 維持費の面でおすすめの外車は?
  8. 考え方次第で外車の維持費は安い?
  9. 少しでも節約!外車の維持費をコストダウンするポイント
  10. 結局は好みの問題?

車に必要なお金は代金だけじゃない!

車にかかるお金と言えば、何と言ってもまず車を買うために支払う代金。さまざまな買い物の中でも、車の購入代金はかなり高いものです。そして、車を手に入れた後には維持費が必要となります。故障すればそれを修理するためにお金がかかりますし、定期的に車検へ出すにも相応の費用が必要です。万が一の事態に備えて、自動車保険にも加入しなければなりません。そして、税金。

自治体からは、自動車税に関する通知が届きます。いろいろと費用を抑えるためには燃費もポイントとなり、同じく安いガソリン代でより長い距離を走ることができればリーズナブル。外車の購入を検討するとなれば、国産車とまた違いますから購入費用だけでなく維持費までを考えなければなりません。

外車は、日本車と比較して維持費が高いという話もあります。ですから実際に外車と日本車でどれだけの違いがあるのか、維持費に関する負担の大きさがどの程度になるのかなども把握しておきたいところです。

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外車の維持費はどのくらいかかるのか

大まかに言って、外車は日本車よりも維持費の金額が高いということができます。ただ、ベンツやポルシェなどといったような高級外車が維持費の金額を引き上げているところも。税金も維持費として含まれるのですが、その税額は購入にかかった金額や排気量などによって異なります。これは、外車であっても日本車であっても違いません。

高級外車については購入金額が高いほか、排気量や重量も大きな数値ですから税額が高くなるのです。そのことが、外車の税金は高いというイメージへつながっているところも。また、維持費として必須となる保険。これには必ず加入しなければならない強制保険、任意保険という種別があります。ハイグレードな外車ですと、それだけ任意保険料も高額になります。

やはり高級外車は盗難のリスクが高くなりがちであり、修理するにも結構な費用がかかります。一方、外車と言ってもコンパクトカーであれば保険料の金額が日本車とそれほど変わりません。このようなことから、外車の維持費は高くなりがちであるというわけです。外車の車検費用が高いとされることについても、やはり高級外車に関することです。

年間で必要な外車の維持費を計算する

1年間のうちに必要とされる外車の維持費に関しては、実際にはそれぞれの車種で異なります。条件もいろいろですから、一例として高級外車のポルシェで1年間に1万kmを走行する場合を取り上げてみましょう。ポルシェ・ケイマンについては、ポルシェのモデルでも維持費が安い部類となります。

概算で車検代は1年間に換算すると約6万円、任意保険料と自賠責保険料はそれぞれ5万円弱と2万円弱で自動車税は5万円あまりです。そのほか重量税が15,000円、ガソリン代は25万円程度といったところでしょうか。これで、1年間にかかる維持費はおよそ44万円ということに。

それと別にチューンナップするケースがあるかもしれませんし、故障などのトラブルがあればポルシェですとなかなか修理費も高い金額になります。これがポルシェ・カイエンですと、同じように計算して維持費の金額がおよそ62万円。より重さがありますからガソリン代、重量税といった金額がかさむのです。同じ外車でも、ゴルフのような外車は維持費の金額がそこまでになりません。

高い維持費が外車のオーナーにかかる理由

維持費の安い外車を手にしたいとなれば、コンパクトな外車がおすすめ。外車であっても、日本車と比較して維持費に大きな違いはありません。ただ、コンパクトではあっても外車であるとガソリン代はかさむ傾向があります。外車は燃料としてハイオクガソリンを指定されている場合が多いため、どうしてもガソリン代が高額になりがち。

そのほか車検代だけでなく各種の消耗品に関しても、日本車と比較すれば高い金額に。車体が大きな高級外車となれば、維持費もさらに高いわけです。高級外車のオーナーとなれば愛車に対するこだわりも強い人が多く、維持費に関してはお金に糸目をつけていません。タイヤひとつをとっても、快適な走りを実現させるべくハイクオリティのものをそろえれば数十万円にはなります。

そのほか、ポルシェなどですとオイル交換をするにもスキルが必要であり必要なオイルの量も多くなるため金額がかかります。大型の高級外車に乗ってしっかりメンテナンスしようとすると、どうしても相応に維持費がかかります。

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メーカーと車種で見る外車の維持費ランキング

各車に関するデータを総合すると外車の維持費は高額であるのですが、こまかく見ていくとかなりの幅も。そこで1年間のうちに1万kmを走るとして、維持費を計算して安いものからまとめたランキングをご紹介しましょう。ランキングの第1位となっている車種は、フォルクスワーゲンからリリースされているハッチバックである「up!」の2ドアタイプ。金額にして、179,570円です。

