タバコは健康にもよくないとはわかっていてもなかなかやめられない人も多いだろう。しかし、デメリットばかりだということを知っているだろうか。体からお財布にまでデメリットの多いタバコ。やめられればどうなるのか。健康への被害とは?じっくり探っていこう。

タバコを吸うデメリットとは?やめたらメリットだらけって本当?

目次

  1. タバコとは?
  2. タバコの主な成分
  3. タバコに含まれる有害物質の影響
  4. 【タバコのデメリット①】健康への弊害!具体的な病気は?
  5. 【タバコのデメリット】老け顔になる!?
  6. 【タバコのデメリット】家計にも大打撃
  7. 【タバコのデメリット】受動喫煙の被害
  8. 【メリット健康編】タバコをやめるだけで病気のリスクを下げられる!
  9. 【メリット生活編】タバコをやめるだけで生活が向上する!
  10. 【メリット家計編】タバコをやめるとお財布も助かる!
  11. デメリットを意識して喫煙を続けるのか考えて

タバコとは?

タバコとはタバコの葉を加工した嗜好品のことで、その中には強い嗜好性や中毒性を示すニコチンなどの成分が多く含まれている。すい続けると体にとっても悪影響の多い成分も数多く含まれている製品だ。もともとはヨーロッパは発祥のものになる。

タバコの主な成分

中毒性の高いニコチン

タバコに含まれる成分には、吸わない人でも知っている代表格がニコチンだろう。実はこのニコチンは、体への影響が非常に大きい。中毒性は、麻薬のコカインやヘロインよりも強く、一度に多量に摂取すると命にもかかわる物質なのだ。それだけ健康へのリスクは高いといえ、成人が1本数だけでは致死量にはならないが、誤って幼児が食べてしまえば命の危険もあるのだ。

発がん性物質を含むタール

タバコを吸う人にはなじみがあるかもしれないが、タバコを吸った後にフィルターに残る茶色い物体がタールの正体だ。タールには数多くの発がん性物質が含まれており、体に入ると細胞に付着する。つまり体にどんどんたまっていくのだ。

体が酸欠状態に!?一酸化炭素

一酸化炭素中毒という言葉を聞いたことはあるだろう。これは、体内の酸素よりも一酸化炭素のほうが多く充満してしまうことで起きる中毒症状だ。なぜ起きるのか、それは酸素よりも一酸化炭素のほうがヘモグロビンと結合しやすいからだ。ヘモグロビンに結合され体の中をめぐる酸素のはずが、一酸化炭素と結合して体中を回るためにおこるのだ。

タバコに含まれる有害物質の影響

【タバコの影響①】ニコチンのもたらす影響

ニコチンは健康への影響が顕著だ。血管を収縮させる作用があり、一般的に血圧が上がるとされている。また、ニコチンは肺に取り込まれると血液にすぐに溶け込み、そのまま脳へとすぐに到達する。そこでは、ドーパミンが分泌され、「おいしい」「安心できる」などと錯覚させる作用がある。

そうすると、体からニコチンが減り濃度が下がってくるとイライラしたり集中力が切れたりして、禁断症状がで始める。そうすると、吸わずにはいられなくなりタバコの中毒になってしまうのだ。

【タバコの影響②】タールは肺を真っ黒にする!?

喫煙者の肺の写真をだれしも一度は目にしたことがあるだろう。その肺を黒くする原因がタールにある。タールとは植物樹脂でヤニのことだ。これが肺の中の肺胞に付着することで黒ずんでいく。体内に蓄積されていくものなので、健康上の問題、特に肺などの呼吸器系への影響は計り知れない。

【タバコの影響③】一酸化炭素は酸素不足をもたらす!

酸素よりも血液と結合しやすい一酸化炭素。この物質は、タバコを吸い続けると血液中の酸素不足が進み、慢性的な酸素不足に落ちいる。さらに、酸素不足がつづくとヘモグロビンを含む赤血球の量も増えてしまい、血液の粘度を高めることにつながる。そうなると、どろどろ血になり、血管を詰まらせる影響をもたらす可能性もある。

他にもいろいろ!悪影響をもたらす有害物質たち

タバコには約4000種類もの化学物質が含まれている。さらに、そのうちの60種類は発がん性物質といわれている。このような有害物質を体に取り込み続けると、がんのリスクも高まるほかに、変異原性という遺伝子に異常をもたらす影響も出たり、胎児に奇形をもたらす原因になるリスクも高まる。体へのデメリットは非常に大きいのだ。

筋トレをするならタバコはNG?!ダイエットや効果に与える影響まとめ | MensModern[メンズモダン]

【タバコのデメリット①】健康への弊害!具体的な病気は?

