ワインボトルの形はなぜ違うのでしょうか?誰にもわかりやすいいかり型・なで型以外にも、実は色々な種類があるんです!産地によっても違うワインのボトル。見た目だけで見分けられれば、グルメな彼女や周囲からも一目置かれるようになるかも!?

ワインボトルの形が違うのはなぜ?見た目で分かる産地と意味まとめ

目次

  1. ワインボトルの形で産地や味がわかる?
  2. ワインボトルその①いかり肩のボルドー型
  3. ワインボトルその②なで肩のブルゴーニュ型
  4. ワインボトルその③スリムなライン型・モーゼル型
  5. ワインボトルその④どっしりなで肩のシャンパーニュ型
  6. ワインボトルその⑤スリム&のっぽのアルザス型
  7. ワインボトルその⑥くびれがセクシーなプロヴァンス型
  8. ワインボトルその⑦ぽっちゃりしたボックスボイテル型
  9. これワイン!?イタリア製変わり種ワインボトルの種類
  10. ワインボトルの形はあくまで目安

ワインボトルの形で産地や味がわかる?

フレンチやイタリアンなどの高級グルメに欠かせないワイン。世界各国で作られており、最近では国産ワインも種類豊富になってきていますが、やはり本場はフランスをはじめとするヨーロッパ各地です。赤、白、甘口、辛口など様々な種類のあるワインですが、実はワインボトルの形にも種類があるって知っていますか?

実は、ワインのボトルを見るだけで、そのワインのスタイルや大まかな味、産地までもわかってしまうんです!女性と食事に行った時に形の違うワインボトルを見てオススメのワインを提案できれば、「グルメに詳しい人」として一目置かれるかも!?

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ワインボトルその①いかり肩のボルドー型

ボルドーワインといえば誰もが聞いたことのある有名な産地。フランスのボルドー地方の名がつくこのタイプのワインは、見た目しっかりした「いかり肩」の瓶に入っています。その昔、大英帝国として世界中で貿易をしていたイギリスから一番近い港&ワイン産地がボルドーだったことから世界中にボルドー型のボトルも広がったと言われており、世界中で一番使われている形です。

グルメ大国フランス。フレンチでもよく使われるボルドー型のボトルに入っている赤ワインは、渋みが強く濃厚なもの、白ワインはスッキリした辛口のものが多いようです。最もメジャーな形ですので種類も多く、750mlの一般的なものはもちろん、パーティ用の6000mlの大瓶まで世界中のワインが今日もボトル詰めされています。

ワインボトルその②なで肩のブルゴーニュ型

同じグルメ大国フランスでも、こちらはブルゴーニュ地方で伝統的に使用されている形です。ボルドーとは見た目が全く違う「なで肩」になっています。この形だとワインボトルを互い違いに重ねられるため、保管のスペースの節約にもなります。ブルゴーニュのワイン保管庫は地下に作られ、あまり広いスペースを確保できなかったため、この形が定着したと言われています。

また、ボルドーワインはカベルネ・ソーヴィニヨンなど小粒で赤みの強い品種を使って作るため、デキャンタする際オリ(沈殿物)が多く、肩部分でストップするよういかり肩になっています。しかしブルゴーニュワインはボルドーとは違う比較的大粒の品種のぶどうを使うためオリが少ないことからこの形になっているようです。

こちらもボルドーに次いでよく使われており、世界中どこに行っても見ることができます。この瓶に入っているワインは赤なら「渋みが控えめでやや酸味のあるすっきりした味」白は「濃厚な味わいの比較的高級なタイプ」(産地にもよりますが)が多いようです。

ワインボトルその③スリムなライン型・モーゼル型

甘めのリースリング(白ぶどうの一種)ワインが有名なドイツでは細身のすらっとしたボトルが一般的。リースリングは寒い地方で育てると酸味が強くなり、暖かい地方で育てると甘酸っぱくなるといいます。ドイツは寒い地方が多いので、そのままだと酸味が強くなりすぎます。途中で発酵を止めたりぶどうジュースを加えたりして甘味を残すので、甘口の白ワインが多くなるそうです。

各地方で瓶の色も微妙に違うようです。ライン地方では茶色、モーゼル地方では緑色のボトルが一般的ですが、最近では上の写真のように青い瓶やデザインに凝ったものも多くなってきているとか。見た目が青いタイプはよりフルーティで飲みやすく、ワイン初心者にもおすすめです。

ワインボトルその④どっしりなで肩のシャンパーニュ型

フレンチグルメの王道シャンパーニュ地方に代表されるシャンパーニュ型のボトルです。シャンパンに限らず、スパークリングワインは全てこのボトルに入っています。シャンパーニュの発明者ドン・ペリニヨンが瓶の中で二次発酵し破裂したワインが他と明らかに違う美味しさであることに気づき、安定供給するためにこの工夫されたボトルも開発したと言われています。

