日本にも世界にも名作と呼ばれる小説がたくさん存在します。最近本を読んでないなという方や読みたい本がなくなってきた方にオススメしたい日本と世界の小説の名作をまとめてみました。読みたい小説が見つかること間違いなし!この週末は読書で決まりです!

目次
最近小説読んでますか?
最近何か小説を読まれましたか?今や文庫本タイプの本も多くなり、小さくなって持ち運びもしやすくなりました。気軽に小説が持ち運べるようになった今、読みたい小説はありますか?本屋でもたくさんの本が並んでいますが、たくさん並んでいる本の中でも外れることのない日本と世界の名作を紹介したいと思います。
まずは日本の小説から!
小説を読むならまずは日本の名作から。日本の小説にはこんな風に日本語って使えるんだといった新たな発見もあります。ミステリー、青春、恋愛などたくさんあるジャンルの中からおすすめの小説のタイトル・作者と簡単なあらすじを紹介していきます。気になるものがあればぜひ読んでみてくださいね。
日本のミステリー小説の名作を読もう!
東野圭吾「容疑者Xの献身」
天才的な数学学者である石神は不遇ながらも数学教師として高校に勤めていた。そんな彼は一人娘と暮らす隣人の靖子に恋心を抱いていた。ある時彼女たちが元夫を殺してしまったことを知った石神は、二人のために完全犯罪を企てる。だがしかし、その完全犯罪の謎に挑むのはかつての彼の親友である物理学者の湯浅学であった。
宮部みゆき「火車」
休職中の刑事・本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者である関根彰子の行方を探すことになる。彼女は自身の痕跡を全て消していた。彼女は一体何者なのか?なぜ自分の存在を徹底的に消す必要があったのか?その謎を解くには、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の悲しい結末が関係していた。
伊坂幸太郎「死神の精度」
CDショップに入り浸り、苗字が市や町の名前。そして、受け答えが絶妙にずれていて他人に素手で触れようとしない死神たち。彼らの仕事は、観察対象となった人間の死期を見定めることだった。そんな死神のひとりであるクールな千葉。彼が出会う6人の人生の物語。
綾辻行人「十角館の殺人」
十角形の建物が建つ孤島角島を大学のミステリ研究会のメンバーである7人が訪れた。この十角形の建物「十角館」を建てた建築家の中村青司は半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。そんな中十角館を訪れた7人に連続殺人が襲う。犯人は一体誰なのか?終幕の1行が読者を未曾有の世界に誘い込む本格的推理小説。
宮部みゆき「模倣犯」
「天才」を犯罪者とその被害者、そして関係者たちの視線から物語が進んでいく。エリートを僭称し完全犯罪を企てた気になっている犯罪者の愚かさと幼稚さ、また犯罪とは対照的に生きている人たちの優しさなど事件の加害者と被害者が直面するであろう現実を描いた作品。全部で5巻セットになっている。
まだまだある!ミステリーの名作小説!
我孫子武丸「殺戮にいたる病」・乾くるみ「イニシエーションラブ」・森博嗣「すべてがFになる」・歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」・貫井徳郎「慟哭」・乙一「ZOO」・島田荘司「占星術殺人事件」・中井英夫「虚無への供物」・松本清張「砂の器」・夢野久作「ドグラ・マグラ」・などがあります。
仕事を頑張りたくなるやる気の出る名作小説
池井戸潤「下町ロケット」
精密機械製造業の佃製作所は、突然主要取引先から取引終了の通告をされる。資金繰りに困り、銀行に融資を頼むも断られ挙句に同業者には特許侵害で訴えられる。そんな時、大企業の帝国重工から特許の譲渡の話が出る。しかし特許を譲渡するよりも自社製品を使ってもらえるようにしたらいいのでは?という社長の思惑が働いて…。頑張る意味を教えてくれる小説。
水野敬也「夢をかなえるゾウ」
自己啓発本ながら小説タッチで物語が進んでいく。平凡なサラリーマンは自己啓発の本を読んだりセミナーに通うものの三日坊主でなかなか続かない。ある日自分の人生に落胆した彼は家にあるインド旅行の際に買った置物に「人生を変えたい」と泣き叫んだ。翌朝起きてみると、関西弁を話す謎の生き物が!置物から出てきた神様・ズニーシャと自分の人生を変えていく物語。
三浦しをん「舟を編む」
大手出版社勤務営業課の勤務だった馬締光也(まじめみつや)は、ある時辞書編集部へ異動するよう命じられる。そこには、辞書「大渡海」の考案者で嘱託になった荒木と西岡、そして契約社員の佐々木の4人がいた。また荒木とともに辞書の編集に携わっている学者の松本先生が加わり、見出し語数25万語の辞書の編纂に挑む。辞書が刊行されるまでの10年以上の軌跡を辿る物語。
やる気の出るおすすめ名作小説は他にも!
