不滅の人気「リーバイスジージャン」には、発売年度により種類があります。リーバイスジージャンのデザインの違いを年代別に詳しくご紹介します。リーバイス好きはもちろんですが、オシャレに敏感な人にジージャンのオシャレファッションコーデも、いろいろご提案します。

リーバイスジージャンの特徴・種類まとめ!オシャレに着こなすコーデを紹介

目次

  1. リーバイス誕生秘話
  2. ジージャンとは
  3. リーバイスの人気が永遠不滅な魅力とは!
  4. リーバイスジージャン「506XX」ファースト
  5. リーバイスジージャン「507XX」セカンド
  6. リーバイスジージャン「557XX」サード
  7. リーバイスジージャン「70505」フォース(ビッグE )
  8. リーバイスのジージャンコーデネイト
  9. ジージャンの選択ではなく洗濯!
  10. 最後にジーンズもリーバイス!
  11. リーバイスジージャンの特徴と種類まとめ

リーバイス誕生秘話

元々「リーバイス」は、アメリカの鉱夫のための作業服として作られたものです。一世を風靡したジェームス・ディーンの影響はこのジージャンを、カジュアルなオシャレの世界へと定番化したのです。では、どうしてこんなにも、男性を魅了し特別なものとしたのでしょうか?

昨年ごろからジージャン人気に火が付いているのですが、特にヴィンテージ・リーバイスの服は希少価値も手伝い本物は高値で取引されているようです。中々手に入りにくいということで、最近は復刻版のリーバイスも販売され人気です。

リーバイスの種類完全ガイド!特徴やシルエットの違いで人気を比較! | MensModern[メンズモダン]

ジージャンとは

リーバイスに限らず「デニム」とは、インディゴ染料で藍色に染めた、厚手のコットン生地のことです。このデニム生地のパンツをジーンズ、ジャケットをジージャンといいます。服には生地の特徴的な種類で言い表すことが多くみられ、近年ヴィンテージ・リーバイスの服が人気です。

昨年から特にジージャン人気なのですが、特にヴィンテージ・リーバイスのジージャン服は希少価値で、本物は高値で取引されています。今回はこのヴィンテージ・リーバイスのジージャン4種類のモデルの説明をします。古い年代から、ファースト、セカンド、サード、フォースと呼ばれ、本物は中々手に入りません。

リーバイスの人気が永遠不滅な魅力とは!

リーバイスの特徴的なアタリ

どの世代でも、オシャレメンズが愛してやまない「リーバイス」の定番的な魅力は、色落ちにあるのではないでしょうか?"アタリが出てきた"と、リーバイス愛好家はアタリという言葉を使いますが、これは色落ちのことでそのアタリ箇所によって、言葉にも違いがあるのです。

「ヒゲ」と呼ばれる、太もも値に出るシワの色落ちのことです。このアタリが一番ジーンズの代表でしょうか?座ったり立ったりと動くために出来るシワです。他にも太ももから下(足首)に斜めに入る縦シワを「下がりヒゲ」と言います。

「ハチノス」という色落ちは、膝の後ろに出来る蜂の巣の形のシワです。ジージャンの肘裏にもできます。他にも「縦落ち」という色おちは、はっきりしない自然な落ち方です。これらの特徴的な色落ちした服が、愛好家の最もオシャレを感じる種類の特徴なのです。

リーバイスの「赤ミミ」が最初!

デニム生地の端の耳部分にある赤い糸のことです。もともとは、リーバイスの取引先コーン・ミルズ社のデニム生地が端に赤い糸を使用し、リーバイスがその生地で服を作ったのが始まりです。ヴィンテージ・デニムはこの赤ミミが特徴で、復刻盤にも取り入れられています。最近は様々なブランドでも採用されています。

リーバイスジージャン「506XX」ファースト

1936年発売のリーバイス初期モデルです。シルエットはボックス型で、直線的で絞らていません。デニムジャケット誕生当初は、「プリーテッド・ブラウス」と呼ばれ、プリーツのあるブラウスという意味でした。現在、洋服のカテゴリーにおいては「デニムジャケット」の枠として扱われています。

