今ではファッションとして再重要視され、雑誌として取り扱われる事も多くなっているスーツコーデ。フォーマルなスーツも人気でしたが、最近ではカジュアルに着こなす事も注目されています。そこで人気度の高いメンズブランドから、男のカジュアルコーデをご紹介します。

スーツをカジュアルにコーデ!おすすめのメンズブランドも紹介

目次

  1. スーツの価格によって変わる印象
  2. 2万でおさまるスーツは寿命が短い!
  3. お手ごろ価格のブランドスーツ
  4. 印象ばっちり高級スーツ
  5. カジュアルコーデの前に正しいスーツの着方
  6. おすすめスーツブランド「ラ・ファブリック」
  7. おすすめスーツブランド「ポール・スミス」
  8. おすすめスーツブランド「ユナイテッド・アローズ」
  9. カジュアルコーデのコツ
  10. カジュアルスーツコーデまとめ

スーツの価格によって変わる印象

スーツの価格はピンからキリまであります。安くて使い勝手の良いものから、ブランド物の高くて上品なスーツと様々です。着こなしを気にするのであれば、まずは価格別で、どういう立場の人が着る服なのかを把握する必要があります。年齢と不相応な着こなしをしていると、相手に不快感を与えてしまう場合もあるので注意しましょう。

1万円前後から8万円を超えるスーツを、まずは価格帯別に特長交えて基本をしっかり確認してスーツを着こなしていきましょう。

2万でおさまるスーツは寿命が短い!

この価格帯は、大型のモールなどで販売されている服です。日本製や海外製など区々ですが、どれも型があらかじめ決められて大量生産された服です。縫製工場にて流れ作業で、一日に何着も作られているスーツでしょう。価格が安い分、寿命も短い相応のものです。

しかし前向きに言えば、社会人になりたての人にはピッタリの服でしょう。逆になりたての1年目の人が高いブランドのメンズスーツを着ていると、スーツ自体が浮いた印象を相手に与えてしまいます。まさに着こなしているのではなく、着させられている状態です。フレッシュな若者は、まず無理せずこの価格帯のものを選びましょう。

お手ごろ価格のブランドスーツ

この価格は、各ブランド社の入門編といったところです。店頭で宣伝用に上下でセット売りされているスーツも、大体がこの値段になります。見た目もベーシックなものが多く、少し派手さを抑えたカジュアルなメンズの服が数多く販売されているでしょう。

仕事も慣れ始め、後輩が何人も出来たころに買い替えを考えはじめます。そういった時期にはピッタリなスーツです。新人からワンランク上のビジネスマンを目指す為にも、このころからブランドものを意識し始めるのも良いでしょう。

印象ばっちり高級スーツ

この価格帯になると仕事でもある程度実績も作り、商談ごとも多い人に合うスーツです。生地となる糸から高品質なものが使われ、腕周りの稼動域から見た目の艶が違います。この値段のスーツの着こなしは、髪型や爪など身だしなみもしっかり整えなければなりません。

役職も上がったなら、後輩に指導したりチームを引っ張らなければならないでしょう。責任感も芽生え、仕事に打ち込む時期を考え、スーツを選んでください。成功させるためにも、見た目の印象でまずプラスに評価されるようにしましょう。

カジュアルコーデの前に正しいスーツの着方

後ろの襟

スーツを着る時に鏡で正面ばかりを気にしてしまいがちですが、後ろ姿にも気を遣いましょう。後ろの襟から中に着ているシャツが、2cmくらい見えている状態がベストとされています。シャツが完全に隠れていたり出過ぎていると、後ろから見た時の着こなしの印象が最悪です。後ろ指を指されない様に、サイズには注意しましょう。

背中

スーツを着た時の背中の状態を確認しておいてください。型崩れを起こしていたり変なシワがあると、そのジャケットの着こなしは難しいでしょう。背中を伸ばした状態で、体にフィットしているかどうかが大事です。サイズが合っていないと服が駄目になるスピードも早いし、着ていて疲れやすいので気を付けましょう。

袖口

背筋をピンと立てて腕を下ろした時の袖丈を見てください。袖口から中に着ているシャツが、後ろ襟同様2cm顔を出している状態がベストとなります。シャツが出過ぎていたり隠れていると、いかにも仕事が出来なさそうな印象になってしまうでしょう。試着した時に店員さんに頼むと、適正なサイズに合わせてくれるので忘れずにしてください。

着丈

着丈の長さは、後ろ姿の印象が決まる最も大事な役割を果たしています。丈はお尻が丁度隠れるぐらいが程よい長さでしょう。着丈は多少の前後はかまいませんが、度が過ぎて短すぎたり長すぎると不自然になります。せっかくいい服を着ていても着丈がおかしいとメンズコーデ全体にも影響するので気を付けたいポイントです。

バスト

ジャケットのボタンを全て留め、その状態で握ったこぶしがスッポリ入るのが丁度いい大きさとなります。そのくらいのゆとりがないと、正面で相対したときに窮屈感が生じてしまいます。しかしこぶしが入らないからといってサイズを上げすぎると、襟や袖丈がおかしくなるので、その辺のバランスを考えながら着こなしていきましょう。

裾口

最後の締めの裾口の長さをを忘れずに確認しましょう。裾口は素足の状態ではなく、皮靴を履いた状態で見てください。だいたい靴のヒールの部分から4cm上あたりに、スラックスの裾丈がくるのがベストです。短すぎて靴下が見えていたり、長すぎて蛇腹になっているとかっこ悪く見られます。スーツが映えるような長さを見極めましょう。

