スーツで結婚式へ出かけることは、当たり前のマナー。晴れの場でメンズとして目立ちすぎずなおかつ存在感を見せるためには、できるだけおしゃれな着こなしをしたいところです。結婚式でスーツを着るにあたり、わきまえておきたいポイントをお伝えしましょう!

スーツを結婚式で着る!マナーを守っておしゃれに着こなし【メンズ】

目次

  1. 結婚式に服装のマナーが存在している理由
  2. ゲストだから何でも良い?メンズたちのスーツ事情
  3. 着て行くスーツはどのくらいの値段が良いの?結婚式だから失礼がないように
  4. ブランドにはこだわるべき?結婚式で着るスーツ
  5. あまり着る機会がない…結婚式にレンタルのスーツってアリ?
  6. 気になるスーツの色!結婚式にグレーやネイビーでも大丈夫?
  7. 大事なポイント!結婚式のスーツに合わせるネクタイ
  8. 結婚式におすすめ!スーツのおしゃれな着こなし
  9. 結婚式の二次会ではスーツスタイルを変えるべき?
  10. お祝いの気持ちを服装に込めて

結婚式に服装のマナーが存在している理由

結婚式は、結婚する新郎新婦にとって人生最高となる晴れの舞台。結婚式の招待状が届いて「カジュアルな服装で来てください」と書かれていても、やはりメンズはスーツスタイルで出かけることが定番のマナーです。

仮に結婚式を行う二人が堅苦しいことを好んでいないとしても、大体の場合で結婚式はマナーが必要とされるフォーマルな場となります。職場の上司なども結婚式には招かれますから、最低でもマナーに反しないスーツで出かけることが礼儀になるのです。

もしもおしゃれな着こなしを見せたいからといってマナーを無視した服装で参加すると、せっかく結婚式に招待してくれた友達や同僚が交友関係を疑われてしまうことにもなりかねません。明確に指定されていなくても結婚式における「暗黙のマナー」という意味でドレスコードはあり、メンズはまずスーツありきです。

ゲストだから何でも良い?メンズたちのスーツ事情

何となく結婚式であればメンズの服装はスーツだろうと理解していても、こまかくどのようなスーツスタイルが良いかとなるとなかなかわかりにくいもの。「とりあえず」と適当なスーツを身につけて行くと、せっかくの結婚式で雰囲気を壊してしまうかもしれません。

少なくとも、メンズのゲストが主役である新郎新婦よりも目立つスーツを着ていることは結婚式におけるマナー違反です。たとえば柄ひとつをとってもスーツだけでなくシャツや靴に至るまで、結婚式という祝いの場にふさわしいものがあります。結婚式が華やかな場であるからといって、とにかく派手にすれば良いというものではありません。

かつての結婚式は現在よりもはるかに格式高いものであり、和装ないし礼服でなければいけないということもありました。昨今の結婚式はカジュアル化が進んではいるものの、それでもメンズとしてわきまえなければならないポイントが多々あります。

着て行くスーツはどのくらいの値段が良いの?結婚式だから失礼がないように

若いうちであればまだしも、ある程度の年齢になって結婚式に着て行くスーツをおしゃれに着こなしていなければ自分にも結婚式のホストにとっても恥ずかしいことになってしまいます。とにかく結婚式で失礼がないようにすることを最優先とするならば、スーツは礼服をチョイスすることが鉄板。

結婚式で着るスーツは「普段着」のスーツと別物ですから、値段は5万円前後のものが無難でしょう。お店については、量販店で売っているものであっても問題ありません。

ちなみに結婚式という冠婚葬祭の場だからと「黒」を意識することは、正解。だからと言って黒のビジネススーツを選択すると、実は結婚式の服装として「理想形」の礼服よりも色合いが浅くなっています。金銭的に難しいとなればやむを得ないのですが、結婚式のベストチョイスではありません。

ブランドにはこだわるべき?結婚式で着るスーツ

結婚式で有名ブランドのスーツを着ていれば、やはりおしゃれアイテムとして注目は集まります。ただ、着こなしさえしっかりしていればスーツのブランドにこだわらなくても結婚式のマナー違反にはなりません。

ファストファッションが流行している昨今、結婚式に適した高額なフォーマルスーツになかなか手が出ないという人も多くなっています。そこでスーツブランドの側でも無理なく結婚式に着て行くことができるようジャケットとスラックス、シャツもセットにして少し安価なワンプライスで販売している例が増えてきました。

こういった製品はもちろん結婚式などで着用するにふさわしいものとして準備されていますから、必ずしもブランドありきで考える必要はありません。あくまでも体型へのフィットを第一に考え、若いうちの結婚式ではシングルのスリムなスタイルを意識しましょう。ミドルエイジになると、ダブルのスタイルが結婚式の空気感にも見合うようになります。

あまり着る機会がない…結婚式にレンタルのスーツってアリ?

