キャリア30年以上ものあいだ、さまざまなドラマや映画作品などに数多く出演しており、現在も国内を代表する俳優として知られている大沢たかおさん。温和な雰囲気を持ち、周りの空気を包み込むような存在感を醸し出している大沢たかおさんですが、年齢を重ねてもなおその魅力は増していくばかりです。老若男女の幅広いファンから愛されている俳優でありますが、爽やかなルックスと優しい声質によって、特に女性からの支持を圧倒的に集めています。

「ロマンスの神様」や「ゲレンデがとけるほど恋したい」など、世代を越えて愛されている名曲を書いたことでも知られている歌手、広瀬香美さん。キャリア25年以上にもおよぶ長年の音楽活動を通して多くのビッグセールスに恵まれたことで、国内屈指のスーパー・ヴォーカリストとしての地位を現在も築き上げております。現在の生活は1年間の半分をLAで過ごし、残りの半分を日本で過ごすライフスタイルから、多くの同世代の女性たちにとって憧れの存在でもあります。

そんな2人ですが1999年に結婚すると、わずか7年間という短い結婚生活にピリオドを打ちます。当時は、人気急上昇のイケメン俳優と、飛ぶ鳥を落とす勢いでセールスを重ねていく人気歌手の離婚というだけあって、両者のファンを巻きこんで全国的な話題となりました。大沢たかおさんと広瀬香美さんを分け隔てるものとは、いったい何だったのか。2人の馴れ初めエピソードや離婚の理由とは？気になる子供の存在まで、さまざまな画像を交えつつ調べてみました。

1968年に東京都武蔵野市に男3人兄弟の末っ子として生まれ育った、大沢たかおさん。高校生になると音楽好きが高じたことでバンド活動を始めてベースを担当するなど、多感な思春期時代を過ごしていました。高校卒業後は、都内の専修大学経済学部に入学し、在学中にはモデル事務所からスカウトされたことをきっかけに芸能活動をスタートさせました。「MEN'S NON-NO」を始めさまざまな男性ファッション誌にモデルとして活躍し、パリ・コレクションにも参加しました。

順風満帆なモデル活動を送っていたなか、だんだんとレッスンなどに興味を持てなくなったことで大学卒業後はしばらかく無職の生活を送っていたとのこと。モデル活動を止めたあとは、世界中を回る放浪生活を1年間にわたって続けており、このころから大沢たかおさんの海外志向ぶりを感じさせます。帰国後も特にやることがなく過ごしていたところ、モデル時代からお世話になっている事務所のマネージャーから俳優業を勧められたことで、しだいに俳優の道へ進んでいきました。

事務所のマネージャーから俳優業を勧められた大沢たかおさんですが、当初は俳優よりもモデルのほうがかっこいいというプライドがあったため、なかなか前向きに取り組めなかったとのこと。しかし、1992年に出演した日本石油(現・ENEOS)のテレビ CM「レーサー100」に注目が集まったことで、大沢たかおさんのもとに俳優としてのオファーが舞い込みました。テレビドラマ「君といた夏」「星の金貨」などの好演が話題を集め、一気に全国区にブレイクしていきました。

1966年に和歌山県で生まれた、広瀬香美さん。両親の仕事の都合で大阪や福岡などに転々としながら、5歳のころから本格的な音楽の英才教育がスタートしました。ピアノ、和声学、クラシック音楽の作曲法などを習い始め、練習をしなれければ夕食抜きにさせられてしまう厳しい教育方針のなか、広瀬香美さんは熱心に取り組んでいきます。また本人にとって作曲人生のピークは小・中学生のころであると公言しており、当時書いたメロディなどに現在も影響を受けているとのこと。

福岡女学院中学校・高等学校(音楽科)を卒業したあとは、国立音楽大学音楽学部作曲学科に進学した広瀬香美さん。大学在学中は学科のなかでも思うようにいかず、成績不振で悩んでいたある日、幼少期から培ってきた音楽経験や作曲になる夢を進路指導の先生から否定されてしまいました。落ち込んだ広瀬香美さんは、気分転換をかねて向かったロサンゼルスで見たマイケル・ジャクソン、マドンナなどのライブをきっかけにポップ・ミュージックに目覚めたそうです。