ドラマ化もされた池井戸潤「半沢直樹シリーズ」・真山仁「ハゲタカ」・山崎豊子「不毛地帯」・百田尚樹「海賊とよばれた男」・星新一「ボッコちゃん」・萩原浩「メリーゴーランド」・三浦しをん「神去なあなあ日常」・有川浩「県庁おもてなし課」・北川恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」・伊達雅彦「傷だらけの店長」などがあります。
懐かしいあの頃に帰りたくなる青春の名作小説
恩田陸「夜のピクニック」
高校生活の最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロの距離を歩くという北高の伝統行事だった。その行事に挑む甲田貴子には3年間誰にも言えなかった秘密と密かな誓いを胸に歩くことにした。学校生活の思い出や卒業後のことを話しながら親友たちと歩いている貴子だが密かな期待に胸を焦がしていた。
村上龍「69 sixty nine」
ロックミュージックと学生運動が盛んな1969年の長崎・佐世保の街のある高校生ケン。進学高校に在学しながら活発な問題児で、女子生徒の気を惹くのが大好き。そんな彼は仲間と学生運動を起こして学校にバリケードを作った。捕まって謹慎処分を受けるものの、勢いは止まらず今度は街をあげてフェスティバルをする準備をしだした。
村上春樹「ノルウェイの森」
37歳の僕は、ハンブルク空港に着いた飛行機のBGMでビートルズのノルウェーの森を聞いて激しく混乱し、学生時代を回顧した。友人キズキの恋人である直子と出会い、キズキは高校2年生の時に自殺してしまう。その後、東京の私立大学に入学した僕はある日中央線で偶然直子と再会する。その後二人は何回か会うことになり…。たくさんの人の気持ちと思いが交錯する作品。
森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
クラブの後輩である黒髪の乙女に恋している「私」は、彼女と仲良くなるために一生懸命に距離を近づけようとします。その方法は、ありとあらゆるところで彼女の視界に入ること。しかしながら彼女は「奇遇ですねぇ」と先輩の好意に気づきません。そんな彼女と先輩である「私」が出会う先々の街でで起こる面白おかしい出来事のお話。
泣きたくなること間違いなし!感動の名作小説!
小川洋子「博士の愛した数式」・辻村深月「ツナグ」・萩原浩「明日の記憶」・重松清「ビタミンF」「青い鳥」・リリーフランキー「東京タワーーオカンとボクと、時々、オトン」・豊島ミホ「エバーグリーン」・梨木香歩「西の魔女が死んだ」・角田光代「八日目の蝉」・浅田次郎「天国までの百マイル」もおすすめです。
恋に恋したくなるおすすめの恋愛小説
有川浩「阪急電車」
電車に乗り込んでいる人たちにはそれぞれにドラマがあるもの。恋人を自分の同期に寝取られた美しい女性、彼氏のDVに悩む女子大生、自分の進路に迷う高校生、ママ友の中から抜け出せない女性。彼女たちが織りなすドラマを駅を終着として解決していくお話。
片山恭一「世界の中心で愛を叫ぶ」
オーストラリアの旅に向かう道中にいる朔太郎は、亡くなった恋人アキのことを思い出していた。中学生の時に出会った朔太郎とアキは高校生になり、次第に恋に落ちていく。しかし出会って3年目のときアキが白血病にかかってしまう。日に日に衰弱していく中、修学旅行で行ったオーストラリアに行きたがったていたアキを連れていくため、朔太郎はアキを連れ出してオーストラリアに向かう。
東野圭吾「秘密」
自動車部品メーカーに勤める杉田平介の妻・直子と娘・藻奈美が乗ったバスが転落事故に事故に遭う。直子は死亡したが、藻奈美は一時は回復不能とまで言われたのだが奇跡的に回復する。しかし藻奈美が目覚めた時、藻奈美の意識は直子そのものだった。それから平介と藻奈美は平穏に暮らしだすが、そこには誰にも言えない秘密ができてしまっていた。
他にもある恋愛小説の名作!
辻仁成「サヨナライツカ」・唯川恵「肩ごしの恋人」・姫野カオルコ「ツ、イ、ラ、ク」・新海誠「秒速5センチメートル」市川拓司「いま、会いにゆきます」・伊藤左千夫「野菊の墓」・江國香織「ウエハースの椅子」・宮本輝「錦繍」・川上弘美「センセイの鞄」・川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」島本理生「ナラタージュ」などがあります。
世界の名作を読もう!
