いつもの晩酌となると、大概はビールもしくはハイサワーという方も多いかと思われます。でも本当はウイスキーに憧れていませんか?飲み方にもロックや水割りなど様々です。大人の嗜みウイスキーの飲み方レクチャーです。あなたはロック派、それとも水割り派?

目次
ロックでも水割りでもウイスキーは敷居が高い?
ロックでも水割りでもウイスキーは嗜めればベスト!
ウイスキーはお好きですか?近年ではハイボールも人気なカクテルと化したことでウイスキーへの関心も高まっています。ただ大勢で飲んだりいつもの晩酌では、相変わらずビールやチュウハイなどが人気かもしれません。それにワインと同じように銘柄が多くてよく分からないという声もあります。
ロックでも水割りでもウイスキーを習慣化したい
でも偶にはじっくりと旨いお酒が飲みたい、そう思われたら是非ウイスキーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?グルメたちが嗜むようにゆっくり飲むのに適しています。決して敷居が高い気取ったお酒ではありません。
ロックや水割りなどでウイスキーの飲み方は工夫をする
昔からウイスキーにはある種の固定概念があります。お父さん達が接待の時に飲むお酒、あるいはクラブやスナックにて出される飲み物といった特殊な環境を連想させます。またウイスキーはアルコール度数が強く、しかも独特な風味があって飲みづらいイメージをお持ちかもしれません。確かに40%以上のアルコール度数なので、飲み方を工夫するのが習わしになっています。
ロックや水割りで美味しいウイスキーの種類について
ロックや水割りで美味しいウイスキーの諸々
それでは、ウイスキーをもっと楽しめるグルメな入門編に入るその前に、少しだけウイスキーに関する予備的且つグルメな知識を確かめておきましょう。特にウイスキーにはどのような種類があるのかが分かれば、ロックや水割りなどの飲み方も一味違ってきます。あなたが最も美味しいと思えるウイスキーの楽しみ方を見いだせればと願っています。
ウイスキーにはシングルモルトとブレンデッドなどがある
よくコマーシャルなどでも耳にするかと思いますが「モルトウイスキー」という言葉があります。また「シングルモルト」という言葉も頻繁に登場します。他にも「グレーン」「ブレンデッド」という言葉もあり、ウイスキーには種類があって各々に独特な特徴も目立つのです。これらはウイスキーの美味しい飲み方にも関わってきます。以降各々の種類についてご説明します。
シングルモルトウイスキーとは?
シングルモルトウイスキーとは、大麦だけを原料にしたモルトウイスキーの一種です。主にウイスキーは大麦、穀類、イモ類が原料となり蒸留所で作られます。とある蒸留所だけで造られたウイスキーのことをシングルモルトウイスキーといいます。
日本種の蔵元にも類似したシングルモルトウイスキーの蒸留所
シングルモルトウイスキーは、例えば日本酒の地酒が酒蔵によって個性が違うのと同様に、製造される蒸留所によって様々な差が生じてきます。その蒸留所の環境(水や風土)や気候が影響し独自の味わいが出ます。また法的なルールによって含有量や主原料のパーセンテージなども決まっていることがあります。
グレーンウイスキーとは?
グレーンウイスキーは主原料にとうもろこしや小麦などの「穀類」を用いていることが大きな特徴です。また蒸溜の方法もモルトウイスキーと違います。モルトウイスキーは単式蒸溜器を使用するのに対し、グレーンウイスキーは連続式蒸溜機を用いて作ります。主なグレーンウイスキーとして有名なのが、「バーボン」という種類のものです。
ブレンデッドウイスキーとは?