「これまで学んできたクラシックの理論をポップ・ミュージックに応用し、マイケル・ジャクソンに歌ってほしい」という新たな楽曲提供の夢を見つけた広瀬香美さんは、しだいにポップスの勉強に力を入れていきます。マイケル・ジャクソンのボイストレーナーに師事を仰ぎ、ロサンゼルスでのさまざまな出会いをきっかけに日本デビューにむけてのデモテープを制作。ビクターエンターテイメントからのデビューが決定し、1993年「ロマンスの神様」の大ヒットでブレイクしました。

デビュー当時から国内で徐々に人気を集めていた大沢たかおさんと、ロサンゼルスから帰国したあと国内で歌手活動をスタートさせたばかりの広瀬香美が出会ったきっかけは、とある映画作品でした。1995年に公開されるや否や全国でスキーブームを再来させることになった映画「ゲレンデがとけるほど恋したい。」に、主演出演と楽曲提供という形で大沢たかおさんと広瀬香美さんは出会ったのでした。

映画での出会いによって、大沢たかおさんのほうから広瀬香美さんに自然と惹かれていったとのこと。「自分に持っていないものを持っている」と感じた大沢たかおさんは、明るくて前向きな広瀬香美さんと結ばれるまでに、そこまで時間は要しませんでした。数年の交際期間を経て、1999年にめでたく結婚発表をしました。当時は大沢たかおさんが31歳、広瀬香美さんは33歳のときでした。すでに大人気シンガーの広瀬香美さんとの結婚は、一部で格差婚ともいわれていました。

しかし、そんな幸せな結婚生活は長くは続きませんでした。デビュー初期から数々の大ヒット曲を飛ばしていた広瀬香美さんは徐々に活動拠点をロサンゼルスにも置くようになり、大沢たかおさんも「世界の中心で、愛をさけぶ」などの大ヒット作に恵まれたことから多忙な毎日を送るようになったことで、一緒に過ごす時間がだんだんと減ってしまいます。その結果、7年間という短い結婚生活を経て、2006年には2人の協議の末に離婚を発表しました。

短い結婚生活の末に離婚となってしまった大沢たかおさんと広瀬香美さん。円満だった2人が離婚に進んでしまった理由には、いったいどのような背景があったのでしょうか。お互いに大人気の俳優、歌手に成長し活動していたことで、どのように関係が変化していったのでしょうか。本人たちの口から離婚に至った理由は語られていませんが、2人のファンのあいだでは、さまざまな理由がささやかれているようです。はたしてどのような理由が考えられているのか、調べてみました。

ここからは、大沢たかおさんと広瀬香美さんが離婚に至った背景について、考えられる理由をいくつかご紹介していきます。1つ目は、大沢たかおさんと広瀬香美さんがそれぞれの仕事で多忙を極めたことによって起こってしまった、すれ違い続きの生活です。大沢たかおさんは、2004年に公開された国民的大ヒット映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で青年期の主人公を務めました。その後、映画「解夏」「イントゥ・ザ・サン」に出演したことで、国内外から熱い注目を浴びました。

そのころの広瀬香美さんは、「幸せをつかみたい」「promise」などの数々のヒット曲を生み出したことで、「冬の女王」と呼ばれるようになっていました。また音楽の教育分野でも多大な貢献を果たしており、独自に開発したボーカルメソッドを用いたトレーニングやレッスンをおこなう「Do Dream(現・広瀬香美音楽学校)」を開講し、校長に就任。母校である福岡女学院大学でも客員教授として教鞭を執っており、こうした多忙による2人のすれ違いも必然といえましょう。

2つ目に考えられる大沢たかおさんと広瀬香美さんの離婚理由は、2人のあいだに子供がいなかったことです。数年の交際を経て1999年に結婚した大沢たかおさんと広瀬香美さんですが、その後1人も子供を授かることなく、2006年に離婚してしまいました。2人とも子供に対する苦手意識を語っていないことから、子供を育てることに抵抗はないと思えます。「子は鎹(かすがい)」という言葉のとおり、逆に子供がいないことで親密な関係を築く機会を失ったのではと考えられます。