日本の小説だけでなく世界の名作小説を読みたいという方もいるのでは?そんな方のために世界の名作小説をまとめてみました。海外の小説は、小説が執筆された時代の名残や伝統が色濃く残っていたりすることもあるので、歴史的な知識も身につきます。また、海外の小説は古くから愛され続けているものが多いのも特徴のひとつです。日本の小説を読み終えたら海外の小説を読もう!
世界の不朽の名作小説を読もう!
まず1番有名な世界の名作小説といえば、「星の王子さま」ですよね。また、J.K.ローリングが書いた「ハリーポッターシリーズ」もおすすめです。またそれ以外にもサルマン・ラシュディ「真夜中の子供たち」・ウラジーミル・ナバコフ「ロリータ」・エミリーブロンテ「嵐が丘」などたくさんの名作小説が世界にはあります。
世界の名作小説の中でもまずは不朽の名作と呼ばれる小説から紹介していきたいと思います。ドエトフスキー「罪と罰」・「悪霊」・プルースト「失われた時を求めて」・スウィフト「ガリバー旅行記」・シェイクスピア「リア王」・ダンテ「神曲」・ラルフ・エリンス「見えない人間」・セリーヌ「夜の果てへの旅」などがあります。
これ以外にもまだまだ世界の名作小説はあります。世界の名作小説をジャンルごとに紹介していきますので気になるのがあればぜひ手にとって読んでみてください。きっとお気に入りの小説が見つかること間違いなし!世界の名作小説を読もう!
世界の恋愛小説を読もう!
初恋のことを覚えていますか?ツルゲーネフ「はつ恋」は、そんな初恋の甘酸っぱい思い出を蘇らせてくれる小説です。純愛小説に胸を打たれたい時には、ニコラス・スパークスの「きみに読む物語」がおすすめです。またいけないこととわかっていながら燃えてしまう不倫をテーマにした小説がロバート・ジェームズ・ウォラー「マディソン郡の橋」です。
女性が自由に恋愛できない時代に自由に恋愛をしようとする女性を描いたシャーロット・ブロンテ「ジェーン・エア」もおすすめです。露骨な性描写から論議を醸し出したD・H・ロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」、コミカルに恋愛を描写したジェーン・オースティンの傑作「高慢と偏見」もおすすめです。
世界のミステリー小説を読もう!
まずは世界のミステリー小説といえばアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」ですよね。それ以外にもS・S・ヴァン・ダイン「僧正殺人事件」「グリーン家殺人事件」・エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」・エラリー・クイーン「Yの悲劇」・G・K・チェスタトン「ブラウン神父の童心」もおすすめです。
ジョン・ディクスン・カー「三つの棺」も密室ミステリーが好きな人にはおすすめ。スティーグ・ラーソン「ミレニアム1ドラゴンタトゥーの女」・ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」・ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」・レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」・ウィリアム・アイリッシュ「幻の女」もおすすめです。
世界の名作感動小説を読もう!
世界の名作でも涙を流してみませんか?「星の王子さま」以外にも感動させられる名作はたくさんあります。フランツ・カフカ「審判」・チアヌ・アチェベ「崩れゆく絆」・フローベールイ「ボヴァリー夫人」・フリオ・コルタサル「石蹴り遊び」・マーク・トウェイン「ハックルベリ・フィンの冒険」・カート・ヴォネガット・ジュニア「タイタンの妖女」もおすすめです。
またそれ以外にもスタンダール「赤と黒」・スコット・フィッツジェラルド「華麗なるギャッツビー」・J・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」・ダニエル・キイス「アンジャーノンに花束を」・ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」・J・R・R・トールキン「指輪物語」もおすすめです。物語の時代背景や主人公の心理描写にグッとくるものがあるものばかりです。
日本と世界の名作小説を読もう!
名作小説を読もう!
日本を代表する小説家の書いた素晴らしい小説だけでなく、世界的にも有名な小説をたくさん紹介しました。本を読むと思わず情景を想像したり、その後の展開が気になってついつい他のことがおろそかになってしまうこともありますよね。でも本を読み終わった後、浸りきった世界の余韻を楽しむのも読書の醍醐味です。
次の週末は読書で有意義な時間を!
次の週末はぜひ気になったタイトルを手にとって、読書の時間を設けてみてください。また、朝活と称して朝の時間に本を読むのもいい習慣になりそうです。読書は自分の世界を広げてくれるだけでなく、語彙力も身につくので本当におすすめです。この週末はぜひ日本の名作と世界の名作の小説を読もう!
評価 4.4/ 5(合計5人評価)
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