ブレンデッドウイスキーとは、上記にあるモルトウイスキーとグレーンウイスキーとの2種類以上を混合したウイスキーのことを指します。混ぜるとコスパが高くなるとか味がチープになるということではなく、むしろ様々な特徴のウイスキーを絶妙なバランスでブレンドし味や香りを加えるようなものなので技術も必要となってくいるのです。
ウイスキーのふるさとを知って飲み方を見つけよう
ウイスキーの飲み方についてどんな方法が浮かびますか?通常ならロックにするか、水割りにするか?というイメージかもしれません。その前にもう少しウイスキーのことを知っておくと、よりグルメな美味しいいただき方ができます。数多いウイスキーはその源流がどこの土地にあるかで違いが出ます。ここでは世界の5大ウイスキー、その原産地についてのご紹介をします。
スコッチウイスキー
ウイスキーと聞いて、その次に思い浮かべるキーワードこそ「スコッチ」かもしれません。それくらいスコッチウイスキーは定番の中の定番です。そんなスコッチの故郷は、およそ100か所を越える蒸留所があると言われているスコットランドです。特に「ハイランド」「スペイサイド」「アイラ」といった地域別で製法や香りなどに特色が出ています。ビートと呼ばれる燻しが魅力です。
アメリカンウイスキー
アメリカを代表するウイスキーは大麦ではなくトウモロコシを主原料とし、生産地はケンタッキー州を中心に蒸留されている「バーボン」が最も有名です。ホワイトオークの樽の内側を焼いてその中に詰めて熟成させるという独特な製法です。アメリカが世界に誇る生産物として公認しています。ちょっとワイルドでワルなイメージを連想させるウイスキーです。
カナディアンウイスキー
あまり注意深く見ることがないカナダのウイスキー、カナディアンウイスキーの場合は大麦ではなくライ麦を原料にすることで優しい飲みやすい味が出るのが特徴的です。最もピュアで癖のないウイスキーとして知られ、飲みやすさが人気のようです。また法的に3年以上貯蔵が決められています。
アイリッシュウイスキー
スコットランドの対抗馬としてアイルランドのウイスキーも世界的に知られています。そもそもウイスキーとは「命の水」を意味するアイルランド語がルーツとされています。石炭を利用した製法でまろやかな風味のウイスキーに仕上がります。
ジャパニーズウイスキー
日本もウイスキー大国のひとつとされています。世界的にも有名なメーカーが存在し歴史があり広く認知されています。元来はスコッチウイスキーを手本にし日本人の好みに合わせて研究開発され続けています。その特有な繊細さが気品と風味に現れています。
ロックや水割りなどバラエティ豊かなウイスキーの飲み方
では、ウイスキーの美味しい飲み方について一つづつ考察していきます。グルメな方も初心者の方も、ご自分にあった美味しい飲み方をいろいろお試しください。どれもいたってシンプルな飲み方ですので、気負うことなく楽しむのが最も美味しい飲み方です。ロックや水割り以外にもいくつか飲み方があります。
ストレートでウイスキーを嗜む飲み方
ウイスキー本来の味を嗜む、グルメや通な飲み方はストレートです。スコットランドではストレートのことをニート(気ままに)と呼ぶこともあるそうです。意外なことに、年配者よりも若い世代のほうがこの飲み方を好むという統計があります。ただし直接高い度数のまま飲むので、飲み過ぎに気をつけたいものです。
水割りでウイスキーを嗜む飲み方
水割りこそ一般的なウイスキーらしさの定番です。水と氷をグラスに入れてウイスキーを注ぐという、比較的ポピュラーな飲み方です。ポイントは水も氷も冷えた状態にしウイスキーを入れることです。グラスに氷をめいっぱい入れウイスキーを自分好みで入れてから、水を加えます。濃さを微調整出来るのが水割りらしい飲み方です。
ロックでウイスキーを嗜む飲み方
「オンザロック」とも呼ぶウイスキーらしい本格的な飲み方です。その為、飲む銘柄にもこだわりがあると一層楽しみが増えます。方法は簡単で、大きめな氷をグラスに入れウイスキーのみ注いで、あとはゆっくり時間かけて氷が解けるのも一緒に味わいます。グルメが好むようなバーに行くと「ブリリアンカット」などの削って形を整えた氷を提供してくれるところもあります。
ハイボールでウイスキーを嗜む飲み方
CMでもお馴染、そして各メーカーが一番プッシュする最も人気のあるウイスキーの飲み方、それがハイボールです。誰しも一度は飲んだ経験があるかもしれません。氷を適度に炭酸水と割って出来上がりです。本格的に飲むのなら少し濃いほうが良いとされますが、大凡の割合はウイスキー1に対し、炭酸水4くらいに薄めると飲みやすくおつまみや食事にも合います。
トワイスアップでウイスキーを嗜む飲み方
トワイスアップはあまり知られていない方法ですが、実はウイスキーと常温の水を1:1にして飲むという至ってシンプルな嗜み方です。通やグルメというよりブレンダ―やバーテンダーが業務上でを目利きをする際に行う飲み方と言われています。テイスティングに際して、水と同等にするのが最もふさわしいとされています。
ウイスキーミストでウイスキーを嗜む飲み方
ロックの飲み方の変形です。こちらはざくざくとしたクラッシュアイスとウイスキーのミックスです。時折レモンのピールや果汁も加えて飲むこともあります。暑い夏などにウイスキーをクールに嗜むには最適な飲み方です。
ウイスキーはロックや水割りなどでもっと楽しもう!
大人の風格漂うお酒の代表選手ウイスキーは、奥が深くいつまでも愛用者が途絶えない魅力があります。ワインと同じように風味や香り、熟成年数など色々と知識を得るのも楽しいかもしれません。先ずは少しづつでもロックや水割りハイボールなどで親しんでいって欲しいものです。
評価 3.8/ 5(合計8人評価)
記事へのコメント
気軽にコメントしよう!
※コメントは承認後に公開されます。