タバコを吸う人でもあまり気にした事が無かったという場合もある賞味期限ですが、食べ物ではなく嗜好品のタバコの賞味期限なんて考えた事はあったでしょうか。賞味期限なんて特に関係無くタバコを吸う人も多いのでは。

けれど口にする物である以上はやはり賞味期限だって知っておいて損はありません。今回は開封後のタバコの賞味期限はどのくらいなのか、賞味期限内でもどの様に保存をしておけば良いのかといった、タバコに関する賞味期限や知識をご紹介していきます。

そもそもタバコって賞味期限が切れたらどんな風になるの？と疑問を感じるものですよね。食品であればカビが生えていたり腐ってしまったりとわかりやすいものですが、賞味期限切れのタバコとはどの様な状態になるんでしょうか。

実はタバコも食品と同様にカビが生えたりするそうなので、賞味期限内でもカビが生えていたりシミになっているのを見つけたらタバコを吸うのはやめた方が良さそうです。賞味期限に関わらず赤カビや黒カビのタバコを吸うのは厳禁なのだとか。

カビが生えてしまったタバコだって食べるわけじゃないんだから平気だろう、と考える人もいるかもしれません。けれどカビたタバコを吸ってしまうと、肺炎になる可能性もあるのだとか。食品だって賞味期限内でもカビが生えていたら食べませんよね。

ただし基本的にはタバコは賞味期限が切れていたとしても、カビていたりといった変化が無い場合には吸っても問題は無いそうです。けれど賞味期限切れのタバコはかなり不味いものであり、吸った事を後悔する人もいるそうです。

しかしそんなタバコは明確な賞味期限が定められているものなのか、買い溜めをしたりするタバコ愛好家にとっては気になるところですよね。実はタバコの賞味期限というのは、大体10か月という期間が目安となるのだそうです。

賞味期限は製造月を含めた期間であり、もしも自販機などで購入したタバコがこの賞味期限を過ぎてしまっている場合には、日本たばこ産業株式会社のJTに連絡をすれば賞味期限切れのタバコを交換して貰う事ができるのだそうです。

ちなみに賞味期限の決め方も気になりますよね。タバコの賞味期限は元々は無かったそうですが、JTがタバコを効率良く売る為に10か月という賞味期限が設定されたのだとか。賞味期限の決め方にもきちんと理由があったんですね。

10か月という賞味期限はあくまで開封前の物であり、タバコを開けてからの賞味期限はまた別物です。開封後のタバコの賞味期限は厳密に設定されているものではありませんが、開けてから数日程度と考えられているのだとか。

というのも開封後のタバコの賞味期限に関しては、単純に開けてからのタバコは湿気や乾燥などによって味が落ちてしまったりするので、美味しくタバコを吸う事ができると考えられる期間である様です。

タバコの賞味期限が10か月と目安があるのならその期間内に吸えば問題無いだろう、と考えていると必ずしもそうではないかもしれません。タバコを買い溜めして長期間保存するのであれば、賞味期限だけでなく保存の仕方も意識しておきたいポイントです。

タバコは紙なので湿度の影響なども受けやすく、保存状態によっては賞味期限に関わらず不味いタバコに変身してしまうかもしれません。基本的には日に当てず湿気の少ない場所で保管するのが良いそうです。

ちなみに冷暗所で保管する必要があるなら冷蔵庫が最適だろうと考える人もいるかもしれませんが、乾燥している事や食品のニオイがタバコに移ってしまうので最適な保管場所とは言えない様です。

日頃何気なく吸い続けているタバコにも賞味期限がある、という事実に驚いた人もいるかもしれません。たとえ健康にとってはあまり良いとは言えないものだとしても、賞味期限くらいは気にかけておきたいですよね。

賞味期限が切れたタバコもカビさえ生えていなければ有害では無いとの事ですが、やはりどうせタバコを吸うのであれば美味しく吸いたい筈です。賞味期限や保管方法にも少しくらいは気を回しても良いのではないでしょうか。