ガンのリスクは当然高まる!

タバコと聞くとガンが最も思い浮かぶリスクだろう。大量の発がん性物質を含むタバコを吸い続けると、喉頭がんや肺がんなどの病気のリスクが高くなる。なかでも喉頭がんは、非喫煙者と比較すると約30倍も発祥リスクが高いとされている。ガンの被害はこれだけでなく、口腔がんや食道がん、胃がんや乳がん、子宮がんといったものも発症の危険性がある。

呼吸器系のトラブルも!気管支喘息

タバコを吸うと気道を強く刺激する。そのため、炎症を起こし喘息を引きおこすリスクも高まるのだ。喘息で志望する喫煙者の割合を見ると、非喫煙者に比べて、約2倍も高いというデータもあり、呼吸器系のトラブルのリスクは格段に上がるとされている。

心臓への影響も!心筋梗塞

心臓の筋肉と連動している血管のつまりにより、心臓の筋肉の働きが弱まる心筋梗塞。最悪の場合は心臓が止まる危険性もある怖い病気だ。タバコを吸い続けると、そんな病気にかかるリスクが高まる。タバコには先ほども触れた血管を補足する作用がある。これにより、非喫煙者と比べると3倍以上も発症リスクが高まる。害の大きさがうかがえる数字だろう。

気管支の炎症!タバコ病

正式名称は、慢性閉塞性肺疾患とよばれるタバコ病。発症する人の内、90%以上の人が喫煙者であることからこう呼ばれる病気だ。タバコの油外物質によって気管支が炎症を起こし、息苦しさやせきやタンが多くなったり、風邪がなかなか治らないなどの症状を発する。被害はとどまることを知らず、今後の政界の死亡原因のほとんどをこれが占めるだろうといわれている。

酸素を取り込めなくなる!?肺気腫

肺気腫という病気は、肺胞の機能低下により、酸素を体内に取り込めなくなる病気のことだ。生活にも支障が出るほどの病気で、タバコの有害物質により肺胞の細胞が破壊されるためにおこる病気だ。

意外な病気!糖尿病

タバコと糖尿病の関係は不思議に思われる人もいるかもしれないが、糖尿病の中でも2型糖尿病と呼ばれる病気のリスクが高まるとされている。タバコは血糖値を上げる効果を持ち、またインスリンの働きを妨害する作用もある。このため、糖尿病のリスクが高まるとされている。

ホルモンの異常!バセドウ病

甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、代謝が高まる病気をバセドウ病という。治療薬はあるものの、喫煙していると薬の効果は表れにくく、また再発も非喫煙者に比べて高いようだ。まだまだ不確定な要素も多い病気で、被害にあってしまうと一生付きまとう可能性のある病気だ。

口内環境にもデメリットが!歯周病

口内環境にももちろん影響の出るタバコ。特に喫煙者の歯周病は、非喫煙者と比べて発見が遅くなる傾向がある。その理由には、喫煙者の歯周病には出血が伴わないためである。痛みや出血が少ないために発見が遅れてしまい、歯を抜かなければいけないといったトラブルもあるようだ。

骨にもデメリットが!骨粗鬆症

骨の密度が下がる骨粗鬆症。これにより骨の強度が著しく下がってしまう病気だが、喫煙によって血流や胃腸の働きが悪くなると、カルシウムの吸収も妨げられてしまう。そうするとタバコの影響によりこの病気になるリスクは高くなるようだ。また、いざ骨折してしまうと喫煙者は治るまでに時間もかかるといわれている。タバコの害は病気の治療にも影響を及ぼす。

【タバコのデメリット】老け顔になる!?

タバコを吸うと意外なデメリットがある。それがスモーカーズフェイスと呼ばれる老け顔だ。喫煙者は非喫煙者に比べて廊下が早いといわれている。特に女性には顕著に表れるこの症状は、タバコに含まれるニコチンやタールが女性ホルモンの働きを阻害し、このような老化につながる。

さらに、タバコは美容にも悪影響を及ぼす。タバコには美容に大切なビタミンやたんぱく質などを破壊する作用を持っている。このため、美容にとって大切な成分を十分に摂取できないため美しさを保てなくなってしまう。

【タバコのデメリット】家計にも大打撃

たばこ代もばかにならない!

タバコは健康のリスクを高めるだけでなく、家計にもダメージを与える。その一つがたばこ代だ。1日に1箱吸うとすれば、年間に直すと約15万円もの出費になっている。これがずっと続くと思うとかなりの金額になるだろう。健康被害だけでなく、お財布事情にも厳しい現実がある。

医療費も高くなる!?