着丈も短く、アームホールも小さめな点が特徴的です。現在は洋服の種類として「ジャケット」に分類されますが、当初作成された時代背景から、丈夫なデニム地の作業服のトップスだったようです。現在のアウター的なジャケットの種類ではなく、シャツとして着用されたのでしょう。

フロントのポケットは左側だけに貼り付けてあり、袖の止まりにはリベットが打たれ作業服としてより頑丈に作られています。ファーストモデル限定で袖口の生地のあわせが逆になっている特徴的な箇所も見逃せませんね。以降のモデルの服との違いです。

このリーバイスジージャンの特徴的な点は、左胸にワンポケットと前立てのプリーツ、長方形状のボックスステッチが特徴です。背中中央の裾上に、サイズを調節するための「シンチバック」があります。これは直線的なシルエットの服を絞るためのバックル付きのベルトです。また襟は低めな点も、ワークウェアが目的の洋服だったならでしょうね。

スーパーヴィンテージとして「506XX」はとても希少価値がある洋服です。特に本物は高額で取引されています。30年ほど生産されたこのモデルも、時代と共にモデルチェンジがされ進化しました。近年のジージャンブームでヴィンテージモデルとして注目され、復刻版が登場しています。

リーバイスジージャン「507XX」セカンド

1952年(1953年とも言われる)発売された507XX「セカンド」は、506XXの後継モデルといわれ、ファーストの陰のように思われてしまいそうですが、初期のファースト服の特徴を継承しつつ、進化した洋服とした点に魅力があります。当然ですがこちらも本物には高値が付き、復刻版も製造されています。

506XXの特徴として、シルエット、着丈、アームホール、プリーツ、ボックスステッチといった特徴は、そのまま継承しました。507XXの特に目に見える変更点としては、右胸ポケットが追加され両胸で2ポケットの構成になったことが外観的な大きな特徴です。

もう一つの大きな変更点としては、背中にあったバックルタイプのシンチバックを、ウエストバンド部分の両脇にアジャスターベルトとして、ボタンで留めるタイプに変更してあります。アクセントとしても、オシャレ服となりシルエットも良くなっていると思います。

セカンドの特徴として、パッチが革製からオイル紙製へと変更されています。「革パッチ」と「紙パッチ」のパッチの変更時期に生地も変更したようで、デニム生地の色、風合い、色落ち変化などの特徴的な傾向もそれぞれに違いがあるようです。

革パッチか紙パッチかにより、袖のリベットも違いが見られます。銅リベットの場合は革、鉄リベットの場合は銅メッキとなっているようです。どちらか判定方法としては、磁石で試すことが出来るそうで、鉄ならくっ付きますが銅はつきません。試してみてはいかがでしょうか?

リーバイスジージャン「557XX」サード

1962年発売された「557」通称サードと呼ばれるジージャンは、現代もっともポピュラーな形です。それまでの労働者のために制作された作業服でしたが、ジェームスディーンが映画で着用していたことから、このデニム服がアメリカの若者に火がつき全世界へと流行した理由です。ちなみにジェームスディーン着用はLeeでした。

507XXと557XXでは、見た目のイメージにとても違いがあります。一番の違いは、プリーツの廃止です。そして外側縫い付けるタイプのポケットを、内側から埋め込むタイプのポケットにしました。この2点だけでも随分ジージャンの洋服のデザイン変更としての違いが分かりますね。

実はリーバイスは、「Lee 101-J」をとても強くライバル視していたようで、着丈を短く、アームホールを大きくしたのも、そのころLee 101-Jがすでに採用していた点でした。すでに60年以上時代をへても、現代のジージャンの標準デザインとして存在する訳は、リーバイスの懸命な試行錯誤が生み出したものだからでしょう。

ギャラ入りとは

ヴィンテージ・リーバイスとして愛好家が注目する点として"ギャラ入り"という言葉があります。これは501や557のパッチに表示されている「EVERY GARMENT GUARANTEED」が、あるかなしかということです。ギャラ入りは、古い年代に見られ黒みがかった色です。別格的な種類として探している愛好家が多いようです。

リーバイスジージャン「70505」フォース(ビッグE )