大沢たかおさんと広瀬香美さんのあいだに子供ができなかったのは、先述した通り、おそらく2人とも多忙な生活を送っていたために時間的余裕が取れなかったことが考えられます。1999年の結婚後に、大沢たかおさんと広瀬香美さんともに自身の仕事で忙しい時期を送っていたため、2人で会う時間すらなかなか作れなかったように思えます。そのような生活リズムのズレを鑑み、現実的に子供を育てることは難しいと考えた結果、子供をつくらなかったのではと考えられています。

つぎに考えられる理由は、大沢たかおさんと広瀬香美さんの結婚生活に生じたマンネリから、2人がなかなか抜け出せなかったからでは、と考えられています。1999年に結婚するまえに数年間の交際時期があったため、出会いから別れまでの期間を含めると約10年近く一緒にいたと考えられます。さすがに、その期間ずっとお互いに好意を保ち続けることはかなり難しいことであり、そのことは2人にとっても決して例外ではありませんでした。

大沢たかおさんと広瀬香美さんは1999年に結婚してから、お互いに自身の仕事で多忙な生活を送るようになったことで、次第にすれ違いが生じていったとされています。そのような生活リズムのズレを整えないまま長期間経てば、結婚生活にマンネリが生じてしまうのは、ある意味しょうがないことでしょう。マンネリ時期を越えてこそ、密度の濃い夫婦関係になれるきっかけになり得ますが、大沢たかおさんと広瀬香美さんは越えることなく、やがて離婚してしまったと考えられます。

3つ目に考えられる大沢たかおさんと広瀬香美さんの離婚理由に、宗教問題が噂されています。大沢たかおさんもしくは広瀬香美さんが創価学会の会員であるとの噂が立っており、それにまつわるトラブルが離婚の理由とされています。信仰のズレによって2人の性格や考え方に摩擦が起こってしまい、結果的に精神的な距離感が生まれたのではと感じさせます。

しかし、こちらの説には明確なソースや本人たちの公言がないことから、かなり信ぴょう性に欠ける理由といえます。創価学会といえば、芸能人のあいだでも多数の入信者がいることでも知られています。それによるトラブルも過去にあることから、奇しくも今回の離婚理由のひとつに結びつけられてしまったのではと考えられます。

最後に考えられている離婚の理由に、大沢たかおさんと広瀬香美さんが抱えていたLGBT問題を隠すために偽装結婚したと噂されていることです。どうやら大沢たかおさんが本当はゲイであり、広瀬香美さんはレズビアンであると一部のあいだでささやかれていたようです。しかしこちらも現在では全くのガセネタとされています。このような噂が立つ背景にはなにがあったのでしょうか。

その背景とは、とあるバラエティ番組に出演した大沢たかおさんがきっかけのようです。そのときの大沢たかおさんが、おネエのような仕草をやけに繰り返したことで、誤解する視聴者が少なからずいたようです。ほかの共演者に対するスキンシップの仕方も通常よりもややオーバー気味で映ったとのことで、大沢たかおさんはもしかしたら同性愛者なのでは？という声があがったようです。しかし先述のとおり、現在では全くのガセネタとされています。

そのようにさまざまな離婚理由を世間からかきたてられながらも、現在も第一線で精力的に俳優活動に励む大沢たかおさん。広瀬香美さんと離婚したあとの大沢たかおさんは、その後どのような活躍を見せてきたのでしょうか。転機となったのは、2009年のことでした。長らく映画出演を中心に俳優活動を続けてきた大沢たかおさんですが、多くの縁に恵まれたことで、およそ8年ぶりにドラマ主演を果たすこととなりました。それが、大ヒットドラマ「JIN-仁-」でした。

2009年から全2期にわたってTBSで放送された医療ドラマ「JIN-仁-」で、現代から江戸幕末にタイムスリップした脳外科医・南方仁を演じました。まっすぐな性格と温厚な雰囲気をもった真面目な脳外科医を好演したことで、シリーズを通して最高視聴率25%を記録した国民的大ヒットのドラマ作品となりました。2000年に入ってからテレビドラマになかなか出演していないことから、大沢たかおさんにとって今作はキャリア屈指の代表作となりました。