よく体型が変わる人などですと、せっかく結婚式用のスーツを買っても次に結婚式の招待状が届いたときにはすでに入らないといったことがあるもの。無理に手持ちのスーツを着て行って、ボタンが飛んでしまわないか気にしてばかりいては結婚式を楽しむこともできません。

急な結婚式に計画的なダイエットも間に合わないとなれば、スーツをレンタルすることもひとつの選択肢です。レンタルサービスではスーツ本体だけでなく、結婚式にトータルコーディネートすることのできるシャツや靴なども合わせたセットもあってありがたいものになっています。

実店舗のあるサービスであればあらかじめ試着することができますから、結婚式当日になってサイズが合わないと心配することもありません。インターネット上から注文することのできる便利なサービスもあり、これは結婚式へ突然行くことになったというときには助かるのですが自分のサイズを正確に把握していなければなりません。

気になるスーツの色!結婚式にグレーやネイビーでも大丈夫?

何度か黒のスーツで結婚式に参加していて、慣れてくるともう少しおしゃれしてみたいという希望も出てくるでしょう。結婚式に着て行ってもマナー違反にならないスーツの色は、基本的にダーク系。あまりスーツの色が派手すぎると、結婚式の場で浮いた印象になってしまいます。

具体的にはグレーやネイビーのスーツで、明るすぎない色味のものを選べば結婚式にそぐわないことはありません。グレーであれば、ネクタイやポケットチーフを少し明るめにすると結婚式という場でも浮ついた感じがなくそれでいて足に地が着いた落ち着きを演出することができます。

ネイビーはそれ自体が濃い目の色ですから、中で合わせるシャツを薄い色にしてバランスを取ると結婚式にふさわしい上品さに。いずれにしても、結婚式では清潔感のあるスタイルでなければいけません。

大事なポイント!結婚式のスーツに合わせるネクタイ

結婚式のファッションで人々の目が行くところは、スーツだけではありません。スーツと合わせるネクタイにも結婚式に合う、合わないというものがあるのです。

ベーシックな黒のスーツを結婚式で着用する際には、ネクタイを白で合わせることがスタンダード。ただ最近のメンズの間では、結婚式であってももっとおしゃれなネクタイをスーツに合わせたいと望む傾向が見られています。

マナーとしては結婚式の最初から参加するのであれば、基本的に淡いブルーやピンクなどといったパステル系の色合いでネクタイを合わせることが良しとされています。年配の人も多い結婚式であれば、柄は避けて無地のものにすると良いでしょう。結婚式でも披露宴から参加する場合については、より原色系の派手なネクタイにしても大丈夫です。

結婚式におすすめ!スーツのおしゃれな着こなし

結婚式のスーツスタイルに関してはベーシックな着こなし、個性を出したい着こなしのいずれでもおしゃれを追求することができます。結婚式の定番、黒いスーツに対してはネクタイピンのシルバーや胸ポケットにつけるポケットチーフをアクセントとして個性を出しましょう。

スーツの中にベストを加えるだけでも、結婚式のテーブルで座っている際にスーツのボタンを外しているときの印象が華やかになります。また、最近は結婚式ということで普段は使わない蝶ネクタイに挑戦する人も。一般的なネクタイと比べ、水玉などの柄であっても違和感なく結婚式の場になじませることができます。

そのほか着こなしは難しくなりますが、アスコットタイでも結婚式場では注目を集めるかもしれません。基本的に結婚式では、全体的に細身のスタイルを意識してまとめることがポイントです。

結婚式の二次会ではスーツスタイルを変えるべき?

同じ結婚式でも、二次会になるとスーツスタイルに対する意識は少し変わります。実は結婚式そのものと違い、二次会で着用する服装について明確に決められているものはありません。

あらかじめ会場がどのような場所であるかを確認して、そのグレードに合わせて「結婚式スタイル」のベースを踏まえたスーツ姿を意識するようにしましょう。もしも居酒屋やレストランのような場所であっても、結婚式の延長線上となるお祝いの席であることに違いはありません。

基本的なスーツスタイルにはあまり手を加えず、小物の部分を中心にアレンジして結婚式の二次会ファッションをつくりあげていきます。選択肢の幅は広がり、ストライプ柄などを取り入れても結婚式のスタイルとして合わないということはありません。よりカジュアルな場所であれば結婚式とはいえ、スリーピースではなくデニムを着用することが許容されるケースもあります。

お祝いの気持ちを服装に込めて

結婚式という場は、あくまで招待してくれた人たちをお祝いするためのもの。ですからとりあえず招待を受けたから参加するという姿勢で服装に対して無頓着すぎることも、逆に張り切りすぎて目立ちすぎることも望ましくありません。

付き合いがあるホストに対して、お祝いの気持ちを服装にも込めることが何よりも大切です。大前提となるマナーはしっかり守った上で、あとは気持ちの余裕がある範囲でおしゃれな着こなしを追求するといったように遊び心を加える程度が良いでしょう。

無理して背伸びをする必要は、まったくありません。一生懸命に考えて、身の丈にあったコーディネートでおしゃれをすれば十分です。晴れの舞台をお祝いする一員となることができたことに感謝して、幸せのおすそわけをいただいたいものですね!


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