世界的にも知名度があり、巨匠の階段を登りつつある指揮者・佐渡裕は、指揮者としてかけだしのころ離婚経験があります。佐渡裕はその後、別の女性と結婚していますが、最初の嫁とはどのような理由で離婚することになったのでしょうか?巷では彼の離婚理由の説明がおかしいと評判なので、ここではどのような状況でなぜ彼が離婚を決意したのかなど、あまり語られることのない私生活についても説明していきます。

指揮者佐渡裕の離婚理由が話題!元妻や再婚相手・子供はどんな人?

目次

  1. 数少ない知名度のある指揮者・佐渡裕
  2. 佐渡裕プロフィール
  3. 佐渡裕は「バーンスタイン最後の弟子」
  4. 指揮者としての輝かしい経歴
  5. 佐渡裕最初の結婚と離婚
  6. 驚くべき離婚の理由
  7. 離婚することになった佐渡裕の事情
  8. 佐渡裕再婚
  9. 佐渡裕の再婚には批判の声も
  10. 現在の佐渡裕は指揮業にまい進
  11. 結婚・離婚・再婚も佐渡裕にとっては芸の肥やし

数少ない知名度のある指揮者・佐渡裕

佐渡裕さんは2015年までの7年間、テレビ朝日系列の『題名のない音楽会』の司会を担当していたため、それほどクラシック音楽に詳しくない人たちにも知られている指揮者です。師匠レナード・バーンスタインから学んだと思われる情熱的な指揮ぶりは、クラシック音楽を見る楽しみも私達に与えてくれるものです。それでは佐渡裕さんはどのような経歴の持ち主なのか、まず振り返ることにしましょう。

佐渡裕プロフィール

本名: 佐渡裕(さどゆたか)
誕生日: 1961年5月13日
出身地: 京都府京都市
学歴: 京都市立芸術大学音楽学部フルート科
職業: 指揮者
身長: 187cm

佐渡裕さんは京都市立堀川高等学校音楽課程を卒業後、西日本のクラシック音楽の名門京都市立芸術大学の音楽学部フルート科に入学し同科を卒業します。指揮を始めたのは大学在学中のときでした。

佐渡裕さんは京都の太秦出身です。小さいころはよく映画村にも遊びに行きました。お父さんは数学の先生で、お母さんはピアノの先生でした。お母さんの影響で、物心がついたときにはすでにピアノを弾いていたそうです。小さいころから音楽が大好きな少年でした。

小学校のころはたて笛が得意で仲間のあいだでも評判だったそうです。耳で聞いて覚えた『タイガーマスク』は今でも縦笛で演奏します。佐渡さんはこの曲を演奏するのに、器用に2本の縦笛を同時に操ります。

佐渡裕さんの指揮者としての経歴は大学在学中に始まります。最初は学生のブラスバンドやママさんコーラスの指揮しました。当時は、「日本一のママさんコーラス指揮者になりたいと思っていた」と2016年のテレビ番組『さんまのまんま』で語っています。

佐渡裕は「バーンスタイン最後の弟子」

大学卒業後もブラスバンドの指揮を中心に指揮の勉強を続けていた佐渡裕さんは、アメリカで毎年夏に開催されるタングルウッド音楽祭に参加する機会を得ます。この音楽祭で世界的な指揮者だった小澤征爾さんとレナード・バーンスタインさんに出会い、能力を認められます。巨匠2人の後押しでウィーンに行くことになりました。ウィーンではバーンスタインさんの付き人として、指揮法を学びます。

佐渡裕さんによれば、音楽はもちろん、人が好きでなければ指揮者は務まらないそうです。そしてそのことを教えてくれたのは師匠バーンスタインさんだったそうです。後に佐渡さんはそう回想しています。

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指揮者としての輝かしい経歴

佐渡裕さんは1989年にフランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し注目を浴びました。このコンクールでは、ちょうど30年前に小澤征爾さんが優勝しています。その後国内外のオーケストラで指揮をした佐渡裕さんは2011年、ついにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演で指揮をすることになりました。これも日本人としては小澤征爾さん以来のことです。

実は小学校のときの文集で、佐渡裕さんは「ベルリン・フィルの指揮者になりたい」と書いていました。子供の頃の夢を50歳でついに叶えたのです。

佐渡裕最初の結婚と離婚

佐渡裕さんはウィーンに渡ってから結婚しています。いつ結婚したのか、嫁が誰であるのかについて、佐渡裕さんは一切公表していません。

1993年の離婚の評判

佐渡裕さんは1993年に離婚しています。当時佐渡さん夫婦に子供はいませんでしたが、嫁のお腹の中には第一子がいました。このタイミングで離婚するのはあまりに酷すぎるというのが外野の人間からの評判です。

たとえ音楽のことで頭がいっぱいだったとしても、離婚は人生の一大事です。佐渡さんが簡単に離婚したとは思えません。いったい何があったのでしょうか?