見た目の似たブルゴーニュ型よりもどっしりと太く貫禄があり、瓶のガラスも厚くて頑丈なものが使われています。底のくぼみも大きめで、これは瓶底に衝撃を加えた時、瓶の口元に凄まじいエネルギーが集まるため。底の表面積を大きくしエネルギーを分散させることで、ボトル内の圧が強くなりすぎて栓が抜けないようになっています。

ワインボトルその⑤スリム&のっぽのアルザス型

ライン型・モーゼル型とほぼ同じ見た目のアルザス型。暗い緑色の瓶が多く、ライン・モーゼル型よりもさらにスリムな体型です。フランスのアルザス地方はドイツとの国境近くにあるため、リースリングづくりが盛んな地域。ドイツより比較的温暖なため、ドイツのように甘味を加えずにぶどう元々の酸味を生かした、しっかりした味わいになります。

アルザス産のリースリングは、キリッとしたミネラルの香りも特徴の一つ。甘すぎずすっきりと飲めるワインです。また、リースリングワインは淡い黄色が基本ですが、暖かい地方で育つほど色が濃く、粘性も高いものになるため、ドイツ産のものよりとろりと金色に溶けて見えます。

ワインボトルその⑥くびれがセクシーなプロヴァンス型

「プロヴァンス風」とつくと大変おしゃれなグルメ感が漂う南フランスのプロヴァンス地方ではロゼワインの醸造が盛んです。普通の瓶に入っているものも多くありますが、この地方特有の形としてキュッとくびれたセクシーなボディのボトルも存在します。瓶の底も肩より狭く、珍しいスタイルのボトルに入った薄桃色のロゼワイン。見ているだけでも可愛らしいですね。

そんな可愛らしい見た目に反して、プロヴァンス地方のロゼワインはキリッとスパイシーで辛口なものが多め。また、アルコール度数もロゼとしては高い傾向にあります。ゆるふわ系かと思ったら、見た目と違うちょっと意外な面を隠し持った女性のようではありませんか?

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ワインボトルその⑦ぽっちゃりしたボックスボイテル型

ドイツのフランケン地方で多く見られる形のワインボトル。元々は昔ワインを入れていた皮袋を真似て作られたもので、その姿が「山羊の陰嚢」に似ているためにボックスボイテルと呼ばれるようになったとか・・・。ウイスキーボトルのような美しい曲線のこのボトルは、フランケン地方とポルトガルの一部でしか使われていないデザインです。

ボックスボイテル型の中身は軽くて飲みやすいロゼワインか、甘めの白ワインが多いドイツには珍しいキリッと辛口の白ワインです。変わった形のボトルなので、飲んだ後に瓶を再利用して楽しんだりする方もいるようです。

これワイン!?イタリア製変わり種ワインボトルの種類

ペッシェヴィーノという、こちらもグルメの国イタリアのワイン。どうやら日本でも一時期流行ったことがあるようです。ご覧の通り魚の形をした薄緑色の瓶から主張しているだけあり、白わい似合うと言われる魚や魚介料理との相性は特に抜群です。飲んだ後も捨てるのが勿体無くなってしまうかも!?これ以外にも、ロゼや赤などもあるようです。さすがルネッサンスの国ですね。

ボルドー型が使用されることが多いイタリア。しかし北イタリアのワイン名産地、バローロではボルドーとブルゴーニュの中間くらいの普通肩?ワインボトルが使われています。伝統的なものは鮮やかな赤色で渋みが強く、長いもので20年から40年もしっかりと長期熟成される赤ワインです。最近ではよりフルーティで繊細な香りを持ちつつも濃厚な旨味を持つタイプも作られています。

丸みを帯びた大きめのボトルの下半分に藁が巻かれた特徴的な形のボトル。一度見たら忘れられないこのデザイン、イタリアのトスカーナ地方の伝統的なワイン、「キアンティ」に使われるボトルです。渋みが少なく、さらりと軽やかな赤ワインは、トスカーナ産牛肉の炭火焼きなどにぴったり。ですが、手間がかかるためか最近は数が少なくなっているそうです。

ワインボトルの形はあくまで目安

ワインはヨーロッパの歴史と切っても切り離せない関係であり、それぞれのボトルの形にも意味があります。その土地の気候に適したぶどうの品種、そのぶどうを使ってできるワインの特徴や料理との相性、テーブルでのデザイン性など、ワインは知れば知るほど奥が深いもの。

現在では日本を含め世界中の産地で生産されているワインも、おおよそそれぞれの特徴に合わせてボトル詰めされていますが、何事にも例外はあるもの。ショップの店員さんやレストランのソムリエに聞く以上に確実なことはありませんので、あくまでも目安として、自分好みのワインを探す参考にしてみてくださいね。

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