おすすめスーツブランド「ラ・ファブリック」

スーツをオーダーメイドで、ネットから注文できるメンズブランド。初回のみ実店舗で採寸する必要があります。東京にしか店舗がなく、「実店舗で採寸」というハンデがありますが、全国で定期的に期間限定ショップ展開をしているので、チェックしておきたいブランドです。一度採寸してしまえば、次からは何度でもネットから注文購入できるので、逃さずに注意しましょう。

ネットで事前に登録をし、来店してコーディネーターに採寸。通販で服を購入して一番不満に思うことが「サイズ感の違い」です。一口にLやMといっても、人それぞれ体系が細かく異なります。お腹が出ていたりもするでしょう。スーツほど自分の体にフィットした時の、着心地が良いものはありません。失敗するリスクが少なく、安心してファッションを楽しめるメンズブランドです。

おすすめスーツブランド「ポール・スミス」

ブランドと聞いて知らないものはいないくらい有名な銘柄。質はもちろんのこと、クラッシックでエレガントなデザインで人気を博しています。上質な素材ですがコスト的には手の出しやすいスーツも揃えているので、若い世代から大人まで幅広くファンがいるでしょう。表だけでなく裏地にも、凝ったデザインの服が施されていることが多いのが特徴です。

かと言って主張しすぎない、あくまでスーツを尊重していてお洒落なアイテムです。定番で人気の色んなシリーズものの種類があったり、顧客のニーズに答えたオーダー注文システムも導入しています。素材や組み合わせは100を超えるパターンがあるので、他社と被らずに自分だけのカジュアルコーデが楽しめるでしょう。

おすすめスーツブランド「ユナイテッド・アローズ」

ブランド名は世界で有名な名前となりましたが、商品は非常にリーズナブルなものも多いので、スーツ初心者にも優しいショップ。CMでもよくビームスとセットで、アウトレット宣伝が行われています。良質な生地銘柄は極力使用せずに、「機能的なスーツ」作りを心がけているそうです。それでいて見た目は安っぽくは見えず、クオリティの高いメンズスーツが手に入るでしょう。

店舗を訪れるとスーツ上下はもちろんですが、細かいアイテムまで品揃えが豊富です。海外から注目されるブランドの中の一つが、このユナイテッド・アローズ。商品の値札を見て歩くと、コストパフォーマンスの良さが分かるでしょう。店舗を目の前にした時にハードルが高いと一瞬思うかもしれませんが、一歩踏み出して来店してみてください。満足のいく買い物が出来るはずです。

カジュアルコーデのコツ

カジュアルコーデテクニックのポイントは、「奇をてらいすぎないこと」、この一言に尽きます。スーツをカジュアルに着こなすということは、いつものように上下セットで決めるのではなく、ジャケットとパンツの組み合わせです。あまり懲りすぎずに、シンプルで王道を意識し、少しアクセントを隠し味程度に魅せると外すリスクは少ないでしょう。

カジュアル「ネイビージャケット×ベージュチノパン」

定番中の定番。いろいろな雑誌でもよく取り上げられ、メンズショップの店員さんにも多く見られるコーデです。色のまとまり感が凄く合っていて、明るく爽やかなイメージを相手に与えます。涼しい印象カラーと使っているので、夏や春にベストなカジュアルコーデでしょう。中のシャツを、明るすぎない色の服を選ぶように注意してください。

カジュアル「グレージャケット×グレースラックス」

カジュアルコーデで禁じてなのが、「色の統一」です。ですが、中に着るシャツで、そのコーデを生かすも殺すもあなた次第となります。上は濃い目のグレージャケットで中に明るい色のシャツがくるので、下はあまり主張させずに薄いグレーの細身スラックスでスッキリさせましょう。組み合わせが上手くいけば、グラデーションが美しく、知的なファッションを楽しめます。

カジュアル「イエロージャケット×ネイビーパンツ」

クリーム色のイエローナイロンジャケットを選ぶことによって上半身にツヤが出るので、パンツは暗めの色で統制の取れた雰囲気にまとめたコーデです。ある程度引き締まった印象もあるしラフ感も出るので、ドレスコードのあるお店でも活躍できるでしょう。ナイロンジャケットにも色々な種類があるので、実際に試着してみて全体のまとまりを確認してください。

カジュアル「柄入りジャケット×ホワイトパンツ」

ホワイトパンツで大胆な柄入りジャケットが映えるように着こなすメンズコーデ。気をつけて欲しいのが、ジャケットの柄は細かめのものを選ぶこと。大きな柄物を選んでしまうと、たとえホワイトパンツを履いたとしても、見るものの目が散ってしまいます。ベルトも細めのものを選び、素足風に見せた革靴を履いてシンプルなシルエットなカジュアルさを心がけましょう。

カジュアル「ブラウンジャケット×ホワイトデニム」

柔らかいイメージを与えてくれつつも、他と被りにくい素材であるブラウンジャケット。中のシャツやセーターも優しい色をチョイスすることによって、トラッドな相性効果をもたらせてくれます。白のデニムがパレットがわりになり、ジャケットのシルエットを綺麗に演出。茶色は温暖色で親しみやすい傾向にあるので、接客業などでも活躍できるカジュアルファッションです。

カジュアルスーツコーデまとめ

スーツコーデは一歩間違えればバランスのおかしい着こなしになってしまいます。いくら本人が個性と言い張っていても、第三者から見て明らかにおかしいと、やはりもったいない。ビジネスでは戦闘服、プライベートではオールドファッションとして、上手く立ち回れるように研究していきましょう。


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