病気のリスクは非喫煙者に比べ当然大きくなることはわかった。それにより、当然だが病気にかかった時の治療費は高くなる。発症しやすくなることで、治療費や社会全体で考えられる経済的な負担も大きくなるのだ。

【タバコのデメリット】受動喫煙の被害

吸っている本人だけでなく、もちろん当然騒がれている受動喫煙の問題もある。これは喫煙者本人が吸い込む主流煙とは別に副流煙があるためだ。副流煙に含まれる有毒物質は、主流煙よりも多い。また、煙を吸う時間も長くなると言われている。これにより健康の被害が及ぶリスクは大きなタバコ問題のデメリットとなっている。

タバコを吸うメリット!実はストレス解消など様々ないい事も | MensModern[メンズモダン]

【メリット健康編】タバコをやめるだけで病気のリスクを下げられる!

病気のリスクからの解放

様々な病気を紹介してきたが、そういったリスクを少しでも下げることができることがメリットだ。いつまでも健康でいたいもの、そしてタバコをやめることで、周囲の健康被害もリスクを下げることができる。タバコをやめることが、自分だけでなく家族も助ける行動になるのだ。

タバコをやめるだけでメタボから脱却できるかも!?

喫煙者は非喫煙者に比べて約3倍程度メタボリックシンドロームになりやすいとも言われている。痩せたいと思うのであればタバコをやめることが近道になるだろう。タバコを吸うと、内臓脂肪が増える原因となるコルチゾールという成分が多く分泌される。これにより太りやすい体質になってしまうのだ。これを減らすことができるので、メタボを直すことができるかもしれない。

早産や流産のリスクを減らすことができる!

タバコの成分には、血管の酸素を不足を誘発するものが含まれている。その結果、胎盤の機能低下や、胎児の栄養不足を促し、発育の阻害や流産のリスクを高めかねない。妊娠前、妊娠中の喫煙は体内の赤ちゃんにまで影響が出るものなので、そのリスクを少しでも減らすことができるのだ。

【メリット生活編】タバコをやめるだけで生活が向上する!

身近なトラブルも解決できる?口臭問題

大きな病気や家計へのリスクもさることながら、身近な問題として口臭トラブルなども挙げられる。喫煙者はタバコのヤニが歯に付着する。それも臭いの原因となるため、タバコをやめるとそういった口臭トラブルも避けることができる。

味覚にも影響!?気づかないデメリットがあった

タバコをやめると味覚も敏感になるといわれている。タバコを吸い続けていると、その香りや成分が行内に付着し、味覚を変えてしまう。これにより大きな病気になる可能性は低いが、生活においてその味を感じられるようになるので今まで以上に美味しく料理を食べることができるようになる。

声が通るようになる!?

意外に気づかないのがこのトラブル。タバコを吸い続けていると、どうしても喉に影響が出てくる。その結果、声がすこしかすれたり、呼吸器への負担から大きな声が出せなくなったりする。しかし、タバコをやめればその症状が緩和するため、声が通るようになる。カラオケなどに行けば、実感することができるだろう。

禁煙成功の自信がつく!

禁煙に取り組む人は多いものだ。しかし、実際に成功する人はそう多くはない。一時は我慢できても、しばらくして再開してしまう人も多いのだ。そんな禁煙を完全に成功できれば、自身が持てるようになる。これは意外にばかにできないもので、しばらく我慢するつらさは喫煙者にしかわからないだろう。禁煙できれば大成功といえるできごとなのだ。

【メリット家計編】タバコをやめるとお財布も助かる!

大きな病気や生活レベルの向上ももちろんだが、メリットとして大きいのが家計だろう。年間に数十万ものお金を使っているその金額が浮くと考えれば大変助かるもの。病気のリスクもだが、それに伴う治療費も高くつく。さらに、タバコを部屋で吸い続ければ、汚れも気になるもの。その購入する頻度も増えてしまう。頻度も少なくなり、家計にとっては助かることしかないだろう。

デメリットを意識して喫煙を続けるのか考えて

病気のリスクから家計のリスクまで触れてきたが、タバコは百害あって一利なしといえる代物だろう。喫煙によって、安心感や集中力など良い点もあるかもしれないがそれに対してのリスクが大きすぎる。喫煙を続ける方には、こういったリスクを天秤にかけてもう一度考えたうえで判断をしてほしい。


評価 4.7/ 5(合計12人評価)

記事へのコメント

気軽にコメントしよう!

※コメントは承認後に公開されます。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