50代を越えてもそのかっこいいスタイルが変わらないダンディな歌手の吉川晃司。この吉川晃司のかっこいい要素はビシッと決まった白髪にあるとも言われています。吉川晃司のワックスセットされた白髪ヘアーと現在の活動を紹介します。

吉川晃司は1965年8月18日生まれの51歳です。広島県安芸郡府中町出身の吉川晃司は、戦国武将の毛利元就の次男である、吉川元春の末裔なんです。現代の侍とも言える風貌の吉川晃司は、このエピソードだけでかっこいいですよね。

吉川晃司の実家は、広島原爆が投下されるまで、原爆ドームと元安川を挟んで真向かいの場所で料亭を営んでいたそうです。偶然、原爆投下の1ヶ月前に疎開していたため難を逃れていたのです。

しかし、父親は原爆投下直後に、市に足を踏み入れたため、入市被爆が認められています。そのため、吉川晃司も被爆二世に当たります。

歌手だけでなく俳優としても活動する吉川晃司ですが、父親も京都の太秦で大部屋俳優をしていた人物で、家業を継ぐために断念し、板前になっています。残念ながら吉川晃司が子供の頃に、店は火事によって廃業し、別の仕事に転職しています。

広島の男子進学校である修道中学校のころから水球の選手として活躍しており、修道高校では世界ジュニア水球選手権大会で日本代表に選ばれたんです。このまま行けば水球の選手としてプロになれるほどの逸材だったのです。

そんな中、同じ水泳部の酒井麿に誘われてバンド活動をしている中、佐野元春のコンサートで衝撃を受けて、水球からバンド活動一本に切り替えることになります。そんな中、スカウトされることを望んだ吉川晃司は、自ら広島に凄いやつが居るという手紙を渡辺プロダクションに送りつけたのです。

実際に渡辺プロダクションの関係者は、他のイベントのついてに吉川晃司のバンドを見に来て、その後何度かのオーディションを行いました。しかし、周りからは水球で慶應義塾大学の特待生で入学する可能性があったことから、大反対にあったようです。

父親は断固として反対だったようで、当初の予定では高校を卒業してからもう一度話し合うという流れだったようですが、吉川晃司は自分で今すぐ動きたいということで、高校を3年生にあがる直前に中退して、東京に行ってしまったのです。

すぐにデビューとは行かずとも、都内のディスコで毎日踊り明かし、当時の最先端の音楽からファッション、踊りをみにつけて、渡辺プロダクション肝いりのアイドル歌手として売り出されることになりました。

実際、当時の吉川晃司のファッションを見ると、かっこいいとはいえずとも、当時はこの肩幅の広いスーツが流行っており、大きなロボコップのようなサングラスをかけるものは、最先端のファッションでした。もちろん、当時の吉川晃司は白髪ヘアーではありませんでした。

吉川晃司は1984年2月1日にシングル『モニカ』でデビューしました。同時に2月11日に公開の主演映画『すかんぴんウォーク』の主題歌でもありました。当時からワックスなどでセットされたばっちり決まった髪型がトレードマークでした。

デビューし一躍人気アイドル歌手となった吉川晃司は、1989年に元BOOWYのギタリスト布袋寅泰と、『COMPLEX』を結成します。わずか2年の活動ながら『BE MY BABY』などのヒット曲を生み出しています。このころから少しずつダンディな雰囲気が出るようになっていますね。

COMPLEX解散後はアイドル的な雰囲気を捨てて、ロック歌手としての要素が強くなりワックスでセットしていたヘアスタイルも少し変わりましたね。この頃の吉川晃司には様々なエピソードが存在し、そのあたりに関しても、紹介していきます。

2000年ごろはまだ白髪ではないですね。しかし、少しずつ白髪が出るようになって、カラーで誤魔化していたのかもしれません。2010年に入る頃には白髪を隠さないようになっていたみたいです。

そのCOMPLEXが2011年に東日本大震災のチャリティーライブのために、2日間だけ活動が再開(解散ではなく、活動休止状態だったため)してライブが行われました。このときの吉川晃司の白髪がダンディで見事なかっこよさですよね。吉川晃司は身長182センチ、布袋寅泰が187センチだけに迫力があります。

このダンディさを際立たせている、吉川晃司の白髪。正確には白髪というより、銀髪に見えるこの髪型ですが、この白髪はどのようにセットされているのでしょうか。吉川晃司の白髪の謎について調査してみました。

どうもこの吉川晃司の白髪は、セットのときに秘密が隠されているようなのです。噂では、この白髪をワックスでセットするとき、髪用のカラースプレーを混ぜて使っていると言われているのです。これが、吉川晃司のワックスでのセットのときの秘密なのです。