驚くべき離婚の理由

指揮者としてのキャリアが始まって忙しくなっていた佐渡裕さんには心の余裕がありませんでした。音楽に取り組む毎日は大変なものでしたが、同時に彼にとっては楽しい日々だったのです。音楽だけに集中する人生を送りたいと改めて願うようになった佐渡裕さんは嫁に離婚を申し出ます。

離婚したいと電話した

「もっとわがままに生きたい」と電話で嫁に伝えたところ、意外にも嫁は「裕ちゃんは、それができる人」と応援してくれたといいます。しかし、彼女もそのあと離婚を切り出されるとは思いもよらなかったでしょう。嫁がその申し出にどう応じたのかについては、佐渡裕さんは語っていませんが、結論としては離婚しました。佐渡裕さんが32歳のことでした。

離婚することになった佐渡裕の事情

この離婚については評判がよくない佐渡裕さんですが、彼なりの事情があったようです。嫁とウィーンに滞在していた佐渡裕さんは、異国の地に住む不安もありました。そしてそれよりも彼の心を支配していたのは仕事上の不安でした。結局、仕事と家庭を両立させることができず、まず自分の仕事を成功させたいという気になったのでしょう。彼は後に、あるインタビューの中で、自分自身を見失っていたことを認めています。

離婚に関する佐渡裕の反省の弁

音楽家としての経歴を優先して自分勝手にやりたいのであれば、始めから結婚すべきではなかったと佐渡裕さんも後に自己批判しています。

佐渡裕再婚

仕事にまい進することを選んだのが功を奏したのか、佐渡裕さんは着実に自身の価値を高めていきました。新日本フィルハーモニーの指揮者を努め、パリのコンセール・ラムルーというオーケストラの主席指揮者の地位につくなど、立派な経歴を築いていきます。

離婚後の佐渡裕

このようにキャリアを積んでから、佐渡裕さんは再婚します。2014年に『徹子の部屋』に出演した際に、再婚して4歳になる子供がいることを告白しました。子供の誕生日前後に結婚したとすれば、2010年ころ、佐渡裕さんが49歳のころに再婚したことになります。再婚相手の嫁が誰なのかは公表されていませんが、佐渡さんによれば日本人女性です。

当時4歳の子供は女の子で、名前は「公子ちゃん」であることを語っています。2016年の『さんまのまんま』にゲストで出演した佐渡裕さんは、公子ちゃんがピアノを始めたことを話しています。ただし、特に音楽家になってほしいとは思っていないとのことです。

佐渡裕の再婚には批判の声も

なぜ元の奥さんとヨリを戻さなかったのかという批判の声も聞かれます。最初の結婚で子供がいたのに、考えようによっては佐渡さんのわがままで離婚したわけですから、この再婚は自分勝手ではないかというものです。たしかに佐渡さんは離婚を期に音楽家としての経歴を積んで、また再び家庭を求めたわけですから、その批判が当たらないとも言えません。

しかし、元の嫁との関係について、外部の人間が彼を批判するのは適当ではないでしょう。離婚したあと、佐渡裕さんが前の奥さんとのあいだの子供のために養育費を支払っていたのかどうかはわかりませんが、ある程度収入が増えてからはおそらく養育費を払っているでしょう。また、前妻が佐渡裕さんとの復縁を望んでいたかどうかについては誰も知りません。夫婦のあいだにあったことは、第三者にはわからないものです。

現在の佐渡裕は指揮業にまい進

21世紀に入ってから佐渡裕さんは着実に経歴を積んでいます。2015年にはウィーンを本拠地にするトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任しています。このオーケストラは下の動画でもわかるように、ウィーン楽友協会ホールで演奏します。ウィーン楽友協会ホールはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が本拠地として演奏する会場です。ニューイヤー・コンサートでお馴染みの音楽ホールです。

佐渡さんは、また1999年から毎年年末に開催される「サントリー10000人の第9」の指揮者としても有名です。1万人以上の音楽愛好家がベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」の合唱部を歌います。評判が評判を呼んで、毎年参加者希望者が増加中です。演奏会場は大阪城ホールです。

1万人が合唱のため立ち上がるだけでも鳥肌が立つほどだと佐渡裕さんは語っています。音楽の楽しさを伝えたいとする佐渡さんの熱意が伝わる仕事です。

結婚・離婚・再婚も佐渡裕にとっては芸の肥やし

佐渡裕さんは最初の結婚と離婚について、あまり具体的な話はしていません。おそらくはそれが理由で、嫁が妊娠中に離婚するなんて酷いという評判につながっているのでしょう。しかし、彼には彼なりの事情があったはずです。また彼がどのような償いをしたのか私達は知りません。それを知らずに批判することは、ここではやめておきましょう。

ただ、一つだけはっきりしているのは、彼が離婚をして音楽漬けになったことで今の経歴を形成することができたということです。その点で佐渡裕さんは人生の賭けに勝った芸術家であるといっていいのかもしれません。

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