ジャケパンは冬の着こなしに、ひと工夫する必要があります。寒さへの対策もしなければなりませんから、ジャケパンスタイルに合わせて選ぶアイテムも重要なポイントに。おしゃれに決めるために、ファッションの参考になる冬コーデをご紹介しましょう!

目次
シーズンで考慮すべきファッションと暑さ寒さ
四季の変化が明確である日本では、寒暖にかなりの差があります。それに合わせて身につけるものも変えなければ暑すぎる、寒すぎるということに。そういったこともあり、同じ着こなしをしていたとしても季節によって受ける印象はまったく違ったものになるのです。
たとえばホワイトのリネンシャツ、綿のパンツなどといったアイテムを合わせてコーディネートしたジャケパンスタイルは、春から夏にかけてですと爽やかに見えるもの。ですが冬になると、いかにも寒そうに映ってしまいます。
ランバンオンブルーのテーラードジャケットを使ったコーディネート。クラシックなジャケパンスタイルで、ネイビー×グレーの落ち着いた配色にしながらも、足下はライトブラウンの革靴をチョイスして遊びを利かせているのがポイント。 pic.twitter.com/HC48ilNd14
— メンズファッション情報 (@dagurumejicy) June 24, 2017
機能的にもスタイルとしても、ファッションを季節に合わせるということも考えなければなりません。季節感が出るファッションとするためには、身につけるものの素材とカラーがポイント。春や夏には、ホワイトやブルーですと涼し気です。秋から冬にかけては、暗色のカラーをベースとすることで季節相応に落ち着きも生まれます。

素材としては春や夏ですとリネン、綿といったように風をよく通すものが適しています。秋や冬は保温性に優れていて起毛もあるカシミア、ツイードやウールなどといった素材がおすすめです。
冬のジャケパンについて考えるべきこと
ジャケパンで冬にコーディネートすることを考える場合は、冬らしい季節感がある素材や色をチョイスするようにします。ジャケットの色合いについては、春や夏のものと比較してトーンを暗めにすることがポイント。
久しぶりにこのスーツ着た!
— かずまっくす (@kzm06c) October 27, 2016
ジャケパンもスーツも
両方好きです(╹◡╹)♡
もうすぐ冬ですねー♪ pic.twitter.com/pdkadZJV67
一例として、ブラックウォッチのジャケットでジャケパンスタイルにトライしてみるといったこともおすすめです。ブラックウォッチは冬に似合い、ブラックとグリーンがベースになったチェックのデザインです。防寒のことも考えると、ジャケットの素材にはカシミアやウールなどが合っています。
ただし、冬のジャケパンスタイルに関してはボトムについてもフランネルなどを使った冬向きのものとしましょう。ジャケットとボトムとで異なる季節感が醸し出されていると、着こなしも締まらないものとなってしまうのです。そのほか、ジャケパンと合わせるアイテムを冬らしくする手も。インナーにニットを着るだけでも、あたたかな印象が強まります。
コートありき?冬のジャケパンスタイル
コートというアイテムは、ジャケパンスタイルの上から羽織っても冬の外出をあたたかくしてくれます。それだけでなく、ジャケパンスタイルのグレードも高めるのです。ジャケパンとコーデする上でおすすめすることができるアイテムのひとつが、ステンカラーコート。着心地に余裕があることを特長としていて、着やすいものですし身体のラインがきれいに見えます。
また、チェスターコートもテーラードジャケットへ通じるイメージがあって着回しに活躍するもの。ジャケパンと相性が良く、フォーマルとカジュアルを問わず活躍します。
よりカジュアルな着こなしとしては、保温性が高く軽さのあるダウンコートとジャケパンを合わせても良いでしょう。カラーはネイビーやグレーなど、着丈はジャケットの裾が収まる程度にするとビジネスファッションとしても違和感がありません。
ジャケパンと冬靴でのコーディネート
ジャケパンスタイルのコーデを着こなしとして足元でもっとも引き立たせる靴は、やはり革靴でしょう。フォルムからスマートに整っていることで、トータルでジャケパンのイメージを引き締めます。革靴のカラーについてはブラウンのものが一足あると、コーディネートもしやすいもの。
玄関側花壇?の瓦の見切りが割れてたからアロンアルファで付けたら一応付いたw
— 然💮 (@hy_zen) May 19, 2017
冬用の革靴(色的にってだけw 夏はこれの白革になる)にミンクオイル塗り込んで片付け準備。左が磨き済み。めっちゃピカピカになるから楽しい。
年中Dr.Martensばっかり履いてる。一番楽なのよ。 pic.twitter.com/JEIsu1HTPL
ジャケパンに鉄板のアイテムであるベージュのパンツ、そのほかにもボルドーやブラウンなど冬の雰囲気と合った色合いのアイテムとマッチするのです。冬の着こなしということでのアイデアとしては、ブーツを合わせる手もあります。
たとえばスウェード素材が用いられているチャッカブーツは、寒さの中にもあたたかさを感じることができておすすめ。そのチャッカブーツを取り入れたジャケパンのコーディネートについては、ボトムスをスリムなシルエットのものにしましょう。丈がやや短くなるように意識すれば、足元は締まって見えます。
ニットアイテムとジャケパンで冬の仕上がりに
ニットと言えば、まさに冬を代表するアイテムのひとつ。ジャケパンにもニットを加えれば、いかにも冬という装いのスタイルになるのです。冬のおしゃれを広げるマフラーについても、同じことを言うことができます。
一例として長さがあるニットマフラーであれば、ジャケパンの首元をあたたかに見せてくれるでしょう。それでなく、ニットのマフラーはいろいろな巻き方をすることで、違ったおしゃれを演出することができます。さらには巻くことをせずに首へかけると、今度はスマートな雰囲気に。