広瀬香美さんと離婚した大沢たかおさんは現在も独身であることから、これまでさまざまな熱愛報道がなされました。気になるその相手とは、先述した「JIN-仁-」で長年共演をしていた綾瀬はるかさんです。ドラマ共演をきっかけに急速に仲を縮めたとのことで、写真週刊誌には大沢たかおさんの自宅に通う綾瀬はるかさんの姿が目撃されました。特に、当時の綾瀬はるかは売り出し中の女優であったため、事務所の圧力によって2人の関係は密かに終息してしまっていたようです。

その後も、写真週刊誌を通してたびたび熱愛報道がなされていきます。2013年には一般女性とマネージャー同伴で鉄板焼きデート、2014年は別の女性とラグビー観戦、2015年にはももクロの佐々木彩夏さん似の一般人女性とお忍び焼肉デート、その後も同じ一般女性と2016年に銀座でのデートが報じられてしまいました。大沢たかおさんは、自身のTwitterで「皆様がご心配されているようなことはございません」とコメントし、一般女性との交際を否定しています。

一方、大沢たかおさんと離婚したあとの広瀬香美さんは、ロサンゼルスに在住しているサラリーマンとすでに結婚をしていました。大沢たかおさんと離婚したおよそ2年後の2008年に結婚しており、付き合った経緯や理由などは現在も明かされていないそうです。相手の年齢は1歳上のサラリーマンとされており、現在も一般企業に務めているとのこと。

なぜロサンゼルス在住の男性と知り合い結婚できたのかは、広瀬香美さん自身もロサンゼルスに拠点をおいて活動しているからと思われます。2000年代に入ってからは、国内の音楽活動だけに留まらず海外にも拠点を置くようになりました。デビュー前からロサンゼルスと縁があったことから、日米の文化的な交流の手助けができるよう、音楽を通してカルチャーレベルで深く繋げる活動をしているとのこと。現在の結婚相手とは、このような活動のなかで出会ったと考えられます。

大沢たかおさんと離婚したあとは、歳上との結婚だけでなく所属事務所との問題も起こっているようです。騒動が起こったのは2018年5月末のこと。広瀬香美さんは、長らく所属していた株式会社オフィスサーティーとのマネジメント契約を終了し、新しく設立したいう所属事務所Muse Endeavor inc.に移籍したことを発表しました。円満に独立できるかと思われた矢先、オフィスサーティー側から「一方的かつ無断で移籍を発表された」と公表しました。

詳細によると、広瀬香美さんは自身が新しく設立した事務所に移籍したあとに、元の事務所に報告をしたようです。通常なら逆の順序で報告すべきところでしたが、今回の件によって元の事務所は広瀬香美さんに強い不信感を抱きました。結果として、2018年5月31日付で広瀬香美名義のアーティスト活動の休止を決定したことを、広瀬香美さんのオフィシャルサイトおよび事務所公式ホームページにて発表しました。現在は協議中と思われますが、波乱の日々を過ごしているようです。

以上で、大沢たかおさんと広瀬香美さんの結婚の馴れ初めから離婚に至った理由、子供の存在などをご紹介していきました。現在も国内外で活躍の幅を広げている大沢たかおさんですが、かつては広瀬香美さんと短い結婚生活ののちに離婚していたことがわかりました。俳優、ナレーター、声優として国民的人気を誇り、上記の画像のように、2018年6月から3ヶ月にわたってロンドンで渡辺謙さんと舞台共演しているとのこと。

一方、事務所問題で揺れつつも現在の旦那さんとともに充実した毎日を送っている広瀬香美さん。ロサンゼルスと東京を行き来する生活を送りながら、歌手活動だけでなく作詞作曲や音楽監督など、さまざまなプロデュース・ワークを行っています。またボイストレーナーとしても、自身が設立した音楽学校で校長を務めており、次世代の才能を育成する立場にあります。離婚後の2人の活躍に、今後もぜひ注目してみてはいかがでしょうか。