吉川晃司は年齢を重ねて白髪になるにつれて、髪を黒染めなどでセットするのは、どうもかっこ悪いと感じたようです。年齢を重ねて白髪になるのは当たり前のことなので、それを隠すぐらいなら、できるだけありのままのスタイルでやっていこうと考えたようなのです。

スポーツマンであり現在も毎日10キロ歩くようにしているという吉川晃司。そんな鍛えられた身体が白髪を弱々しいイメージではなく、力強い白髪のイメージにしているんでしょうね。しっかりとセットされた白髪だけに、日本人ながら外国の男前にも負けないかっこいい白髪だと思います。

歌手として白髪のままでも良かったようですが、少しだけスプレーで銀色を足しているようですね。51歳という年齢では少し白髪の量が多いのかもしれませんが、ベストマッチしてダンディな雰囲気があるのが良いですよね。

すっかり今の吉川晃司のイメージは白髪とシンバルキックになりましたね。ライブの際にシンバルを自分の身長より高い高さにセットして、跳びっ蹴りや回し蹴りでキックするというパフォーマンスを続けています。そのときに白髪がキレイにライトの光で照らされるのは感動的ですよ。

時代劇に出演することもあり、その時は白髪の度合いを調整したりしているようですね。ドラマでも銀髪気味な白髪を抑えて、普通の白髪で出演していることも多いですね。ドラマでは白髪の印象が違って見えますね。ライブだとかなり銀髪度が高まった白髪になっています。

吉川晃司は白髪のかっこよさが目立っていますが、白髪以外にもかっこいいエピソードがたくさん存在します。例えば、32歳のときに吉川晃司は、個人事務所を設立して独立しています。この独立は前の事務所のスタッフが資金を使い込んだことなど、様々な理由があったようです。

独立した会社は自分が代表だっため、利益が出るまでは家に帰らないというようなスタイルだったようです。しかし、当たり前のことですが、すぐに出るわけもなく事務所のスタジオでソファを入れて寝ていたそうです。すごいのが、なんと利益が出るのになんと7年もかかってしまったのです。

結果的に7年自宅に帰らないどころか、12年もスタジオで暮らしたというエピソードがあるんです。スタジオは地下室で窓も無く、湿気がたまる場所だったため肺にカビが発生し、頭皮の皮も湿疹で痒みが収まらない状態に陥ったそうです。

そういった男気エピソードが、吉川晃司の身体の披露を蓄積させて白髪のにさせてしまったのかもしれません。年齢的には白髪になるのは早かったといえるので、相当苦労したことが今の白髪ヘアーを生んだといえるかもしれません。ある意味で白髪は吉川晃司にとって努力の証なのかもしれません。

吉川晃司は1998年に自宅と知人に殴り合いになり、示談が成立していたものの書類送検されています。これはお互いが酒に酔っていたこと、知人が吉川晃司が所有していた、故人の尾崎豊のギターを蹴ってしまったのです。そのことが原因で殴り合いになったのです。

相手はプロの格闘経験がある人物だったようですが、吉川晃司は的確にパンチを入れてしまったことが、謝罪会見で発覚したそうです。結果的に相手は、鼻骨骨折、脇の下の肋骨(急所の一つ)を骨折していたそうです。そのことが、吉川晃司は芸能界で一番ケンカが強いという噂の元になったんです。

また、先程紹介した吉川晃司と布袋寅泰のバンドのCOMPLEX。東日本大震災で2日間だけ再始動し行われたチャリティーライブ。このライブではチケットの売上からグッズの売上など、全てが募金されました。詳しくその明細も明らかにされています。

このライブでの募金総額は約6億円でした。同年に行われた24時間テレビでの募金総額が11億円だったので、その凄さを感じられると思います。また、その募金先の詳細も細かく明かされており、岩手県や宮城県の子供基金を中心に、募金されています。

吉川晃司の白髪をマネしたいという声も多く、吉川晃司と同年代になった大人たちが、あの白髪を真似ようとしている人も多いですね。白髪となると黒染めや茶髪にする大人も多いですが、白髪をうまくアレンジするのもかっこいいですよね。

ちなみに吉川晃司は、2011年5月31日に、一般女性と結婚を発表しています。また、二人は結婚する前に子供が居たようで、未婚状態で父親になっていたことも明かしました。一般女性なので、どのような人物であるかはあまり詳しく公開されていないようですね。

年齢を重ねても歌手としてライブでのパフォーマンスは落ちるどころか、さらに磨きがかかっている吉川晃司。白髪の雰囲気もしっかりトレードマークになりましたね。夏のライブも決まっており、震災に関する復興支援も変わらず継続しています。大人ロックをこれからも引っ張っていってほしいですね。