限定発売され価格も1000円という高額なシャーペンスマッシュ、異色な製品でありながらも根強い人気は衰えず長年店頭に置かれる人気商品と化しています。そのロングセラーの人気の秘密に迫ります。ロフトにて限定カラーも揃ったシャーペンスマッシュをお試しください。

目次
ぺんてるのシャーペン「スマッシュ」が今注目されている
日常や仕事問わず、世に出回っている筆記具のヒット作といえば?「ボールぺんてる」や「サインペン」「マジック」などを思い出します。しかし近年「スマッシュ」という名前のシャーペンも目立つようになってきました。Amazonでの売上人気ランキングでも第1位を獲得したスマッシュにはどんな魅力と秘密があるのでしょうか?「新しいオールドスクール」シャーペン・スマッシュについてです。
タフな漆黒さで高価なシャーペン「スマッシュ」
スマッシュはシャーペン業界にて異例な価格
通常ならほとんどの方々が、シャーペンにさほどお金を掛けないものです。せいぜい100均などで買い揃えるという方が多いかもしれません。しかしそんな状況から差別化しているスマッシュは、シャーペン業界の中でも異例中の異例です。
スマッシュは高額シャーペンながら品薄になる
ぺんてるのシャーペン・スマッシュの価格は一本が定価1000円もします。しかしその理由は丈夫で書きやすい究極のシャーペンをリバイバルさせた経緯があります。多少高い買い物にはなっても、使いやすく安定した書き味をシャーペンに求める方々のニーズに応えています。店頭や通販に於いても品薄状態になることが頻繁に起こるシャーペンなのです。
シャーペン「スマッシュ」に秘められたルーツについて
30年にわたるロングセラーなシャーペン
スマッシュが誕生したのは1986年のことです。発売からもう四半世紀が経過したロングセラーとなるシャーペンです。それより以前に先行発売されていた製図用・仕事用のシャープペン「グラフ1000」というモデルがあり、そのスペックの優れた点だけをリサーチし直して完成させた究極なシャーペンです。業務用ではなく一般向けシャープペンを作るというコンセプトです。
スマッシュはぺんてるの若い社員のアイデアが実用化
オリジナルデザインだったグラフ1000を作った当初は、ぺんてるの熟練開発者が担当していましたが、スマッシュに関しては20代のデザイナーと若手企画担当者によって商品化に成功しました。まったく柔軟な発想とヒントにより、元々作られた自社製品を見直して、長所を汲んで実現させたというストーリーが隠されています。
やがてグッドデザイン賞を獲得!
プロフェッショナル向けな先人の知恵である仕事用製図シャープペンのグラフ1000を研究し、その当時の若手社員が取り組んで開発したと言われているスマッシュです。やがて1987年グッドデザイン賞「教育用品部門」の大賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
シャーペン「スマッシュ」が人気となる主な特徴
蛇腹式のノックボタンである
ぺんてるのシャーペン・スマッシュのノックボタンはも個性的なデザインです。それも人気に火がついた理由の一つでもあります。まるでポンプのような蛇腹式になっています。見た感じはスタイリッシュです。ボディ全体のデザインとの共通な一体感を持ち、例えるならオートバイのフロントフォークなどにあるショックアブソーバを彷彿させているという噂があります。
アマゾンのガンメタスマッシュきたよ〜!別アングル。#スマッシュ #アマゾン #ガンメタ軸 pic.twitter.com/YmtGnaowZj
— 雷雷電電 Rairaidenden (@rairaidenden_tw) April 9, 2017
発売から一切のマイナーチェンジすらしていない
ぺんてるのシャーペン・スマッシュは発売当時からモデルチェンジ、もしくはマイナーチェンジすら一度も行われていない特徴があります。つまりそれは、発売当初のままで既に完成品だという裏付けにもなっています。ぺんてるでは究極のシャーペンを実現させていると言えるのでしょう。お値段もそれ相応にするにもかかわらず、ロフトやアマゾンなどで人気の首位を誇っています。
バランスの良い構造のシャーペン
ぺんてるのシャーペン・スマッシュはペン先側が低重心な構造です。これによりバランスの良い均衡な書き心地が実現しています。巷で販売中の100円クラスのシャーペンと比べても、より重量感があるので安定した使い方が可能で人気です。軽さばかりなシャーペンでは味わえない滑らかさの秘密は、しっかりとした重心の低さにあります。
3層塗りグリップにより書き心地の良さを実現
スマッシュのグリップ部分はラバーのようにマットな質感になっています。しかしラバーを使わず真鍮制で出来ています。これは独自な焼き付け塗装により3層塗りがされて、手が振れやすいグリップ部分を強固な作りにしています。メタリックさよりもマットな漆黒さが魅力で、原則そのスタイルは変わっていません。
F3構造とは?