そのほか、ジャケパンを使った冬のコーディネートにはニットタイもおすすめのアイテムです。元々、ニットが使われていることによってやわらかな印象を醸し出すことのできるもの。冬の着こなしをつくるのであれば素材はウール、カラーは落ち着きのある暖色系などのニットタイが適しています。
アウターを冬仕様にしたジャケパンの着こなし
冬にジャケパンスタイルのコーディネートをまとめる上では、アウターとしてウール単体やウール混紡といった素材で作られているジャケットがおすすめ。ウール素材は保温性に優れているだけでなく、汚れにくいものでもあります。さらにはしわにもなりにくいということで、実はアウターとしての適性が十分にあるのです。
新緑の中に出かけよう。
— メンズファッション・トラッドハウスフキヤ (@TRADHOUSEFUKIYA) June 25, 2017
春夏 2つボタンジャケット ブルー系 ファンシーチェック \17900https://t.co/QXChVGa60Wpic.twitter.com/9nqMSHz82g
冬に適したジャケパンのアウターとして、たとえばツイード素材のジャケットですと生地そのものに味わいがあります。アウターに選ぶことで、着こなしに大人の男性らしさが増すでしょう。
トータルのコーディネートについてはジャケットが目立ちやすいため、パンツやインナーはシンプルでまとめるようにします。ジャケットのサイズは身体にちょうどフィットするものとすれば、着こなしがスリムに。デニム素材などともマッチしやすく、着こなしをカジュアルにすることもできます。
カジュアルになりがち?冬のジャケパン
冬にジャケパンスタイルをコーディネートするときには、インナーとしてフランネルのシャツやニットなどを合わせるケースが多いでしょう。アイテムの合わせ方としては、着こなしにカジュアルな雰囲気が強調されがち。それでもほかに合わせるアイテムへ気を配れば、しっかりフォーマル感を出すことができます。
ひとつ、ジャケパンの印象づくりにベストを取り入れてみることも手です。寒さへの対策となりますし、テーラードジャケットとの組み合わせで大人の落ち着きが増します。ジャケットとベストで素材や色を合わせると、ファッションとしてのまとまりも。
一例としてシャツがホワイト、ベストやジャケットはネイビーのウール素材でジャケパンのコーデをつくるとビジネスにも違和感がありません。同様にネイビーのジャケットを着る場合でも、ベストを千鳥格子の柄にすればスマートさが引き立ちます。
セーターでジャケパンを冬らしく
ジャケパンのスタイルをスマートに見せようとして、冬にも重ね着を避けるという姿勢は良くありません。ジャケットの内側で身につけるインナーは、あたたかなものにしましょう。最近は「機能性インナー」として、自ら熱を発しながら保温するというものが珍しくなくなりました。
そういったものを中で着ることによって、全体のシルエットには影響を及ぼさないながらもあたたかさを確保することが可能です。その上で、セーターも活用したいところ。セーターをジャケットの下で着ているとふくらみが気になるところですが、ある程度薄いものであれば心配はありません。
久しぶりにオシャレした感。ジャケットは安物だけどセーターはプラダに下ろしてるところ、スカーフはイヴサンローラン、サングラスはシャネル pic.twitter.com/VtwuQD7599
— いゔ (@f_f_ysl) February 19, 2017
ビジネスを意識したスタイルであれば、セーターはブラックやネイビーなどといったように控え目なカラーをチョイスしましょう。なおジャケットは落ち着いたカラーであっても、セーターをやや明るめにすれば差し色となって印象がぐっとさわやかになります。
ジャケパンが冬らしくなるグレージャケットの選び方
ジャケットを選択する上で、もっとも無難なカラーとして選ばれているものはネイビー。大体のスタイルに合わせることができ、全体もしっかりまとまり重宝されるアイテムです。ただ、あらたな着こなしへ挑戦するにあたってはグレージャケットで大人の印象をつくりだしてみることも一手。
グレーも幅広い色に対して相性の良いものですが、おしゃれな空気感を出すにはあれこれ考えずにモノトーンでまとめることが吉。グレージャケットと合わせてパンツもブラック、ネイビーなどといった控え目な色にすると冬らしいジャケパンの着こなしになります。
ホワイトの系統も悪くはないのですが、冬には寒そうな雰囲気が出てしまうのです。グレーはグレーでもダークグレーという場合には、ネクタイの色を明るめにして差し色とするなどの工夫も良いでしょう。
季節感を大切に
ジャケパンスタイルは、ビジネスからプライベートにまで幅広く活躍するファッション。押さえておきたいものですが、組み合わせが無限ともいうことのできるコーディネートでもあるためにいったん悩んでしまうとなかなかまとまりません。
基本の着こなしに違いはありませんから、シルエットがスマートになることを意識してトップスとボトムスは異なる色で合わせることを意識しましょう。あとは素材の季節感を大切にすることで、四季それぞれのジャケパンスタイルを演出することができます。
【保存版】大人のジャケパン講座~冬編~ https://t.co/N2r8fcl2HZ pic.twitter.com/ujzs2a3a8G
— kanamode (@kanamode1) May 14, 2016
冬にコットンのジャケットを着ていれば、どれだけ素敵な着こなしであっても場違いな雰囲気に。やはり冬はツイードやリネンなどの素材にニットも加えると、あたたかさ満点という印象になります。冬を意識すると暗めの色が多くなりがちですから、ネクタイや靴下などを明るめの差し色にしてみましょう。
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