1966年発売され、1967年に品番変更で557が70505にロット番号表記が変更となったのでした。当初はパッチ表記の変更のみでしたが、その後パッチの大きさも小さいパッチに変更になりました。そしてデザインなども若干変更されていったのです。

基本的なデザインの特徴は557とほぼ変化はありません。大きな違いとしては着丈が長くなった点です70505は、557に比べて着丈が長くなり、そのためVステッチの傾斜角度が緩くなりまりた。長さの変化以上に、受ける印象に違いを感じます。

デニム生地は同じコーンミルズ社のプリシュランクデニムを使用しているのですが、このモデルからは素材がXXデニムではなくなりました。また、使用するステッチの色が、オレンジ系のスパン糸に変更になっています。

1968年頃から小型化し、1971年以後にはタブロゴがキャピタルEからスモールeへと変化しました。ヴィンテージデニムの美しいシルエット維持しつつ、コンディション良い状態の物が見つかりやすく、コストパフォーマンスも良好な点も魅力的な要素です。

リーバイスのジージャンコーデネイト

休日のプライベートでジージャンを着用される場合、こんなラフな感じはいかがでしょうか?どんなボトムスにもあいますから気軽にポイと羽織れるのが、ジージャンの魅力です!

同じジージャンでも、そのコーデはインナー次第で印象は全く違ってきます。カラーコーデはそれぞれ人の好みですが、濃い色の場合とホワイトではこんなにも違いが出ますね。

リーバイスのジージャンとジーパンのコーディネートに外せないものといったら、やはりウェスタンシャツでしょう!今回の赤チェックは、誰がきても最高のコーデとなります。ブーツを合わせれば完璧ですが、スニーカーも相性がいいですね。

ジージャンにストライプシャツの組み合わせコーデは、キレイ目できめましょう!子どもっぽく見えず大人の男の魅力があり、アクセサリーも似合いますよ。

ジャケットにジージャンをコーデできれば、もうオシャレセンスは誰の目からも認められるのでは!ただし、誰にでもOKとはいかないのですが、インナーに定番のボーダーを合わせて、同系色でまとめてはいかがでしょうか?

こちらもジージャンを中に着るというスタイルコーデで、すごくオシャレですね。アウター×アウターもやってみましょう!コートにインするのでしたら、意外と誰にでも決まるコーデですよ。

テッパンのコーデといったら、やはり白Tシャツですね。短めの丈の裾からのぞく真っ白なTシャツが、全体のイメージを引き締め効果があります。ボトムスはスリム、袖口はロールとこのままコピーしてみてはいかがでしょう!

初期のリーバイスは特にシャツ感覚で着られますので、インナーとしても抜群のコーデがたのしめます。ペラペラのこんなジャンバーにもマッチしますし、デニム素材のカラージャケットにも最高ですよ。

ジージャンは今年の人気アイテムとして注目されています。インナーにシャツとネクタイで、キメキメのコーデです。ネクタイのカラーはシンプルな方がよりジージャンも生きると思います。何でもないようですがかなり高度なコーデテクですね。

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ジージャンの選択ではなく洗濯!

新品の最初はいくらウォッシュされているといっても、必ず色がでます。特に白いものをインナーにすると、色移りの心配がありますから、まずは水洗いをおすすめします。もちろん丈夫なものですから洗濯機でジャバジャバ洗って大丈夫です。ただし、ヴィンテージ物は禁物で、どうしても洗いたいときは手洗いですよ。

最後にジーンズもリーバイス!

今回は「リーバイスジージャン」の特集ですが、ジーンズもリーバイスは絶対的存在感を放ち、オシャレコーデに欠かせない洋服の一つですね。リーバイスならではのオシャレさはその特徴的なデザインと不屈の魂の叫びにあるのでしょう。

リーバイスの種類完全ガイド!特徴やシルエットの違いで人気を比較! | MensModern[メンズモダン]

リーバイスジージャンの特徴と種類まとめ

リーバイスジージャンは、なぜ男性を魅了するのでしょうか?特にヴィンテージは高価です。そこには、単純に色落ちが魅力という一言ではなく、それまでのジージャンの生きてきた存在感などにも、惹きつけてやまない魅力があるのではないでしょうか?あなたも、ジージャンで男の魅力を再認識してみてはいかがですか?


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