ぺんてるのシャーペン・スマッシュのグリップは「F3構造」という名称で呼ばれています。その意味は「Fits Fingers Finely」です。つまり、指先に心地よくフィットするグリップというアプローチがされているのです。スマッシュの一番の売りは、とにかく「プロ仕様に近く書きやすい」一般向けシャーペンを作ることにあります。
グレードの高い金属チャックの仕様
通常シャーペンの先端には「チャック」という機能がついています。チャックとは、ノックすると芯が少しづつ出るような仕組みになったパーツ部分です。つまりシャープペンにとって最も重要な個所です。ペンテルのシャーペン・スマッシュはこのチャックの部分は金属制になっていることで安定した機能が得られます。
精密でテクニカルな構造のシャーペン
チャックの役割は、芯をガードすることにあります。例えば芯を出して紙の上で強く押し込んだ際に芯が引っ込まないようがっちりと掴んでいます。低価格なシャーペンの場合はチャックがプラスチック製の場合が多く、すぐ芯が引っ込んでしまうような欠点があります。一方、スマッシュは精密でテクニカルな仕様なので安心して使えまです。
口金部分がグリップ一体型で安定した書き心地のシャーペン
ぺんてるのスマッシュは口金(くちがね)と呼ばれるペン先部分がグリップ本体と一体化しているのが特徴の一つです。これはシャーペンの中では極めて珍しいタイプです。普通の口金はスクリュー式でねじ止めされているので、ネジを緩めると口金と本体が分離します。一体化させたことから緩むことがなくなります。不安定な書き心地を防ぐための考案だったそうです。
シャーペン「スマッシュ」にある遊び感覚
仕事用の製図シャープペンには芯硬度を表示する窓がありHBとかBなどの表示があります。ぺんてるのシャーペン・スマッシュは一般向けシャーペンながら芯硬度表示があります。これはデザイン上テクニカルな感じを取り入れることで、いわば開発者の遊び心が反映されるからだったそうです。仕事用にはもちろん日用品として使える人気のシャーペンへと普及したモデルです。
シャーペン「スマッシュ」の書き味はどのようなもの?
バランス良く書きやすいので仕事がはかどる
ぺんてるのシャーペン・スマッシュの書き味は重心バランスの良さによって快適に実現されています。口金やスリーブが丈夫な作りになっているので、持った瞬間からリズミカルに書ける印象です。当初スマッシュ」は漆黒が定番の限定カラーでしたが、ロフト等を代表していくつかのブランドとコラボ商品化がされています。徐々にカラーの種類を増やしつつあるスマッシュに注目です。
耐久力があり長く使えるので仕事向き
ぺんてるのシャーペン・スマッシュは仕事や業務での過酷な状態にも使える構造を重視しています。その耐久力は10万回のノック試験に耐えたほど頑丈にできている点にあります。しかも昔ながらな同じ設計を保持しつつ生産しています。
1000円のグレードだからあえて買いたい!
そんな丈夫さが人気となり衰えを知らないのでしょう。すぐに機能が壊れて駄目になる100円クラスのシャーペンを何本も買うより、たった一度の投資で、息の長いシャーペンを使うこだわり派におすすめできます。
ロフトにて限定カラーのスマッシュが人気!
\予告/#スマッシュ ロフト限定カラー4色が再入荷!ロフトネットストアで数量限定販売!5色コンプリートセットも◎
— ロフト公式 (@LOFT_Official) February 25, 2017
■発売日:3/6(月)10:00〜
※商品ページは近日公開
※店頭販売はありません
詳しくは→https://t.co/QGdxhA6w34#秘密の屋根裏 pic.twitter.com/nzrfZ1yWUX
現在ロフトのみ限定のカラー仕様で発売されています。通常のスマッシュは黒が主体ですが、ロフトを通じて購入する際は、それ以外に青、赤、白など含めた計5色の限定カラーリングから選べます。また5色カラーセット販売も可能という、ロフトならではなサービスも取り扱っています。
ぺんてるスマッシュのロフト限定カラーの詳細
スマッシュロフト限定カラーの仕様は、文字通り全国のロフトにしか出回っていません。発売日は2016年8月1日、店舗によって在庫状況が変動していますので、ご購入前に確認するとよいでしょう。限定色は、赤、ピンク、白、緑色、青の5色、芯のサイズは全て0.5mmです。構造そのものは元々存在するブラックと同じスペックです。
ロフト以外にもスマッシュ限定カラーがたくさん!
スマッシュ限定カラーはロフト以外にも拡大しています。2017年今現在のところは、他に東急ハンス限定、アマゾン限定、アピタ限定、そしてジャパンゴールドカラー使用といったラインナップです。これら限定カラーを全種集めるマニアもいると噂されています。おそらくこれからも限定品としてのスマッシュが増えていく可能性を示唆しています。
シャーペン「スマッシュ」についてのまとめ
30年の歳月にも微動だにせず、タフで人気なスマッシュは今やロフト以外でも東急ハンズなどでも限定カラーアイテムを登場させています。そのメカニカルさと取り扱い易さで仕事仕様に一本購入していく人が急騰中です。シャーペン・スマッシュの勢いはこれからも期待できそうです。
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