続いてランキングの2位はフィアットの「500S」で、金額は179,920円です。3位についてはランキングの1位と同じ「up!」ですが、こちらは4ドアタイプで182,230円。ランキングの4位はフィアットの「500」で182,560円、5位から8位はすべてスマートのモデルで「スマートK」や「フォーツークーペ」、「フォーツーカプリオ」はいずれも18万円台の維持費です。

なお9位の「ボロ」はフォルクスワーゲン、10位の「フォーフォー」はスマートのモデル。つまりランキング上位10位までのモデルはすべてフォルクスワーゲンとフィアット、スマートの車が占めていることになります。

日本車と外車で維持費を比較する

日本車と外車で1年間にかかる維持費がどれだけ違うのか、一例としてフォルクスワーゲンの「ゴルフ」とホンダの「フィット」を比較してみます。走行距離は1年間に1万kmであるとして2年ごとにディーラーの車検を受け、ベーシックな内容で任意保険へ加入しているという前提です。

ゴルフの維持費に関してはガソリン代が10万円あまりで自賠責保険料は15,000円弱、任意保険が5万円程度。車検代はおよそ75,000円で自動車税が17,250円、そのほかの消耗品としてかかる金額が約45,000円ですから合計で30万円あまりになります。一方のフィットにかかる維持費は、ガソリン代がゴルフと比較して安い95,000円ほど。車検代は、4万円にとどまります。

消耗品代に関しても、3万円程度で済みます。年間でかかる維持費のトータルは、25万円弱ということになります。ゴルフは外車の中でも比較的維持費が安い車種ですが、それでもフィットの方がより安い金額になっています。

維持費の面でおすすめの外車は?

維持費の面でおすすめの外車と言うと、やはりランキングで上位に挙げられている車種ということになります。ただ、実際にどういった乗り方をするかによってまた金額は違ったものになりますから一概に言うことはできません。やはり実際にオーナーがどのような感触を得ているのかも、参考になるものです。

口コミで良い評価が多い車種は、スマートの「スマートK」。燃費が良く、日本国内においては軽自動車として登録することができる点でも維持費を抑えることができます。

またフォルクスワーゲンの「up!」も人気があり、コンパクトかつ低燃費であることから維持費はリーズナブル。外観も、愛らしいものになっています。通勤などで走行する距離が長い場合には毎日のことですから、燃費を含めた維持費も重要なポイントとなるのです。

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考え方次第で外車の維持費は安い?

国産車であるフィットで1年間に1万kmを走行すると、必要な維持費は25万円弱となります。外車にしても維持費が安い車種では、同じだけの距離を走って20万円を切る金額で抑えることが可能。とは言ってもあらゆる条件が同じになるわけではありませんから、そのまま単純に比較することはできません。

それでも、ある程度メンテナンスにかける金額を抑えることはできます。それに、もちろん国産車であっても高級なモデルはあり高額な維持費がかかるケースもあります。

実際に外車へあこがれを持つ人の中には、やはりスケールの大きな高級外車だからこそ魅力を感じている人が少なくありません。内外の高級車同士で比較すればそこまでの差にはなりませんし、金額だけ見れば高額であってもグレードの高い外車を持ってその金額で済むならば安いとする考え方もあります。

少しでも節約!外車の維持費をコストダウンするポイント

外車を所有する以上、維持費についてはどうしても高額になる傾向があります。同じくらいのサイズや走行性能で比較すると、外車の維持費がより高額に。修理についてはパーツをそろえる問題などもあり、外車ですとどうしてもお金がかかるところです。

そこは安く修理してくれる業者を探し、また部品も安いものにしてもらうといったようにコストダウンを考えなければなりません。部品に関しては、新品ではなく中古やリビルドといったものもあります。

車検にしても、予算の上限を定めておいて優先させたい項目を重点的に見てもらうといったことが可能です。業者からは修理すべき項目としてさまざまな点が提示されるケースもあるのですが、そのまま受け入れずに要望を伝えることがポイントとなります。自分で車を持ち込むユーザー車検の活用も、出費を抑えるための一手です。

結局は好みの問題?

日本車と外車を比較するためのポイントはいろいろとありますが、条件にかかわらず絶対的に外車の維持費が高額になるとは限りません。一口に外車と言っても日本でブームになっているコンパクトカーへ通じるモデル、維持費が安いモデルもあります。

世界的に見てもフォルクスワーゲンやフィアット、スマートなどのメーカーには維持費の安価な車種が多々あります。その一方で、ブランド力があって日本にはないボリューム感がある車に乗りたいという人もいます。やはり維持費がかかっても、ベンツに乗っていることがこの上ない喜びであるという人も。

値段のほか維持費に快適さといったさまざまな要素を加味し、マイカーを何にするか決めるわけです。とにかくこの車が良いという希望があれば、最終的には好みの問題ということになるでしょう。


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